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株式会社SmartHR ブランディング統括本部 稲垣佑馬氏に学ぶ、イベントマーケティング成功の秘訣 [Marketing Terrace vol.2_イベントレポート]

イベントやセミナー、コミュニティを中心としたマーケティングが新たな潮流として注目を集める中、イベント・コミュニティサービスである「ピーティックス」は、マーケティング業界のプロフェッショナルが集い、現代の激動するマーケティング業界における課題に対する知見や戦略を共有するイベントシリーズ「Peatix Marketing Terrace (ピーティックス マーケティング テラス)」を始めました。

Vol.2のゲストは、株式会社SmartHR ブランディング統括本部 稲垣佑馬氏。

労務管理SaaSを展開し、前年比150%で急成長を続けるSmartHR社のブランディングを手がける稲垣氏に、オフラインとオンラインを組み合わせたイベント施策についてや、施策を実施する上でのTips、成功事例などについて、「オンライン」と「オフライン」の2つの観点からイベントマーケティングについてお話を伺いました。


■ 開催日:2024/4/9 (火) 19:00 - 20:00

■ 登壇者:稲垣 佑馬氏
[株式会社SmartHR ブランディング統括本部 オフラインマーケティング部 イベントユニット]

大学卒業後、イベント制作会社にて官公庁や新聞社のカンファレンスなどオフラインイベント企画運営に従事。その後、マーケティング支援を主軸にした企業に入社し、営業のマネージャーとして、外資系企業やスタートアップ企業を中心にその商品・サービスの価値創造を行い、オフライン・オンライン問わず多様なマーケティング戦略立案・企画制作の経験を積む。2022年より株式会社SmartHRに参画、SmartHRの価値発信に携わる。

株式会社SmartHR


ストーリーで熱量を伝えられるイベントマーケティング

ピーティックス藤田 (以下 藤田):

稲垣さんは、イベントマーケティングに長い間関わられていますが、どういうところに必要性があると考えていますか?

株式会社SmartHR 稲垣さん (以下 稲垣さん):

やっぱり「熱量を伝えられる」ところがイベントマーケティングならではだと思っています。

BtoBマーケティングの領域でいうと、プロダクトの説明ができて理解が深まるところも1つのメリットですが、社会背景などを含めて1つのストーリーとしてプロダクトにつなげることができるのが大きな強みだと思います。「幅広く浅く伝える」「狭く深く伝える」などいろんなことができる手法として使っています。


オンライン・オフラインの使い分け

ピーティックス西川(以下 西川):
施策によってオンライン・オフラインを使い分ける時に意識されてるポイントはありますか?

稲垣さん:
オフラインの方がより熱量高くお話を聞いていただけるので、SmartHRを知ってもらう機会として重きを置いています。オンラインは、ながら聞きで参加できる気軽さが良いところだと思っているので、広く知ってもらう施策に活用しています。

「多くの人が参加できて気軽に情報を得られるオンライン」と「体験を含めて持って帰ることができるオフライン」とで目的に応じて施策を使い分けています。


媒体属性を把握して集客を実施

藤田:
イベント開催においては集客が最大のポイントになってくると思いますが、集客を強化するためにされていることはありますか?

稲垣さん:
企画のテーマやターゲットの職種に合う媒体を選んで集客を依頼しています。
ピーティックスであれば、啓蒙的な内容を広く知ってもらう時に使ったりと、媒体特性を考えて集客をしています。

最近では、外部媒体でLPを作り、そこに登録した方のリストを使って集客することも多いですね。

自社のハウスリストも活用しつつ、補えない部分はSNS広告などいろいろな集客方法を幅広く使っています。認知を取りつつ、申し込みたくなるようなテキストコミュニケーションを心がけています。


ターゲットの課題を意識したテーマ設定が、リーチのカギ

藤田:
ターゲット参加者層へのリーチ方法についてお伺いしたいのですが、これは先ほどおっしゃっていた、媒体特性をしっかりと把握することが大切なんですか?

稲垣さん:
そうですね。あとは、テーマ設定を重視して企画しています。

ターゲット参加者層が持つ課題について仮説を立て、イベントに参加することで課題が解決されるようなテーマを設定することで、ターゲット参加者層を狙ってリーチをしていくようにしています。


既存のイベント×自分のエッセンス

西川:
稲垣さんがイベントを企画する際は、どんな手順で企画されていますか?

稲垣さん:
テーマが近いイベントの抽象度を高めて、そこに自分が加えたいエッセンスを加えることで、掛け算で企画しています。

完全な0→1は今の時代あまりないので、オリジナル要素が3%入っていたらオリジナルだと考えています。ただ、パクることはせず、必ず自分の要素を入れて施策を組み上げるように意識しています。

完全に0から企画する時は、テーマとして訴求したいものは何かを考えて、その必要性を深掘るところから始めます。 ただ、時間がかかるので四半期に1回くらいの頻度ですね。


イベントマーケティングは準備が9割

藤田:
イベント実施後の施策設計は別の事業部の方が担当されると思いますが、うまくバトンをつないでいくためにどんなことを意識していますか?

稲垣さん:
準備段階で、「このイベントに参加した人がどういう状態になっているのか」を言語化しておいて、次の担当者に渡すようにしています。

イベントの目的やターゲット、参加者の状態は伝わりづらいことがあるので、常にしっかりと伝えるよう意識しています。

イベントマーケティングにおいて一番大切なのは準備なので、準備し尽くした上で当日を迎えて、 さらに事後のための準備もしています。

藤田:
最後に、ビジネスにおいてイベントやリードジェネレーションに携わる方たちにメッセージをいただけますか?

稲垣さん:
イベントは準備が9割だと思っているので、あり得る失敗を全部洗い出した上で、 それをしないための準備が必要だと思います。

あとは、失敗したとしてもそれは全部挑戦だと捉えられると思うので、いろいろチャレンジして、イベントマーケティングを一緒に盛り上げていけたらと思っています。


「Peatix Marketing Terrace」は、マーケティング業界のプロフェッショナルが集い、現代の激動するマーケティング業界における課題に対する知見や戦略を共有するイベントシリーズです。マーケティング業界に携わる皆様が連携し、新たなアイディアや手法を共有・発展させる場を提供します。

今後のイベント情報は、こちらのグループページでお知らせしていきますので、ぜひフォローをお願いいたします。

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