四字熟語594
本日の四字熟語は「五里霧中(ごりむちゅう)」です。
意味解説:
「五里霧中」とは、五里(約20キロメートル)もの距離を濃い霧が覆っている様子から、物事の状況が非常に不明瞭で、方向性や解決策が見えない状態を表します。
人が迷い込んだかのように、何をどう進めて良いか分からない心理状態や状況を指します。
たとえ話:
昔、ある商人が遠方の市へ商品を売りに行く途中で、突然の濃霧に見舞われました。
視界はほとんどなく、周囲は白い霧に包まれ、道すら見えない状態でした。商人は道に迷い、どこに進めば良いのか分からず、不安と恐れを感じながら立ち尽くしていました。
時間が経つにつれて、彼は少しずつ冷静を取り戻し、ゆっくりと霧の晴れるのを待つことに決めました。幸いなことに、時間が経つにつれて霧は晴れ、彼は無事に市へとたどり着くことができました。
このたとえ話から、五里霧中の状態がどのようなものかがイメージしやすくなります。
不透明な状況に直面した時、焦ることなく状況が明確になるのを待つことも一つの方法であることを示しています。
AさんとBさんの会話:
Aさん: 「今のプロジェクト、進め方が全く見えなくて、正直五里霧中の状態だよ。
Bさん: 「確かに難しい状況だね。でも、無理に急がず、少し状況がはっきりするのを待ってみるのも手かもしれないね。
Aさん: 「そうだね、焦らずに一歩一歩確認しながら進めようか。」
この会話からも、五里霧中の状況では焦りを抑え、状況が明らかになるのを待つことが重要であることが理解できます。
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