「魅惑の心理」マガジンvol.233（人を壊すギャンブル依存症）

ドジャースは3月21日、大谷翔平選手の通訳である水原一平さんを解雇したと発表しました。理由は水原さんが違法賭博に関与した疑いがあるということで、開幕戦の現場も日本のファンも大混乱になり、一時、 Xのトレンドも「水原一平」「違法賭博」「解雇」などこの話で埋め尽くされました。水原さんは大谷選手の通訳ということもあり、メディアにもよく映り込み、ファンもいるような人でした。複数の情報が流れてくる中で、どこまでが真実かはわかりませんが、億単位の多額の金銭を大谷選手から窃取し、違法ギャンブルにつぎ込んでいたという話もあり、思わずスマホを片手で持ちながら、「え、なんで?」と衝撃はこんな感じでした。

記事には「窃盗」という衝撃的な内容もあり、あくまでも「複数の関係者から情報を得た」というスポーツ専門局であるESPNの取材によると、南カリフォルニアのブックメーカーにギャンブルで借金をつくり、その金額が多額で、大谷選の口座から450万ドル（約6億8000万円が送金されたという話です。仲が良かったとはいえ、大谷選手のお金を自由にできる、金額が信じられないほど巨額など、理解しにくい部分はありますが、「ギャンブル依存症」という恐ろしい病気の前では、ありえるかもと思った次第ではあります。

世の中にはギャンブル依存症からどうしたら解放させてあげられるのかという治療や論文などを出している研究者は多くいるのですが、ポーポーは逆に「何が人をギャンブル依存に導くのか」ということを長年、企業と研究してきたこともあり、そこに明るい変わった研究者なので、今回の「魅惑の心理学」は人を簡単に壊してしまうギャンブル依存症について、最近逮捕された別の依存症のユーチューバーの例も見ながら解説していこうと思います。