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ナチスから美術品を取り戻せ

第二次世界大戦末期のヨーロッパで、歴史的建造物や重要な美術品を保護する任務を託された特別チーム「モニュメンツ メン  The Monuments Men」。映画『ミケランジェロ プロジェクト』は、ナチスドイツが略奪したおびただしい量の美術品を取り戻す作戦を描く、戦闘シーンのない戦争映画です。

実話に基づくミケランジェロ・プロジェクト

ルーズベルト大統領の特命で7人の美術専門家が集められ、危険な状況下で任務を遂行していく。激戦の爪痕が残る戦場を転々とめぐり、秘匿された美術品を探し出し、元の持ち主に戻す。ヘントの祭壇画やミケランジェロ作ブリュージュの聖母子などなど。それは人類の文化と歴史を守る戦い。

7人の美術専門家で構成されたチーム

ヒトラーが壮大な総統美術館を作ろうと考え、ドイツ軍に命じてあらゆる重要美術品を略奪させたのだ。一方、ピカソやクレーは退廃芸術として焼き払われる。情報を集め、協力者を見つけ、書類を解読し、鉱山のトンネルや古城の地下を探索する作戦は、東から迫るソヴィエト軍との時間の争い。

連合国軍内にも理解者がいない状況で

半世紀以上も前に見た、ナチスから多くの美術品を守るバート・ランカスター主演、ジョン・フランケンハイマー監督の『大列車作戦』という名作を思い出しました。ジョージ・クルーニー監督・主演のこの映画もなかなか面白い。マット・デイモン、ビル・マーレイなど共演者も芸達者で素晴らしい。


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