ほむほむ@アレルギー専門医

小児科医。医学博士。大学講師。 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員。 日本小児科…

ほむほむ@アレルギー専門医

小児科医。医学博士。大学講師。 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員。 日本小児科学会専門医・指導医。 学会各種委員。 Twitterフォロワー12万人以上。 Yahoo!個人や毎日新聞で連載中。 ※特定の団体の意見を代表していません。 ※ヘッダー&アイコンは青鹿ユウさん。

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お子さんのアレルギーに悩んでおられる保護者、診療に携わる医療者の方々へ。

アトピー性皮膚炎は、予防できますか? もし、お父さん、お母さん、ごきょうだいがアトピー性皮膚炎で苦しんだ経験があるならば、これから生まれてくるお子さんに発症する…

日本の生後6ヶ月以上のアトピー性皮膚炎に対するデュピルマブ(デュピクセント)の効果と安全性は?|2024年5月19日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。 ( 本記事は、メンバーシップ(アドバンス)の記事です。メンバーシップの概要は、こちらをご参照くださいm(_ _)m) アトピー性…

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内服JAK阻害薬は、アレルギー反応や皮膚バリア機能を示すTh2・Th22細胞の反応性を低下させる|2024年5月17日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。 ( 本記事は、メンバーシップ(アドバンス)の記事です。メンバーシップの概要は、こちらをご参照くださいm(_ _)m) アトピー性…

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スウェーデンにおける新生児乳児食物蛋白胃腸症は、いつ頃改善したか?|2024年5月16日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。 ( 本記事は、メンバーシップ(スタンダード・アドバンス)の記事です。メンバーシップの概要は、こちらをご参照くださいm(_ _)m…

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生後5日以内の母親の鶏卵摂取は、子どもの鶏卵アレルギーの発症を予防するか?|2024年5月15日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。 ( 本記事は、メンバーシップ(アドバンス)の記事です。メンバーシップの概要は、こちらをご参照くださいm(_ _)m) 生後早期の…

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内服JAK阻害薬からデュピルマブに変更した際には、一時的な悪化に注意が必要かもしれない|2024年5月6日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。 ( 本記事は、メンバーシップ(スタンダード・アドバンス)の記事です。メンバーシップの概要は、こちらをご参照くださいm(_ _)m…

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アレルギー疾患は、貧血のリスクを上げる?|2024年5月4日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。 ( 本記事は、メンバーシップ(アドバンス)の記事です。メンバーシップの概要は、こちらをご参照くださいm(_ _)m) アレルギー…

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大豆アレルギーにおけるGly m4特異的IgE抗体価でバラ科果物アレルギーを予測できる|2024年5月3日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。 ( 本記事は、メンバーシップ(スタンダード・アドバンス)の記事です。メンバーシップの概要は、こちらをご参照くださいm(_ _)m…

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魚の骨がのどに刺さったとき、どうするかの話|Voicyプレミアム放送文字起こし|2024年4月30日

※この記事は、メンバーシップ『アドバンス』の特典記事になります。 こんにちは、ほむほむです。 プレミアム放送では、医師でも意見が分かれるテーマや、最新の医学論文…

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イネ科花粉症の話|Voicy文字起こし|2024年4月30日

こんにちは、ほむほむです。 このチャンネルでは、子どもやアレルギーの健康情報を、5分程度でざっくりと解説しています。それでは早速始めてまいりましょう。 ※この記事…

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小児の救急体制が厳しさを増しているという話|Voicy文字起こし|2024年4月29日

こんにちは、ほむほむです。 このチャンネルでは、子どもやアレルギーの健康情報を、5分程度でざっくりと解説しています。それでは早速始めてまいりましょう。 ※この記事…

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エピペンの保管温度として、どの程度の高温や低温が許容されるのか?|2024年4月23日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。 ( 本記事は、メンバーシップ(スタンダード・アドバンス)の記事です。メンバーシップの概要は、こちらをご参照くださいm(_ _)m…

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新生児期からの保湿剤塗布は、『気候』によっては保湿剤を塗る回数を調整したほうが良いかもしれない?|2024年4月18日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。 ( 本記事は、メンバーシップ(スタンダード・アドバンスド)の記事です。メンバーシップの概要は、こちらをご参照くださいm(_ _)…

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”保湿剤”の塗布は、新生児の皮膚バリア機能を下げ、食物アレルギーの発症リスクを上げる?|2024年4月17日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。 ( 本記事は、メンバーシップ(アドバンス)の記事です。メンバーシップの概要は、こちらをご参照くださいm(_ _)m) 赤ちゃんへ…

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アレルゲン舌下免疫療法は、はやめに始めたほうが、その後の利益が大きくなるかもしれない|2024年4月15日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。 ( 本記事は、メンバーシップ(スタンダード・アドバンス)の記事です。メンバーシップの概要は、こちらをご参照くださいm(_ _)m…

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保湿剤の塗布は、アレルギーマーチを予防するかもしれない|2024年4月9日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。 ( 本記事は、メンバーシップ(アドバンス)の記事です。メンバーシップの概要は、こちらをご参照くださいm(_ _)m) 保湿剤で予…

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お子さんのアレルギーに悩んでおられる保護者、診療に携わる医療者の方々へ。

お子さんのアレルギーに悩んでおられる保護者、診療に携わる医療者の方々へ。

アトピー性皮膚炎は、予防できますか? もし、お父さん、お母さん、ごきょうだいがアトピー性皮膚炎で苦しんだ経験があるならば、これから生まれてくるお子さんに発症するかもしれないアトピー性皮膚炎を予防したいと思いませんか?

「新生児期から保湿剤を全身に使うと、生後32週(=約8ヶ月)までのアトピー性皮膚炎の発症を32%下げる」というエビデンス(証拠)がありますと言われるとどうでしょう。この報告は、2

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日本の生後6ヶ月以上のアトピー性皮膚炎に対するデュピルマブ(デュピクセント)の効果と安全性は?|2024年5月19日

日本の生後6ヶ月以上のアトピー性皮膚炎に対するデュピルマブ(デュピクセント)の効果と安全性は?|2024年5月19日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。

( 本記事は、メンバーシップ(アドバンス)の記事です。メンバーシップの概要は、こちらをご参照くださいm(_ _)m)

アトピー性皮膚炎治療の新しい選択肢、デュピルマブとは。ほむほむ先生: さて、B先生、今日はアトピー性皮膚炎の治療、デュピルマブに関する論文を読んでみましょう。アトピー性皮膚炎は、慢性的な炎症性皮膚疾患で、特に乳幼児や子どもに多く見られるん

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内服JAK阻害薬は、アレルギー反応や皮膚バリア機能を示すTh2・Th22細胞の反応性を低下させる|2024年5月17日

内服JAK阻害薬は、アレルギー反応や皮膚バリア機能を示すTh2・Th22細胞の反応性を低下させる|2024年5月17日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。

( 本記事は、メンバーシップ(アドバンス)の記事です。メンバーシップの概要は、こちらをご参照くださいm(_ _)m)

アトピー性皮膚炎の治療薬、内服JAK阻害薬の効果。■ アトピー性皮膚炎は、慢性的な炎症を起こす皮膚の病気で、皮膚バリア機能障害やヘルパーT2(Th2)・Th22による炎症が特徴となります。

■ 経口JAK阻害薬アブロシチニブ(商品名サイ

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スウェーデンにおける新生児乳児食物蛋白胃腸症は、いつ頃改善したか?|2024年5月16日

スウェーデンにおける新生児乳児食物蛋白胃腸症は、いつ頃改善したか?|2024年5月16日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。

( 本記事は、メンバーシップ(スタンダード・アドバンス)の記事です。メンバーシップの概要は、こちらをご参照くださいm(_ _)m)

原因となる食物を食べてから繰り返し吐く『新生児乳児食物蛋白胃腸症』、いつ頃改善する?■ 新生児乳児食物蛋白胃腸症は、海外で提案される食物タンパク質誘発性腸炎症候群 (FPIES)と完全に同義とはいえませんが、IgE抗体が関係

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生後5日以内の母親の鶏卵摂取は、子どもの鶏卵アレルギーの発症を予防するか?|2024年5月15日

生後5日以内の母親の鶏卵摂取は、子どもの鶏卵アレルギーの発症を予防するか?|2024年5月15日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。

( 本記事は、メンバーシップ(アドバンス)の記事です。メンバーシップの概要は、こちらをご参照くださいm(_ _)m)

生後早期の母親の卵摂取で卵アレルギーを予防できる?できない?■ 鶏卵アレルギーは、日本人の食物アレルギーのなかでも最も多い原因食物です。

■ 鶏卵アレルギーを予防するために、『早めに離乳食に導入する』という方法は、ひろく普及し始めており

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内服JAK阻害薬からデュピルマブに変更した際には、一時的な悪化に注意が必要かもしれない|2024年5月6日

内服JAK阻害薬からデュピルマブに変更した際には、一時的な悪化に注意が必要かもしれない|2024年5月6日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。

( 本記事は、メンバーシップ(スタンダード・アドバンス)の記事です。メンバーシップの概要は、こちらをご参照くださいm(_ _)m)

小児の重症アトピー性皮膚炎の治療に、より適切に内服薬や注射薬が使えるように。■ 小児にも、アトピー性皮膚炎に対するさまざまな全身治療薬が使用できるようになりました。

■ 外用薬で改善が見込めないほどの重症の患者さんへの治療

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アレルギー疾患は、貧血のリスクを上げる?|2024年5月4日

アレルギー疾患は、貧血のリスクを上げる?|2024年5月4日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。

( 本記事は、メンバーシップ(アドバンス)の記事です。メンバーシップの概要は、こちらをご参照くださいm(_ _)m)

アレルギー疾患は、貧血など他の病気とも関連している?■ 貧血は小児でよく経験される病態です。

■ そして、他の病態、たとえば精神発達、運動などへも影響することも知られています。

■ 泣き入りひきつけ(憤怒けいれん)や、むずむず脚症候群

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大豆アレルギーにおけるGly m4特異的IgE抗体価でバラ科果物アレルギーを予測できる|2024年5月3日

大豆アレルギーにおけるGly m4特異的IgE抗体価でバラ科果物アレルギーを予測できる|2024年5月3日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。

( 本記事は、メンバーシップ(スタンダード・アドバンス)の記事です。メンバーシップの概要は、こちらをご参照くださいm(_ _)m)

花粉アレルギーがあると、関連食物でアレルギー反応が出るというPFAS。その鑑別はどうするか?■ 花粉-食物アレルギー症候群(PFAS)は、花粉アレルゲンに感作されると起こる食物アレルギーのことです。

■ PFASの世界的な

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魚の骨がのどに刺さったとき、どうするかの話|Voicyプレミアム放送文字起こし|2024年4月30日

魚の骨がのどに刺さったとき、どうするかの話|Voicyプレミアム放送文字起こし|2024年4月30日

※この記事は、メンバーシップ『アドバンス』の特典記事になります。

こんにちは、ほむほむです。
プレミアム放送では、医師でも意見が分かれるテーマや、最新の医学論文情報などを共有しています。それでは早速始めてまいりましょう。

魚の骨が喉に刺さった場合の対処法

今回は魚の骨が喉に刺さってしまった場合に、ご飯の丸飲みをして効果がありますか?というご質問に対して考えてみたいと思います。

まず、最初に

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イネ科花粉症の話|Voicy文字起こし|2024年4月30日

イネ科花粉症の話|Voicy文字起こし|2024年4月30日

こんにちは、ほむほむです。
このチャンネルでは、子どもやアレルギーの健康情報を、5分程度でざっくりと解説しています。それでは早速始めてまいりましょう。

※この記事は、メンバーシップ(スタンダード)に含まれている特典マガジンです。

イネ科花粉症について今回は、イネ科の花粉症に関してお話をさせていただきたいと思います。
というのも、鳥居薬品という製薬会社がイネ科の花粉症に対する舌下免疫療法といって

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小児の救急体制が厳しさを増しているという話|Voicy文字起こし|2024年4月29日

小児の救急体制が厳しさを増しているという話|Voicy文字起こし|2024年4月29日

こんにちは、ほむほむです。
このチャンネルでは、子どもやアレルギーの健康情報を、5分程度でざっくりと解説しています。それでは早速始めてまいりましょう。

※この記事は、メンバーシップ(スタンダード)に含まれている特典マガジンです。

休日や夜間の小児科の救急体制の危機

さて、ゴールデンウィークも始まりましたが、皆さんどのように過ごされていますでしょうか?

多くの方は楽しく過ごされているものと思

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エピペンの保管温度として、どの程度の高温や低温が許容されるのか?|2024年4月23日

エピペンの保管温度として、どの程度の高温や低温が許容されるのか?|2024年4月23日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。

( 本記事は、メンバーシップ(スタンダード・アドバンス)の記事です。メンバーシップの概要は、こちらをご参照くださいm(_ _)m)

温暖化がすすむ時代に、アドレナリン自己注射器はどれくらい安定性があるかへの懸念があります。

■ アドレナリンは、アナフィラキシーの際に使われます。
■ たとえば食物アレルギーに対するアナフィラキシー反応時のために、アドレナ

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新生児期からの保湿剤塗布は、『気候』によっては保湿剤を塗る回数を調整したほうが良いかもしれない?|2024年4月18日

新生児期からの保湿剤塗布は、『気候』によっては保湿剤を塗る回数を調整したほうが良いかもしれない?|2024年4月18日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。

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新生児の保湿剤塗布によるアトピー性皮膚炎予防の効果:気候による影響の可能性■ リスクの高い乳児から保湿剤を塗ることで、アトピー性皮膚炎を予防できる可能性が指摘されています。

■ この予防法は、英国、米国、日本の研究によっ

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”保湿剤”の塗布は、新生児の皮膚バリア機能を下げ、食物アレルギーの発症リスクを上げる?|2024年4月17日

”保湿剤”の塗布は、新生児の皮膚バリア機能を下げ、食物アレルギーの発症リスクを上げる?|2024年4月17日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。

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赤ちゃんへの”保湿剤”の塗布が食物アレルギーを引き起こす可能性 - 最新の研究から見えてきた関係■ 食物アレルギーは、特に皮膚バリアが低下している、もしくは炎症を起こしている場合に、『経皮感作』を通して食物アレルゲンへ感作が起こり得ます。

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アレルゲン舌下免疫療法は、はやめに始めたほうが、その後の利益が大きくなるかもしれない|2024年4月15日

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■ ブログで公開した内容の深掘りです。

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アレルギー性鼻炎に対する免疫療法、先延ばししてもいい?という質問。■ 舌下免疫療法は、アレルギーの原因物質を含む薬を毎日舌の下に投与する治療法です。
■ 日本では、スギ花粉症とダニによるアレルギー性鼻炎に保険適用となっていま

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保湿剤の塗布は、アレルギーマーチを予防するかもしれない|2024年4月9日

保湿剤の塗布は、アレルギーマーチを予防するかもしれない|2024年4月9日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。

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保湿剤で予防できる?アトピー性皮膚炎とアレルギーマーチ。■ アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎といったアレルギー疾患は、特に先進国を中心に少なくない病気です。
■ アレルギー疾患は、特に小さい子どもの時にアトピ

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