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【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 08.04.2024

UK DEFENCE INTELLIGENCE:
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 08 April 2024

日本語訳

  • 2024年4月3日、ロシア連邦下院議長は医師が3万人不足しており、地方の病院では医師の不足率が約50%になる状況に直面している。この不足数は2023年11月の26,500人から増加している。現在の不足は、医療従事者のなかに民間部門で働く者もいれば、国外に出て行った者もいたことに起因している。2022年にロシア軍が動員を実施したのち、医師に対して、国を出ないよう、あからさまな警告がなされた。なお、ロシアの医師と医療関係従事者の最大2%が、召集を避ける目的でロシアを離れた。

  • 仕事に就ける医師数が少なくなっていることに起因する労働力需要の高まりが、さらなる不足増加の原因の一端になっている。2024年1月に出された試算が浮き彫りにしたのは、過去15カ月間で医師数が7,500人減少したことであり、その理由として長時間・低賃金労働があげられている。欧州政策分析センターによると、この不足に対処するために、ロシアはアフリカ諸国からの求人を進めているとのことだ。だが、資格・適性の確認は、自己申告を除くとほとんどないとのことだ。

  • ウクライナにおけるロシアの戦争を支えるため、大規模に資源と資金を投入していることは、ロシア国民の福利に供するさまざまな民間セクターに悪い影響を及ぼしている。ロシア国内の医療関係従事者数は、2024年の一年を通して減少し続けていくだろう。資格・適性のチェックがほとんどないまま外国から医療関係者を呼び込むことは、医療サービスの低下を引き起こす可能性を生み出している。

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