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蕎麦に秘めた緑

新刊や既存の本が最近売れない。予想の1/3ぐらいしか売れないのに、色々とお金がかかります。これはいけない。このままでは将来やりたいと思っている子ども食堂どころか、次回作の書籍も全く進みません。何かやらないといけないと思い、今までの仕事とは関係ない、蕎麦打ちの勉強をしてみようと思い、思い腰を上げて勉強に行ってきました。自分でそばを打つことができれば、将来の子どもたちにも食べさせてあげられるかもしれません。カレーは美味しいですが、カレー専門店の子ども食堂ではよくありません。色々な種類の美味しいものを食べさせてあげたいと思います。理想だけは一人前です。

さて蕎麦は白だと思っていましたが、ほんのりと緑色をしているものがあります。収穫期を迎えた蕎麦は、雨にさらされたり、温度によって酸化して、最初は緑で次第に色を薄めてしまうようです。そこで収獲期を逃さず、管理の仕方では薄い緑色が残ります。

水の比率は季節で変える。夏は少なめ

蕎麦粉とつなぎの小麦粉を7:3の割合で混ぜて、水を加えて混ぜます。蕎麦粉の比率が多いと難易度が上がるので、初心者用に考えてくれたのだと思います。大きな粒にが残らないように、細かい固まりになるまで丁寧に混ぜ合わせます。一見すると単純に見える作業ですが、ここでの優しさ丁寧さが味に影響すると思いました。

先生のコネコネ見本

細かくなったもの集めてコネコネします。球状にしたものを平べったくして、また丸くして捏ねての繰り返しです。この回数でも食感や風味が異なるようです。地球平和とVIVANTの考察をしながら作業を繰り返します。

緑色を感じる色になります。

100回ぐらいこねるとだいぶ綺麗な形になります。丸めて菊のような形にして、へそ出しという工程を経て伸ばす作業に入ります。

先生の説明。優しくしないと切れてしまうと注意
続いて切る作業

各工程で力がいりますし、毎日やるのは大変な作業だなと思いました。最大10人前を一度に作れるそうです。上手に切ると先生に褒められたのでいい気になって、さらに勉強して体得していきたいと思いました。

重い腰を上げただけあってコシのある美味しい蕎麦が出来ました。理想だけは一人前、美味しい蕎麦は二人前。最初は理想に満ちた緑色も状況の変化で形が変わっていきます。蕎麦は土壌が枯れていても育つ生命力の高い植物です。理想の緑を薄めないように、蕎麦の花ように強く諦めないでもう少し頑張りたいと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。
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