見出し画像

働かないことにコストをかけられるか?

働かずに生きるためには何かかしらのコストがかかります。
例えば投資家になって会社などに所属せずに生きるにしても金というコストを投資し続けなければいけません。
経営者になり労働をしない側になっても、人を雇ったり、店舗の家賃などを支払い続けなければいけません(店舗を持つかどうかはビジネスモデルにもよりますが)。
出費を最大限に減らしてゆるく生きていくにしても、「ほしいものを我慢する」というコストをかけなければ生活を維持することはできないでしょう。
このように働かずに生きるためにはコストがかかるのです。

もっと言うと、「働かない生き方」にたどり着くためにコストがかかります。
経営者や投資家になるにしても、最初からうまくいくことはなく、失敗したり成功したりと紆余曲折を経て、なんとか働かずに収入を得ることができるようになる。
FIREを達成するにしても一定期間働かなければいけないので、時間のコストがかかる。

という感じに、絶えずコストを支払い続けなければ働かない生き方を実現させることは難しいのです。
まあ、働かない生き方に限らず人生全般コストがかかりますが、一見コストをかけなくてもいいように思われることに対しても、時間なり金なりの対価を支払わなければいけないのです。

そういう意味では日本人の多くはコストをかけなさすぎるように思います。
というのも、失敗するのは嫌、最短距離でゴールにたどり着きたい、金はかけたくないという人が多く、にもかかわらず「FIREを達成して働かずに生きていきたい!」みたいな人が多いんですよね。

何も失敗せず最短距離でゴールに到達する方法なんてたぶんないでしょうし、あったとしても、土台を築いていないのですぐに急下降するように思います。

働きたくなければ、相応のコストを支払わなければいけません。
不労所得を得るには金を支払い続けなければいけませんし、出費を最小限に抑えて労働を極力しない生き方をするにしても、「ほしいものを我慢する越コスト」を支払い続ける必要がある。
何かを犠牲にすることなしに、自分の望みを達成するのは不可能なのです。


この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?