夫婦の悩み相談カウンセラー 沢野まもる

夫婦間のコミュニケーション、家族心理学の専門家。家族相談士。『日経xwoman』でイン…

夫婦の悩み相談カウンセラー 沢野まもる

夫婦間のコミュニケーション、家族心理学の専門家。家族相談士。『日経xwoman』でインタビュー記事掲載中。夫婦関係をより良くしていくための情報を平日の月・水・金に配信。LINE公式で量質な夫婦関係のための習慣と名言を配信中https://lin.ee/NxosYpV

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『日経xwoman』で記事掲載されました!

この度、会員数は30万人のwebサイト『日経xwoman(クロスウーマン)』で、僕のインタビュー記事が掲載されました。 「どう解消?パートナーへの違和感」という特集の中での一つです。 僕が夫婦関係の悩み解消に対して、カウンセリングを受けることの効果を、自分の体験から紹介する記事です。 掲載された記事はこちらです。(一部有料会員限定) 続きを読みたいという方は、他にも本特集で夫婦関係問題の専門家による お役立ち記事もありますので、有料会員になることを検討頂きたいです。

    • 夫が知っておくべき妻の「更年期」

      妻を見ていて、こんなことはありませんか? ・ ボーッとすることが多い ・ 感情の起伏が激しい ・ 集中力や記憶力の低下 ・ 食欲、性欲が落ちる ・ 疲れやすくなっている ・ 不安や心配を口にするようになる 更年期は女性ホルモンが減少し生理がなくなる閉経の前後10年間を指し、45歳から55歳ころとされています。 上記の症状がひどく、生活に支障をきたしているとすれば、「更年期障害」の可能性があります。 体の仕組みが違う男にとって、女性の体調不良は理解しにくいところかもしれ

      • 「母の日がつらい」というパートナーの心理があること知っていますか?

        昨日は母の日でした。 母の日が近づくと、母の日に関する記事やPRであふれました。 LINEでは、「母」「ママ」「いつもありがとう」などのキーワード含むメッセージを送信すると、背景画面に花束を持ったLINEキャラクターが出現する仕様になっていました。 母の日は、とても前向きな気持ちになるようなイベントに思えます。 一方で、母の日が近づくと、心がざわめいたり、憂うつな気持ちになる人がいることを知っていますか。 ある女性の事例 2024年5月12日の朝日新聞に、50代の女

        • 男性必見!"夫婦でデート" 妻のニーズで一番多いのは?

          今回は、株式会社しんげんが運営する主婦向けの情報メディア「SHUFUFU」は、「夫婦でデート」に関するアンケート結果を共有します。 対象は、20〜50代までの既婚女性です。 ぜひ、妻を少しでも喜ばせたいと思っている男性 旦那さんと年に何回デートをしますか? 旦那さんと年に何回デートをしますか?の問いに対して4人に1人は旦那さんとデートしないという結果でした。。 次いで「2〜3回(18.5%)」「16回以上(17.5%)」という結果でした。 そもそも「デート」という

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        • 妻の心理を理解する
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        • 夫婦に関する調査・データ
          61本
        • 夫の心理を理解する
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        • 夫婦関係のための心理学
          78本
        • 夫婦間コミュニケーションのコツ
          75本
        • 夫婦関係を築く「知っておきたい考え方」
          111本

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          今の時期のパートナーのイライラは「春のメンタル不調」のせいかもしれません

          僕の妻は、毎年、子どもが新学期に入るという時期に調子を崩します。 頭が終日ボーとしていて、つまずいたり、うっかりミスをしたりします。 何をやるにしても、おっくうで、やる気がしないと言います。 また、もともと汗っかきなのですが、汗をかく量が増えるようです。 心身の不調から、不機嫌でいることが多く、ささいなことでキレたり、僕に当たってきたりします。 以前は、その訳がわからず、僕も困っていましたが、いまでは、妻が、春の時期の変化に心や体がうまくついていけてないのが原因にあると

          今の時期のパートナーのイライラは「春のメンタル不調」のせいかもしれません

          連休で夫婦関係が更に悪化することも!夫婦間の苦しみから解放されたい方必見

          連休中は夫婦関係が悪化する時期!? ゴールデンウィーク、いかがお過ごしですか? 連休中は夫婦関係が悪化しかねない時期でもあります。 夫婦で顔を合わす時間が増えることで、普段は気にならないことがスルーできなくなったり、相手の嫌なところを目の当たりにしたりしてケンカにつながることがあります。 もともとの良くない関係が、さらにギクシャクするようになったり、「もうこの人とはやっていけない」など決定的にイヤになることもあります。 しんどい夫婦関係をラクにする方法とは? とはいえ

          連休で夫婦関係が更に悪化することも!夫婦間の苦しみから解放されたい方必見

          パートナーが発達障害だと思ったらやることとは?

          発達障害をパートナーに持つことの苦悩 夫婦の一方が発達障害の場合、もう一方の配偶者は、コミュニケーションがうまく取れないことや、周囲の人に相談してもなかなか理解されないということから悩みが深まります。 カサンドラ症候群という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 家族などの身近な人が、アスペルガー症候群のために、適切な意志疎通や関係構築ができないことから、その影響がその影響が精神的・身体的に表れることがあります。 主なものとして、抑うつ、パニック障害、睡眠障害、激しい自己否

          パートナーが発達障害だと思ったらやることとは?

          パートナーがADHDのリアルな実例から学ぶ

          前回、僕への夫婦の悩みの相談のなかで、自分、パートナーや子どもが発達障害のケースが一定割合あること、発達障害の中で、一番割合の多いADHDの特性についてご紹介しました。 発達障害は向き合うこと自体、簡単なことではないですが、発達障害と知ることで、救われることもあることです。 実際に、パートナーが発達障害の場合、夫婦でどう対処しているでしょうか。 今回は、人気ユーチューバーで、ADHDの夫(ダイスケさん)との妻(ちゃんまりさん)の暮らしを伝える、オカモトフウフさんの著書か

          パートナーがADHDのリアルな実例から学ぶ

          そのパートナーの不可解な行動は発達障害かもしれません

          僕のところに来る夫婦の悩み相談の中で、発達障害がらみの悩みが一定割合存在します。 大きく分けると以下のケースです。 パートナーが発達障害で、クライアントの方が悩んでいる クライアントの方の悩みの背後に、ご自身の発達障害の可能性がある お子さんが発達障害で、それによって夫婦に亀裂が入っている なお、一番多い相談のケースがパートナーの方の発達障害です。 発達障害は以下の3つに分けられます。 ADHD(注意欠陥多動性障害・注意欠陥多動症) ASD(自閉症スペクトラム

          そのパートナーの不可解な行動は発達障害かもしれません

          なぜ夫婦で報連相ができないのか

          前々回夫婦間の報連相(報告・連絡・相談)が「あなどれない」ことをお伝えしました。 そして、前回は、現状の夫婦の報連相のレベルを確認するためのセルフチェックを紹介しました。 なぜ、報連相が夫婦で必要なのか 前々回の記事で説明しましたが、もう少し別な視点で夫婦間での報連相の必要性をお伝えします。 ぼくは、企業研修の講師として、新人や若手社員に報連相をよく教えています。 そこで報連相をこのように定義しています。 組織やチームで進める必要がある仕事における、仕事の基本的な進

          なぜ夫婦で報連相ができないのか

          夫婦間コミュニケーションの実力がわかる!"報連相"力チェック

          前回の記事で、夫婦における報連相(報告・連絡・相談)が「あなどれない」ことをお伝えしました。 僕はカウンセラーとしての活動以外に、研修講師として活動しています。 16年間のキャリアがあります。 報連相もその教えるテーマになるのですが、僕が研修で教えている内容から、報連相のチェックリストをご紹介します。 一部夫婦向けにカスタマイズしていますが、ほぼ、若手向けの研修で使っているものと同じです。 設問は、報告と連絡と相談に分けており、報告が1〜5,連絡が6〜10、相談が11

          夫婦間コミュニケーションの実力がわかる!"報連相"力チェック

          新入社員が学ぶ仕事の基本の「●●●」が夫婦関係でも重要です

          4月。仕事をされている方にとって、職場に新入社員が入ってこられたという方もいると思います。 僕の長男も、この4月から新入社員として働き始めます。いま配属前の研修中です。 長男に、何か研修で印象に残ったことは?と訊ねると、「やっぱ、報連相やらないとマズいと思ったよ」とのこと。 僕は、これを聞いて、それって夫婦関係でも重要だよなと感じました。 そもそも報連相とは 報連相とは、報告、連絡、相談の略であり、仕事の進め方の基本と言われるものです。 報告、連絡、相談の定義は以下

          新入社員が学ぶ仕事の基本の「●●●」が夫婦関係でも重要です

          結婚生活、妻の不満は夫の3倍!その理由とは?

          「妻の不満は夫の3倍」の実態とは 不満や葛藤のある妻が、夫の3倍超 これは立命館大学総合心理学部教授で、家族心理学を専門にしている宇都宮博さんによる研究結果です。 シニア層の男女を対象に1995年から96年にかけて調査したところ、男性は結婚生活に満足している人は約8割。女性も約6割は、満足していました。 ただ、あと半数ほどの女性のうち、「夫とわかりあいたいと思っている(いた)のに、わかりあえない」と考える人が、男性の3倍以上を占めるという結果でした。 妻の不満の理由と

          結婚生活、妻の不満は夫の3倍!その理由とは?

          ”ジョブズ型会話”は妻に嫌われる!?

          前回、NHKの『クローズアップ現代』での番組をもとに、夫婦間の会話のポイントをご紹介しました。 今回も、番組での検証結果をもとに説明します。 AIを使って夫婦の会話を解析したところ、夫と妻の間で満足する会話の傾向に違いがあることが分かってきました。 解析に使ったのは、1万2千を超える人の会話をもとに開発されたAIです。 解析の指標となるポイントは以下の5つ。 「話題の豊富さ」 「データ」(数字など) 「意見を主張する理由」 「具体的な説明」 「そのほか」 どのポイン

          ”ジョブズ型会話”は妻に嫌われる!?

          「子どもがいるから離婚しない」人はどの位?内閣府調査から知る離婚への考え

          結婚したとしても、必ずしもずっと幸せな結婚生活が続くとは限りません。離婚することで家庭の問題が解消するならば、それも手段のひとつでしょう。しかし、子どもがいる場合は、その判断がより難しくなるかもしれません。 内閣府が2022年に、離婚について、はじめて国民の意識を探る調査をしました。その調査結果から、「離婚に対する考え方」の項目をもとに、子どもの有無によってその考え方はどう変わるのかを見ていきたいと思います。 未成年の子どもがいない夫婦の離婚「できるだけ避けた方がよい」は

          「子どもがいるから離婚しない」人はどの位?内閣府調査から知る離婚への考え

          【実録】再発した「空の巣症候群」からの夫婦での回復のプロセス

          以前「空の巣症候群」のリアルな実情を、長男の一人暮らし開始に伴う僕の家庭の例で紹介しました。 「空の巣症候群」とは、子どもが自立して子供の巣立ちの機会に、養育者が「自分の役割が喪失した」と感じ、空虚感や喪失感が強まる状態を指しています。 そして、3回目の以下の記事で、「妻は元気になった」とお伝えしました。 ところが、「空の巣症候群」のダメージは予想以上に大きかったようです。 再発した「空の巣症候群」 その後、実際に子どもが一人暮らしをはじめた3月中旬から、妻は激しい落

          【実録】再発した「空の巣症候群」からの夫婦での回復のプロセス