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友ヶ島ハイキング

登山部の仲間たちと、友ヶ島に登山に行くことになった。だが、朝9時の船に確実に乗るためには加太まで8時半くらいに集合することに。となると朝6時起き…?
前日9時に就寝して、なんとか6時に起きられた。

余裕こいてお弁当を作っていたら気づいたら30分以上経過。ここから20分くらいかかるバス停に45分くらいに来るのに絶対間に合わないじゃん!

ということで半分諦めながらバス停に向かうと、google mapで言ってたものの一つ手前でも普通に来てくれたので、そこまで急がなくて良かった。なんか和歌山のgoogle map、かなり手を抜かれている。
しかも駅まで30分以上かかるとなっていたのに、普通に15分くらいで到着。マジでなんなん?
まあ、間に合ったから良いけども…

大阪から来る登山部の仲間たちも、よく考えたら加太に行く電車は紀の川で乗り換えるにしても市駅から行くにしても加太行きの電車は数が少ないし一方通行なので、加太駅前に合流するんだった。ということで結局みんな市駅や紀の川で合流。加太駅からは船着場まで20分ほどの徒歩。

加太行きの電車は全部「めでたいでんしゃ」と言って、鯛のデザインになってるし車内もすごい手がかかっててかわいい。何種類あるかわからないが、少なくとも赤、青、黒は見た。行きは赤で、帰りは黒。それぞれ車内の飾り付けが違うように思えた。

鯉のぼりみたいな赤いめでたいでんしゃ
つり革もめでたい!

船は9時発のはずだったが、だいぶ前なのにぞろぞろと乗り込んでいる人たちが見えたのでちょっと急ぐ。どうやら待機列が多かったので臨時便が出ることになったらしい。
無事に全員乗り込んで8:30に出発。80人乗りでほぼ満員に見えた。
往復2200円という、15分の旅にしてはなかなか強気のお値段だった。

天気がとても良く、風はほぼない日だったが、それでもかなり揺れる。酔い止めを飲んでなかったら危なかった。
あと外だと水しぶきがだいぶ当たる。潮水なのでそこそこベトベトになってしまう。

今日、特に天気がいいからなのか、途中の海はサーファーだらけで、島に行く途中でも漁船がめちゃめちゃ多かった。

島に到着すると、みんなぞろぞろ降りていき、まだ朝なのでカフェなども開いておらず、みんなどんどんハイキングに向かっていく。みんな灯台の方に進むので、仲間が現地のおっさんに聞いてみると、逆回りの方がオススメとことでそっちから行ってみる。実際、人も少なく快適だった。

しかし、道がだいぶ荒い。小さめの岩がゴロゴロしている。YAMAPでも1ヶ月に100人ほど登っている、というか船で一度に80人ほど来るのにあんまり整備されてないんだな。

そして、ちょっと前の天気予報だと木金が雨となっていたので不安だったが、なぜか金曜が晴れたので道もだいぶ乾いていて良かった。というか、予報通りだったら今日晴れたとしても道が結構ぐちゃぐちゃだっただろうな。もはや川になっていたかもしれない。道の真ん中が凹んだりしているところも多かったし。

加太の北にあった砲台跡は結構な範囲の歩道がレンガで舗装されていて、それ以外の道もキレイだったのになぁ。

慣れたらまあ歩きやすかったけど、疲れはだいぶ溜まる。実際、3時間、5kmほど歩いただけなのに日記を書いてる今もこれまでにないレベルの疲れがふくらはぎに来ている。

しかし、最近登った山に比べて圧倒的に鳥の声がない。リスは結構ウロウロしてたけど。遠くの岩場に鳥がたくさん停まっているのは見えるんだけど、島には飛んできてないのか、泣かない鳥なのか… そういう意味では、登山の醍醐味がちょっと薄かったな。

デスクリムゾンやSIREN2で使われたという第3砲台跡は、保存状態がめちゃめちゃ良く、普通なら閉鎖されてそうな奥の奥まで普通に入れてしまう。暗いから要注意ではあるけど。ここはとても楽しい。でも明かりがないと他の人をビビらせてしまうので気をつけましょう。

砲弾庫を繋ぐ細長い通路。完全にホラーゲーム

その先にあるタカノス山展望台が、ベンチや屋根もある快適な展望台だったので、そこで軽くお弁当やおやつを食べて小休憩。

この時期にたくわんとかラーメンとか豚骨の匂いとか言われるヒサカキの花がここでも咲いており、ようやくその姿を見ることができた。花が思ったより小さく、なかなか見つけにくい。まあ、見つけたからと言って匂いがどうにかなるわけじゃないんですけどね。

かわいい花なのにくさい

廃墟好きにとっては軍事施設だけではなく、過去に営業していた旅館跡なども見れて楽しめそう。自分はとても楽しめた。新旧の廃墟を同時に見られる!

壊れ果てた第2砲台跡
昔は宿泊も軽食も海水浴もできたっぽい

また、海の方を見ると、この季節限定かもしれないが、海人さんがわかめを取っているのを見れて非常に貴重な体験。

ちょうど3時間くらいで船着場から灯台を見たりして一周して戻ってきたら、ちょうど帰りの11:30の便が去っていくところだった。次は1:30!だいぶ遠い。まあ、カフェも開いたしゆっくりしますか…と、お弁当の残りやおやつを食べ始めていたら、12時に臨時便が来ることになったのでそれで帰った。この時期の週末はほんと混むんだな。

カレー、オムライスなどの軽食もある

降りたところで係の人に往復の切符を渡すまでが友ヶ島往復なので、切符をなくさないように気をつけよう。

船着場から左に行くコースはまだ行ってないし、砲台跡はまた行っても楽しめそうなのでまた行くかな… でも船代の2200円がちょっと重いな…

あとやっぱり登山コースが歩きにくくてあんまり楽しい方ではないというのは結構なマイナスポイント。

戻ってからお昼ご飯で、有名らしい満幸商店というところに行ってみると、もちろん激混み!だが、隣二軒もどちらも食堂だったのでそっちにする。
なんかこういう並びだと、一軒だけやたらと繁盛してるのを見ると申し訳なくなるのと、同じ魚介でそこまで変わらんやろという気持ちになる。

ただ、サンドイッチやおやつをめっちゃ食べてたのでガッツリとは食べれず、じゃこご飯650円とあさりの味噌汁200円だけにした。どちらも美味。

その後は淡嶋神社にお参りというか観光に行き、めちゃめちゃ飾ってある人形をジロジロ見たりした。結構雨ざらしに見えるが、陶器のはともかく日本人形は毎日閉まっているのだろうか… 数がとんでもないから大変そう。

その後はひいなの湯という、ホテルに見えるが日帰りの温泉もやってるところで疲れを癒す。日帰りだと小タオル付きで1200円。
湯船は室内と露天の二つだけだが、しっかりとした温泉で、ぬるっとした泉質。ハイキングで日に当たりすぎたのか、温泉が強めだったのか早めにのぼせてしまい、すぐに出た。が、天気が良すぎて休憩所が暑く、一階の休憩所まで降りてぐったりしてた。

帰りの電車はちょうど良い時間のは間に合わなかったが、改札内にベンチがたくさんあるので座って待ってたらすぐだった。帰りは寝倒してたらいつの間にか市駅に着いてたのでそこで解散。お疲れ様でした。

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