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白髪混じりの男性を見て思う


病院で、自分の呼ばれる番まで待っている間、ふと前に座る男性の頭部に目がいく。  
 

その方、つむじの辺りを気にして手櫛ですくっているが、薄いわけでもなく毛量は豊かに見える。わたし好みの いい感じの白髪混じりの頭である。


男性はいいなぁ。白髪が出てきて放置してもいい感じになったりして。なかには黒々としてた時よりも素敵な人っている。


それとは逆に、高齢男性(特に政治家)などで、明らかに真っ黒に染めてる方は残念である。黒くて艶のない のっぺりした頭髪。お顔の老け加減と明らかな相違。ありのままのほうが良いと思うのだけど。


白髪混じりで素敵だなと思うのは立憲民主党の、安住 淳 衆院議員(個人的な見解です)。そして白髪混じりが こんなにカッコいいと世に知らしめた吉川晃司さん(今は真っ白ですが)
それから、キングカズこと三浦知良さんも
 


病院近くにある金刀比羅宮
敷地内には高層ビルの琴平タワー
ここの1階に神社の社務所がある

ビジネスマンが歩いていた

ネットより写真を拝借しました
 


夫は、30代の頃から白髪が出始め今ではもみあげ辺りは真っ白。全体的には白髪は五分五分位だろうか。ここ数年は床屋さんで「白髪ボカシ」というのをやっている。 
 

この白髪ボカシだと真っ黒にはならずにグレーっぽく染まる。これならば、いかにも「染めました!」という感じにならないのがよい。


…本人は気に入ってるようだが、まさかロマンスグレーでも目指してるのだろうか⁈
(全然そんなキャラではないのだが)


ところで、わたしの子供時代のコンプレックスは髪の毛だった。太い、硬い、癖っ毛、多いの4重苦。そして真っ黒。
  


 *   *   *


幼稚園のころの写真を見ると、三つ編みのおさげ髪は しめ縄。。他の子は少女らしい可憐な三つ編みなのに。小学校の時、同じクラスに地毛の茶色いストレートのサラサラヘアの子がいて、どんなに憧れたことだろう。


中学時代では、男子にハリガネ頭とかコイルとか言われてたあの悔しさ。(いやいや、きっと、好きな女の子につい悪口言ってしまう年頃の男の子だったんだ、と思いたい)。それにしても、ハリガネ頭だなんて、ひどい。


そんな苦しみも高校生になるころには、ストレートパーマ(今は縮毛矯正という)の出現で憧れのストレートを手に入れ、少し楽になったのだった。ストレートにすると量も落ち着く。やれやれ
 


光と影がなんとなく気に入ってる
Canonのデジ一で撮影



時間は流れに流れ

加齢とともに男女問わず髪の勢いやボリュームはなくなってくる。ではあるが、わたしは元々が多すぎたので、夫いわく”人並みになったんじゃない?“ 
  

それでも、美容院では髪の毛を乾かすとき、いつも二人がかりである。この前など、男性美容師はドライヤーを片手で2台、女性美容師が1台の合計3台で乾かしていた。。(お店側の時間短縮もあります)


話がそれたが、女は白髪を放置していると汚らしくなり一気に年寄り感が出てくるような気がしてならない。(個人的な見解です。事情があったり、また あえて染めてない方もいらっしゃるし、そんな方々を否定するものではありません)

 
…で、染めたり色々と手を加え、
なんとか加齢に抵抗しようとするのである。
 

  *   *   * 


 
さて、わたしの母は毛染め剤が肌に合わず湿疹が出たりして、白髪を染めることなく放置して中年期老年期を過ごしてきた。

   
80代の現在は総白髪である。もう本物のおばあちゃんなので、真っ白な髪はよく似合っていると思う。あの年代にまで辿り着けば、女もきっと楽になるのだろうな。


わたしは、抵抗しています。
最近も、100均で美髪ケアグッズを買ったばかり。




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