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今の時期のパートナーのイライラは「春のメンタル不調」のせいかもしれません

僕の妻は、毎年、子どもが新学期に入るという時期に調子を崩します。

頭が終日ボーとしていて、つまずいたり、うっかりミスをしたりします。
何をやるにしても、おっくうで、やる気がしないと言います。
また、もともと汗っかきなのですが、汗をかく量が増えるようです。

心身の不調から、不機嫌でいることが多く、ささいなことでキレたり、僕に当たってきたりします。

以前は、その訳がわからず、僕も困っていましたが、いまでは、妻が、春の時期の変化に心や体がうまくついていけてないのが原因にあるとわかり、妻のことを多少なりとも理解できるようになりました。

春の変化によるメンタル不調


春は、気づかないうちに心身にストレスをためやすい季節です。

この時期は一年のうちで一番寒暖差が大きいです。

朝晩の日中の寒暖差も大きいですし、また日によっても気温が大きく変わります。

メンタルを支える自律神経は気温差が5度以上の環境変化を繰り返すと、バランスが崩れやすくなるといわれています。

そして、気象庁の観測では、3〜5月が、平均9.5度と一年で一番寒暖差があある時期なのです。

また、この時期は、新年度や新学期が始まり、就職や異動、進級や進学によって、新たな環境や交流など日常生活のさまざまな変化が起こります。

僕の妻は、子どもが新しい環境になじめるかといった不安、様々な学校向けにたくさんの提出書類を書くことの手間、なによりも、新しい保護者との交流がとても負担だとよく話しています。

春の時期は、昔から精神科医の間では、メンタル状態が悪化する人が増える要注意時期として有名だそうです。

具体的な症状として以下があると言われています。

●気持ちが落ち込み、やる気が起こらないといった抑うつ症状

●ばくぜんとした不安や焦燥感が増し、感情が不安定になる

●仕事や家事など、ものごとに集中できない

●寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚めるといった睡眠障害

●体が重だるい、めまいがする

●胃の調子が悪く食欲が落ち気味、腹痛や下痢、便秘など

私たちは外界で何らかの変化が起こると、自律神経を駆使してその変化になじもうとします。

しかし変化が激し過ぎると、自律神経が対応しきれなくなり、心身に病的症状が発生してしまうのです。

知っておきたいのは、「悲しい変化」だけでなく、「うれしい変化」もストレスになるということです。

たとえば、「昇進」「異動」「プロジェクトリーダーへの抜てき」「子どもの卒業・入学」「新居への引っ越し」などは、うれしい変化といえます。

そのような変化も自律神経に負担をかけるストレスの要因になるのです。

以前、僕の子どもが嬉しいことに希望の学校に入学でき、妻もよろこでいたのもつかの間、どんどん、心身の不調を訴えてきたのも、今であれば理解できます。

春のメンタル不調への対処法


春の変化ストレスに対抗するコツは、「副交感神経を優位にさせる時間を意識的に増やすこと」です。

自律神経は、心身を緊張させる交感神経と、逆にリラックス状態にする副交感神経が車の両輪のようにバランスをとることで正常に機能します。

普通はこのバランスはカラダの中で無意識に調整されています。

春に変化が多い人は、交感神経系ばかりが活性化してしまいますので、カラダの自動調整能力が追い付かなくなりやすくなり、バランスを崩すのです。

バランスを整えるために、意識的に副交感神経系を活性化させるために、以下のようなことを取り組まれることをオススメします。

●心身がゆったりほぐれるような時間を意識してたくさん持つ

●規則正しい生活をして、睡眠をたっぷり取る

●時間に追われないでボーッと過ごす日をつくる

●新たに資格試験勉強を始めたり、禁煙やダイエットをしたり、新規の趣味を始めたりといった「自ら起こす新しい変化」はしばらく慎む

●アクティブな遊び、時間を忘れて熱中してしまうゲームなどは、神経を高ぶらせる可能性があるため控えめにする

具体的な症状が出ていないからといっても、注意が必要です。

春の時期は、精神的に高揚しているので、悲しい変化・つらい変化が起こった時に比べて疲労度を感じにくくなっています。

そのため自覚のないままに「気疲れ」が蓄積しているにもかかわらず、「期待に応えて成果を上げよう」「家族のために頑張ろう」と無理を重ねる恐れがあるのです。

今年の冬あたりから春にかけて多くの変化を経験した人ほど、「変化疲れ」が蓄積していることを自覚して、心身を休ませることに意識しましょう

逆にうまく休めないと、5月の連休後に「五月病」として、一気にメンタルや身体の不調が表にでる可能性があります。

連休中に旅行やイベントが立て続けにあった方は、その前後に何もしないでのんびりする日を入れるといいでしょう。

ぜひ、パートナーやご自身が、変化疲れしていないか、気を配ってあげてください。

上記に挙げたようなメンタルの不調や体の不調が強く出ている場合は、もしかしたら適応障害とかうつ病になってるかもしれません。

その場合には、早めにお医者さんに行かれることをオススメします。


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