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発達障害グレーゾーンの私がTMS治療で激変した話

近年、「発達障害」に関してはネットニュースをはじめ多くのメディアで取り上げられ、当事者によるカミングアウトや体験談が増えてきています。

私も発達障害を疑ってクリニックを受診し、9ヶ月に及ぶ治療が終了してからちょうど1年が経ちました。4半世紀生きてきた人生が一変しつつあるのでお話します。「自分が発達障害だともっと早く気付いていれば時間を無駄にせずに済んだ」「学生の内にTMS治療に出会いたかった」と失った時間に後悔しつつ、自身の成長を実感する毎日です。私のように苦しんでいる人の助けになればと、noteにまとめました。

(公開直後から沢山の方にご閲覧いただきまして、ありがとうございます…!かなり赤裸々&詳細に語っており、今後の事を考え、大変恐縮ですが有料noteに切り替えさせていただきました。引き続き、よろしくお願いいたします)


1.治療に至るまで

病院に行くきっかけになったのはTwitterで流れてきた簡易的な発達障害診断です。今もたまに画像が流れてきますね。最近だとインフルエンサーの方がカミングアウトしていて、「もしかして自分も?」なんてピーンと来る方もいらっしゃるのではないでしょうか。Twitterの投稿をみるまでは発達障害に関するWeb広告を見ても、「あら、大変な人がいるのね」程度にしか思ってなかったです。まさか自分が当事者になるなんて…!

ちなみに私は脳波で発達障害の診断(QEEG検査)をしてもらいました。当初はADHD(注意欠如・多動症障害)のみを疑っていましたが、ASD(自閉スペクトラム症)も入っていたことに驚きました。お医者さんによる問診やペーパーテストの診断もありますが、脳波で客観的に診てもらった方が無自覚な症状に気付くことができると思うので個人的におすすめです。

2.TMS治療で改善した10の事

とにかく疲れやすく日々生きづらさを感じて過ごしていましたが、見た目は普通の人と変わりありません。誰にも理解してもらえない辛さを抱えたまま、藁にもすがる思いでクリニックを受診し、TMS治療を始めました。TMS治療の効果には個人差があるということで半信半疑で臨みましたが、以下の具体的な改善が見られました。


1)職場の電話応対で、お客様の話を聞きながら次にどうしたら良いか素早く考え、実行できるようになった。それまでは電話で要件を聞き、メモを取ることで精一杯で、臨機応変な対応が苦手だった

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