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給与について国境なき医師団、JICA海外協力隊、ジャパンハートを比較してみた


はじめに

皆さん、こんにちは。
今回はズバリ給与に関してです。給与ってやっぱり重要ですよね、やりがいがあっても貯金ゼロでは切ないですから。今回は、私が関わった団体である国境なき医師団、JICA海外協力隊、そしてジャパンハートについて給与から待遇までをご紹介します。また、短期ではなく長期のポジションに絞ってまとめています。


比較表作ってみた

では、さっそく比較表から。

*渡航に伴う諸経費:移動費、ビザなど
給与は手取りで大体の金額


こうみると各団体、給与なのか手当てなのか様々ですよね。あとは参加者の出費があるかどうかも重要ですね。

国境なき医師団(MSF)の待遇は?

まずはMSFから。
表にもあるようにMSFの待遇は比較的悪くないと思います。確かに基本給が手取りで月18万円は決して高いとは言えませんが、日当や団体のサポートがしっかりあるので貯金は十分可能です。私の場合は毎月約15万円の貯金ができていました。

また派遣期間が一年を超えると給与は上がります。MSF内でのキャリアアップも重なれば、月55万円程に達することもあるそうな。羨ましいですね。

ただしMSFは経験、語学力ともに応募の壁が高いため、国際保健の入口にはなりにくいという印象です(語学力がずば抜けている人は例外)。そう考えると、国際保健の入口となりやすい協力隊やジャパンハートとは、本来比較すべきではないのかもしれません。

JICA海外協力隊の待遇は?

次に、JICA海外協力隊です。
一言で言えば、「とにかく手当てが手厚い!」に尽きます。2年間の活動終了後には200万円近くの貯金が可能です。私も協力隊時代に、休暇で日本へ帰国したり国外旅行をしましたが、それでも200万弱は貯まりました。おかげで大学院にも進学できました。
また手当てに加え、手厚いサポートがあるのも魅力的です。派遣前訓練、帰国後研修はもちろん、帰国後の大学院進学などに対しても経済的なサポートをしてくれる制度があります。本当素晴らしいですよね。
噂によると、協力隊一人あたりに1300万円くらいの費用がかかっているそうな。それだけ好待遇なので、協力隊を国際保健の入口として選ぶ方が多い印象です。

ジャパンハート長期研修の待遇は?

最後に、ジャパンハートの長期研修を見てみましょう。
こちらは2年の研修になりますが、あくまで「研修」であるため200万円近くの研修費を支払う必要があります。最初の6ヶ月は国内で働きながら月給20万程の給与をもらい、その後は無給の海外研修に進むという流れです。
私自身は、一週間程のボランティアに参加しただけなので、長期研修の詳細はわかりませんが、少なくても参加していた看護師さんからは「帰国したらお金を貯めないと」と聞いています。
どうしても200万円程の貯金ができるJICA海外協力隊と比較してしまいますが、団体の理念や活動内容に共感して参加する方も多いようです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
団体によって給与、待遇は様々ですよね。給与面だけでキャリアを決めるべきではないですが、活動後も人生は続くのでそれなりにお金のことは考えておきたいですね。この記事がこれから応募を考えている方のお役に立てば幸いです。

以上です。最後まで読んで頂きありがとうございました。
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