もうすぐ卒園!待ち受ける【小1の壁】とは
3月を迎え、卒園まで1か月を切りました。
待機児童のピークと重なり、当たり前のように認可保育園に落ち、なんとか滑り込んだ息子の5年間の保育園生活が終わると思うと感慨深いものがあります。
さて、新生活に向けて先輩ママからよく聞く苦労話のひとつに【小1の壁】という言葉があります。
今回は小1の壁について考えていきたいと思います。
どの家庭にも起こりうる、小1の壁
小1の壁というのは、
を表す言葉です。
小学校は午前中で下校する日や夏休みなど長期休暇もあり、これまでの保育園のように保護者都合で子どもを長時間預かってくれる環境ではなくなります。
高学年にもなれば一人で長時間の留守番が可能になるでしょうが、3月まで幼児だった1年生が1日中お留守番をするのは難しいでしょう。
また、“遊び”が中心であった保育園生活から“学習”が中心となる小学校生活への変化は、子どもたちにとっても大きな負担となります。
宿題や授業の準備など、慣れるまでは保護者のケアが欠かせないでしょう。
なぜ小1の壁に直面するのか?
共働き家庭やシングルペアレントのご家庭などが直面しやすい問題として取り上げられる「小1の壁」ですが、その原因はひとつではありません。
例えば、保育園では保育士とこまめに連絡が取れていたのに、小学校では連絡帳やプリントでのやり取りが基本となり、不安を感じる保護者もいるのではないでしょうか。
また、学童に入れなかったり、PTAや保護者会への参加が求められたりすることで、仕事との両立が非常に難しくなります。
このように、さまざまな原因が重なって心の余裕がなくなり、小1の壁を感じやすくなるのです。
小1の壁との向き合い方
私自身もそうですが、これから待ち受けるであろう「小1の壁」に漠然とした不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
小1の壁を乗り越えるためには、保護者の“心の余裕”がとても大切になります。
新生活に向け、各ご家庭のスタイルに合った体制の見直しを行いましょう。
例えば「子どもより先に出勤しなければならない」「学校行事への参加が難しい」など、ご家庭それぞれに悩みが存在します。
それらの悩みに向き合い、出勤手段(車通勤・電車通勤など)を見直したり会社の就業規則を確認したりしてみましょう。
フレックスタイム制度や在宅勤務を利用できれば、朝の登校フォローにつながります。
また、定員オーバーで学童に入れなかった場合は、地域のコミュニティを探してみてください。
学校に併設されている放課後児童クラブのほかにも、民間が運営している児童保育もあります。
下校後や長期休暇に子どもを預ける場所がないか、再度確認してみると良いでしょう。
新しい環境を楽しめる心の余裕を
現在は在宅仕事ですが、私も7年ほど会社に出勤して仕事をするスタイルでした。
悪阻で吐きそうでも「仕事に来てもらわないと困る」と言われ、子どもの体調が悪くても熱がなければとりあえず保育園に預けるなど、仕事の休みにくさは重々承知しているつもりです。
新生活に向け、融通が利くよう上司に相談するというハードルの高さは計り知れません。
最終的に時短勤務に切り替えたり、正社員からパート社員に労働条件を変更したりする保護者の方も多いでしょう。
ですが、職場や地域の環境などによって、ご家庭に合ったフォローの仕方がきっとあるはずです。
まずは我が子に「入学おめでとう」という気持ちを持って、新生活を楽しめる体制を整えるよう努めてみてください。
その工夫が結果的に親の心の余裕を生み出すのではないかな、と思っています。
まもなくやってくる新生活を一緒に乗り切っていきましょう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?