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お金で留学諦めるくらいならドイツ大学院においでよ!🦥

はじめに

こんにちは、「ぺんぎぃぃぃぃぬ」ともうします。

日本の田舎の生まれ育ちで、社会人経験の後現在はドイツの大学院で心理言語学・応用言語学を学んでいます。

この記事は、こんな方向けです!

  • 留学をしたいけれど経済的に英語圏の大学や大学院はちょっとハードルが高すぎる…

  • 留学したいけれど親にお金を出してと頼れない…

この記事が伝えたいことを一言で言うと、
「ドイツの大学・大学院はほとんどの州で学費ほぼ無料だよ〜ん」
「英語圏と同等、それ以上の研究レベルの大学もドイツは多いよ〜ん」
「英語で学べるコースがめっちゃ多いよ〜」
です。

ボク自身は国費留学でアメリカに留学したこともあり、且つ現在所属しているドイツ大学院に実際出願する前に文字通り「なめまわすように」いろいろな国の大学院のコースを調べまくっていました。

そういった背景から、この記事ではドイツの大学院の魅力、実際にドイツ大学・大学院の探し方もご紹介します。


ドイツ大学院の魅力

1. ほとんどの州の大学・大学院の学費がほぼ無料

そうです。安いんです、学費。

ボクが住んでいるドイツ南部のバーデン=ヴュルテンベルク州など一部を除くと基本的にドイツの大学・大学院の学費は無料orほぼ無料です。

ほぼ無料、と言うのはセメスターごとに若干のセメスター料金(日本円で5万円とか?)がかかる場合もあると言うことです。ただ、州によってはこのセメスター料金のなかに無料の電車、バスチケットなどが含まれる場合もあるのでほぼ無料と書きました。

ボクは「学費を払わないといけない州」の大学院に通っていますが、それでも年間の学費は日本円で40万円ほどですので、日本の国公立大学かそれよりも安い金額です。

2. 研究レベルも高いよ!

ドイツの大学はいわゆる国公立の大学が多いです。

且つ日本の大学のような「大学ごとのレベルの差」があまりないのも大きな特徴です。日本では一流大学、Fラン大学と言う感じで学生の学力レベルや、大学ごとの研究レベルなどに大きな差がありますがドイツではあまり感じません。

例えば以下のTIMESの世界大学ランキングではトップ50校のなかにドイツの大学は3校入っています。日本からは東京大学の1校だけです。

「いやいや、アメリカとかイギリスの方がたくさん入っているよ?!」と思った方もいるかと思いますが、ここにいるアメリカやイギリスの大学は学生からすさまじい(個人的には高すぎると思う)学費をぶんどって、それに加えて卒業生からの多額の出資、宗教系の大学ならその方面からの補助金などを最大限投資しているという事実があります。

一方ドイツの大学はそれらの大学に比べると「ミニマルな予算で、純粋にアカデミック分野でシンプルにがんばるぴょん!」っていう感じです。その結果英語圏の大学たちに劣っていないのはかなり評価できると思います。

実際、ボクがアメリカに留学した際はいわゆるアイビーリーグの次に続くレベルのカトリック系のエリート大学に所属していました。
大学の設備は半端なくかっこいいし、教育のレベルも高いけれど、本当にアメリカの中のトップ1%に該当する「学力とお金」or「学力とスポーツ」or「学力と人種的なマイノリティ」のどれかを持っている限られた人間しかいませんでした。

ドイツの大学では「どの大学か」よりも「何を学んでいるのか」の方が重視されます、なぜなら各大学の学力レベルにそれほど大きな差がないからです。しかも、学費はほぼ無料。

ドイツの大学・大学院は「学費と研究レベルを同時に考えると最強」だと思います。

3. 物価と治安も比較的良い

アメリカ批判のようになってしまいますが、ボク個人としてはアメリカは物価の上昇スピードも高いですし、銃社会で治安も心配です。

当時ボクがアメリカに住んでいた際も頻繁にケータイにAmber Alert(誘拐などの犯罪が発生した際に送られてくるポップアップメッセージ)が送られてきました。それに加えて、ちょいちょい発砲、乱射事件が起きました。

例えば、アメリカに留学してすぐの頃、家から歩いて1キロくらいのところにフィルムカメラの現像をしにきました。1キロくらいなのでお散歩がてら歩いて行きましたが、その翌週当時の上司(アメリカの大学でちょっと働いていた)から「本当に2度と歩くのはやめて。あそこのカメラ屋さんの近くで先日、銃の乱射事件があった。」と言われました。

普通に危なすぎます。お散歩好きなボクとしては息苦しすぎました。笑

ドイツは銃社会ではありません。もちろん、ヨーロッパで陸続きなのでイタリアのマフィアから銃が流れているとか聞いたことはありますが、普段の生活では街中を歩くことは問題ないです。治安はアメリカより全然良いです。
もちろん、深夜に女性や子供一人で歩くのは危険ですが、比較的日本と同じような感覚で生活できます。

治安に加えて、物価も思ったよりは良いです。当然円ユーロの為替で苦しむことはありますが、実際にこちらで生活するとスーパーなどの食材はべらぼうに高いと言うわけではないので自炊すれば全然問題ないです。

4. privateの給付型奨学金も充実

ボクがアメリカに留学した際は給付型の奨学金なしでは留学できませんでした。

必死こいてフルブライト奨学金という有名な奨学金のプログラムに合格し、なんとかアメリカに留学することができました。

ドイツの場合はそもそも学費が高くないので大型な奨学金制度は英語圏の大学、大学院への進学に比べると少ない印象はあります。
ただ、その一方で小型のprivateの給付型奨学金制度が結構存在しています。

ボク自身はこれまで2つの給付型奨学金をゲットしていて、現在は月8万円ほどをある奨学金の財団からいただいて学んでいます。

ドイツでは正規留学生の場合はアルバイトもできます。これらを合わせれば全然生活はできます。

5. どうせなら第二外国語も習得したくないですか?

ボクが応用言語学・心理言語学専攻で言語に興味があるからかもしれませんが、ボク個人としては日本語、英語以外にも使える外国語を増やしたいと考えていました。

ドイツ語はヨーロッパではドイツ以外の国でも話されており、かつ個人的にはボクの厨二心をくすぐる発音や字面から魅力的に感じていました。

ドイツは現在もヨーロッパでの経済の中心です。ドイツ語の習得は個人的にはすごく魅力的でした。

ドイツに留学することでドイツ語の習得に取り組むことができるかもしれませんよ!

6. 英語で開講しているコースが充実している

「学費も基本無料、いいなと思うけれど、ドイツ語できないとダメなんでしょ?」と思った方、いいえ、英語で開講している大学・大学院のコースもかなり充実しています。

もちろん、ドイツ語で開講しているコースもあります。

以下で紹介しているウェブサイトでは実際にドイツの大学・大学院のコースを簡単に調べることができますが、「基本的に全て英語で開講しているコース」が調べられます!


ドイツ大学・大学院の探し方

ここまでドイツの大学・大学院の魅力をボクの実際の経験から書いてきました。どうでしょう?少しドイツの大学・大学院も検討しようかなと思った方、実際にどうやってドイツの大学・大学院を調べるかを紹介します。

実は、ドイツの大学・大学院を調べられるポータルサイトがある!

以下のウェブサイトで、条件(学問、学費、場所etc)を入れてソートするといくつか大学・大学院、およびコースが見られますよ!

ちなみにこのサイト以外に載っていないドイツの大学・大学院も多いです。このサイト以外にもご自身でググりまくることをお勧めします。

それ以外にあなたが現在興味のある分野の論文を読んで、その著者からドイツの大学・大学院を探すなんて言う方法も良いと思います。


「ドイツ大学院から合格の可能性ゼロ」といわれたのに合格した出願戦略

ボク自身実はドイツ大学院への進学を決めてすぐの頃、いくつかのドイツ大学院から直接「お前に合格の可能性はない」とバッサリいわれた経験があります。

でも、現在は第一希望の大学院に合格し、成績も割と良く、ほとんどの単位を取り、残りは修士論文、という段階まできています。

当時は西武池袋線で通勤していたのですが、電車の中でそのメールを見て、思わず「F@ck sake!」といってしまったほどです。

あなたが実際ドイツ大学・大学院への出願をする際にはボクの実体験、出願戦略がお役に立つかもしれません。
もしご興味があればよければ読んでみてください!



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