経営に役立つ論語597
名言
我仁を欲すれば、斯に仁至る
名言の日本語読み
われじんをほっすれば、ここにじんいたる
名言の意味
この名言は、「仁(人に優しくする心)を望むならば、その時すでに仁の心が自分の中に到達している」という意味です。
つまり、仁を行うという志を持つこと自体が、すでに仁の実践につながっていると孔子は教えています。
願望を持つことが、すでに目的に近づいていることを意味するという解釈ができます。
ハンドルを切らなければ行きたい。道に進めない。
海が見たいと思った瞬間あなたは次の信号を曲がるはず。
それはそんなに大変なことじゃない。海が見たいとはっきり自覚すればできること。
人生だってこうしたいとはっきり自覚した瞬間に変えられます。
いつのひか幸せになりたいなんて、どういう夢にしてしまうのではなく、たった今ハンドルを着ればいいだけ長い時間をかけて、取り組んだり真理を追求した後でなければならないような難しいことではないのです。
思いを描いた瞬間に、人の心は道を見つけます。あなたの心が望むかもないか。まずはそれから。
経営学への応用
1. リーダーシップと倫理観
- 経営者が持つべき倫理的価値観や行動基準を明確に持つことで、自然とその価値観が組織内に浸透し、リーダーとしての模範を示すことができる。
2. 組織文化の形成
- 経営者やリーダーが明確に価値観を持ち、それを組織内で共有し実践することで、組織全体の倫理的行動が促進され、強い組織文化が形成される。
3. 個人の自己実現
- 従業員一人一人が自らの価値観や目標を明確に持ち、それを仕事に生かすことで、自己実現を促し、組織の生産性向上にも繋がる。
さいごに
孔子の「我仁を欲すれば、斯に仁至る」という教えは、経営においても倫理的な意思決定や行動の重要性を示しています。
志を持つことの重要性を理解し、それを組織運営に生かすことが、持続可能な経営には不可欠です。
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