見出し画像

アラフィフおやじの夏、青春18きっぷ一人貧乏鉄道旅の振り返り(5日目:旅のクライマックス、由布院温泉到着。由布院、湯布院正しいのはどっち?)

アラフィフ世代、適応障害で長期欠勤中だった私が、この8月に一大決心をして、青春18きっぷを使い一人貧乏鉄道旅をした時の振り返りです。

前回は、5日目の行程(宮崎~由布院)の内、宮崎のホテルを出発してから大分駅までの間のお話をしました。

今日は、大分駅で久大本線に乗り換え、5日目の最終目的地である由布院温泉に到着するまでのお話です。

12:53、大分駅発

1時間45分の長い乗り換え待ち時間を何とかやり過ごし、12:53発の九大本線普通列車豊後森行きに乗車します。

豊後森行の列車の写真を撮り忘れました・・・。
この列車は向かい側のホームに停車中の豊後竹田行きですが、これと同じ赤い気動車です。

普通列車ですが、まるで特急列車のように、座席が全て進行方向を向いていて快適です。

豊後森行き普通列車の車内

13:17、向之原駅にて列車待ち合わせ

久大本線は単線のため、途中の駅で対向列車とのすれ違いのための待ち合わせがあります。

向之原駅では約4分停車したため、ホームに出て自分が乗ってきた列車を撮影してみました。

久大本線向之原駅で列車待ち合わせ中の豊後森行普通列車

本当は、何処かの駅で、豪華列車の特急ゆふいんの森3号とすれ違っていたのですが、あっけに取られている間に写真を撮り忘れたようです。

13:20、向之原駅発

その後、自然豊かな山間の地域を縫って列車は走ります。

湯平~南由布間の車窓からの風景、目的地の由布院まではあと少し

14:01、由布院着

今日の最終目的地、由布院駅に到着しました。
この5日間で唯一、まだ日の高い内に目的地に着きました。
折角由布院という温泉地に来たのですから、街をゆっくり散策したいので、観光の時間を確保しようと思いまして。

風情のある由布院駅

そう言えば、ゆふいんって、「由布院」、「湯布院」と2つの表記があるんですよね。

私はこれが不思議で、一体どちらが正しいのか、頭の中がこんがらがってしまいました。

というのも、駅の名前は「由布院」なのですが、温泉の名前には、「湯布院」と書いているものもあります。

現地に行った時は、「不思議だなぁ・・・」と何となく思っただけだったのですが、この記事を書く内に、なんでだろう?感がどんどん強くなってしまったので、Google先生で調べてみました。

すると、こんなサイトが見つかりました。

「由布」の由来

現在の由布院にあたる地方では昔「たく」と呼ばれる木が多く生えていたと言われています。「たく」から作る木綿のことを当時は「ゆふ」と呼んでいたそうです。豊後国風土記には「此の郷之中に栲樹多く生す、栲の皮を取り、以て木綿(ゆう)を造れり、因りて柚富(ゆふ)郷」と曰ふ」という記述があります。この柚富郷が現在の「由布院」の語源です。

マイナビニュース:「湯布院」と「由布院」、どちらが正しい? ややこしい地名の違い
https://news.mynavi.jp/article/20201205-1535884/

この地は、これまでに以下の変遷を経て、現在の

大分県由布市湯布院町

という住所になったそうです。

明治22年
北由布村と南由布村、湯平村が発足。
昭和11年
北由布村と南由布村が合併し由布院村となる。
昭和23年
由布院村が由布院町となる。
昭和30年
隣村であった湯平村との合併により、「由布院」の「ゆ」を「湯平市」の「湯」に変えた湯布院町が誕生。
平成17年
いわゆる「平成の大合併」により、大分県庄内町、挾間町、湯布院町が合併し由布市となる。

これにより由布院温泉や由布院駅のある「湯布院町」は「由布市」に属することになり、「大分県由布市湯布院町」となった。

マイナビニュース:「湯布院」と「由布院」、どちらが正しい? ややこしい地名の違いhttps://news.mynavi.jp/article/20201205-1535884/

いやぁ、複雑だぁ・・・。

で、結局何が正しいのかと言うと、

どちらも間違いではない、のだそうです。

結論としては、「由布院」と「湯布院」はどちらも間違いではなく、どちらも使用されています。旅館や施設によって表記が異なる場合もありますが、大きな位置の違いなどもないので気にしなくてもいいでしょう

マイナビニュース:「湯布院」と「由布院」、どちらが正しい? ややこしい地名の違いhttps://news.mynavi.jp/article/20201205-1535884/

但し、厳密に言うと・・・

湯平町を含めると「湯布院」、含めないと「由布院」

昔からこの地方に住んできた方は使い分けをしています。「湯布院」は「旧湯平町」が合併して生まれた地名です。そのため地元の人は湯平町だった地域を「湯布院」、湯平町ではなかった地域を「由布院」と呼び分けているようです。

マイナビニュース:「湯布院」と「由布院」、どちらが正しい? ややこしい地名の違いhttps://news.mynavi.jp/article/20201205-1535884/

私のようなよそから遊びに来た観光客は、由布院、湯布院、どちらでも好きな方を使用して問題ないということですね。

さて、謎が解けたところで、今日はこのあたりにしておきたいと思います。
次回は、由布院観光と宿についてお話しますね。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?