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昭和の名車が走る!長野電鉄長野線 探訪記①

こんにちは。隣の芝生です。

前回までは、上田交通別所線の訪問記を取り扱いました。①は大変ご好評頂き、note公式さんの旅行記まとめマガジンにも掲載して頂けました。調子に乗って出した②は大コケしました

 前回までは保存車を中心に紹介しましたが、今回はなんと"まだ走ります"。東京から撤退してもなお、長野で余生を送っているまだまだ現役な昭和の名車たちを総ざらいしましょう。どちらかと言うと鉄道ファン向けのオタクチックな記事ですが、一般の方も付いていけるように編集を心掛けております。

旅は長電長野駅からスタート

 こちらは少し前の「昭和レトロ遺構群」の記事でも使った長野駅の画像。途中までは同じ画像が続くので、過去にご覧になった方はもう少しご辛抱。

時刻表を見ると朝は基本毎時4本、日中は特急を含めて3本といった不均等ダイヤ。長野オリンピックあたりまでは、綺麗な15分間隔の普通電車の合間を縫うように特急が走っていたようです。地方の人口現象の恐ろしさを感じる。

改札は… なんと自動ではない

改札は、いまとなってはすっかり珍しくなった車掌さんが切符を切ってくれるタイプの簡素なものです。券売機が最新型だっただけにギャップが大きい。

 広告を見て頂ければおわかりかと思いますが、長野には渋谷やたまプラーザと同様に東急百貨店があります。五島慶太翁の出身が長野だからか、結構東急資本が入ってる印象あります。それこそ前回の上田交通なんかも、車両譲り受けてるだけじゃなくて東急系なのよ。

 それではホームに降りてみましょ。

おお!これはこれは253系 NE… R?

ホームに降りるといきなりNEXの愛称で親しまれたJRの成田エクスプレス253系がお出迎え…? あれ?

 元々JRのロゴが入っていた右肩には「NER」の文字、左には「SNOW MONKEY」の文字が。これは一体。

 そうです。長野電鉄に入って2100系に改番され、新たに「スノーモンキー」という愛称が付きました。

 それにしても、そこに「NER」入れるとはよく考えたね。JRロゴ入ってた位置に、推定「Nagano Electric Railway」の頭文字入れて、そのままの雰囲気を保たせる工夫よ。その上、元々の本職だった成田エクスプレスのNEXとも掛けているという。一本取られた。

 そのまま長電に乗って、終点の湯田中を目指していきます。長野から最初の5分程度は地下区間(昭和レトロ遺構群回で扱ってます)を進み、まずは信濃吉田で下車。

長野から6駅進んだ信濃吉田駅。駅前の雰囲気は普通に都会です。

信濃吉田駅は、並行して走るJR北長野駅に近接した駅です。長野電鉄は毎時2本、JRは毎時1本が基本なので、発車時間帯に合わせて使い分けもできそうな比較的便利な地域です。駅前には「ながの東急ライフ」という商業施設があったり、普通に電車通勤・通学と駅前だけで生活が完結しそうな感じ。

案内は上下線共通で1台

これ僕も長野あんま詳しくないので驚いたんですが、案内表示機の時間が逆転していますよね。それもそのはず、これ上段は上りで、下段は下りなので、独立した情報を一台で捌いているんです。

幸いにも地理はわかるので、信濃吉田から見て長野と須坂が逆方向というのは直感で認識したんですが、結構初見トラップだね。わざわざ自作の矢印貼ってるあたり一定数誤認する人いたんだと思う。"野良サイン"ってこういう味わいがあるのね。

ちょっと線路脇の踏切のあたりまで行ってみようか。

253系NEX改め、2100系NERスノーモンキー

自分の記憶よりもボディが真ん丸でした。あんま速くなさそうに見えますが、昔は空港特急でスカイライナーとしのぎを削っていた車両。

長野電鉄は、普通列車の補完的存在として特急を走らせているところはあるので、なんと追加100円で乗れます。

こちらは東急8500系… ではなく長野電鉄8500系

こちらは、東急時代から数字そのままに長野向けに改造された8500系。東京・埼玉・神奈川の人は通勤・通学でお世話になった人も多いでしょう。

 私もあんまり詳しくないんですが、さすがにもう本家たる東急からは引退していたはず。一時期は田園都市線に新車が入ってもなかなか減らず、秩父・長野・インドネシアなどに中古として勢力を拡大し続けた時期があったので、ひょっとして自己増殖してるんじゃないか?と思ってた時期もありました。

 元々は10両編成でしたが、現在は3両編成になっています。ただそれでも凄まじい音は健在。気になったらYoutubeへ。ちょうどコロナ禍(居住エリアが比較的収束した時期を狙って行きました)の真っ只中で、窓開けしてたので、地下区間で乗った時は耳おかしくなりそうだった。

営団/東京メトロ03系… ではなく3000系。

お次は昭和の営団地下鉄時代に製造が開始された03系… の中古として入ってきた3000系。こちらは結構長野向けにチューニングされて、行き先表示がフルカラーになってたり、前面だけ赤帯に変わってたり、制御装置が新品になってたりします。あとワンマン運転も対応。坂も登れます。車内はそのままとは言えども、印象としては一般客にもわかりやすい「新車」でした。

今回は車両紹介がある程度済んだここまで。次回は信濃吉田からもう少し奥に入っていき、今回の本題に行きたいと思います。続編は次の祝日・あるいは土日あたりを予定しておりますので、いいね・フォローなどよろしくお願いします!

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