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【𝟠/𝟐𝟔㈯倧阪再開催予定】むベントレポヌト「2030SDGsカヌドゲヌム」取り残さない代償ず取り残される自由

●前回筆者が参加した回の開催抂芁
Facebook→https://fb.me/e/tavscJq7
内山さんより→https://suplife.or.jp/2023/04/28/
★倧阪での再開催𝟠/𝟐𝟔㈯14-16時
→https://fb.me/e/1g4Km54KP


●はじめに


珟行のSDGsが2030幎の達成に向け、「S」Sustinable=持続可胜に関しお、そもそも「Regenerative再生」ではないか、ず提唱される声も聎かれる昚今ですが、教育テレビでもSDGsを孊ぶ番組が攟送され、玄10皮類のカヌドゲヌムが開発されおいるそうです。
実際に、'23幎5月、SDGsを孊ぶためのカヌドゲヌムに参加したした。
少し遅刻しおしたったので、芋孊に培したこずや、以前、オンラむンでも参加歎があるこずから、孊びが深たったずいう偎面がありたす。
率盎な感想ずしお、ゲヌム本線での詊行錯誀を芋届けるよりも、認定ファシリテヌタヌ内山映矎さんによる発問や振り返りが最も印象的な時間ずしお残りたした。その埌の生掻にも圱響しおいるずころがあるず感じるほどです。
以䞋、今回のゲヌム䞭の具䜓的な展開やチヌムの評䟡にはあたり蚀及しおおりたせんが、䌁画党䜓を通じお私なりに至った気付きや䟡倀芳の倉化を改めお曞き残したいず思いたす。

★䞊蚘の通り、8/26㈯に倧阪で再開催されたすので、ご怜蚎くださいたせ。共催団䜓の情報は末尟に瀺したす。
※カヌドゲヌムには耇数の皮類があり、過去にはオンラむン䞊での「アりトサむドむン」に参加したこずがありたすが、今回は珟地開催された「SDGs 2030」に関する内容です。

●ゲヌムの抂芁※既にご存知の方は適宜読み飛ばしおください


流れずしおは、参加する個々人が「プロゞェクト」を実行しながら、個人目暙カヌドの達成ず共に【䞖界の状況メヌタヌ】を向䞊させおいくこずを目暙ずしたす。
チヌム分け以䞋島を行いたすが、島同士は戊うのではなく、党おの島が圱響する❝䞖界❞を向䞊させるべく、連携する関係にありたす。他のチヌムに亀枉するこずも可胜です。
目暙ずしおは、❝䞖界❞における状況メヌタヌ、経枈・環境・瀟䌚の倀それぞれ、青色・緑色・黄色のメヌタヌで衚瀺の䞉芁玠を均衡に増加させおいくこずです。
各参加者によっおプロゞェクトが実行されるず、そのメヌタヌは増枛し䟋経枈が向䞊する分、環境が䜎䞋する、そのプロゞェクトを実行するにも個人が十分な「お金」ず「時間」を有しおいる必芁がありたす。
→ゲヌムが展開するほど、自分が手札からどのプロゞェクトを遞択するか迷っおいるうちに、ほかの参加者によっお次々にプロゞェクトが実行されおいくようになり、状況の倉動が激しくなりたす。するず、「お金」「時間」を頌ろうず芋蟌んでいたメンバヌが既にプロゞェクトや別のメンバヌに䟛絊枈みずなっおしたっおいる堎合があり、䞖界の状況を補正しようず実行した぀もりがかえっお偏りや悪圱響を及がす可胜性もありたす。随時、島や「銀行」の支揎を受けるこずはできたすが、目の前の䞀人ず぀の状況ず䞖界の状況の䞡方を芋極められるかが、このゲヌムの手がかりずなりたす。※あたりに、䞖界の状況が偏り過ぎるず、プロゞェクトが実行できなくなっお手詰たりになるそようです。

●ゲヌム盎埌に聞かれた他の参加者からの気付き


・自分個人の目暙から、埐々に䞖界の目暙ぞず、芖野が広くなっおいった。
・ゲヌムの途䞭の時点で䞀旊目暙が達成できるず、再び䞋回るのが怖くなり、新たなプロゞェクトを実行しようか迷った。
・ゲヌムを通しお、どのような瀟䌚課題があるのかを知るこずができた。
・文章だず理解しづらいこずが、ゲヌムで芪しみやすく把握できた。
・ゲヌム党䜓を進めるずいう発想になるず性栌が衚れやすく、䞀旊自分の「お金」を枡すだけ枡しおほかの人が実行したいプロゞェクトを優先する人も。※手持ちの「お金」や「時間」を党お倱うプロセスがあっおも倱栌にはならない。
・オンラむンも䞀床経隓枈みの筆者にずっおは、カヌドの眮き方の向きが自由なので、島ごずに話し合いの違いが衚れやすい様子が印象的で、自分の島の䞭での連携が匷くなったず感じた。前情報だず、他チヌムの䜜戊が聞こえおくるので、他チヌムずの亀流がむしろ掻性化しやすくなるず聞いおいたが、むしろ反察の結果だった。

※特に勝ち負けが分かれないずいうこずに関しお
・ゲヌムの構造䞊、プロゞェクトに取り組たないず目暙が達成できないので、戊略ずしおずにかく倚くのプロゞェクトに取り組むようにした。勝ち負けが分かれる䞀般的なゲヌムであれば、あえお行動に出ないこずも勝぀ための戊略だが、このゲヌムでは違った。
・分かち合うずいう姿勢が生たれた。
・それでも、自分の資源を貯めたいずいう気持ち自分の資源を貯めないずゲヌムを実行できない状況があるず、盞手の目暙に協力するこずに抵抗は生じた堎面もあった。

●ファシリテヌタヌ内山さんからの問いかけや解説を経お促された気づき


・内山さん自分の島の䞭で䜕を尊重したか
→筆者尊重するものを確かめ合うほど、他の島に頌らなくおも「お金」ず「時間」の亀換が成立しおいた様子で、亀枉する堎合に特定の人に任せおいるこずもあるず思う。
そのため、自分も芋孊ではなく参加しおいたら、䞖界の状況メヌタヌこそ確認しおも、自分がほかの島の状況を確認しに行ったり、䞖界党䜓の様子が具䜓的に知ろうず芳察する機䌚は少なかったず思う。
・内山さん「子どもの劎働」のような、䞖界の状況を優先するために人々を犠牲にするプロゞェクトの実行をどう思ったか
→嫌だず思い぀぀、最初に実行しおしたった。手元にずっず残しおおきたくなかった。
・内山さんゲヌムを通じお、自分の「枠」が䜕かを知る。
※盎接問いかけられたわけではないが、印象に残った発蚀。
→筆者そもそも「枠」ずいう存圚が、ちょっずした行動の䞭に朜んでいるこずを思い知った。䟋えば「お金」や「時間」を頌りたいず思った時に声をかけそびれるず、自分のプロゞェクトが実行できないたたゲヌムが展開しおいっおしたう。瀟䌚課題にた぀わる思考の「枠」ずいうよりも、日頃の芁求やその他実行の振り返りをするきっかけになった。
・内山さん「あればあるほど」だったら※䞖界の状況メヌタヌ経枈・環境・瀟䌚は、䞀぀を䌞ばすためにどれか䞀぀を犠牲にしなければならないずも限らない。たた、䞖界の䞭での日本ずいったように情報量の䞭で刀断するず倉わるこずがある。
→[NEW]筆者参加圓時は特に考えが浮かんでいなかったのですが、新たに浮かびたした。䞖に知られおいない瀟䌚課題が明るみになればなるほど、課題解決に取り組む意識化が広がり、それが文化になるずいうこず。他方、課題を䞭心に眮くこずで、本質を芋倱うず取匕先ず癒着が生じるなどしお解決たでがかえっお遠のくこずがあるこずには泚意したい。※カりンセリングで本人の自立よりもずにかく来談させ続けるなど。

●チェックアりトで筆者が芋枡した、ゲヌム内ず実瀟䌚の❝䞖界❞の連動
SDGsには「誰ひずり取り残さない」No one will be left behindずいう暙語がありたす。
しかし、圓日の私は遅刻しお、カヌドゲヌム参加者の䞀員ずはならず、ゲヌム内の瀟䌚からは「取り残される」䞀人になっおいたずいえたす。

しかし、
――この「取り残される」状況は、果たしお瀟䌚から孀立した情景なのか
――䞖界から䞀旊解攟されるような「取り残される」ゆずりや自由を謳歌しおいるのでは
ず【䌑日】に倖を出歩いたりニュヌス番組を芳たりしお❝䞖界❞を即物的に捉える情景に近い䞀面がありたした。

その【䌑日】すら堪胜できなくなり、瀟䌚の真ん䞭で参画すれども、「お金」や「時間」が䞍足しお暮らしから「取り残される」状況に陥るこずの方がよほど恐ろしいず感じたした。

――この「瀟䌚の䞀員ずしお参画」ずいうのは、収益のための勀劎ならただしも、瀟䌚の最前線で瀟䌚貢献掻動をしおも無償の人々がいるずいうある皮の矛盟に泚目したものです。
 勀劎こそ囜民の矩務ずされおいたすが、瀟䌚課題解決や瀟䌚貢献は、それに立ち䞊がった人たちがむしろ「取り残される」状況にもなりえたす。
 するず、カヌドゲヌムで「時間」や「お金」を䞎え合ったり、実瀟䌚でも寄付ずいう仕組みが存圚するこずは、その矛盟を解消するのものずしおむしろ自然な営みずも思えおきたした。

私たちの暮らしは、勀劎する人々によっお成り立っおいたすが、自分が欠勀した日に、その劎働瀟䌚ず接觊を絶たねばならない䟋えば、買い物をせず自絊自足しなければならないずいうこずはありたせん。

ある知人が、う぀病で蟞職した時、圓初は自分の欠員のせいで䌚瀟に迷惑をかけお申し蚳ない気持ちでいっぱいだったそうですが、埐々に「それでもこの䞖界は回っおいる」状況に盎面しお、自分らしい生き方を芋぀め盎すきっかけになったずいいたす。

぀たり、参画する先から「取り残される」こずは嘆かわしいこずでも、「取り残される」先があるこずleft ❝here❞こずはむしろ倧切なこずだず思いたした。

その❝here❞が、カヌドゲヌムだず【個人目暙】ずしお倧切になっおくるずころずも思いたした。

そもそも、その個々人が事業䞻䜓ずしお存圚するから掻動も「持続可胜」であるこずを忘れおはならない、ずいう関心の方に私は぀い぀い向いおしたいたす。
※それは、ファシリテヌタヌの問いかけに立ち返るず、瀟䌚の「枠」を倖そうずしお、私自身が「枠」に収たった思考をしおしたっおいる疑いを芋぀め、再怜蚎しおいく぀もりです。

 カヌドゲヌムに眮き換えるず、環境緑色・瀟䌚黄色の郚分に盞圓する䞀方で、経枈青色が保障されおいない䞍均衡に着目しおいるずいうこずです。
その察象は、人々のみならず動怍物なども圓おはたるこずでしょう。

以䞋、カヌドゲヌムの話題からは倖れ぀぀ありたすが・・・もう少しだけこの論考の垰結ずしおお話しさせおください。

「取り残さない」ず聎くず、環境を空間的に確保しお守るこずを想像しおしたいたすが、そこには「取り残さない」掻動䞻䜓の意図が匷く蟌められた支配・管理が生じおしたうこずがありたす。

 むしろその支配・管理的な空間があれば、解攟しお「取り残しおあげる」こず、その❝自生❞が荒れない皋床に支揎するこず・・・ただただ抜象的ですが、䟋えば、斜蚭を䜜るなら公共空間を掻甚しながら怜蚎するなどができないか、私も考えおいきたくなりたした。

 具䜓的な掻動や事業に結び぀けるために、先ずは自分が垰属しおいる各居堎所・コミュニティに朜んでいる「枠」に気付いおいきたいず思いたす。

●おわりに協賛法人認定NPO法人Giftの玹介


※SDGsカヌドゲヌム自䜓は単䜓で䜓隓䌚が行われおいたすが、8/26に再開催の折には、内山さんはゲスト講垫、䞻催は圓団䜓ずいう扱いになりたす。

★認定NPO法人Gift
https://giftboxcharity.org/db/abouus/
★ファシリテヌタヌ内山さんが所属するNPO法人SUPLIFE
https://suplife.or.jp/

「寄付文化の実珟」を団䜓のVisionに眮き、孊びず察話の堎を倚数開催しおいたす。
寄付先ずは、瀟䌚課題を解決しようず立ち䞊がる人々や組織が䞻な察象ずなりたす。しかし、そもそもどのような瀟䌚課題が存圚するのか、その重芁性が䜕なのかが認知されおいないず、支揎の茪は広がりづらいものです。
そこで、瀟䌚課題を知る䞀環ずしお、'23幎8月は「倏た぀り」月間ず題し、䞀般垂民向けにもオンラむン・オフラむン東京・倧阪で様々な䌁画を開催しおいたす。
䞭でも、SDGsカヌドゲヌムの認定ファシリテヌタヌの内山さんを講垫に招き、ゲヌムの実斜ず共に察話の時間を重芖した䌚は、既に定期開催䞭の恒䟋䌁画ずなっおいたす。
※筆者は、Gift偎の䌚員であり、内山さんずも面識があるほか、たた別のコミュニティでカヌドゲヌムぞの参加歎があったこずから、参加しおみようず思いたした。
※この堎では、認定ファシリテヌタヌの内山さんず、Giftの理事長代衚の小山さんは、お互いの業務や関心が【ファンドレむゞング】ずいう点で共通しお、共催する間柄になったようです。
(※䞀般䌁業の財務を「ファむナンス」ず呌ぶのに察しお、䞻にNPO向けの資金調達を「ファンドレむゞング」ずいいたす。これもカヌドゲヌム内で䞀぀の芁玠になっおいる点ですので、今回を機に認知いただけたすず幞いです。
この堎では、お二人それぞれの玹介は割愛したすので、リンク先をご参照いただけたすず幞いです。

以䞊、お読みいただきたしお、ありがずうございたした。

#認定NPO法人Gift #瀟䌚課題 #SDGs #カヌドゲヌム #むベント #寄付文化 #誰䞀人取り残さない

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