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アパレルで働く私が大人の女性に対して日々思うこと。




私は現在、
アパレルで販売員として働いている。


私の所属するアパレルブランドは
主に30~50代の女性がよく来てくださる。



そんな大人の女性たちとたくさん接してきて
日々思うことがある。



なぜこんなにも大人の女性たちは
自分に自信がないのだろう。
と。




日常的にお客様からよく聞く言葉


「真っ白はこの歳になると顔色がくすんで見えるから着られないの」

「二の腕なんてみっともなくて見せれないから長袖の服が欲しい」

「お尻を隠したいから丈が長くないとダメ」

「素敵な服だけど私には可愛らしすぎる」

「後少し若かったら着てみたかったんだけどね」


これらの言葉を聞く度に
私は「そんなことないのに」と思うのだ。



心からそう思っているからこそ
言葉にして伝えるけれど
お客様から返ってくるのは変わらない意志と



「貴方くらい若かったら着たいのだけれど」


という言葉なのだ。




若くないと着てはいけない服があるのだろうか。

美しくないと着てはいけない服があるのだろうか。


自分が可愛いと思う服を
着たいと思う服を
着てはいけないのだろうか。



「若い」という言葉が
世の中の女性を苦しめている気がする。



いや、"言葉"というより
"「若さ」に囚われている世の中"が悪いのではないだろうか。



「男は30歳から」という言葉はよく耳にするのに
女性はそういった言葉を聞かない。


私の大好きな女性アイドルたちだって
ある一定の年齢になると卒業しなくてはいけないグループがあるくらいだし。



だからこそ
女性は自分の年齢を気にするし
人からどう思われるかを気にする。



「周りの人に痛々しいと思われる」

「若づくりしてると笑われる」


そう怯えるからこそ慎重になり
保守的な服を選んでしまう。


でもそのままで良いのだろうか。


保守的な思考で選んだ服は
本当に着たいと思っている服なのだろうか。




ファッションだけにとどまらず、
年齢に負い目を感じ
美しさがなくなると思いながら
歳を重ねることは幸せなのだろうか。



少なくとも私は
そんな歳上の女性を見続ける限り
歳をとりたいとは思えない。


何年経っても、何歳になっても
私は未来に期待を膨らませていたいのに。


こうした悪い循環によって
いつの時代の女性も年齢を気にして生きていかなくてはいけないのだ。



だからこそ今この瞬間から
大人の女性たちには自信をもっていて欲しい。



「貴方も歳を取ればこの悩みがわかるのよ」
なんて言わず
「何歳だとしても着たい服を着ることはこんなに楽しいことなのよ」と言って欲しいんだ。



それは決して
何歳になっても美しくあるべきだという意味ではない。


世の中の人が「美しい人」と定義する見た目は
維持することがとても難しい。
それは紛れもない事実である。


年齢を重ねるにつれ
沢山の努力が必要になることだと思う。


でも自分自身で
「美しい」のハードルを高く設定しすぎず

どのような容姿であろうと自分に自信のある女性でいてはくれないだろうか。




自分の年齢を呪いや重りだと思わず
レベルだと思って欲しい。



日々レベルアップし
魅力的になっていると。



だって
私が普段お会いしている女性達は
みんな、1人残らず、全員、
とっても美しい素敵な女性なのだから。




きれいごとかもしれない。

こんなことは私の個人の意見で
結局好きな服を着たら周りにとやかく言われるのかもしれない。



でもこの考えの人が
1人でも増えれば
年齢に囚われる世の中が変わり
歳をとることが楽しくなるかもしれないと思うんだ。




ファッションが好きだから。
オシャレをすることが好きだから。


私のエゴかもしれないけれど
何歳になっても好きな服を着てほしい。



今がいちばん幸せだと思える人でいてほしい。



私は25歳という一般的に
"そろそろ若いと言われなくなってくる時期"
に突入したので
より強い意志を持って
例え人に笑われようと好きな服を着ることを誓う。



そして自分より若い女の子に
自信たっぷりの笑顔で言ってあげたい。


『貴方はこれからもっと素敵な女性になれるのよ、歳を重ねればきっとわかるわ』って。

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