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【ビデオゲームと科学の融合】「ボーダーランズ3」が微生物の進化研究を推進するぞ


ビデオゲームと科学の協力
Nature Biotechnologyに掲載された論文によれば、ゲーマーとビデオゲーム技術の活用が科学研究を劇的に後押ししています。全世界の450万人のゲーマーが、評価も商業的成功も収めたビデオゲーム「ボーダーランズ3」に含まれるミニゲームを使用し、微生物の進化の歴史を再構築することで、医学を進歩させてきました。この共同研究の成果は、マイクロバイオームに関する私たちの知識を大幅に前進させ、将来この研究を実行するために使用されるAIプログラムを改善するものです。

バクテリアの進化的関係の追跡
略奪シューティングゲーム『ボーダーランズ3』のミニゲーム『ボーダーランズ・サイエンス』をプレイすることで、人間の腸内に生息する100万種類以上の細菌の進化的関係をたどるのに役立っています。この情報は、これまでにマイクロバイオームについて発見されたことの指数関数的な増加を表しています。

人間が既存のアルゴリズムを改良し、未来への土台を築く
ゲーマーは、DNA配列の解析に使用された既存のプログラムによって生成された結果を改善しただけでなく、将来使用できる改善されたAIプログラムの基礎を築くのにも役立っています。「『ボーダーランズ3』のような人気ゲームのプレイヤーが興味を持ってくれるのか、それとも微生物の進化についてすでに知られていたことを改善するのに十分な結果が得られるのか、私たちは知りませんでした。しかし、私たちはこの結果に驚いています」と、マギル大学コンピュータサイエンス学部の准教授であり、本日発表された論文の主任著者であるJérôme Waldispühl氏は述べています。

微生物と病気や生活習慣の関連性
私たちの体にコロニーを形成する数十兆個の微生物は、人間の健康を維持する上で重要な役割を果たしています。しかし、微生物群集は、食事、薬、生活習慣などの要因に応じて、時間の経過とともに変化する可能性があります。

知識を深めるためのコミュニティの構築
「ここには450万人が科学に貢献しています。ある意味、この結果は彼らのものでもあり、彼らはそれを誇りに思うべきです」とWaldispühl氏は言います。「これは、一般の人々が科学に対して抱くかもしれない恐怖や誤解と戦い、知識を進歩させるために共同で取り組むコミュニティの構築を開始できることを示しています。」

まとめ
ビデオゲームと科学の融合は、新たな研究の道を開いています。ゲーマーの力を借りて、微生物の進化の歴史を再構築し、その結果を医学の進歩に活用することが可能になりました。これは、一般の人々が科学に対して抱くかもしれない恐怖や誤解と戦い、知識を進歩させるために共同で取り組むコミュニティの構築を開始できることを示しています。この取り組みは、科学的な知識を深め、未来の研究に対する新たな視点を提供しています。

Copilot notebookで作成


インターネットが普及しだして、パソコンの普及が一般家庭にも及ぶようになり、スパコンよりは格段に性能が劣るものの、たくさん稼働しているから、その余力を利用して医療に必要な解析をしてもらう事業がむかしからあった。

UDがん研究プロジェクトで、がん治療する可能性のある薬を探している。むかしから、パソコンを使っていたので、UDのことを知って自分もささやかながら、こういった解析に協力したことがある。あのあと、PCを新調したタイミングで離れてしまったけれど、いつの間にか終了していた。

こちらはEye-Wireという3Dパズルゲームで細胞を見つけて、種類を分けていくもの。スパコン一台で回していくよりも、たくさんの人がちょっとずつ見つけてくれる方が時間が早かった。おかげで新種のニューロンを発見に至った。

新種の発見をするにはやはり、人海戦術が手っ取り早い。こういったゲーマーたちの力を借りて、効率よく発見させていくのは、今後とも増えていくんだろう。最近はマイニングも減ってきたみたいだけれど、未来の医療を明るくしていくためにも、こういうプロジェクトは増えてもいいと思う。


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