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株式投資手法 2023年Version

皆さん、こんにちは。
私が普段行っている投資手法をご紹介したいと思います。株式投資は許容できるリスク、資金量、自身の性格等によってスタイルは変わってきます。
今回は2023年現在の私の投資手法を記載しておりますので、興味を持っていただいた方の投資戦略の一助になればと思います。

1.まずは森を見よう

①景気サイクル・現在位置を把握

景気には波があり、良い時(好景気)、悪い時(不景気)を繰り返しながら経済は成長します。この波を景気サイクルと呼びます。
景気サイクルは大きく回復、好況、後退、不況という4つのステージに分かれ、順番に訪れます。景気の回復期や好況期は消費者がたくさんモノを買うようになり、企業の売り上げも増え、株価もあがります。逆に景気の後退期や不況期には企業の売り上げや利益とともに株価は下がります。

それでは2023年の日本経済は景気サイクルのどの地点にいるのでしょうか?いろいろな指標や判断材料があると思いますが、個人的には「日銀・政府のレポート」・「実際の街の様子」の2つあり、どちらかというと後者の方に重きを置いてます。

まずは「日銀・政府のレポート」ですが、有名なレポートは「日銀短観(解説リンク)」や「さくらレポート(解説リンク)」になります。日銀短観によると2023年6月の調査結果では概ね景気は好況となっておりますが、日銀短観は四半期に1回でタイムラグがあります。より実体経済に近い数値は月次で公表される内閣府の「景気ウォッチャー指数(解説リンク)」が参考になります。これらのレポートを見る限り、2023年9月時点での景気はそこそこ強いものの、ガソリン高騰等もあり先行きは少し不透明とのことなので、景気は拡大期から後退期に入り始めている、という感じのようです。

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