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長野県伊那市の「日本酒缶」でチェアリングを

突然ですが、折りたたみ椅子を持って近所の公園にやって来ました。

なぜかってそりゃあ、「チェアリング」をするためですよ。
というのもですね、先日、お酒関係の知り合いの方から、ちょっとおもしろいものを頂いてしまいまして。

おしゃれすぎて一瞬なんだかわからないかもしれませんが、これ、“缶”の日本酒なんです。
テレビ東京の「田村淳のTaMaRiBa」という番組の「地域創生プロジェクト」という企画から生まれた商品だそうで、老舗容器メーカーの「東洋製罐グループ」が技術提供し、長野県伊那市の3つの酒蔵の日本酒を缶に詰めたもの。しかもそのラベルデザインは、すべて現地の学生たちによるもの。
と聞くと、あ〜、いわゆる企画ものね。なんて思っちゃいそうだけど、実際に手にすると、まずそのデザインがめちゃくちゃいいんですよ。どれも、従来の日本酒のイメージとは一味違う小粋な雰囲気で、それぞれにしっかりしたコンセプトを感じる。しかもなんと、3つの缶を横に並べると、山の稜線が繋がって見えるという仕掛けまで!

すげぇよな〜、最近の若い人ってほんと……。
でまぁ、これがあんまりかわいいもんで、せっかくだから屋外で、チェアリングをしながらじっくりと味わってみようというわけですね。さらにそれを、こうして記録しておこうというわけなんですね。

12月とはいえまだまだ紅葉の美しい公園をのんびりと散歩しながら、スポット探し。まずは、開けた芝生エリアからスタートしてみましょうか。

木陰の安心感。そしてきらめく午後の陽光が美しい。ここでまずはそうだな、ラベルのイメージからなんとなく、春日酒造の「井乃頭 純米吟醸酒」いってみましょう。

お〜、まさにこう、なんだ、アルプスの清らかな流れを思わせるするするとした飲み心地。大吟醸らしいフルーティーさでありながら、しっかりとコクもある。また、チェアリングで日本酒といえば、フタのできる小瓶やカップ酒が定番ですが、なめらかに処理され、かつ薄い、缶のふちの口当たりが、よりお酒をうまく感じさせてくれる気がします。
……つーか、ごたくはもういいや! とにかくこの、

多幸感!!!!!

じゅうぶんに堪能したら続いてのスポットへ移動。こんどは木々に囲まれた、ちょっと森のなかっぽいエリアに椅子を置いてみました。

ここでは「黒松仙醸 純米酒」を。

あ、これまたいい! マスカットなどのフルーツを思わせるような爽やかな香りと、ほのかな酸味や苦味。その絶妙な味わいが、キレ味よくすっと消え、ついもうひと口、もうひと口と飲んでしまいます。あまり詳しくないので、間違ってたら恥ずかしいけど、辛口っていうのかな? とにかくかなり好みの一杯でした。
あ、そうそう、あんまりストレートで酒ばっかり飲んでいるのはよろしくない。おつまみも開けましょう。つっても、コンビニで買ってきた乾きものだけど。

最近100均で見つけた、このアウトドアチェア用の小さなテーブルが、めっちゃ便利。

あ〜、頭がぽわぽわしてきたぞ……。

最後のスポットは、池のほとり。そしてお酒は、信濃錦の低精白純米酒「和三本」。
これはこれは、甘くてとろりとして、かなりどっしりとした米の旨味を感じる酒ですね。時間を忘れてちびりちびりと飲むのにぴったりだ。

というわけで、ゆっくりゆっくりと三者三様のお酒、風景を楽しみ、すっかりいい気持ちに。缶の日本酒×チェアリング、ありだな〜。

ちなみにこの日、ご近所の友達でミュージシャンのディスク百合おんさんに写真撮影のお手伝いをしてもらっていたんですが、彼も酒好きなので、当然日本酒も一緒に飲みながら。

最終的に、こんな顔になってました。

ご興味あれば、下記「養老マルシェオンラインショップ」などで購入できるようです〜。
https://market.yoronotaki.co.jp/


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