ぱソんこ

VR・ゲームを好む新人ゲームデザイナー兼ゲームライター https://passonc…

ぱソんこ

VR・ゲームを好む新人ゲームデザイナー兼ゲームライター https://passonco.itch.io/

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  • VR元年クロニクル

    同人誌の発行を目指してVRゲームに関するノウハウや批評を連載します。

記事一覧

固定された記事

大学生活4年間からふりかえるゲームライター「ぱソんこ」

筆者紹介:ぱソんこ(Twitter:@passonco)——VRとゲームを好む大学生。2016年11月にPANORA VRで翻訳記事を書き始め、同年12月にOculus Rift CV1 & Oculus Touchを購入した…

ぱソんこ
4年前
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ぱソんこがライターとして書いた取材・レビュー記事一覧(2023)

2023年のVRは前年と比べてハードウェア出荷台数が落ち込んだ年なのはぶっちゃけそうなのだが、これについては別に記事を書いていて、2024年の1月には公開されるんじゃない…

ぱソんこ
4か月前
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高校三年生のころ(2015年)に書いたVRのレポートを実家で見つけたので公開する

以下、タイトル通り。ゴールデンウィークで実家に帰って、クローゼットを整理していたら見つけた。誤字脱字修正はないが、本文の後に2023年の視点から見た指摘や反省点など…

ぱソんこ
1年前
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ぱソんこがライターとして書いた取材・レビュー記事一覧(2022)

2022年はTGS2022でVRが躍進したように見えて、一方でQuest 2が値上がりし、北米でVRがそれなりに定着する一方で日本と欧州がまだ追いついていないなど、振れ幅が大きい年で…

ぱソんこ
1年前
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【#ぱソ天】Half-Life: Alyxをクリアまでプレイした二人が感想を語る:VRゲーム編

2022年1月29日、Twitterのトーク機能であるSpaceにてぱソんことアロハ天狗の二名によってHalf-Life: Alyxが語られた。口頭の対談を読み物として最適化した上で記事にしまし…

ぱソんこ
1年前
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VRゲームで三人称視点がマイナーなのは「主人公が"他人"になってしまう」から

ふつうゲームをプレイする人は、手元のコントローラを通して平面のモニターの中にいる主人公を操作することに疑問を抱かない。俯瞰視点でマリオをジャンプさせるときも、主…

ぱソんこ
2年前
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ぱソんこがライターとして書いた取材・レビュー記事一覧(2021)

2021年は昨年から引き続き感染症対策が行われる中、なんとかしてリアルに戻ろうとする動きとCG空間に可能性を見出すメタバースの再燃の両方が大きいように感じました。個人…

ぱソんこ
2年前
8

【#ぱソ天】Half-Lifeを初代からAlyxまでプレイした二人が感想を語る:Half-Life 2とPortal編

2021年7月24日、Twitterのトーク機能であるSpaceにてぱソんことアロハ天狗の二名によってHalf-Lifeシリーズが語られた。口頭の対談を読み物として最適化した上で記事にしま…

ぱソんこ
2年前
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【#ぱソ天】Half-Lifeを初代からAlyxまでプレイした二人が感想を語る:Half-Life初代編

2021年7月24日、Twitterのトーク機能であるSpaceにてぱソんことアロハ天狗の二名によってHalf-Lifeシリーズが語られた。口頭の対談を読み物として最適化した上で記事にしま…

ぱソんこ
2年前
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『Half-Life: Alyx』は「恐怖」でプレイヤーのテンポ感を制御してVR酔いを防ぐ。

この記事は上記のHalf-Life: Alyxコラム記事の省略版である。 前置き 2020年3月24日、VALVEよりVRゲーム『Half-Life: Alyx』が発売された。AlyxはFPS『Half-Life』シリー…

ぱソんこ
2年前
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VRゲームの理想と限界を見せる『Boneworks』物理演算と身体感覚のシナジーが生み出す没入感を探る

本記事はHalf-Life: Alyx発売前の2019年12月~2020年3月に書かれたもので、Half-Life: Alyxと比較してやや古い記述があるかもしれない。Half-Life: Alyxとの紹介を合わせて…

ぱソんこ
2年前
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【コラム】至高のVRゲーム『Half-Life: Alyx』はなぜ怖くて面白いのか?VALVEがとった逆算のVRゲームデザインを考察しよう。

この記事は2020年の春から夏に執筆されたものだが、諸事情により1年の時を経て公開することとなった。この記事の執筆後にリリースされた開発者コメンタリーモードを経ても…

ぱソんこ
2年前
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「没入型シミュレーション」と「創発的ゲームプレイ」のひみつ

この記事は2020年10月12日にVRSNS「Cluster」で開催されたイベント「#VR元年を終わらせる会」で筆者が発表したスライド「物理演算の次は化学演算だ!Immersive Simの秘密」…

ぱソんこ
3年前
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ぱソんこがライターとして書いた取材・レビュー記事一覧(2020)

筆者紹介:ぱソんこ(Twitter:@passonco)——VRとゲームを好む兼業フリーライター。2016年11月にPANORA VRで翻訳記事を書き始め、同年12月にOculus Rift CV1 & Oculus Tou…

ぱソんこ
3年前
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ウォーキングシミュレータとしてのOuter Wildsと断片的なストーリーテリング

2019年5月に発売されたアドベンチャーゲーム『Outer Wilds』は海外では発売当初から批評家の評価は高く、数多くの賞にノミネートされていたが、日本での知名度はいささか低…

ぱソんこ
3年前
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ぱソんこがライターとして書いた取材・レビュー記事一覧(2019)

筆者紹介:ぱソんこ(Twitter:@passonco)——VRとゲームを好む大学生。2016年11月にPANORA VRで翻訳記事を書き始め、同年12月にOculus Rift CV1 & Oculus Touchを購入した…

ぱソんこ
4年前
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大学生活4年間からふりかえるゲームライター「ぱソんこ」

大学生活4年間からふりかえるゲームライター「ぱソんこ」

筆者紹介:ぱソんこ(Twitter:@passonco)——VRとゲームを好む大学生。2016年11月にPANORA VRで翻訳記事を書き始め、同年12月にOculus Rift CV1 & Oculus Touchを購入したことによりVRレビュー記事を書くようになる。2018年にはIGN JAPANでゲーム記事を書き始め、2020年1月からは電ファミニコゲーマーにも寄稿。現在卒業研究を終えて新卒

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ぱソんこがライターとして書いた取材・レビュー記事一覧(2023)

ぱソんこがライターとして書いた取材・レビュー記事一覧(2023)

2023年のVRは前年と比べてハードウェア出荷台数が落ち込んだ年なのはぶっちゃけそうなのだが、これについては別に記事を書いていて、2024年の1月には公開されるんじゃないかと思う。

この記事では主にゲームのレビューや取材記事をサイト毎の時系列順に載せている。自分で数えたら2023年は16本の記事で、2022年が9本だったので7本増えた。ぶっちゃけ減ることはあっても増えるとは思ってもみなかった。

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高校三年生のころ(2015年)に書いたVRのレポートを実家で見つけたので公開する

高校三年生のころ(2015年)に書いたVRのレポートを実家で見つけたので公開する

以下、タイトル通り。ゴールデンウィークで実家に帰って、クローゼットを整理していたら見つけた。誤字脱字修正はないが、本文の後に2023年の視点から見た指摘や反省点など振り返りを記述した。題名『ヘッドマウントディスプレイの展望』。

1.ヘッドマウントディスプレイとは?
頭部につけるディスプレイ装置である。(仮想現実への没入を目的とする)ゴーグルのように視界を覆いかぶさるタイプのものと、(拡張現実への

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ぱソんこがライターとして書いた取材・レビュー記事一覧(2022)

ぱソんこがライターとして書いた取材・レビュー記事一覧(2022)

2022年はTGS2022でVRが躍進したように見えて、一方でQuest 2が値上がりし、北米でVRがそれなりに定着する一方で日本と欧州がまだ追いついていないなど、振れ幅が大きい年でした。

この記事では主にゲームのレビューや取材記事をサイト毎の時系列順に載せてあります。自分で数えたら2022年は9本の記事で、2021年が12本だったので3本減りました。

●IGN JAPAN(7本)2021年を

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【#ぱソ天】Half-Life: Alyxをクリアまでプレイした二人が感想を語る:VRゲーム編

【#ぱソ天】Half-Life: Alyxをクリアまでプレイした二人が感想を語る:VRゲーム編

2022年1月29日、Twitterのトーク機能であるSpaceにてぱソんことアロハ天狗の二名によってHalf-Life: Alyxが語られた。口頭の対談を読み物として最適化した上で記事にしました。

Half-Lifeシリーズ過去作の感想については以下の二つの記事をご覧ください。

登場人物ぱソんこ

アロハ天狗

前回のあらすじぱソんこ 以下、P(本文中では”ぱソんこ”):前回はTwitter

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VRゲームで三人称視点がマイナーなのは「主人公が"他人"になってしまう」から

VRゲームで三人称視点がマイナーなのは「主人公が"他人"になってしまう」から

ふつうゲームをプレイする人は、手元のコントローラを通して平面のモニターの中にいる主人公を操作することに疑問を抱かない。俯瞰視点でマリオをジャンプさせるときも、主観視点でマインクラフトでダイヤモンドを掘るときも「そういうもの」として受け入れられている。

一方、VRゲームでは「画面に映るキャラクターを操作する」ゲームはかなりの少数派で、ほとんどは主人公の一人称視点を採用している。いったいなぜVRゲー

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ぱソんこがライターとして書いた取材・レビュー記事一覧(2021)

ぱソんこがライターとして書いた取材・レビュー記事一覧(2021)

2021年は昨年から引き続き感染症対策が行われる中、なんとかしてリアルに戻ろうとする動きとCG空間に可能性を見出すメタバースの再燃の両方が大きいように感じました。個人的には、上京してVRゲームの開発に関わるようになったことが一番の大きな変化ではあります。

この記事では主にゲームのレビューや取材記事をサイト毎の時系列順に載せてあります。自分で数えたら2021年は12本の記事で、2020年が13本だ

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【#ぱソ天】Half-Lifeを初代からAlyxまでプレイした二人が感想を語る:Half-Life 2とPortal編

【#ぱソ天】Half-Lifeを初代からAlyxまでプレイした二人が感想を語る:Half-Life 2とPortal編

2021年7月24日、Twitterのトーク機能であるSpaceにてぱソんことアロハ天狗の二名によってHalf-Lifeシリーズが語られた。口頭の対談を読み物として最適化した上で記事にしました。

Half-Life初代については【#ぱソ天】Half-Lifeを初代からAlyxまでプレイした二人が感想を語る:Half-Life初代編をご覧ください。

登場人物ぱソんこ

VRに強いゲームデザイナー

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【#ぱソ天】Half-Lifeを初代からAlyxまでプレイした二人が感想を語る:Half-Life初代編

【#ぱソ天】Half-Lifeを初代からAlyxまでプレイした二人が感想を語る:Half-Life初代編

2021年7月24日、Twitterのトーク機能であるSpaceにてぱソんことアロハ天狗の二名によってHalf-Lifeシリーズが語られた。口頭の対談を読み物として最適化した上で記事にしました。

登場人物ぱソんこ

ゲームデザイナー兼ゲームライター。副業でゲームメディア向けにVRゲームの記事を書き、本業ではVRゲームのゲームデザイナーをしている。Twitterやゲームでは”Passonco”、メ

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『Half-Life: Alyx』は「恐怖」でプレイヤーのテンポ感を制御してVR酔いを防ぐ。

『Half-Life: Alyx』は「恐怖」でプレイヤーのテンポ感を制御してVR酔いを防ぐ。

この記事は上記のHalf-Life: Alyxコラム記事の省略版である。

前置き
2020年3月24日、VALVEよりVRゲーム『Half-Life: Alyx』が発売された。AlyxはFPS『Half-Life』シリーズの13年ぶりの新作でありながらVRゲームで珍しい超大作で、Alyxが今後のVRゲームの基準になることは間違いない。

ただし、シリーズのファンからは「あきらかに過去作よりホラー

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VRゲームの理想と限界を見せる『Boneworks』物理演算と身体感覚のシナジーが生み出す没入感を探る

VRゲームの理想と限界を見せる『Boneworks』物理演算と身体感覚のシナジーが生み出す没入感を探る

本記事はHalf-Life: Alyx発売前の2019年12月~2020年3月に書かれたもので、Half-Life: Alyxと比較してやや古い記述があるかもしれない。Half-Life: Alyxとの紹介を合わせて「VR元年の逆襲」というテーマで執筆していた。

前置きVRゲームの開発者やプレイヤーに付きまとう一番の問題は「VR酔い」だ。VRゲームの開発はVR酔い対策との戦いであり、VR酔いが起

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【コラム】至高のVRゲーム『Half-Life: Alyx』はなぜ怖くて面白いのか?VALVEがとった逆算のVRゲームデザインを考察しよう。

【コラム】至高のVRゲーム『Half-Life: Alyx』はなぜ怖くて面白いのか?VALVEがとった逆算のVRゲームデザインを考察しよう。

この記事は2020年の春から夏に執筆されたものだが、諸事情により1年の時を経て公開することとなった。この記事の執筆後にリリースされた開発者コメンタリーモードを経てもなお、この記事で述べる意見が変わることはない。Half-Life: AlyxもといHalf-Lifeシリーズはどうしても日本での認知が低く(スピンオフのPortalシリーズはかなり人気なのだが)、本作の考察らしい考察の記事も日本語ではほ

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「没入型シミュレーション」と「創発的ゲームプレイ」のひみつ

「没入型シミュレーション」と「創発的ゲームプレイ」のひみつ

この記事は2020年10月12日にVRSNS「Cluster」で開催されたイベント「#VR元年を終わらせる会」で筆者が発表したスライド「物理演算の次は化学演算だ!Immersive Simの秘密」をもとに加筆・修正したものです。

この記事では、日本語の情報が少ない「没入型シミュレーション(Immersive Sim)」および「創発的ゲームプレイ(Emergent Gameplay)」の簡単な解説

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ぱソんこがライターとして書いた取材・レビュー記事一覧(2020)

ぱソんこがライターとして書いた取材・レビュー記事一覧(2020)

筆者紹介:ぱソんこ(Twitter:@passonco)——VRとゲームを好む兼業フリーライター。2016年11月にPANORA VRで翻訳記事を書き始め、同年12月にOculus Rift CV1 & Oculus Touchを購入したことによりVRレビュー記事を書くようになる。2018年にはIGN JAPANでゲーム記事を書き始め、それ以降はIGNJを中心に活動。2020年には電ファミニコゲー

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ウォーキングシミュレータとしてのOuter Wildsと断片的なストーリーテリング

ウォーキングシミュレータとしてのOuter Wildsと断片的なストーリーテリング

2019年5月に発売されたアドベンチャーゲーム『Outer Wilds』は海外では発売当初から批評家の評価は高く、数多くの賞にノミネートされていたが、日本での知名度はいささか低かった。

2020年4月、個人ゲーム開発者のもっぴん氏がTwitterで絶賛し、これにつられてWebメディア「ねとらぼ」副編集長の池谷勇人(てっけん)氏がOuter WildsにドハマリしてTwitterで布教を始めたこと

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ぱソんこがライターとして書いた取材・レビュー記事一覧(2019)

ぱソんこがライターとして書いた取材・レビュー記事一覧(2019)

筆者紹介:ぱソんこ(Twitter:@passonco)——VRとゲームを好む大学生。2016年11月にPANORA VRで翻訳記事を書き始め、同年12月にOculus Rift CV1 & Oculus Touchを購入したことによりVRレビュー記事を書くようになる。2018年にはIGN JAPANでゲーム記事を書き始め、2019年はIGNJを中心に活動している。現在就活を終えて研究活動と単位の

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