話しやすい“環境”をコーディネートする
連投170日目。
コミュニケーションは、「伝え方」「聴き方」といった具体的なやり方にスポットが当たりやすいですよね。
・全然、話を聴いてもらった感じがしない
・伝えるには伝えたけれど、ピンと来ている感じがしなかった
コミュニケーションで行き違いが起きて、誰かに相談する時って、自分が抱いた印象も含め、どんなやり取りがあったか(なかったか)を共有することはあっても、どんな“環境”だったかまで共有することは少ないでしょう。
“環境”は幅広いので、今回は「場所」「機会」「目的」「相手の状況」「居心地」に照準を絞ってみました。
●「場所」
・2人きりで会話ができる場所か?
・2人きりで会話していることを周囲の人が知りうる場所か?
・他の人が会話を聴きうる場所か?
・周りに誰がいたか? 等
●「機会」
・1on1ミーティング?
・会議?
・偶然の立ち話?
・お酒を飲みながら? 等
●「目的」
・最近の問題意識を共有するため?
・特に決め事のない雑談のため?
・何かを検討するための情報交換のため?
・何かを決定するための議論をするため? 等
●「相手の状況」
・相手は作業中ではなかったか?
・〆切のある仕事を抱えていなかったか?
・外回りに出かける直前ではなかったか?
・外回りから戻った直後ではなかったか? 等
●「居心地」
・室内の温度は快適だったか?
・周囲の音で会話が聴き取りにくくはなかったか?
・イスの座り心地は気にならなかったか?
・BGMに気を取られなかったか? 等
ひとつ一つの項目で、さらに細やかに確認することもできますが、大まかな内容としては上記の通りです。
これらをパートナーが話しやすい“環境”をコーディネートする際に、参考にしてもらえたらと思います。
まずは、あなたが、「この“環境”だと話しにくいわ」と思うことを、挙げてましょう。
例えばこんな感じ。
・周りに人(特に、話を聞かれたくない人)がいる
・2人で会話していることが周囲の誤解を招くような場所
・混み入った作業をしている時や、外回りから帰ってきた直後
・仕事に集中したい時
・寒さで震えるような時 等
その“環境”を整えることから始めてみるといいかもしれません。
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記事に価値があると認めてもらえることは、何より嬉しいですし、とても力づけられます。いただいたサポートはパートナーシップの価値が大きくなる使い方につなげます。