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ノートPCのメンテをしてみる

はじめに

どうもぱるちゃんです。

今回は普段私がサブPCとして使っているノートPC、Dell Insprion君のメンテをしたのでそれをnoteにまとめます。忘備録を兼ねて。

※本記事を参考にして生じたいかなる損害に関して当方責任を負いません。


メンテをするきっかけ

最近メインのデスクトップPCを新たに組みました。
その際にCPUグリスを購入したのですが、まぁ当然一回で使い切れるわけもありません。
また私は頻繁にPCを組んだりしないので、次回組む機会が訪れる頃にはグリスの余りは紛失していることでしょう。
それならせっかくだし、ノートPCのグリス塗り替えでもしよう、ついでに掃除などもしていい感じにしよう!と思ったわけです。

今回使用したもの

・グリス

親和産業 シミオシ OC Master SMZ-01R

上述の通り、デスクトップを組んだ時のあまりです。
なお今回の塗りなおしでもまだまだ余っております…。

グリスに明るくないので性能の良し悪しはよくわかりませんが、どこかでおすすめされていたのをみてこれにしました。
組んだデスクトップのCPUが発熱で有名なRyzen7 7800X3Dですが、空冷で十分冷えているのでおそらく性能十分だと思われます。

・サーマルパッド

ADWITS 9パック3種類の厚さ0.5mm、1.0mm 、1.5 mm熱伝導性シリコンパッド、6.0 W/mk熱伝導率

サーマルパッドはSSDのヒートシンクを貼るのに買ったあまりです。
サーマルパッドもネット上でいくつかおすすめされておりますが、どうせ余るならいろんな厚みのものが入っているやつを買えば、ほかでも使えるな…と思ったのでこれにしました。
なのでこれが優れているかどうかはわかりません。

・ウエットティッシュ

エリエール ウエットティシュー

これは普段使用後のQuest2を清掃するのに使っているやつです。
お風呂上りに顔に塗る美容液がQuest2に持っていかれるので…。

グリスはアルコールでふき取っているイメージがあったので、手元にあったこれを使いました。
多分専用のものを購入したほうがいいと思いますが、特に問題は生じなかったです。

メンテの流れ

さて実際にやったことを写真を交え書いていきます。

CPUグリスの塗りなおし

まずノートPCを裏返してねじを外し、底板を取っ払います。
続いてヒートシンクの四隅のねじを外してヒートシンクを外します。

御開帳。

我が家にきて3-4年程度なのでそんなにグリス乾いていなかったですが、せっかくなので塗りなおし。

ウエットティッシュでCPU周りについたグリスをふき取ります。
全部はふき取れませんでしたが、深追いして傷つけるくらいならやめたほうが良いと判断し続行。

ふき取った後。周りの細かいところはウエットティッシュでは無理だった。

グリスの塗り方はいろいろあるみたいです。
例えばへらや指を使って伸ばすなどなど…。
私は経験がほぼないので盛ってそのままヒートシンクで潰すスタイルで行くことに。

盛りなおしの図。これは明らかに盛りすぎだと思います。

盛りすぎてしまったのですが、このグリスは非電導性なのでまぁ効率が落ちることはあってもこれで故障することはないでしょう。

グリスの塗りなおしはこれにて完了です。

サーマルパッドの貼り替え

ヒートシンク裏。横にサーマルパッドがついている。

サーマルパッドはなんだかコンディション悪そうだったので貼り替えます。
恐らく0.5mmのものが適切だろうと判断、新品を貼ってそれにて完了です。
違う厚みのものを貼ってしまうと浮いたり、ほかの個所の熱伝導率を妨げることになるので注意が必要だと思います。

可能な限りはみ出さないように切り貼り。

グリスもサーマルパッドも交換完了なので、ヒートシンクを再度取り付け作業完了です。

よく見るとねじの順番が書いてあります。

ファン周りの掃除

ファンが汚れていてはせっかくヒートシンク周りが改善しても効率が悪いまま。
ということでファンを取り外しホコリを除去していきます。
サイドのねじを二本外すだけで取れます。

溝にホコリが…。意外と取りづらい。

側面を見てみるとホコリがたくさん…。思ったよりついていました。
つまようじで取り払います。
ファンの羽隙間のホコリは変形させてもいけないので綿棒でやさしく、取れるだけで深追いしない程度に。

こういう風に溜まるんですね…。

清掃後はこちら。
ハンディクリーナー等お持ちの方はそれでもいいかもしれません。

意外とサクッと取れました。

バッテリー取り外し

(これは通常やる必要ないと思います)
なぜか私のPCはバッテリーの下あたりで何かがカラカラ…。
恐らくPCのどこかが破損した破片が下にいる気がします。
ということでついでに外して除去します。
ねじを外してコネクタを引き抜くだけです。

取り外したの図

破片を発見、とりのぞいてからバッテリーを元に戻します。
バッテリーコネクタが少し柔らかくひやひや。

仕上げ

一通り済んだら底板を再度取り付け作業は完了です。
念のためBIOSの診断ツールでCPUやファンなど、いじった場所+その周辺のパーツの診断を行い、問題ないことを確認。
BIOSなのでスクショ取れてませんが、特に問題なし。これにてすべて完了です。

さいごに

いかがだったでしょうか。
デスクトップのメンテナンスはよく聞きますが、ノートPCは意外と掃除している人少ないのでは…?
もし最近ノートの動きが悪くなったなぁと感じる方は試してみては?

正直やる前も正常に動いていたので、劇的に何か変わった点は特にないのですが、低~中負荷時の温度が若干低くなった気がします。
またファンの音も気持ち静かになったかも。

それではまた。


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