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凡庸”Appleイベント”雑記「iPad」

新しいiPadが発表された。

iPad ProとiPad Air。久しぶりの新iPad。デザインや機能で飛び上がるほどの変化は無いが、(見ようによっては画期的なところもあるけど)望んでいるところは、気合を入れて抑えてきましたよと、Appleの(iPad)愛を感じる発表だった。

まずは、どうしても気になるのがiPad Pro。で目を引くのが、画期的な(個人的にようやく夢が叶った)薄さと、軽さ。11inchを取りい出すと、昨日までのiPad Proよりも、飛びきり薄くなっている5.9mmが、5.3mmという事は0.6mm薄い。

薄いということは、つまり、軽くなっている。11inchのWi-Fiだと,466gが444g。大した事はないかもしれないが、体感的には全く違うはず。

早く現物を見てみたい。

で、薄く軽くなったのは、ひとえにM4になったから。だてに、M3じゃなく、ひと足さきに新しいのを詰め込んだわけではない。消費電力を少なくすることがでできたから、バッテリーの量も少なく出来た。そして、発熱量も少なく熱の心配が減った。

前々から、何かとAppleは宣うのだけど、ハードとソフトを、まとめてすべて作っているから、調整具合が異次元になって、一見貧弱に思える内容でも、使い心地も異次元になっている。(カタログスペックでは、ウイン連合や、アンドロイド軍団には完敗している言い訳なのかもしれないけれど。)

でも、この薄くて軽く、それでいて、それを見事に裏切る高性能は、その賜物。

だけど、薄いとか、軽いとか、iPad Proじゃ語ってはいけない。今回のProはより一層、より濃厚にプロのためのiPadに仕上げてきた。正直、もう僕みたいな中身なしのカッコつけが、決して、手を出してはいけないものになった。もちろん価格も。

仮に、僕がこれを使うとして、絵心がなく、絵が全く描けないから、本来このiPadやこれまた新しくなったApple Pencilを活かすことができない。よくiPadを紹介しているYouTuberを見ると、うまい絵を描ける人が多い。

絵を描けないなら、一体どう活かそうか?

やっぱり、写真のRAW現像が一番だろうか。今も時々LightroomCCを使って現像している。ほかに何かいいアプリがあるようだけど、今ひとつどれがいいのか分かっていない。

今回のiPad Proはディスプレイも格段に成長している様。今回のUltra Retina XDRディスプレイは,OLEDディスプレイを重ねて、輝度を上げている。掟破りの精細ディスプレイ。

これなら、もしかしたら、数十万する現像用高級ディスプレイがわりになる、夢と希望を感じてしまう。実際はどうだろうか。もし、プロのお眼鏡にかなう映像処理ができたならば、僕個人的には、16万ほど購入しても元が取れる。

だけど、プロやハイアマチュアがiPadを使って、作品を作り上げているなんて事は今のところ僕の耳には入ってきていないので、やっぱり、物足りなさがついて回るのだろうか。

あとは、動画編集。これも、プロが使いこなし満足するほどの結果はまだ出ていない。やっと、iPadでやろうかなぁと、世の中が意識を持ち始めたところ。意地でもiPadで動画編集をしているYouTuberもいるけど、お遊びで使っている人がまだ多い。

第一、アプリも整っていないところがある。PC版とは、かなり機能が限定されていたり、使い勝手が悪かったり。(でも、僕自身ではほとんど使っていないから、聞き齧りのところが多いのだけど)

それでか、今回、Apple自身がFinal Cut Pro 2を発表した。これで、本格的にiPadで動画を!なんて人々が多くなるだろう。なんて、ことになったらうれしい。(別に僕に何にも徳があるわけじゃないけれど)

仮に、何かの偶然と、精神の破綻の結果、この新しく素晴らしいiPad Proを手に入れたとして、それを、創作活動に活用するとして、その性能を遺憾無く堪能できるのは、写真現像と動画編集の二択。絵が描ければ、グッと、欲しい感が増し増しになるのだけど、こちらは幼稚園の園児レベルなので、考えないことにしなければ。

だけどだ、手が出せない理由は、バカ高いこのiPadを”創作””創造””芸術”だけで、終わらせないから。素人の趣味の世界で留められない。”具体的””現実的””実質的”に使えるものとならなければ、どうにもこうにも成り立たん。現実が世知辛いから心に楽しむクッションがないので、哀れにも。それ以前に先立つものが無いだけだけど。

物足りなさが、iPadにはつきまとう。使えないもどかしさが、地の底からどんどん噴き出してくる。仕事で使おうにも、なかなか思いにまかせない。なんたって、メインで使っているエクセルでできないところが結構ある。VBAは我慢できるとして、プルダウンさえもできないのだから悲しい。

個人的には、Microsoftさんには、他は気合を入れなくていいので、エクセルだけ、Macと同じに組み上げて欲しい。そんなことが叶えば、かなり快適にお仕事が可能になるのに。

書類のほとんどはエクセルで作って、使っているので、二人が双子の様に一緒になれば、それこそ夢が現実になるのに。

他にも、いろんなお仕事アプリがあるから、そこそこ使える様になればiPad一枚で、出張や現場に飛び出せるのに。そう、今回の発表を見て、妄想を膨らませた。結局、夢破れて、Macに戻ってしまう悲しさよ。

それにしても、MシリーズになってからのMac。iPad喰いの快適極めり。立ち上がりは素早いし、そもそもシャットダウンする必要がない。アプリもキビキビと画面を縦横無尽に動き回る。

Macの利便性と多様性は圧倒的で、どんどん高まっている。本音から言うと、iPadをどうにか手放せないか。限られた資産を、MacとiPhoneに振り分けたい。なんと、新しいiPad万歳のつもりが、iPad使えねぇ〜なんて方向にいってしまった。

iPad Airも出たけど、もう疲れたので、それはまた今度、かもしれない。


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