見出し画像

HackMasterとD&Dの比較(HackMaster5版GMGコラムより)

画像1

HackMaster5版はPHBが2011年発売されたが、GMGが2013年に予約受け付けが開始されて2015年4月にようやく発売された。基本ルールが全部揃うまでに4年もかかった・・・

GMGにはコラム的な記事が多かったのでいくつか紹介したい。

【ハックマスターGMGによるゲーマーの定義】
Older Gamers:50代以上で最初のゲーム経験がウォーゲーマーである人たちのこと
Younger Gamers:30代以下で最初のゲーム経験がコンピュータゲームでアヴァロンヒルのゲームを知らない世代

【ハックマスターGMGによるプレイヤーの分類】
crunch:固いものをガリガリ噛む=ルールに厳密にプレイする
fluff:ロールプレイを重視してプレイする。単語はふわふわした羽毛のことだが、セリフをとちるという意味も。

以下は「D&DとPathfinder」と「Hackmaster」にはたくさんの共通点があるから、メジャーなRPGプレイヤーたちを「Hackmaster」に呼び込もう!という記事からの抜粋です。

d20を使うRPGであり、大変よく似ている。違いをあげるとすると下記のような点である。

キャラクターの成長速度
D&DとPathfinder:NPCよりも強く、力と財産の成長速度も速い
Hackmaster:街の住民とほぼ変わらず、成長速度はD&Dなどの半分から4分の1程度

怪我の回復
D&DとPathfinder:たいがいのパーティにはHPを回復させるヒーラーがいる。
Hackmaster:一番優秀なヒーラーでも数点のHPを回復できる程度で、けが人はベッドでの長期療養が必要。

戦闘ルール
D&DとPathfinder:イニシアチブを振って順番に解決。1ラウンドに1回行動手順が回ってくる。
Hackmaster:ラウンドやターンといった区切りはなく、連続的に行動順番が回ってくる。

攻撃と防御
D&DとPathfinder:ACは固定
Hackmaster:防御ロールもあるので、攻撃の出目が悪くても命中する場合もある(逆もまた然り)

盾の使い方
D&DとPathfinder:盾はACを1~2上昇させる装備品。
Hackmaster:盾がないときは防御に-4ペナルティがつくため攻撃が当たりやすい。命中判定と防御判定の差が10以下の場合、攻撃は盾に命中する。盾が壊れるまでは使え、盾は消耗品。

スキル
D&DとPathfinder:レベルによってキャップがあるのでおおよそ達成値や難易度は予想できる。
Hackmaster:スキルマスタリーダイスもペネトレートするので、レベルとスキルの腕前は予想不可能。

レベルアップ
D&DとPathfinder:レベルアップするクラスによって成長ルートが決まる。
Hackmaster:レベルアップ時はBPを取得し、能力値/Talent/Skill/Proficiencyなどを自由に成長可能

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?