本当はブレーキを外すだけでいい
連投167日目。
「人は成長・進化する力を持っている」
相手がなかなか前進せずにいる、成長・変化をせずにいるように見えると、ついついやる気を出そうとしたり、一歩踏み出す勇気をもてるように承認して促したりしたくなりますよね。
・君ならできるって信じているからね!
・これをキャリアアップのチャンスにしていこう!
・ここまでしっかりやって来れているから、引き続き頑張って!
不安や弱音や迷いを口にしていたら、なにかドライブをかけるような関わりがいるように感じますよね。
ただ、そういう関わりを続けても、なかなか前進しない時は、違う関わりを試してみる価値があると思うんですよね。
つい、何かしたくなるのだけど、ただ、何もせず、相手が安心で安全に自分の状況を振り返れたり、分析できたりすること、つまり、「正直に自分で探ることができる」ように、評価をせず、求められてもいない助言もせず、すべてを受け取るだけでも、いい場合があります。
コーチをしているといつも感じるんです。
「人は、話をただ受け取られるだけでも、ブレーキを外すことができる」
「ブレーキが外れると、勝手に前進し始める」
赤ちゃんって、興味関心があることに近づいていくじゃないですか? ブレーキをかけるようななにかがない状態なんだなと思うわけです。
ということは、自分がどんなブレーキをかけているのか?をつかめるだけでも、いいのかもしれません。
わたしはパラダイムシフトコミュニケーション®のトレーナーとして、そのブレーキとなるパラダイムを扱うトレーニングを提供しているのですが、「ここだよ!」と言わなくても、話を聴いているだけでクライアントが自分のパラダイムに気づくことを何度も経験しています。
そうなると、まるでオートマ車のようにブレーキ外したら勝手に前進するし、ちょっとアクセル踏むだけでスピードでるから、さらに楽しくなってどんどん進んでいくということも起きますからね。
「人は、話をただ受け取られるだけでも、ブレーキを外すことができる」
「ブレーキが外れると、勝手に前進し始める」
このことを心の片隅に置いておき、自分がアドバイスしすぎかも?と思った時には、思い出してもらえると嬉しいです。
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