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あなたの誘惑は遊びや怠けじゃなくて、仕事(お金を稼ぐこと)では?

私は毎朝、タロットカードを1枚だけ引いて「今日の自分に必要なメッセージ」を占っています。

今朝は「悪魔」の逆位置でした。

悪魔は正位置だと欲望・悪い習慣・誘惑など甘くて危ない系の意味になりますが、逆位置だと「悪い習慣を断ち切る」とか「誘惑に負けず自分自身に勝つ」という意味になるんですね。

で、今まで悪魔の逆位置が出た時は、「最近ゲームやりすぎだったから、ちょっと控えようか」「ダラダラしすぎだったかな、引き締めよう」などと思っていたんですよ。

しかし今日は午前中から昼過ぎまで、思いっきりゲームで遊びました。

なぜかというと、「最近の私、仕事——“お金を稼ぐこと”という誘惑に逃げていないか?」と思ったからです。

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記事の冒頭に書いた意味も、こちらの解説書から引用して書いています😊
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◆“一見正しいこと”は誘惑になりやすい

一般的には、「誘惑」と聞いたら悪いことだと思うじゃないですか。

ダラダラ自堕落に過ごすとか、遊んでばかりいるとか、そういうもののほうが「誘惑」っぽいですよね。私もそう思っていました。

しかし私最近、仕事ばっかりしているというか、「お金を稼ぐ」ことばかり考えているな〜と気づいたんですね。

仕事をすることは立派じゃないか、お金は大事なんだから稼ぐことを考えて何が悪い、と思いますよね?
もちろん、悪いことじゃないんですよ。

けどね、正しいからこそ、言い訳にしやすいんです。
そこに逃げ込みやすいんです。

私、ここ最近「自分のやりたいことをする」とか「自分を大事にする」のを少しおろそかにしていたんですよ。

今朝ふっと力を抜く時間が持てたので、こんな自問をしてみたんです。
「お金より自分を優先するとしたら、今何をしたい?」って。

答えは「創作漫画を思い切り描きたい。その合間にゲームをしたい」でした。

どっちもものすごく時間をかけてやるのに、お金にならないことです。
だから後回しにして、お金につながりそうな執筆や仕事ばかりやっていました。

私はまた「お金がなくなる不安」に怯えて、挑戦から逃げていたのです。

実は私の創作漫画、昨年5月に無料連載の休止を告知して、ここ1年ずっと有料版の執筆を進めていました。
でもいつまで経っても話数を描き溜められないので、

「もう今年5月から無料連載を再開して、描かざるを得ない状況にして、描き進めよう」

と思ったのです。

思ったのに、めちゃくちゃ怖くなりました。

「次再開した時は月2話連載したいとか言ってたけど、本当にできるの?」
「創作漫画に力を入れすぎて、またお金がなくなったらどうしよう?」
「無料連載なんかして、何にもならなかったらどうしよう?」
「また嫌いな感じのコメントがいっぱいきたらどうしよう?」

で、怖くなったので、逃げたのです。

仕事——というか、“お金を稼げること”に。

だってそれって「正しい」ことだから、沢山やってても誰も私を責めないじゃないですか。

だから逃げ込みやすかったのです。

◆お金軸になった人がおちいりやすい罠

よく私は他人軸の話をこのnoteに書いていますが、他人軸と同じくらい怖いもの、それが“お金軸”です。

お金軸とは読んで字の如く、自分の行動の軸が「お金」に縛られる状態を言います。

「お金が稼げないから創作漫画を描かない。お金を稼げるから仕事をする」
これもどっからどう見てもお金軸です。

たとえばこれが、「〇〇へ旅行に行くために資金が欲しいから、そのお金を稼ぐために仕事をする」であればお金軸ではありませんよ。

けど明確な目的もなく、

・なんとなくお金が沢山あったほうが不安が和らぐ気がするから
・お金を稼いでいる人のほうがすごいから、えらくなれるから
・お金を稼げば幸せになれるから、自由になれるから

などのふんわりした理由でお金を稼ごうとしがちな人は、お金軸になりやすいです(私もです)。

何度も言うように、仕事をすることも、お金を稼ごうとすることも、悪いことではありません。問題なのはそれがすべての中心になってしまうことです。

「お金が稼げるから、〇〇する」という選択グセがついていると、「安いからこっちを選ぼう」という思考になります。

「自分がこっちをやりたいから」とか「なんか直感で気になったから」とか「私が好きだから」とかではなく、“金額が高いか安いかで自分の選択肢を決めてしまう”のです。

※ちなみにこれは「高いからこっちにしよう」と言って選ぶ人も同じです。
その話はこちらの記事に書いています↓

そうすると、自分の心が置き去りになります。

自分の心が置き去りになると、人はどんどん感情が乱れていくのです。

◆「正しさ」「お金軸」の誘惑に気づこう

つい最近、超久々に、めちゃくちゃ些細なことでパートナーにイラッとしてしまいました。

ずっと調子良かったのになんでだろうな〜、と考えてみたら、まさに私がお金軸に陥っていたからなのです。

お金が稼げないから、自分がやりたい創作漫画の執筆をやらない。
お金にならないから、自分が好きなゲームをやらない。
お金になるから、「ちょっと嫌だな」と思っても仕事をやる。
お金になるから、本当は漫画を描きたい時間を使って、執筆をする。
お金が減るから、ずっと行きたいマッサージ屋さんに行かない。
お金が減るから、外食を控えて、自炊を沢山する。

もう全部お金が基準なんですよ。

もちろんその間も、散歩や温泉に行ったり、家をきれいに掃除したりしてリフレッシュしたりしていましたよ。

しかしまさに焼け石に水、という感じで、その程度のリフレッシュじゃ間に合わないくらい、知らない内に心がすり減っていました。

私は「お金を稼ぐ(増やす、減らさない)」誘惑に負けて、自分自身をないがしろにしていたのです。

だから今日、その誘惑に負けず自分自身に勝つために、思いっきりゲームして、思いっきり漫画描いてやりました。一銭にもならないのに。

いつもならこんな天気のいい日は健康のために散歩に出たりピラティスやったりするけどそれも全部お休みして、家に引きこもって思いっきりダラダラしてやりました。

楽しかった〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!


私は「お金を稼ぐこと」と「自分が楽しいこと」を両方やらないと心がすり減る人間なので、漫画描いたりゲームやったりダラダラ横になったりばかりをしていると、それはそれで心が消耗します。

しかし、それをやらなさ過ぎるのも良くないんです。

遊んだり怠けたりするのを律するのは簡単なんですよ。
なぜなら世の中的に良くないことと言われているし、自分でも「これは誘惑に負けている!」とすぐ気づけるからです。

しかしお金を稼ぐとか仕事をするとかは、正しすぎて「その誘惑に逃げている」と気づきにくいんです。

この記事を読んでいるあなたは、正しさやお金軸の誘惑に負けて、自分自身の心をないがしろにしていませんか?
そのために不安定になったりしていませんか?

人間は正しいことだけやってりゃいいってもんじゃないので、自分のやりたいことを優先して、思いっきり遊んだりダラダラ怠けたりするのも必要ですよ。

叶姉妹のようにずっと正しい姿勢でいることができる人もいますけど(最近Spotifyで叶姉妹のラジオ聴いてるんです。面白い)、たいていの凡人は遊びやゆるみがないとやってられません。

最近心の余裕がないなと思うかたは、ぜひ一度「正しさの誘惑に負けていないか」振り返ってみてくださいね。

ではごきげんよう、さようなら。

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◎おまけ:過去のタロット関連記事はこちら↓


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