【連載小説】「心の雛」第三話
(第一話はこちらから)
https://note.com/pekomogu/n/ne7057318d519
※この小説は、創作大賞2024「ファンタジー小説部門」応募作品です。
(本文 第三話 1,438字)
あっという間におやつの時間が終わってしまった。幸せな時間というものは何とも儚いものである。私は魔法で食べ終わったお皿たちを台所の流しに移動した。
人差し指に意識を集中させ、浮き上がったことを確認したら指をスイっと移動したい場所へ向ける。僅かにお皿たちの周りが光