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【遊戯王】白き森構築・展開例まとめ【INFO】

この記事について

INFINITE FORBIDDENで登場する白き森について、構築・展開例を模索した結果を簡単にまとめました。興味を持っている方の参考になれば幸いです。



白き森について

テーマとしての白き森について簡単に説明します。

白き森は非チューナーの★2チューナーと★4非チューナーで構成されるシンクロテーマです。

展開に特に縛りはなく、
①コストとして手札・場の魔法罠を切る必要がある
②リソース回収性能が高い
のが大きな特徴です。

①についてはテーマの魔法罠を使うと消費を軽減できます。

また魔法・罠カード扱いになっている場のモンスターカードをコストにできるので、トイ、スネークアイ、センチュリオン、デモンスミスのようなテーマと相性が良いです。

②について、★2は比較的緩い条件での自己蘇生や回収ができ、★4は場・墓地のテーマSモンスターをEXに戻して自己蘇生します。

★4の蘇生は効果無効になるものの、フリチェなので対象を取る効果に対してエスケープできるのが強力です。バトルフェイズに蘇生すると追撃ができます。


白き森の各カードについて

テーマカードについて見ていきます。公開後1週間程度の時点で書いているので、手のひら返しをする可能性があります。

モンスター

《白き森のアステーリャ》

展開のコアになるカードです。

①のリクルート先はほぼシルヴィです。このカードから動くとコストはテーマ魔法罠でなくても足りるのが助かります。この効果を止められると辛いので、貫通手段か別途妨害を誘う手段を考えておきたいです。

②はSチューナーである★6とシンクロの準備ができます。展開ルートではよくルシエラ①をトリガーに蘇生します。

展開力のあるテーマと組み合わせると、スプリンドからこのカードを落として②から動きだせたりします。スネークアイでやってみたものが展開例にあります。

なお、Q&Aによるとトイソルジャーがコストにされた場合、②は使用できないとのことです。気を付けましょう。

採用枚数はどの型でも3です。

《白き森のリゼット》

①により実質的にアステーリャとして機能します。ただし①のコストに加えてアステーリャ①で使う魔法罠がないといけないので、テーマ魔法罠がないと厳しいです。
コストに余裕がなければシルヴィをサーチせざるを得ませんが、そうすると展開がそこまで伸びません。

純やトイ型などコストを確保しやすい構築なら、召喚権を使わず動けるこのカードから動く方が望ましいでしょう。

②はテーマの★4が容易に自己蘇生するため、簡単に起動できます。特にG受けでシルヴィ+わざわいなり で構えた場合は、わざわいなり でこのカードをリクルートすると★4の蘇生でこの効果が起動できます。

採用枚数は純やトイなどコストが豊富なら3、そうでなければ1~2程度です。

《白き森のシルヴィ》

初動になりますが、テーマカードだけではそこまで展開が伸びません。

①はアステーリャからリクルートした場合、ほぼ わざわいなり を持ってきます。このカードで いいつたえ、ルシエラで わざわいなり をサーチすることもできますが、そうするとルシエラを止められた際のリスクが高くなります。

このカードから動くなら いいつたえ からルシアでランク4やアムリターラが狙えます。なおアムリターラはチューナー2体でも出せます。

わざわいなり をサーチできることからG受けとして非常に優秀です。

採用枚数は純なら3、混合なら1~2程度です。

《白き森のルシア》

①により緩い条件でSSできるのが便利です。アステーリャ①を止められた時の貫通手段になりえますが、ルシエラのコストがいるので手札要求が高いです。

②は最終盤面にディアベルを残さないなら、テーマ魔法罠が わざわいなりだけ になってもよいので使いやすいです。他の場合はトイ型などで魔法罠がだぶついていないとあまり使いません。
③で効果が無効になるものの、発動コストは支払えるので、トイ型だとボックスで貼りなおしたソルジャーやタンクを墓地に送ることがあります。

採用枚数はどの型でも1~2です。

魔法・罠

《白き森のいいつたえ》

①は条件が厳しく、ほとんどの場合初動としてではなく展開中に使います。①使用後にディアベルで回収して、ディアベル②のコストにするためです。

初動とみなすのは厳しいので、採用枚数は純なら2~3ですが、混合なら1~2で十分です。

《白き森にはいるべからず》

回らないと使えず腐りやすいです。
採用枚数はどの型でも0~1です。

《白き森のわざわいなり》

非常に優秀な罠です。相手ターンにシルウィアを出せば妨害になるので、Gに対しての止まり処になれます。

最終盤面には★2か★4を確保するようにしましょう。残さないとディアベル②後のアステーリャ蘇生まで妨害として使えません。
基本的には容易に蘇生できる★4を残すことが多いです。

またシルウィアの素材を残してターンを返すと、このカードからシルヴィをリクルートし、残しておいた素材でシルウィアを作ればシルヴィのサーチが使えます。

うららをもらいたくないので、なるべくウーサを立ててから使いたいです。

採用枚数はどの型でも1です。

EX

《白き森の魔性ルシエラ》

展開の中継点です。
①はSS時なのでディアベルやセレーネなどで出しても良いです。返しではテーマにサーチしたいものがなく、よくヴェーラーを持ってきます。

★4は効果無効で蘇生されるので、妖眼の相剣師をサーチしても面白そうです。

採用枚数は純なら1~2、混合では★4の共通効果で使い回せるので、1とすることが多いです。

《白き森の魔狼シルウィア》

基本的にわざわいなりで相手ターンにシンクロします。①はSS時なのでディアベル②で出しても構いません。しかも同名ターン1がないので、2回出しても機能します。

採用枚数は純なら1~2、★4の共通効果で使い回せるので混合では1とすることが多いです。

このカードとルシエラを並べると打点が十分上がり、返しが楽になります。

②を考慮し、バトルまでに裏返したモンスターを残すのが得かどうか計算しておきましょう。

《白き森の妖魔ディアベル》

①の条件はテーマの★6がSチューナーなので容易に満たせます。あらかじめ副葬やベアトリーチェで落としておけば任意の魔法罠を確保できます。
実戦では墓穴や泡影を回収することが多いです。

②はEXから出せるのでかなり融通が利きます。呼ぶのはおおむねシルウィアかフォーミュラです。フォーミュラからバロネスかアンヘルを狙います。

ハンデスに寄せた展開をするなら飛蝗賊が面白そうです。

クオンダムを呼んで、蘇生したアステーリャと甲化鎧骨格を作るとよほどのことがない限りターンが返ってきます。

②は墓地や除外からでも良いので、★6が除外されてしまった場合はこのカードで帰還させたいです。


展開例

型ごとに展開例を見ていきます。多くをアステーリャスタートで作っていますが、テーマ魔法罠があればリゼットからでも大丈夫なはずです。

縛りがないので、純でも最終盤面はかなり自由です。どの型でも狙えるので覚えておきましょう。

マスカレーナ

相手ターンに頭数が揃うので、ウーサやリトルナイトなどで妨害していきたいです。シルウィアの存在によりウーサは比較的使い切りやすいでしょう。

立ち回りとしては下記の動画のようにバロネス→3ウーサと作って、ウーサが戦闘破壊されそうになったらシルウィアを出します。
ウーサがいるため わざわいなり が安全に通せるのが良いです。

非チューナーの6シンクロを採用すると、バロネス+ディアベルで返すパターンがあり得ますが、後で見るようにアムリターラで浄心を持ってきた方が良いと思っています。

リゼット初動
リゼットの場合はテーマ魔法罠がないとコストが厳しいです。

後攻
テーマ内の動きで8000を削ることは一応可能です。

アムリターラ

アムリターラからは色々なことができますが、枠を取らない浄心サーチが良さそうです。

ハンドにモンスターは必要ですが、ぺルレイノからシェイレーンを持ってきて、赤き竜まで行くのも面白そうです。

FTK
シェイレーンを持ってくるのがFTKルートで役に立ちます。

トップハットヘアでセットできるこのカードがFTKと相性が良いです。

赤き竜

純だと変身先が悩ましいです。ディスパテルにする場合はΩでハンデスすることになるでしょうか。
動画ではひとまずクリスタルウィングに変身しました。バロネス対象でセイヴァースターにした方が良さそうです。

ドロドロゴン

真炎竜を使ったナイトメアロックまで行けます。

トイで行うとディアベルと わざわいなり を残せます。5体目にバロネスを成立させて行うのは難しいですが、検討できそうです。

トイ

トイはコストの魔法罠供給だけでなく、シルヴィのサーチやニビル対策に貢献してくれます。

トイソルジャー
様々な組み合わせで展開を伸ばせます。

浄心サーチだとやや苦しいので、砕心の方が良さそうです。

FTK
なおこの初動からFTKが成立します。ルートは下記動画を参照ください。

シルヴィ+ソルジャー
トイが絡むとシルヴィからも伸びるのが良いです。2回目のルシエラは代わりに瑚之龍が良いでしょう。

任意の魔法罠確保
バロネスの成立がしにくいですが、任意の魔法罠を持ってくるのはトイでも可能です。

任意の魔法使い族を場に用意する
サモソを絡めると任意の魔法使い族を場に出せます。執筆時点ではそこまでして出したいモンスターが見当たりませんが、今後出てくるかもしれません。
また最終盤面に残せるリンク4が欲しいところです。サモソの縛りは今のところ重く響いてきます…

ラクリモーサが余るのでアドベント③が使えますが、そもそも永続罠どころか任意の魔法罠を持ってこれるので何とも言えません。

アドベントのリリースがあるのでもう1体出せるとドラコで遊べそうです。

そもそもデモンスミスを使うとベアトが出せるので、デュガレスを使えば大概のモンスターは出せます。デメリットが気になるならタンクやデスキャスターで蘇生できるカードを選ぶと良いでしょう。

結界像を蘇生しました

任意の魔法使い族を手札に用意する
手札に確保するだけでいいならデモンスミスを混ぜる必要はありません。確保する候補としてはドロバが考えられます。


トイボックス
序盤からタンクを確保できるので、ソルジャーより自由度が高くなります。

★4光を何でも出せるのが魅力です。

センチュリオン

アークシーラ

赤き竜のところでアークシーラを出すとセンチュリオン展開に入れます。

相手ターンに完成する盤面が非常に豪華です。

ちなみにアステーリャをスタンドアップで切ると、センチュリオンから白き森展開に入れます。

スネークアイ

エクセル1枚から白き森展開に入れます。

この後ですが、例えば12シンクロ方面に行ってコズブレを作れます。

デモンスミス

この最終盤面は結界波が効きません。罠を切られなければ一滴も耐えられます。

任意の魔法罠確保
白き森からデモンスミス展開に入ると任意の魔法罠を確保できます。

確保するカードとして、スキドレは相性が良く有力に思えます。実際にはサイドチェンジで入れた相手のメタカードを持ってくると良いでしょう。

他には重力崩壊が良さそうです。

デモンスミス→白き森
やろうと思えばデモンスミスから白き森展開に入れます。EX2枠やメインデッキにギミックが増えるのが考え物ですが、検討の余地はありそうです。
ちなみに千年ギミックから動き始めると、セレーネのカウンターが足りるのでアステーリャ蘇生から動けます。


構築例

使った構築を紹介します。

トイ

トイはコストの供給やレベルの関係で、白き森と高いシナジーを持ちます。最初に使うならこの型がお勧めです。

強みとしては5体目にバロネスを成立させやすく、ニビルに対して強く出れる点です。
またアステーリャ①が止められたとしても、ソルジャーでシルヴィを持ってこれ、タンクはシルヴィをSSできるので比較的貫通しやすいのが魅力です。

ボックスは同名ターン1がないので、ディアベルで回収すれば同一ターンに2回使えます。ボックス①は墓地から貼れるので、うまく回すとコストに困ることはありません。

マギストス要素は下記のnoteから学びました。採用するとボックス+ソルジャーから展開を伸ばせるのが強力です。ギミックとしてはメイン2枠、EX2枠で済むのでそこまで重くありません。

白き森まとめマギストスはアリ?|すりみ (note.com)

ボックス+ソルジャー以外でも、8シンクロは容易に出せるのでゾロアからクロウリーに触り、ハンドにだぶついた白き森を切ってSSできるのが便利でした。おまけにアルテミス装備でリンクの効果封じまで付いてきます。

地属性に変更してリーパーを出したりします

またゾロアは魔法使いなので、シルウィアやルシエラの効果が適用されライフカットに貢献してくれます。

チキンレースは自由枠ですが、ルシアと絡んで2ドローになり感触が良いです。

セレーネは蘇生がシンプルに便利なので、枠が許す限り入れたいです。

センチュリオン

アステーリャからプリメラをリクルートできたり、ガーゴイルと★2で光闇アンヘルを作れたりします。

アステーリャが止められたら、エンブレーマかスタンドアップがあればセンチュリオンが動き出します。

センチュリオン側からすると、1ターン目でコズブレが狙える★4チューナーを供給してくれるのが助かります。

スタンドアップで切って強いアステーリャを増やしていますが、単に★4チューナーを求めるのであればリゼットとルシアで事足ります。

比率としては実質1枚初動のセンチュリオンを優先し、組み合わせ初動の白き森は控えめにすると良いでしょう。

スネークアイ

篝火、エクセル、黒魔女+コストが白き森の初動になるのが強みです。篝火や黒魔女はアステーリャが止められた時の貫通手段としても見なせます。

神殿や火燐の存在で白き森のコストが潤沢に供給できます。

難点はスネークアイのパワーが高く、白き森展開の必要性を薄く感じてしまう点です。

ディアベルで返しに神殿を貼りなおせるのはなかなか面白いです。

デモンスミス

デモンスミスは召喚権を使わないので、ピリレイスを採用しやすいです。ただ癖が強いので、新規で代わりになる札が欲しいです。

強みとしては、スローンやデモンスミス関連など1枚から妨害を生むカードが多い点です。なので白き森の前にこれらから動き出せば、相手の妨害を踏み、本命の白き森を通しやすくなります。

難点としては種族の噛み合いがないことです。白き森より先にファントムやデモンスミスが立ちますが、これらが いいつたえ の対応種族だったらとよく思います。またスローンの攻守0はアステーリャやリゼットと合っているので、種族さえ合っていれば非常に便利でした。

デモンスミスはGがきついので、止まりどころをくれる白き森は悪くありません。またリンクが装備効果を持つので白き森のコストになれます。

スローンは白き森のコストになりつつ妨害を用意してくれ、相性が良いです。

ちなみにナンナを入れると白き森からデモンスミスにつながります。

流れは下記の動画が参考になると思います。

任意の魔法罠を持ってきたいなら、構築は下記のようになります。見ての通りEXがかなり厳しいです。メイン戦から考えるなら、スキドレ以外だと魔封じやサモンリミッター、魔法族の里あたりが候補でしょうか。

良さそうなカード

構築を探していて良さそうに感じたカードをまとめます。

エニグマスター・パックビット

コスト供給に優れています。

沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン

サーチが効く上に簡単に出せる妨害です。

ブルーミー

アステーリャに召喚権を使わずに展開できるようになります。引けなくてもルシエラでサーチできるので、貫通として使えなくもありません。除外したこのカードはディスパテルで帰還させれば無駄がありません。
問題は手札消費の多さと縛りです。

影法師トップハットヘア

白き森のコストを確保できる汎用リンク2です。

まとめ

白き森は癖はありますが、墓地の魔法罠回収を持っているのでポテンシャルは高く見えます。

回った後はリソースが潤沢ですし、テーマ魔法罠をうまく活用すれば消費が減ります。

現時点ではテーマ内に初動や貫通手段が不足気味なので、構築でフォローしたいです。

出張として使うには魔法罠コストが足枷になるため、相性の良いテーマは限られる印象でした。取り上げていない中で、烙印はアステーリャを烙印融合や気炎で落としやすく、黒衣竜で蘇生できるので採用が検討出来そうです。

気づいていない組み合わせや活用法がきっとあると思いますので、ぜひ探してみてください!
公開後すぐに緊テレ→サイキックリフレクターという良いギミックを聞きました。召喚権を使わずルシエラから白き森に触れて良さそうです。

おわり


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