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ICEWIND DALE:AD&D冒険日誌

AD&D2版のコンピュータゲームであるアイスウィンドデイルをプレイし、「プールオブレイディアンスAD&D冒険日誌」のようなリプレイ形式で書き下したプレイ記録です。ストーリーを最初から最後まで辿っている完全ネタバレレポートなのでご注意ください。

当時はバルダーズゲートも発売されていましたが、複数キャラを自分で作ることができることが気に入って、アイスウィンドデイルキャラを変えながら英語版を2周、日本語版を2周プレイしていたような気がします。

このレポート用にプレイしたのは6人ではなく4人パーティでやってみましたが、成長速度が早くて特に問題はなかったです。

キャラクター

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能力値のやり取り&リロールができるので、がんばれば強いキャラを作ることができます。

一応、ポイントを上げておくと、

(1)接近戦よりも飛び道具重視でいくべき。Dexは高めに

相手と接敵しないうちに倒すのが基本です。剣で殴るのは最後の手段とし、飛び道具を重視しましょう。

(2)Conは高めに

言わずもがなですね。IWDは「レベルアップ分のHP上昇を最大にする」というオプションも取れるので便利です。

(3)Strにも気を配ろう

『接近戦よりも射撃戦じゃなかったんかい!』と言われそうですが、Strがないと「荷物が持てない」状態になります。プレートメイルも満足に着られない、着たら財宝が持てないでは困ります。16以上あると便利ですよ。

(4)IntとChaは・・・必要な人だけあればよい

見ればわかりますね。専門家を用意して、その人以外はノータッチでかまいません。役割分担は人間の知恵ですから。

(5)Wisが必要なのはクレリックだけではない

低いと精神系呪文に掛かりやすい・・・というわけではないです。メイジもできれば高め、悪くても10以上は欲しいです。というのも、アイテム鑑定には「伝承知識(Legend Lore)」という能力値を使うからなんです。Wisが低いとこれにペナルティがつくので避けたいですね。アイテムがアイデンティファイ無しで鑑定できると、手間が省けるのでお得ですよ。

(6)スキルは飛び道具を必ず入れよう

ファイター系などは、弓、剣、打撃武器に振るのが良いと思います。打撃武器はスケルトンなどに対して非常に有効ですので。マジックアイテムのこともありますし、なるべくパーティ間では武器の種類を分散させた方が無難です。

第0章 イーストヘイヴン

・旅立ち

冒険は北方の町、イーストヘイブンで始まります・・・

ギル「やっと着いたぞ。ここがイーストヘイヴンか。寒さが堪える・・・とりあえずあの酒場に入ろう」

そう言ってウィンタークレイドルダヴェルンに入って行く一行。

タウルス「何故、おれたちはこのくそ寒い山々を、クォータースタッフ1本持って旅しているんだ?」

メスロン「タウルス!某国の王子ですら最初はひのきのぼうしか持てないんですよ。そんな突っ込みはご法度です!」

酒場に入って今後のことを話あっていると、中年の男が入ってきました。

フロスガル「ようこそ旅の者よ!私の名はフロスガルだ」

ギル「私はギルガメス。よろしく、フロスガル」

フロスガル「ギル、この町で暮らすコツを教えてやる。他人のシマで騒ぎ起こすんじゃねえ。それだけだ」

カイ「わかりました。騒動は起こしません。約束します。」

フロスガル「いい子だ。何か仕事がしたければ私のところへ来るがいい。買い物がしたければポマブの店に行け」

言うだけ言ってさっさと帰るフロスガルさん。地元の保安官として、ならず者にチェック入れに来たんでしょう。

タウルス「おい、ギル!とっととポマブとやらの店に行こうぜ。寒くてかなわん!」

メスロン「そうですね。お隣だそうですし、行ってみましょう」

ポマブの店に入って、店主に挨拶したのですが・・・

ポマブ「何だ?この野蛮人どもめ!石ころか犬の毛皮でも持ってきやがったか、けっ!」

タウルス「おれたちは買い物がしたいだけなんだ、業突張りめ!さっさとリストを見せろよ」

ポマブ「けっ!買い物だと?お前たちがそんなことするはずないだろう!信じられるものか!」

タウルス「何だとこの野郎!人が下手に出てれば付け上がりやがってぇ!」

ギル「いつ下手に出たよ・・・」

アタックボタンをクリックしそうになるのを必死に我慢し、根気強く説得すると取引の話になります。

ポマブ「いったい何が欲しいんだ?きちんと金払えよ」

ギル「俺はロングソード、スタテッドレザー、ショートボウ、矢、ヘルメットだ」

カイ「私の武器はスリングだけね。メイスでも持ったほうがいいかしら?」

タウルス「いらんいらん。THAC0はそんなに良くないから、後ろから当たらん石でも投げておけ」

カイ「何か引っ掛かる言い方ね。他の装備はスタテッドレザー、ミディアムシールド、ヘルメットね」

メスロン「ぼくはスリングだけです。メイジですからこんなもんですね」

タウルス「おれは・・・バトルアックス以外ギルと一緒だ」

ギル「バトルアックスよりもロングソードの方が有利じゃないのか?」

タウルス「若造が説教するな。魔法の斧が登場するからドワーフにはドワーフの戦い方があるんだよ。」

ギル「世の中色々あるもんだな」

タウルス「親父!このクォータースタッフ4本売りたいんだけど幾らだい?」

ポマブ「はぁ?そんな棒切れ買い取れるか!やっぱりお前ら野蛮人だな?まったく、これだから・・・」

カイ「・・・仕方ないわね。持って行くのも負担になるし、捨てていきましょう」(ガラガラガシャン×4)

買取値がつかない物を一斉に捨て始める一行・・・

ポマブ「馬鹿野郎!人んちに木切れ捨てていくんじゃねぇ!『来たときより美しく』って標語知らねぇのか!」

 

・唄

とりあえず一行はフロスガルの元へ行く前に、イーストヘイヴンを見て回ることにしたようです。

湖の近くまで来たところ、若い男がなにやら口ずさんでいるようです。

男「らららら~♪」

ギル「おい、どうしたんだ?」

男「この唄がいつも夢で聞こえてくるんです。ぼくはどうしたらいいんでしょう?」

男は夢の中に出てくる女性の唄のことで悩んでいました。どうしても気になるんだそうです。夢に出てくる女性が、唄で自分に何を伝えたいのか知りたいそうです。

カイ「思春期の男の子にはありがちなことなんじゃないの?ギル?」

ギル「当人の前で『妄想じゃないんですか?』とは聞けないだろう。心の隅に止めて町の散策を続けよう」

唄を唄い続ける気色悪い男をその場に残し、西端のテンポス寺院に挨拶に行く一行。

タウルス「ほう・・・これが『おーぷにんぐむーびー』で会った封印跡か」

メスロン「タウルス!ネタばれには気を使わないと!」

話は無料でも、サービスは有料。金が無い一行はそのまま南方向へ歩いていったところ・・・奇怪な生物が唄をうたっているのに出くわします。

カイ「きっとこの女性ね。あの~すみません。あなた、あの男の夢の中で唄を唄っていませんでしたか?」

メスロン「冷静に聞くと相当テンパってますね。恐ろしいですよ、カイさん」

女「ええ、私は夢の中でしか、唄でしか伝えられないの・・・直接話をしてはいけないの・・・」

タウルス「女も相当テンパってるな。お嬢さん、事情を話してはもらえんか?」

女性は湖の精みたいな存在で、あの男の先祖に部族の危機を救われた過去があったそうな。湖に棲む化け物を退治した剣を男に返したいのだが、直接は会うことはできくて悩んでいたらしい。

しかも、女はほのかに男に想いを寄せている!最初の仕事は異種族間の恋の橋渡しか?借り受けた剣を男の元へ持って帰って、事情をそのまま説明すると、あっさりシナリオクリアー!!妙に知恵を使うよりも、素直が一番です。女も納得し、宝石までもらえます!後々良いことがありますよ、きっと。

メスロン「他にも夢に悩む若者はいませんかね?ぼろいし、効率いいですよ♪」

タウルス「あのなぁ!そんな奴らが渦巻く町なんぞ願い下げじゃ」

 

・狼立てこもり事件

湖の西端のアスペルさんちのアトリエに狼が一匹立てこもって暴れています。入り口を強引に破壊して、中に突入しましょう。速攻でポーズかけて飛び道具で射殺できるとベストです。もらえるダガーなんぞに使い道はないので売りさばいてもかまいません。

 

・虫退治

最初の酒場の女将に話しかけるとクエストが発生します。強がりを言うおばちゃんがかわいい・・・かな?報酬ははした金ですが、経験値は貴重なのでいただいておきましょう。

 

・ワインのおつかい

夢唄男の近くの小屋で発生します。ポマブの店でワインを買って帰るだけです。犬になるんだ!忠実にクライアントに従う犬に!

 

・ゴブリン襲撃!

湖の東にある橋を渡ると、子供が駆けてきます。曰く、ゴブリン来襲だそうな。やっこさんは弓も持っているので、要注意です、うかつに近づくと危険です。スリープがあると便利ですが、出番が終わったらメイジは後ろに下げておきましょう。

ちなみにリーダーはスプリントメイルを持っているのでありがたく頂戴します。他の装備費も処分して金に替え、宝石も処分するとコンポジットロングボウが買えます。前線はこっちの弓になるべく早く切り替えておいた方がナイスです。

 

・荷馬車の行方

装備が整ったらフロスガルさんちに行きましょう。

フロスガル「おお!君たちか。私たちの手助けをしてくれるのかね?」

まぁ・・・手伝うしかないんですけどね。

フロスガル「ポマブの店に届くはずの荷馬車がまだ来ないんだ。調べてきてくれないか?」

まぁ・・・やるしかないんですけどね。

とりあえず町外れに行くと、略奪された荷馬車の跡があります。

メスロン「ギル~ここは引いてフロスガルさんに報告しましょうよ~」

ギル「ガキの使いじゃないんだぞ、メスロン。『荷物は無かったです。どうなったか知りません』なんて言えるか!」

タウルス「そうだぞ!ここで引いたら負けじゃないか!」

カイ「あら、今日は正義感日和なのね?」

メスロン「じゃあ、オークが逃げ込んだ洞窟の中を調べるんですか~?」

タウルス「(今なら荷物は全部おれの物~♪) 山賊オーク共をこのまま野放しにしておけるか!」

カイ「タウルス。本音が透けてるわよ」

生憎、荷物は回収できません。(除く:宝箱)洞窟内ではチマチマ一歩一歩進んでいきましょう。視界に入ったモンスターだけが襲ってくるので、一度にたくさんのモンスターを視界に入れないように気をつけて!

やばくなったら無理せずイーストヘイヴンに戻って休息して再挑戦しましょう。親分のオーガはちょっと強めです。遠距離で仕留めてしまうのがベストです。うかうかしてるとヒーリングポーションを使われてしまいます。もったいない!

洞窟内部の敵を掃討し、お宝ないし装備品(弓がコスト的にベスト)を回収しておきましょう。もはや思い残すことがなくなった時点でフロスガルに報告しましょう。いよいよイーストヘイヴンを旅立つことになります。

ここのクエストをクリアーするころには、一応の装備が整い、レベルが上がるキャラも出てくることになるでしょう。出発前にはテンポス寺院でポーションを買い足しておくのも忘れずに!

第1章 クルダハル ヴェイル・オブ・シャドウ テンプル・オブ・ザ・フォーゴトンゴッド

クルダハルの人々を救うため、イーストヘイヴンを出発したPCたち一行は・・・・雪崩に遭っていた・・・

ギル「うわわわわぁぁぁ、足が埋まるぅ~金属鎧が冷たい~黄金虫に雪中行進なんぞさせるなぁ!」

ズボズボと雪に足を取られまくっている騎士ギルガメス

タウルス「おい、あそこでフロストジャイアントが石投げとるぞ!はっ!足滑らせて転びよったわい!」

軽快な足取りでさっさと進む、ドワーフのファイター/シーフのタウルス

メスロン「タウルス!そんな悠長に観察している場合ですか!カイを手伝ってあげてください」

エルフ特有の軽快な動きで先を行くメイジ、メスロン

タウルス「カイならとっくに・・ほれ、あそこの安全地帯まで逃げ切っておるわい」

そしてパーティ1の頑強さを誇るクレリック、カイ

メスロン「あ・・・手を振ってる・・・さすがにあの塔に1人で59階まで登っただけはありますね」

ギル「うぉぉぉぉ・・・もう・・ダメ・・・だ・・・・」

メスロン「こっちも手を振ってますね。三途の河の向う岸に渡りそうですよ・・・渡っちゃったかな?」

タウルス「メスロン!そんな悠長に観察している場合か!ギルを引きずり出すぞ!」

そして何とか雪崩をくぐり抜けたPCご一行。早い話が帰り道がなくなり、先へ進むしかなくなったんですな。良くある話と言えば良くある話ですが

ギル「フロスガルたちは・・・この雪の下か・・・くっ!なんなんだ、いったい!」

カイ「救出は無理なの?」

タウルス「無理に掘り起こせば2次災害になるわい。成仏を祈ろうぞ・・(パンパン!)南無阿弥陀仏~」

メスロン「タウルス・・・拍手打って念仏唱えないでください」

カイ「冗談はこの辺にしましょう。一刻も早くクルダハルに行き、邪悪の正体を突き止めないと!」

ギル「(・・・俺の台詞が・・・)」

 

クルダハルパスでのイベント

・ゴブリン掃除

いたるところにゴブリンが棲み付いているので、掃除して回りましょう。ショートボウ&矢だけ回収して売りさばくと良いかも。奥の谷のジャイアントビートルもまとめて倒してしまいましょう。

・ジャムシー救出

製粉所はオークどもに襲撃されてしまいました。こいつらもさっさと片付けてしまいましょう。中の物置にはジャムシー少年が隠れています。救出しておきましょう。

・頭痛のオーガ

壊れた塔に入るとオーガが頭痛で苦しんでます。後でアルンデルに治し方を聞いてくると、助けてあげることができます。どうやら、ヒューマノイドの間でも何か事件が起こっているようです。

 

クルダハルへ到着

何とかクルダハルへ辿り着きますが、街の人々からの言葉には失望があふれています。高名なるフロスガル率いる軍隊がやって来ると思いきや、来てくれたのは冒険者4人組です。邪険に扱われることこそ無いものの、がっかりされてしまいます。

どうやら、何らかの邪悪な勢力がクルダハルを被うとしているそうなのですが・・・PCたちはその邪悪の正体をつきとめるため、ヴェイル・オブ・シャドウの探索を命じられます。

カイ「ずいぶんと漠然としてる上に、いいように使われてるわね、私たちって」

ギル「愚痴るなよ、カイ。正義のために少しでも邪悪な勢力は滅ぼしておいた方が世のためさ」

メスロン「魔法使いの塔があるそうですよ!新しい呪文が買えるかも!早く行きましょう!」(←聞いちゃいねぇ)

タウルス「鍛冶屋に行って、邪魔なもんを売っ払おう。それにあの飛行船も気になるしな」(←聞いちゃいねぇ)

カイ「久しぶりにベッドで眠りたいわね。宿屋に行きましょうよ」(←話振ったくせに聞いちゃいねぇ)

ギル「(しくしくしく・・・)」

カイ「何地面に座りこんで「の」の字書いてるのよ?行くわよ」

ギル「(誰も俺の決め台詞なんて聞いてないんだよなぁ・・・)」

 

・イエティ襲撃!

クルダハルの東方面に行くと、若いあんちゃんがイエティに襲われているので、さっさと救出しましょう。離れた位置から弓で攻撃すれば問題ないはずです。くれぐれも街の住人を巻き込んだりしないように気をつけるべし。後でヴェイル・オブ・シャドウのイエティを倒すと、彼の兄の形見が手に入ります。これも、しっかり届けて経験値をゲットしておきましょう。

・イルメイターで小遣い稼ぎ

と、言ってもお金が儲かるわけではありません。この街では「グレートオークの木」を神木とするドルイド信仰が盛んなので、イルメイター寺院は軽視されています。そこで、通りすがりの住人にイルメイターのことで問答をしてあげると経験値がもらえます。話すだけでいいので、とりあえずやっておくと良いでしょう♪

・宿の主人

街の人から「宿を経営していたエイダンが行方不明となり、代わりにオルドウィンというハーフリングが居座っている」という噂話が聞けます。

行ってみると、えらい高圧的な態度で接してくれるハーフリングが居座っています。しかも値段が相場から跳ね上がってます。疑問に思った一行は・・・

タウルス「おい!本当にこの値段なのか?それにお前、本当にここの主人なのか!?」

ギル「何でも前の主人は疾走したそうじゃないか」

メスロン「(・・・ギル・・・字が違います・・・)」

ギル「(あ!・・・本当だ・・・)んんん、前の主人は失踪したそうじゃないか」

オルドウィン「だから言ってるじゃないか、俺に全部譲った後でいなくなっちまったんだよ。証拠もないのに疑うのがパラディンの仕事かよ?え?」

証拠もなく、憶測だけでは悪を裁くことはできません。とりあえず証拠探しのため2階の客室へ・・・

ギル「お!ここに鍵の掛かった箱があるぞ!あけてみようぜ!」

メスロン「とてもパラディンの台詞とは思えませんね。もっと言い様があるでしょう」

ギル「んなこと言っても、カーソルあるのはさっきの棚とここの箱だけじゃないか」

カイ「平たい言い方ばかりでは、すぐにパラディン資格失うわよ。適切な言葉使いをしないと・・・」

タウルス「おい!開いたぞ。ん?どうやら指輪のようだな。何々・・・?」

この指輪は本来の主人エイダンのものでした。ここに刻まれた言葉からオルドウィンの嘘が明らかになります。

ギル「おい!この指輪を見ても貴様はそのような詭弁を弄するか!観念しやがれぃ!」

オルドウィン「そ・・・そりゃぁ2階の宝箱に置いてあったはずだ!鍵も掛かっていただろうが!」

ギル「掛かっていたな。だが、そんな鍵では私の正義は屈しない!私は義によって立っているからな!」

オルドウィン「鍵あけて、中身強奪した奴の台詞か!これだって十分犯罪じゃねぇか!いいのかよぉ!」

ギル「確かに私のした事は良くないことかもしれない。だが、より大きな邪悪を放置するわけにはいかないのだ!」

見事論理のすり替えに成功したPCたちはオルドウィンと取引をします。街の人々に事情を説明して周り、皆の承諾を得ることができれば宿の主人として認めよう、というものでした。このイベントの後は普通の値段で休むことができます。もちろん、パラディンの住居不法侵入・器物破損の罪が問われるはずもありません

武装を整え、新たな呪文を覚え、ポーションを補給したらヴェイル・オブ・シャドウへ行きましょう。道では最初イエティとの遭遇がありますので、視認できたら即座に弓で攻撃して倒しましょう。彼らは毛皮を落としてくれるので、序盤はありがたい敵です。

アンデッドの墓がいたるところにありますので、片っ端から制覇していきましょう。クルダハル寄りのところからクリアしていくと良いでしょう。(難易度が低いですから)ダンジョンの中ではスケルトンがワラワラいるので、メイスやフレイルに持ち替えておく必要があります。弓が効率的にダメージを与えられないので、打撃武器に頼ることになるかと思います。

あと、「ターンアンデッド」はアクティブにしておくと、その間クレリックは何もできませんが、毎ラウンド判定を行い、成功するとアンデッドは逃げていきます。戦力的に期待できないクレリックの場合はずっとターンしておくと良いかもしれません。逃げていく奴は深追いせず、残った奴から倒していくようにしましょう。ダンジョンはトラップ満載なので、シーフが常にトラップを探しつつ前進する必要があります。

 

小さなダンジョン(墓)4つの中に鍵が2つあります。それを持って、クレッセラックの墓に行き、深層部まで辿り着くことが目的です。

ギル「何だよ!このスケルトンの数はぁ!向うにワイトとマミーもいるし!」

メスロン「カイさ~ん!回復してくださいよ~」

カイ『偉大なるイルメイターの名のもとに、邪悪なる者よ浄化されよ!』

メスロン「ターンアンデッド中ですか・・・仕方ないですね。タウルス、ヒーリングポーション余ってませんか?」

タウルス「うむ、このIntが18になる奴なら余っとるぞ。飲むか?」

メスロン「・・・僕はもともと18です。要するに余ってないんですね。ギルは余ってますか?」

ギル「ああ、このインフラヴィジョンができるようになるポーションなら余ってるが。飲むかい?」

メスロン「・・・僕はもともとエルフです。まったくもう・・・」

戦闘自体はかなりシビアです。特にスケルトンアーチャーがさりげなく嫌らしいです。優秀なハイド能力を持つシーフがパーティにいるなら、少しずつ敵を誘き出して各個撃破していきましょう。至るところにある墓は、マジックアイテムの宝庫です。暴いた墓の中身は残らず回収していきましょう!

一番奥までいくと、この墓の主クレッセラックと話をすることができます。どうやら、彼自身がクルダハルへの脅威となることはないようです。この墓で配下と共に暮らしていくことだけを望んでおり、生きている人間などには興味がないようでした。

ギル「貴様がクルダハルを脅かす邪悪なのか?」

クレッセラック「邪悪を探しているなら君の目の前にいる。しかし、その邪悪はクルダハルを脅かすものではない」

ギル「では、いったい何者がクルダハルに危機をもたらすのだ!?」

クレッセラック「そうだな・・・その質問に答えて欲しくば、この谷にやってきているオーリルの女神官を殺して来い。そうすれば教えてやろう」

ギル「俺は暗殺者じゃない!なぜにアンデッドの手下になって殺しをせにゃあならんのだ!」

クレッセラック「オーリルの神官はお前たちのクルダハルにも永遠の冬をもたらすつもりだぞ。いいのか?」

ギル「くっ・・・良いだろう、その女神官とやらを見つけ出して倒してくればいいのだな?」

こうしてアンデッドの手下と化して、オーリルのプリーステス暗殺の仕事に赴くパラディンの姿が・・・

街でそれらしい女性を探してみると、バーの給仕の1人がいなくなっていることに気づきます。再び谷の奥に行ってみると、そこにプリーステスがいます。マジックアイテムでしか傷つかないという不思議な神官ですが、がんばって倒しましょう。速攻で接近戦に持ち込んでもいいかもしれません。

なんとか倒してクレッセラックの下へ戻ると・・・

クレッセラック「では教えてやろう。その邪悪とはこの谷の者ではない。この谷にそのような輩はいない」

カイ「話が違うじゃない!あなた、その邪悪の正体を教えてくれるって言ったじゃない!」

クレッセラック「ここではない、という情報も重要なものだ。お前は『ここにある』という情報だけを求めて旅をしているのか?」

ここでも簡単に説得されてしまいます。 確かにクレッセラックの言う方もごもっともなのですが。散々アンデッドの群れを倒しまくり、墓を暴きまくり、オーリルの神官を血の海に沈めた挙句、わかったことは「ヴェイル・オブ・シャドウは外れ」という事実だけでした。

仕方なく、クルダハルのアルンデルの下に戻ってきて、これまでの冒険の結果を報告します。

ギル「~~と、いうわけでした。どうやらヴェイル・オブ・シャドウではないようです」

アルンデル「そうか・・・だとすると、ハートストーンジェムに頼るしかないな・・・」

ハートストーンジェムとはアーティファクトの1種で、ディヴィネーション系の力を引き出せるそうです。

メスロン「で、そのハートストーンジェムはどこにあるんですか?」

アルンデル「実は、以前に盗まれてしまってな。おそらくテンプル・オブ・ザ・フォーゴトンゴッドにあるはず」

タウルス「盗まれたら速攻で取り戻しておけよ・・・(ぼそ)」

ギル「そこへ行って取ってくればいいんですか?」

アルンデル「その通りだ」

カイ「いいように使われてるわね、私たちって・・・」

 

・テンプル・オブ・ザ・フォーゴトンゴッド

新たにマップに表示されるので、そこへ行きましょう。現地に到着してみると、寺院は上へ下への大騒ぎになっています。何でも、どこかの神官と思しき連中が襲撃をかけてきたそうな。まぁ、こちらも寺院を襲撃してハートストーンジェムを奪い取ることが目的なのですけどね。

中に入ると神官とヴァーヴィーグ(ジャイアントの1種)に襲われまくります。特にヴァーヴィーグはタフな上にダメージがでかいので、注意して戦いましょう。ここでも、少しずつ誘き出しながら戦うと有利になります。相手は動きが鈍いですからね。奥まで辿り着くと、ここの神官たちがこぞってくたばりまくってます。

しかも肝心のハートストーンジェムは無くなっていました。とりあえず傍に落ちていた毒ビンを拾ってクルダハルへ帰りましょう。もちろん、寺院の中のマジックアイテムその他もしっかり回収しておきます。って忘れる人もいないでしょうけどクルダハルに戻り、アルンデルに報告すると・・・

アルンデル「そうか・・・ハートストーンジェムは奪い去られた後だったか・・・」

ギル「そこにこんなビンが落ちていました」

アルンデル「こ、これは!タロナの神官が用いる毒薬ではないか!」

タウルス「ほほう・・・では、そいつらはどこにいるんだい?」

アルンデル「この地方でこの毒薬が手に入るのはあの火山だけだ!」

メスロン「ん?その火山で毒が手に入るんですか?」

アルンデル「ああ。あそこは冬でも暖かいから毒のある生物が多く棲んでいるのだよ」

ギル「今度はそに行けばいいのか?」

アルンデル「ああ、ドラゴンズアイに行ってハートストーンジェムを持ってきてくれ!」

カイ「・・・いいように使われてるわね、私たちって・・・」

クルダハルを脅かす邪悪の正体を突き止めるため、ギルたちの旅は続きます。決してドルイドの言いなりになっているわけでも、ベルトコンベアーに乗っているわけでもありません!彼らは正義のために旅を続けるのです!

ここまでのPCのデータ

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第2章 ドラゴンズアイ

ギルたちはハートストーンジェムを求め、ドラゴンズアイという洞窟までやってきました。この火山によってできた洞窟の奥に、偉大なるアーティファクトがあるはずです!

メスロン「二酸化硫黄の臭いがきつくなってますね。火山が近いようです」

パーティのドーピング(援護呪文)ドクター、エルフのメスロン

カイ「・・・火山なら目の前にあるじゃない・・・このあたりだけ雪が積もってないわね」

回復役と思いきや、優秀なACを生かして前線を張っているプリースト、カイ

タウルス「ところでギル。俺たちは何をしにここまで来たんだっけ?」

普段はプレートメイルを着こなす鍵開け・罠解除専門シーフ、ドワーフのタウルス

ギル「・・・正義をもたらすために決まっているだろう・・・ほら、もう入り口が見えてきたぞ」

不自由な記憶力を正義に捧げる熱意でカバー、パラディンのギル

メスロン「やれやれ、いいですかギル。ハートストーンジェムを手に入れることができればですね・・・」

カイ「次のフラグがここにあるからよ」(キッパリ)

メスロン「(ギル、カイが冷たいんですけど・・・)」

ギル「(なんか機嫌悪そうだな・・・)」

斥候に出ていたタウルスが戻ってきます。

タウルス「洞窟の入り口まで、やけに人間の足跡が多いな。中には人が大勢いるんじゃないか?」

ギル「そういえば、来る途中に何者かに襲撃された村があったな。ひょっとしてこの中に?」

メスロン「そのことも踏まえて探索する必要がありそうですね。洞窟自体を崩壊させることは控えましょう」

タウルス「村人が生き残っていてくれればいいのじゃがの」

カイ「行くわよ。フラグが待ってるわ」

血まみれで3人の男の前に現れるカイ。唖然とする野郎どもを尻目に、返り血をふき取りはじめました。ちょっと離れた位置にはアイストロールの死体が4つ転がってたりします。

カイ「邪魔者は排除したわ。さっさと中に入るわよ」

ギル・メスロン・タウルス「はい!行きます!」

入り口のアイストロールは簡単に倒せます。弓で射殺しておきましょう。

 

洞窟1階:リザードマンの洞窟

ここドラゴンズアイでは階層ごとに出てくるモンスターが変わってきます。1階ではリザードマンが集落を作って暮らしているようです。多くの村人が食料として捕らえられているので、リザードマンの王を叩きのめして解放して差し上げましょう。リザードキング戦では敵の数が多く、混戦に持ち込まれると不利になってしまうので、一旦通路まで引いてから戦うとよいかもしれません。リザードマンは意外に攻撃力が高いので、少しずつ出現させて確実に1匹ずつ倒していきましょう。

 

洞窟2階:タロナの洞窟

ここでは厄介な敵、トロールが登場します。こいつは炎・酸以外のダメージでは止めを刺すことができません。クルダハルでオイルを大量に仕入れるか、ウィザードにバーニングハンドの呪文を覚えさせておきましょう。バーニングハンドは基本ダメージが大きいので、確実にとどめをさすことができてオススメです。

このフロアではクルダハルの鍛冶屋コンランの息子が捕らえられてます。この子を救出すると、コンランに素敵なハンマーをもらえるので要チェックです。タロナナイトプリーストに捕まったイルメイターのプリーストがいるので、こちらも救出しておきましょう。

 

洞窟3階:プレシオの領土

このフロアにやってくると・・・アンデッド(スケルトンらしき者)がメッセンジャーとしてやってきます。

ルーテナント「聖騎士よ ここはそなたには関係のない土地だ。早々に立ち去られよ」

ギル「・・・(沈黙)・・・」

メスロン「(ディテクトイービルですかね?)」

カイ「(そうでしょうね。多分)」

ルーテナント「早々に立ち去られよ」

ギル「・・・(沈黙)・・・」

タウルス「(アンデッドなら問答無用でイービルじゃないのか?)」

カイ「(私もそう思うんだけど、何を探知しようとしているのかしら?)」

ルーテナント「(このパラディンはシカトしているのだろうか?) 早々に立ち去られよ 聖騎士殿!」

ギル「・・・(パッ!)・・謎は全て解けた!」

ルーテナント「は?」

ギル「全てお見通しだぞ!貴様はこのフロアのどこかで俺たちを見ているのだろう!」

カイ・メスロン・タウルス・ルーテナント「は?」

ギル「本当の貴様は別のところにいて、術でこの者に指令を与えて話をさせているのだ!」

カイ・メスロン・タウルス・ルーテナント「(・・・そりゃそうだろう、誰だってそう考えるよ・・・)」

ギル「ここには邪悪の気配が無いことが何よりの証拠だ!」

カイ・メスロン・タウルス・ルーテナント「は?」

メスロン「(あなたアンデッドですよね?)」

ルーテナント「(ええ)」

タウルス「(後ろのコールドワイト部隊はアンデッドだよな?)」

ルーテナント「(間違いなく)」

カイ「(あなたイービルですね)」

ルーテナント「(そのはずですが・・・)」

ギル「待っていろ邪悪なる魔法使いめ!すぐに本拠地を探り当ててみせるぞ!」

ルーテナント「(この人パラディンですよね?)」

メスロン「(ええ)」

ルーテナント「(邪悪探知能力を既に見につけてらっしゃいますよね?)」

タウルス「(間違いなく)」

ルーテナント「(イービルを探知していれば、私が引っ掛かりますよね)」

カイ「(そのはずですが・・・)」

ギル「おりゃあああああ!」(←突っ込む)

メスロン「ギルは本当に邪悪を探知したんでしょうか?」

カイ「邪悪との対決続きで、感度が落ちてきてるんじゃないかしら?」

タウルス「(外での話、聞かれてたな)」

メスロン「(聞かれてましたね)」

ギル「うおおお!トラップだ!タウルス何とかしてくれ!」(←はまってる)

アンデッドの使者を目の前にして、「この辺りには邪悪な気配がない!」と言われれば誰でもびっくりしますが、このフロアのメインの敵はコールドワイトです。+1以上でないと効かないので接敵して戦いましょう。

また、通路の至る所に罠が仕掛けてあるのでシーフに探知させながら進むと良いでしょう。ここのボス:プレシオは6レベルウィザードスペルを使ってくるとんでもない奴です。会話が終わったら速攻で撤退し、有利な位置で戦うようにしましょう。はめられそうになったらディスペルマジックを使っていきましょう。

 

洞窟4階:蛇の寺院

このフロアでも・・・

アルビオン「ようこそいらっしゃいました、旅の方。私はエルダスの神官のアルビオンと申しま・・・」

ギル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・汝は邪悪なり!貴様、エルダスの神官ではないな!」

アルビオン「ばれたか!ここは蛇のカルト教団の本部なのだ!野郎ども!であえであえ~ぃ!」

カイ・メスロン・タウルス「(速っ!)」

パラディンで話し掛けると、速攻で会談が決裂するので注意しましょう。準備がしたい方はパラディン以外で話かけることをオススメします。ここではサマナーという術者がいて、一定時間おきにリザードマンやトロールを召喚してけしかけてくるので、早めに倒してしまうとよいでしょう。

ここには冒険者の一行が捕らえられています。救出しておくと安全に休息が取れるようになるので、下の階での激戦に供えて回復しておきましょう。

 

洞窟5階:ユアンティの地下室

いよいよダンジョン最下層です。至る所に罠が仕掛けてあるので、常に探知しながら進みましょう。このフロアでは不思議な気配のする少女が度々現れては、皆に引き返すように説得していきます。実はこの少女こそがこのダンジョンの主、マリリスのズノメイさまなのです。

ズノメイ「申しわけないのですが、このハートストーンジェムをお渡しすることはできません。」

ギル「そうはいかない。クルダハルが永遠の氷で覆われようとしているのを看過することはできないのだ」

ズノメイ「これは宿敵との戦いに必要なものなのです。私たちの生死がかかっているのです」

メスロン「バーテズとのブラッドウォーのことですね?」

ズノメイ「そうです。私が使った後はあなた方にお譲りします。だからそれまで待ってくださいませんか」

ギル「悪魔と約束なぞできるか!貴様とその配下はいったい何人の罪も無い人間を殺してきたのだ!」

ズノメイ「あなたこそ、私の部下を次々と殺してきたではないですか」

ギル「邪悪を斬って正義を守るのが我が使命だ」

ズノメイ「私たちは普通に暮らしてきただけです。あなただって食べるために狩りをするでしょう?」

ギル「人間を狩っていいはずがあるまい。獣と一緒にするな」

ズノメイ「そう言って、他人を理解しようともせずに切りかかってくるのね。ハートストーンジェムだって永遠に渡さないなんて言いません。すぐにお譲りしますから」

ギル「その汚らわしい口を閉じろ。悪魔がえらそうなことを言うんじゃない。同胞の下へ旅立つ準備は出来たか?」

ズノメイ「結局、私たちはわかりあえないのね。仕方ありませんね・・・死んで後悔なさい」

タウルス「(話を聞いてると、ギルの方が悪人に思えてくるの・・)」

メスロン「(説得の選択肢はどうやっても破綻するんですよ)」

カイ「(すごくいい人っぽいのにね。そういえばマリリスがお姫様やってるコミックがあったわね)」

メスロン「(ちょっと前のDragonに載ってた奴ですか。けっこういい感じでしたよね)」

ギル・ズノメイ「おおーい!戦闘するぞー!」

カイ・メスロン・タウルス「はーい」

扉を開ける前に防御魔法はバリバリにかけておきましょう。会話が終わったら速攻で通路に戻って体制を整えます。うかうかしてるとユアンティのプリーストにディスペルマジックをかけられるので注意してください。入り口のあたりにウェブをかけてユアンティ部隊を足止めし、ファイアーボールで焼き払いましょう。プリーストはマリリスのアニメイトデッドで出てくる邪魔な雑魚アンデッドをターンし、ウィザードはあらゆる攻撃呪文を駆使してザコをなぎはらっていきます。防御に自信のある前線がマリリスとどつき合うことになるでしょう。

ちなみに今回はタウルスがちょこちょこ距離を取りながら「スローイングアックス+2リターニング」でちまちまと削り殺すというマンチな方法で倒しました。+2のアローがそれなりに手に入るので、それで射殺するのもいいかもしれませんね。この作品では尻尾の締め付け攻撃が無かったのが救いでした。

 

クルダハルへ

ハートストーンジェムを携えてクルダハルに戻ってみると・・・街の中にオーグどもが徘徊しています。邪魔なのでさっさとぶちのめしておきましょう。町人たちもオーグに群がって何かしているようですが・・・一緒に殴ってるのかな?

攻撃呪文を打ち込むことができなくなるという邪魔な援護射撃ではありますが、アルンデルの元へ行ってみると・・・

偽アルンデル「我が宿敵を倒してくれたことに感謝するよ」

ギル「貴様!アルンデルではないな!」

偽アルンデル「はっはっは。君たちはよく働いてくれたよ。御礼に生かしておいてあげよう」

ドルイドのアルンデルは2階で死にかけてます。当然、回復呪文は間に合いません。

アルンデル「冒険者たちよ・・・ジェムは・・・ハートストーンジェムは・・・」

カイ「ドルイドさま、こちらにお持ちしました。ハートストーンジェムでございます」

メスロン「これがあれば、邪悪の正体を突き止めることができるのですね!」

タウルス「早速使ってみてくれ・・・ってその体じゃ無理だな。使い方を教えてくれ」

アルンデル「使い方・・・使い方か・・・」

ギル「もう何も喋るな!ほら傷口がこんなに・・・早く使い方を教えてくれ!」

アルンデル「・・・どっちやねん・・・」

カイ「ギルのボケに突っ込んでる場合じゃないわ!残されたわずかな命は有効に利用なさい」

アルンデル「・・・使い方か・・・いいか、耳の穴かっぽじってよーくお聞き・・・」

タウルス「・・・こら!志村けんじゃねーんだからさっさと言え!」

アルンデル「・・・使い方は・・・私にはわからない・・・」

一同「はあぁ?!」

アルンデル「・・・シヴィアードハンドの・・・ラレルという魔法使いが知っているはずだ・・・」

カイ「・・・そこに行って使い方を聞いて来い、と?」

アルンデル「・・・そうだ・・・君たちの本当の旅は・・・今・・・始まるのだ・・・(ガクッ)」

カイ「・・・本当にいいように使われてるわね、私たちって・・・」

 

目的のハートストーンジェムをゲットしたものの、使い方がわからないと来たもんだ。先行きに莫大な不安を抱えつつも、一行はエルフの要塞シヴィアードハンドを目指して旅を続けることに・・・

マリリス:ズノメイの宿敵という男の正体は? ハートストーンジェムを使いこなすことはできるのか?彼らの苦難はまだまだ続く・・・

ここまでのPCのデータ

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第3章 シヴァード・ハンド

マリリス率いるアンデッド・爬虫類・トロール連合軍を打ちのめし、やっとの思いでゲットしたハートストーンジェム!ところが依頼人のドルイド:アルンデルはPCたちの留守中にデビル(バーテズ)に襲われ重傷を負ってしまいます。 しかも、このおっさんは「私には使い方はわからない」などと戯けた寝言をほざき「シヴィアードハンドのラレルなら知っているはずじゃ」などと、次のフラグだけを立ててくたばる始末!

ギルたちは遠路はるばるエルフの要塞(跡地)へと赴きます・・・

メスロン「すっかり廃墟と化してますね・・・寂しいところだ・・・」

ちょっぴりせつなさが炸裂しているエルフのメイジ、メスロン

カイ「中からは不浄な気配がするわ。気をつけて!」

最強のACを依然維持している鉄の女、カイ

タウルス「ところでギル。俺たちは何をしにここまで来たんだっけ?」

スローイングアックス+2:リターニングのおかげで前線に出なくなった、ドワーフ:ファイター/シーフのタウルス

ギル「・・・正義をもたらすために決まっているだろう・・・ほら、もう入り口が見えてきたぞ」

相変わらず不自由な記憶力を正義に捧げる熱意でカバー、パラディンのギル

メスロン「やれやれ、いいですかギル。ハートストーンジェムを使うためにはですね・・・」

カイ「次のフラグがここにあるからよ」(キッパリ)

タウルス「!!!おい!なんじゃありゃ?」

ギルたちの目の前に突如魔法使いが現れます! しかし、どこか様子がおかしい・・・

メスロン「あなたがラレル師ですね。 はじめまして、私は魔術を学ぶ・・・」

ラレル「おのれ~~にっくきオークめ!ゴブリンめ!裏切り者のドワーフめ!許さんぞ~~」

突然現れては意味不明な恨みつらみを喋り、ファイアーボールで威嚇した後、姿を消してしまいます。

メスロン「・・・何か変じゃないですか? いきなりファイアーボールだなんて・・・」

ギル「挨拶代りにファイアーボールなんて常識じゃないか」

カイ「でも、あれはまっとうじゃなかったわ。 正気を失っているのかしら・・・」

タウルス「とりあえず中に入ってみようぜ。 何かワケありな感じがギュンギュンするけどよ」

入り口のファイアーボールはイベントですんで、慌てないでじっくりメッセージを読みましょう♪

 

シヴァード・ハンド:1~3階

ここは登場する敵が全てアンデッドのダンジョンです。 と、なると・・・

カイ『不浄なる者に安らかなる眠りを!』

メスロン「ターンアンデッドがビシバシ効いてますね。アーチャーが逃げてくれて嬉しいです」

タウルス「カイをフル武装して前線でターンアンデッドを唄わせ、俺たちは後ろから弓でチクチク攻撃か・・・」

ギル「何か不満でも? カイと一緒に前線に立ってもらっても構わないぞ?」

タウルス「女性の陰に隠れてちょっと卑怯かも?って思ったんだがな」

ギル「『D&Dがよくわかる本』でもラスプーチンが使ってた作戦じゃないか!」

メスロン「ラスプーチンは男でしょ! それにあのペンドラゴンはローフルだとは思えませんがね」

カイ『不浄なる者よ!立ち去れ!』

ギル「しかし、矢がかなり減ってきたぞ。補給までクルダハルまで戻るのも面倒くさいなぁ」

メスロン「ブリッドはカイの分を貰ったんでけっこう余裕ありますよ♪」

タウルス「俺はこの投げては戻ってくる便利な斧のおかげで弾いらずだな。がっはっは」

カイ『我に加護をぉぉぉ!!!(私一人しか働いてないわよぉぉぉ!)』

あらかじめ防御魔法を掛けておいて、クレリックはターンをアクティブにしておくとよいでしょう。ザコ(シャドウオークやゴブリン)が逃げていってくれます。部屋の片隅で固まって震えているので、あとでゆっくりとどめを刺すと良いでしょう。

ボーンガードスケルトンは攻撃力が高いので、前線に打撃武器とラージシールド持たせて戦わせましょう。バーニングスケルトンはファイアーボールを撃ってくるので、視界に入ったら攻撃を仕掛けて詠唱を止めましょうね。いたるところにアイテムが散らばっているので回収しておくと、後々楽になります。

 

シヴァード・ハンド:4階

ここのフロアには敵がいません。そのかわりにアンデッドと化したエルフがいるので話を聞くことができます。ブレードシンガーのレシアスに話を聞くと、ヒューマノイド(オーク・ゴブリン)との戦争の際、窮地に追い込まれたエルフ軍が一発逆転を狙って究極魔法ミサルを唱えたことがわかります。

しかしどう間違ったか呪文は思ったとおりには発動せず、こうして両軍勢がアンデッドとなって蘇ったそうな。ほぼ大半のエルフたちが正気を失っているものの、中には意識を保っている者もいるとのこと。ラレルの正気を取り戻すための調査を始めることになります。

このフロアには休息を取れる寝室と、レフランドのマジックアイテムショップがあるので活用しましょう。特に魔法の矢が充実しているので買い込んでおくのもよいですね。

余談:ブレードシンガー
「The Complete Book of Elves」に収録されているファイター/メイジキットです。Str13、Con13、Dex15、Int15と平均的に高い能力値を求められるのでなかなかキツイですね。ブレードソング(剣の舞)で敵を切り倒す魔法戦士をプレイすることができます。
一回だけ作ってプレイに臨んだことがありますが・・・周りがグラントリメイジばっかりだったので・・・

 

コレロンタワー:1~4階

ここではエルフの兵士たちの霊がたむろってます。片っ端から倒して成仏させてさしあげましょう。部屋の中にまで入ってしまうと攻撃魔法を喰らうので、部屋の入り口で防衛ラインを張って戦うと楽です。ターンされて部屋の片隅でガタガタ震えているエルフの将軍を、背中から矢で射殺す風景は必見かな4階にはヴァレスティスなる人物が植物園復興目指してがんばっています。彼の言うアイテムをゲットして持って来てあげると経験値がもらえますので、がんばって捜しましょう!

 

ソロノータワー:1~4階

ここではエルフの神官たちの霊がたむろってます。片っ端から倒して成仏させてさしあげましょう。1階にプリースト:デナイニがいて、この塔の神官たちを安らかな眠りにつけるように依頼を受けます。

2・3・4階にアンデッドの神官たちがいます。ホールドパーソンが煩わしいので、ファイアーボールなどでまとめて焼き払うと良いでしょう。4階にある聖水の樽をデナイニに渡すとボーナス経験値がもらえます。

 

シェベラッシュタワー:1~4階

ここではエルフの弓兵たちの霊がたむろってます。片っ端から倒して成仏させてさしあげましょう。1階にウェポンマスター:ケイレッサがいて、この塔の弓兵たちを安らかな眠りにつけるように依頼を受けます。2・3階にはアンデッドの弓兵たちが、4階にはレイススパイダーがいます。あらかじめメイジにはプロテクション・フロム・ノーマルミサイルかミラーイメージ、シールドなどをかけておき、呪文の詠唱が中断されないようにしておきましょう。

弓兵相手に遠距離から撃ち合っては消耗戦になるので、攻撃魔法を撃ち込んだらさっさと接敵してしまうと良いですね。2・3階の弓兵を倒してケイレッサに報告すると「私も倒してくれ」と言ってくるので、ついでに倒してしまいましょう。尚、ラベラスタワー2階へはここの3階からの渡り廊下から進むことになります。

 

ラベラスタワー

ここはラレルの住む塔なのですが、1階部分は壊れてしまっており渡ることができません。魔法の暴走により、塔の破片がそこら一面に浮かんでます。 シェベラッシュタワー2階から渡ってきましょう。2階ではウィザードとファイターの亡霊が襲ってくるので、がんばって倒しましょう。ウィザードは狭い部屋にスティンキングクラウドとかウェブとか撃ってくるので要注意です。詠唱が始まったら速い飛び道具がマジックミサイルを撃ちこみましょう。

3階は図書館になっており、エルフの本を譲ってくれます。「ミサルの理論」だけは必ずゲットしておきましょう。クルダハルの魔法使いオリック・ザ・グレイが引き取ってくれます。4階には天文観測者のグラリスと、正気を失った魔法使いラレルがいます。塔の中で見つけた部品をグラリスに渡すと、天体観測犠を修理してラレルを復活させてくれます。

メスロン「偉大なる魔法使いラレルよ、このハートストーンジェムを使っていただきたい」

ラレル「何を知りたいのかね?」

ギル「このノースを覆うとしている邪悪がどこにいるかだ」

ラレル「うむ。 はぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・ホイッ! わかったぞな!」

タウルス「お手軽な上に速いな(ぞなって何だよ?)」

ラレル「ドワーフの要塞、ドーンズキープだ。ドワーフは裏切るものだ。気をつけんしゃい」

カイ「タウルス、もうこの塔で何か仕事したの? 正直におっしゃい?」

タウルス「見損なうな!まだ何もしてねえよ!」

メスロン「まだってあなたね・・・」

ラレル「何だったら送ったんで?」

ギル「もうマップ上にあるんだから直行はいいや。代わりにクルダハルまで送ってくれよ。補給がしたい」

ラレル「ほいほい。ではエルフの禁断の大魔法Teleport without no errorで」

カイ「『失敗しないことのないテレポート』って必ず失敗するってこと?」

メスロン「よく間違えますものね 普通の呪文で結構ですんで」

ラレル「遠慮せんでええよ?」

ギル「してませんよ」

ラレル「次のダンジョンでもがんばりや~~!」

一同「おおっす!」

 

真の邪悪が潜むと推測される場所が特定できたPC一行。いくつもダンジョンを抜けている割には得られる情報が少ないような気がしなくもないが、武装をしっかり整えて、ドワーフの地下迷宮へと下りていくこととなりました・・・ 彼らの苦難はまだまだ続く・・・

ここまでのPCのデータ

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第4章 アッパー・ドーンズ・ディープ

散々ダンジョンを回らされ、ようやくゲットできたハートストーンジェム!

散々ダンジョンを回らされ、ようやく正気に戻したハートストーンジェムユーザーのラレル氏!

そこで手に入れた貴重な情報とは・・・

ラレル「悪い奴な、ドワーフやねん」

それだけかぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!(怒)

 

一行は支払った代償とは割が合わないような情報を元に、ドーンズキープへと向かいます。

ギル「ここにエルフを裏切ったけったいなドワーフが住んでいるのか」

メスロン「エルフの森を焼き、オークに与した邪悪なドワーフの巣窟です」

カイ「そんな邪悪、世に放つ前にこの洞窟の中で決着をつけたいわね・・・」

タウルス「おいおい、そりゃぁラレル氏はそう言っていたがな。けどよぉ・・・」

ギル「こんな洞窟構えておきながら、見つけられなかったとはな、盲点だった。」

カイ「早めに潰しましょう。ドワーフは1人見たらその影には10人いるっていうからね。」

メスロン「ドワーフって毒に耐性持っちゃってますからね~バルサン1個では厳しいかな?」

タウルス「・・・黙って聞いてりゃぁドワーフの悪口並べやがって!!!」

 

マイコニドの洞窟

悪いイメージをラレル氏に植え付けられつつ、洞窟を潜っていく一行・・・

ギル「うぉ!なんだこのキノコ野郎!、倒しても倒してもキリが無いぞ!」

メスロン「このゲームでは珍しい、復活する敵ですねぇ~」

カイ「あ!エティンがこっち見てるわ。タウルス、出番よ」

タウルス「応ッ!!って、接敵するの俺だけかよ」

カイ「ドワーフは対ジャイアント戦用の種族でしょ?見せ場は献上するわ」

メスロン「安心して下さい~~僕の石は当たると痛いですよ?(と、スリングを準備している)」

ギル「ふっ、当たらなければどうということはない!(と、クロスボウを構えている)」

カイ「ちゃんと援護射撃はするから、安心して逝ってらっしゃい(と、スリングを準備している)」

タウルス「縁起でも無いこと言うなぁ!」

このフロアはエティンとマイコニドが何度でも出現しますので、注意しましょう。洞窟内にはエティン、オーク、ネオオーグの棲みかがあるので、掃除しておくと休憩場所にできます。バンドスという魔法使いがいますが・・・トークを間違えると速攻攻撃してくるマッド野郎ですのでご注意!

 

アッパードーンズ兵舎

橋がかかっており、そこをアーチャーとソーサラーに狙い撃たれるという危険極まりないエンカウントがあります。

ギル「手前に戦士、奥にキャスター、橋を狙える位置にアーチャーがスタンバイかよ・・・」

メスロン「戦いは数だよアニキ!ってね」

ギル「冗談言ってないでウェブを唱えろよ、接近されたら適わん」

カイ「戦士系の接近を阻んでも、矢の撃ち合いでは火力で負けているわ!」

タウルス「俺のスローイングアックスは射程が短いからなぁ・・・いっそ切り込むか?」

ギル「お前らなぁ、少しはクレバーな戦い方を考えろよ?」

カイ・メスロン・タウルス「(INT3が言うか・・・・)」

ギル「まずはウェブを張り、可能な限り矢で敵を倒す。メスロンは攻撃呪文をありったけぶち込め」

メスロン「了解!」

ギル「あとは、ひたすらに持ち場を離れず戦え!」

カイ「・・・だから、それだと削り負けるってば!」

ギル「うむ、そこで敵の数を減らしたことを確認し、先ほどの部屋に撤退する」

タウルス「回復してから体勢を建て直すってわけか?」

カイ「私の呪文にも限度があるわよ」

ギル「ああ、回復が追いつかない場合は一日休んでもう一回だ!大丈夫、毎日5人殺していけば1週間もあれば突破できるって!」

正直、無茶な突貫で解決できる戦闘なんてありゃしません。セーブ・ロードを繰り返す作業は必要です。防御呪文を仕える限り使ってから突入し、なるべくキャスターを早めに仕留めましょう。戦線が延びきってしまうと、敵のアーチャー部隊にあっという間に後衛が削られてしまいます。

このご無体なエンカウントの後、フロア探索となるわけですが・・・ここにはダークエルフのスペルソード(魔法剣士)とソーサラー部隊がちらほらいます。奴らは自分に援護呪文を掛けるだけ掛けたあと、こちらのHPが少ない奴(後衛)を狙って攻撃してきます!

移動速度も早いので、逃げ切ることはまず不可能です・・・不可能でした。

まとめて相手をする必要はないので、偵察役が少しずつおびき出して戦う必要があるでしょう。

奥に進むにはパズルルームで正しい順番で床を踏んで、階段を出現させる必要があります。

セーブ&ロードでひたすら試していけば正解には辿り着けるはず・・・

先に進む前にアンバーハルクの洞窟に行っておきましょう。彼はサーブリック・タンという名前のウィザードでしたが、今はアンバーハルクへとポリモーフされてしまっています。彼の願いを聞き届け、ネオ・オーグの首領を倒してバッジを手に入れておきましょう。(必須)


歯車の部屋

隠し階段を降りていった冒険者一行。その部屋は歯車などのギミックにあふれたドワーフらしい部屋になっていました。

メスロン「誰かが倒れてますねぇ・・・」

ギル「おい、様子を見に行ってみろよ?」

タウルス「どれどれっと・・・・(ちゅどーーーーーーーん)」

カイ「まるでファイアーボールが炸裂したような音と熱と爆風ね」

タウルス「炸裂しとるんじゃぁ!治療してくれぇ!」

ギル「呪文もったいないからロードするぞ」

・・・ロード中・・・

メスロン「誰かが倒れてますねぇ・・・」

ギル「おい、様子を見に行ってみろよ?」

タウルス「今度は罠を探知してっと・・・よしよし、発見したので解除っと」

カイ「何かメモ書きがあるわね」

タウルス「何々・・・『私はもう駄目だ。ファイアーボールの罠に気をつけろ』・・・って遅いんじゃぁ!」

この死体を含めて、全てが罠だということなんでしょうねぇ~

 

鍛冶場

ここにはモラディンのプリースト(のゴースト)のノーライナーがいて、ドーンズディープで起こった悲劇を解説してくれます。

ノーライナー「リッチのテリカン倒し、ここのドワーフたちに安らかなる眠りを与えてやってくれ・・・」

タウルス「我が命に代えても、この聖地を元通りにしてご覧にいれましょう!」

カイ「ええ、その心意気よ!タウルス」

メスロン「そうですね、悪いのはリッチたちでドワーフは悪くないですもんね!」

ギル「正義のドワーフが裏切るなんておかしいと思ったぜ」

タウルス「(調子の良い奴らめ・・・・)」

リッチを倒すにはその大元たるフィラクタリーを破壊せねばならん、という情報を得ます。奥にアンデッドの巣窟があるので、ここで呪文の取り直しをしておきましょう。

 

死者の部屋

入るやいなや、ガストやらスケルトンやらの襲撃にあいます。

カイ「不浄なる者よ、去れ!(ターンアンデッド)」

雑魚はそれで取っ払って、それでも向かってくる奴から倒して行きましょう。

ギル「あれがリッチのテリカンか!おりゃぁ突撃ぃぃぃぃ!」

雑魚アンデッドを倒した後、部屋の石棺などを全て漁って鍵をゲットしておきます。

タウルス「ちっ!罠だらけじゃねえか!」

メスロン「墓泥棒だと思われているんですよ」

リッチは時間が経つと蘇ってくるので、適宜起き上がりこぼしにして殴って倒します。

 

ホール・オブ・ヒーローズ

ネグラを暴いてフィラクタリーをゲットし、それをジャモス(過去テリカンを撃退した英雄)の墓へ運べば、見事リッチのテリカンを倒すことができます。ノーライナーに話をすると、奥に進むための鍵を渡してくれます!意気揚々と、油断していくとブロンズセントリーなるコンストラクトが襲ってくるので注意しましょう。

カイ「結局、スパイン・オブ・ザ・ワールドを脅かす悪って何だったんでしょうね・・・」

タウルス「ドワーフじゃないってことがわかれば、俺は満足だ」

メスロン「満足しないで下さいよ・・・」

ギル「この先には、さっきのリッチよりも強大な悪がいるってことだろう?」

カイ「そうね、気を引き締めていかないと!」

彼らの冒険はまだまだ続く・・・


第5章 ウィルムズ・トゥース

ドーンズディープの奥を抜け洞窟を抜けた先は・・・氷山の中腹にある美術館だった・・・

ギル「おい!またスノートロールが出たぞぅ!」

カイ「炎か酸じゃないとトドメさせないから面倒ね、本当に」

タウルス「ちっ!もうオイルも無いぞ。ドラゴンズアイのトロール退治するためにクルダハルのオイルは買い占めて使いきっちまってるぜ!」

終盤のクルダハルは一般アイテムが品薄です

メスロン「良い呪文がありますよ!」

タウルス「ファイアーボールだともったいないだろうに」

メスロン「こんなこともあろうかと、呪文書に書き込んでおいた取って置きです!」

ギル「ほほう」

メスロン「出でよファイアーエレメンタル!!」

ギル・カイ・タウルス「おおお!!!」

メスロン「彼は殴りが火ダメージなので、トドメさしにはもってこいです!持続時間長いし」

カイ「やるじゃない!」

メスロン「ええ、実は5レベル呪文、これしか持って無いんですよ(てへ)」

ギル「スクロールの出現はランダムみたいだからなぁ・・・辛い道を歩んでるな」

ドラゴンズアイでも苦戦しますが、トロールは火で攻撃しないと殺すことができません。フレイミングロングソードが一番オススメですけどね。

フィールド上には次から次へとスノウトロールやアイストロールが出現するので、片っ端から倒して行きましょう。ドーンズディープを突破したレベルであれば苦戦することはありません。ここの美術館と氷河の風景はゲーム中で飛びぬけて美しいので、よく鑑賞しておきましょう。

 

ダグマレンの美術館

美術館はフロストサラマンダーに支配されています。彼らには近づくだけでダメージを食らうので、このフロアの探索は1人で行い、残りのメンバーはフロストサラマンダーから距離を置いたところに避難しておくことがオススメ。

美術館の中には氷付けの鯨がいたりします・・・どうやって運んだんだ?ここでは人間たちが奴隷として使われてきましたが、その奴隷たちが反乱を起こして困っているとのこと。

サラマンダーの王ケリッシュ「奴隷たちは地下の温度設定を上げてしまったのだ」

タウルス「で、俺達に様子を見に行って欲しいってわけだな?」

ケリッシュ「あの温度では我々はうまく行動できなくてね」

メスロン「奴隷たちの反乱を鎮めれば良いのですね?」

ケリッシュ「ああ、奴らも逃げ場が無いとわかっているだろうに・・・哀れな動物たちだ」

ギル「(今すぐこの猿轡を取って殴らせろぉぉぉ!)」

ケリッシュ「そこの簀巻きにされた騎士がうめいているようだが?」

カイ「ほほほ、ご心配なく、見苦しくないようすぐ連れて行きますゆえに」

とりあえずは言いなりになって、美術館の中を探索しておきましょう。

 

ギル「人間を奴隷だなんて許せない!今すぐ切りかかろう!」

メスロン「まずは探索が先です。囚われている人々も手助けをしてくれるかもしれませんよ!」

タウルス「そうだぞ、いきなりこの数のサラマンダー相手に戦えるもんか!」

カイ「今の私達には休息できる安全スポットが無いのよ」

ギル「((;゚Д゚)ガクガクブルブル・・・よし、まずは奴隷たちに話を聞きに行こう!」

タウルス「・・・休憩スポットの有無がギルの強気の源だったんだな・・・」

 

地下

奴隷の長ガレスから奴隷たちの解放&脱出の手助けを依頼されます。

ガレス「我々の同志ヴェラが温度コントロール装置を稼動させ、地下を暖かくしたんだ」

ギル「なるほどな・・・」

ガレス「この先に外へと通じる扉があるんだが、鍵を持ってきてもらえないか?」

恐ろしい交渉事をさらっと投げかけてくれるレジスタンスメンバー。一行は戦うことも警戒してケリッシュの元に戻ります。

話がこじれ始めたら攻撃を仕掛けるくらいの勢いで

タウルス「奴隷達の調査をしておりますが・・・地下の扉の鍵はどちらですかな?」

ケリッシュ「あの鍵を開けてしまうと、奴隷が逃げ出してしまうから渡せんな」

タウルス「ならば、私めがその鍵をお預かりしましょう。その方が安心でしょう」

ケリッシュ「うむ、そちに託す」

何故かあっさりと鍵をゲットする冒険者一行。とりあえず地下の洞窟にいたフロストサラマンダーの群れを撃退し、奴隷を逃がすことに成功します。

そして1階に戻ってみると・・・

ギル「うひょーーー!!ここまで敵が多いと壮観だなぁ、おい」

タウルス「フロア中のサラマンダーが集まってきているな」

カイ「のん気なこと言ってないで準備しなさい!プロテクション・フロム・イービル10ftレィディアス !」

メスロン「ストーンスキンを自分に、そしてファイアーエレメンタル呼び出しました!」

ギル・タウルス「準備っつってもなぁ・・・ポーションはもったいないし(苦笑)」

メスロン「エモーション:勇気&希望!・・・正義の味方みたいですね。僕達って♪」

カイ「正義は我らにアリ!レシテーション!プレイヤー!突っ込め!」

ギル・タウルス・ファイアーエレメンタル「応ッ!!」

フロストサラマンダーも強敵ですが、ウィンターウルフもブレスがあってなかなか手ごわいです。むやみに戦闘マップを広げず、適宜回復とセーブをしながら進みましょう。

奴隷たちが全員脱出したあと、地下を調べると一冊の本(エンジニアリングマニュアル)が堕ちています。それを読むと、マップ左下の架け橋が通れるようになるので、その先に進みます。

 

フロストジャイアントの洞窟

この洞窟には2種類のボスがいます。1人はオーリル信者のメイジ・コンティクです。もう1人はフロストジャイアントのボス、のジョリル。本命はジョリルの方ですが、コンティクも倒しておきましょう。

コンティク「ヴェイルオブシャドウで散ったオーリルのしもべ、ライサンの仇だ!」

ギル「・・・どうでも良いが、何故にこんな辺鄙な洞窟でわざわざ待ち構えているんだ?」

タウルス「おいっ!周りの連中も一斉に襲い掛かってきたぞ」

カイ「ちょっと準備不足ね」

・・・ロード中・・・

カイ「援護呪文は掛け終わったわね?」

メスロン「今ストーンスキンを掛けました。OK!」

タウルス「じゃあ話し掛けようかの」

いつでも万全の構えで話し掛ける冒険者たち。当然のように護衛からは距離を取り、なるべく接近しておく

コンティク「くっ、呪文でピカピカ光っている冒険者どもめ・・・」

 

フロストジャイアントどももまた、人間たちを奴隷としてキープしています。今のボス(ジョリル)が父親に対して下克上を行ってボスの座をゲットしたのだが・・・ジョリルが降参した振りをして父親が油断した隙にホワイトウィルムが一斉に襲い掛かって殺害したそうな。その礼としてフロストジャイアントたちは1日1人の人間を生贄(餌)としてさし出しているという・・・

カイ「とんだチキンね、そんな図体して騙まし討ち?」

ジョリル「舐めるんじゃないよ、人間!あたしはボスの1人と認められたんだからね!」

ここでも洞窟の中にいるトロール、狼、ジャイアント(でかッ)を倒して回ればミッションコンプリートです。こいつからもボスの証、バッジが手に入るので忘れずに持っていきましょう。 

カイ「回り道は終わったわ・・・ドーンズディープ後編が始まるわよ」

メスロン「このバッジ、これが鍵になるみたいですね・・・」

ギル「ああ、それな。6人ボスがいてそれぞれが持ってるんだってよ!」

タウルス「それを集めて最終ダンジョンに行くわけじゃの」

カイ「ネタバレに1回早いわぁぁあ!!」

彼らの冒険はまだまだ続く・・・

第6章 ローワー・ドーンズ・ディープ

ギル「凄い熱風だな」

今までの激しく寒い雪山冒険から一転、灼熱地獄のような地下迷宮に放り込まれます。

メスロン「見てください!溶岩が見えますよ!それにサラマンダーも♪」

タウルス「それに、あれは・・・スヴァーフネブリンじゃないか!奴隷にされているようだな」

カイ「あれが・・・あの・・・マンチキンPLが5人集ったら10人は出来上がるという伝説の!」

スヴァーフネブリンは襲い掛かってきませんので、サラマンダーとターニッシュドセントリー撃滅に集中しましょう。このエリアでは中ボスが持つバッジを求めて探し回ることになります。

 

監視塔

塔の近くにいる少女フェングラから鍵を預かっておきましょう。中には・・・恐ろしい矢でフル武装したアーチャーが待ち構えてます!

ギル「あの矢を撃たせてはならん!突撃だぁ!」

メスロン「って、狭くてとどきませんよぅ・・・」

かなり狭いエリアでの戦闘になります。キャスター陣は逃げ場が無いので、防御呪文はしっかり張っておきましょう。

タウルス「こんな狭いところで、奴らいったい何を待ってたんだ?」

カイ「イベントが起きて敵が来るのを待っていたのよ」

 

マーケスの宮殿

この建物の入り口にはシーフがステルスで潜んでいます。冒険者一向が近づくと襲い掛かってきますが・・・

メスロン「ひぃっ!また僕の後ろに現れましたよぉ~助けて~」

カイ「何もない通路のど真ん中にポップアップするなんて、信じられない!」

タウルス「2版時代のハイドインシャドーってこんな感じだったよな?」

シーフ「ええ、そうですね。3版は物陰が無いとできないですけど」

タウルス「おお!そう言えばそうだった」

タウルス・シーフ「はっはっは」

ギル「そう言えば、タウルスは戦闘中ハイドインシャドーしないんだな」

タウルス「あのなぁ、このプレートメイル見てからものを言えよ」

メスロン「ペナルティが付くだけじゃないんですか?」

シーフ「3版と違って、2版ではプレートメイル着ていると自動的にできないんですよ」

タウルス「おお!そう言えばそうだった」

ギル・メスロン・タウルス・シーフ「はっはっは」

カイ「まじめに戦え!それっインビジビリティ・パージ!」

そして、倒しも倒したりシーフばっかり20人。何も全員シーフで揃えなくても・・・と思わなくもなし。中に入ると、ここは各中ボスのところへのポータルサイトになってます。片っ端から行って、ボスを倒してくれば良いわけです。ぶっちゃけた話。

 

マーケスの宮殿(続)

時折お話に出てきた影の大ボス「ポキューリン」

彼からシーフたちを任されているのがマーケスです。入り口同様、シーフたちが通路のど真ん中でもどこでも湧き出てきて、いきなり接近戦になります。バックスタッブって、当たれば痛いよねぇという事実を実感することができます。

メスロン「あ、ストーンスキンがもう切れちゃった」

結局この呪文の前に敗北するわけですが。

ボスも中ボスも所詮はシーフ、囲んでしまえばどうということはありません。むしろ戦闘訓練担当のファイターの部下の方が強いかも?割と良いお宝を持っているので、ありがたくバッジと一緒に回収しておきましょう。

タウルス「おお!リング・オブ・ウォリアーシーフとな!」

ギル「ほう、STR+1で攻撃回数+1とは豪勢な」

メスロン「リング・オブ・レックレスアクションも付けてみましょうか?」

タウルス「うぉ!攻撃回数がスタックしているぞ!?」

カイ「ヘイスト抜きで4回攻撃・・・タウルスの1トップが決まったわね」

ギル「そうと決まれば、俺のクロスボウの腕が鳴るぜぇ!」

タウルス「いや・・・お前も前出ろよ?ギル」

 

鉱抗

ここではスヴァーフネブリンたちがサラマンダーの奴隷として働かされています。

カイ「私たちって、至るところで奴隷解放して回っているわね」

サラマンダーの王シカタをぶちのめして置きましょう。経験値になります。

 

グレートフォージ

ここの溶岩エリアではファイアージャイアントたちが溶岩を進む船を建造しています。そしてそれを率いているのは・・・エルフの少女!(ダークエルフではなく!)

ギル「どうして?どうして君のような少女がこのようなことに・・・」

イルマディア「ポキューリンは見ているわ。私は自分の務めを果たすだけよ」

そして一気に群がってくるファイアージャイアントの群れ!

カイ「いつの間にこんなところに!さっきは橋の向こうに待機していたはずなのに!」

・・・ロード中・・・

タウルス「いかんな、会話をしている隙にファイアージャイアントたちが集まって来る」

メスロン「あらかじめターゲットを橋にしてウェブを掛けておきましょうか?」

ギル「そうだな、敵対することはわかっていたが、あんなにも一斉とは思わなかったよ」

橋にウェブをかけ、ファイアージャイアントの足止めに成功。エルフの少女を屠った後、ファイアージャイアントどもを倒してバッジゲットです。

 

職人の地域

このエリアではミノタウロスとアンバーハルクが続々と登場してきます。特にアンバーハルクは混乱ゲイズを持っているので、前線が混乱して後衛に襲い掛かってくると目も当てられません。

カイ「混乱して仲間を殴るよりはこっちの方が利口ね」

ギル「背に腹は変えられぬか、ここはタウルスに任せる他あるまい」

メスロン「頑張ってきてくださいね~」

タウルス「俺1人かよ!」

STの良いドワーフかパラディンを1トップで送り込むのも作戦です。チャーム無効などではとまりませんのでご注意!

 

壁を突き破って出てきたアンバーハルクを倒し、壁の向こうの死体を漁ると・・・

ギル「こ・・・これは・・・聖剣ペールジャスティス!」

メスロン「パラディンの手にホーリーソードが渡るなんて・・・最終回間近ですね」

カイ「これで戦力がかなり底上げされたわね。悪の敵がほとんどだし」

ギル「私の献身が報われる日が来たのだ!いざ、共に悪を滅する道を!」

タウルス「・・・いや、そのアンバーハルク倒したの俺なんだけどね」

フィアーやチャーム系の攻撃を受けず、対悪の敵には+7のロングソード!パラディンがいるパーティには必須の武器です。

 

マラヴォンのドーム

魔法使いの中ボスマラヴォンの住居です。ここでもスヴァーフネブリンの奴隷たちが壁になってきます。

マラヴォン「ここにいる哀れな奴隷たちの命、惜しくは無いか?」

会話がスタートするや否や、保身のために奴隷を盾にするマラヴォン。

その横にはアイアンゴーレムが待ち構えていやがります・・・

タウルス「どうする?奴を刺激すると大変なことになりそうだぜ?」

ギル「ふっ!やれるものならやってみろ悪党!」

とても人質交渉をしているとは思えない選択肢が出てきますが、これもまた良し。

マラヴォン「そうか、ならば・・・」

お供のアイアンゴーレムがクラウドキルを発生させて人質あえなく全滅。

ギル「貴様ぁ!人の命をなんだと思っている!」

タウルス「・・・いや、お前には言われたくないと思っとるんじゃないか?」

ゴーレム2体を倒し、マラヴォン本人もあっけなくホーリーソードの前に倒れますが・・・

ギル「手ごたえが・・・?」

マラヴォン「はっはっは、どこを見ている!」

防御呪文を張り巡らし、部屋中にウェブとスティンキングクラウドを掛け、そしてディメンジョンドアで逃げ回りながら戦うというご無体な戦術を取ってくるマラヴォン! 

防御呪文バリバリの状態だと、闇雲に接近して殴っても当たるもんじゃありません。1人でいるときを狙ってディスペルマジックを掛け、こまめにマジックミサイルなどで呪文の詠唱を妨害してネタが尽きるまで耐えましょう。尽きてしまえば後は雑魚も同然。しっかりトドメをさしておきます。研究室にはパワーワードキルのような、もったいなくて使えないスクロールがごっそりあります。マラヴォンのバッジも忘れずゲットしておきましょう。

 

スヴァーフネブリン難民のキャンプ

マーケスの宮殿からジャガイモ袋をかっぱらってきて食料として長に渡し、アンバーハルクの集落を壊滅させるとようやく奥のキャンプに行くことができます。

そこにはアンダーダークっぽい非常に怪しい雰囲気に包まれたお店があります。ダークエルフの武器商人ニム、ドゥエルガーの薬商人ダーティー・ルー、あとはスヴァーフネブリンのクレリックが傷を治してくれます!

カイ「この子たちって・・・心を開けば優しい種族なのね」

ええそうですとも、NPCのスヴァーフネブリンは優しくすれば優しく応えてくれるのです!ここで最後の補給と回復をしておきましょう。

 

崩れた寺院

ここには洗脳されたイルメイターの高僧バーディウムたちがいます。話をしても、速攻異教徒扱いされた挙句にグレーターマミーたちをけしかけられる始末!

アイドル(彫像)が攻撃対象にできるので、これを撃破するとプリーストたちの洗脳が解け、アンデッドは全て破壊されます。程よいところで戦士を1人アイドル撃破に向かわせましょう。彼を正気に戻すとバッジがもらえます。

カイ「ポキューリンはイルメイターのクレリックの格好をして各地を回っていたのね」

タウルス「うむ、そうして自らの腹心(中ボス)と認めた者にバッジを渡していたのか」

ギル「地道なドサ周り(営業活動)がこの成果ってわけか」

メスロン「もう少しマシな表現は無いんですか・・・」

 

バッジを6つ集めた冒険者たち、その封印を解いて階段を登って行きます。

そこで待ち構えていたのは・・・ブラザー・ポキューリン!

 

ポキューリン「君達が来たところで・・・全く無駄なのだがな」

当然のように事件の真相について語り始めます。

彼はデビル(バーテズ)の一員で、デーモン(タナーリ)のマリリス、ズノメイとは宿敵の関係でした。

ズノメイがこの辺りにやってきた情報を掴み、ここスパイン・オブ・ザ・ワールドにやって来ます。そしてハートストーンジェムなど玩具に過ぎない!と言わしめた伝説のアーティファクト:魔法の水晶クレンシニボンを手に入れ、この地の征服を狙っている、ってな感じ。

彼にとって障害といえるものはズノメイのみで、冒険者たちは取るに足らない存在でした。しかしハートストーンジェムを使い、ラレル氏によってドーンズディープの邪悪を突き止め、彼の腹心を片っ端から倒してきたため、こうして手を下すことになったとのこと・・・

ポキューリン1人に襲い掛かり、あっさりと撃破しますが・・・当然奴はラスボスです。1回戦で済むはずがありません。一行は始まりの地、イーストヘイブンへとテレポートして行くのです・・・

第7章 クリスタルタワー

ギル「これが・・・イーストヘイブンなのか・・・」

家々は壊され、氷の柱が突き立つ村、彼らが強制テレポートされた先はイーストヘイブンでした。

メスロン「テンポスの寺院が・・・タワーになってしまってますね」

タウルス「宿も全て氷漬けか、休息も取れんぞ」

カイ「見て!一つ目の巨人が近づいて来るわ!」

ギル「ザク如きに遅れは取らんよ」

 

村を徘徊しているサイクロプスたちを各個撃破しておきましょう。村人は集められて村の南東に監禁されています。救出して差し上げましょう。そこでテンポス寺院のエヴァラードに状況を確認することができます。村人にしてみればある日突然巨人たちが現れ、村を氷漬けにされ監禁されたとのこと。ポキューリンたちはクリスタルタワーにいるらしいことを聞き、彼に封印の説き方を学びます。

他に生存者がいないか、村を回っていると・・・電波系青年のジョウネン発見!スタートの章で湖の精から預かった剣を彼に渡しておくと、なんとここで+5ソードになって帰ってきます!イーストヘイブン周辺では+5、遠くに言ったらただの+1という素敵イベントアイテム!

ギル「俺にはペールジャスティスがあるし」

タウルス「俺は斧使ってるし」

メスロン・カイ「私達使えないし」

一同「売る店もないし」

ジョウネン「・・・・・・・・・」

あまりに出番が遅いので、今更感がヒシヒシと伝わってきます。

 

早速タワーに乗り込む一同

ギル「ラストダンジョンがタワーで、最上階に悪魔がいて、鍵はクリスタルか・・・」

カイ「図らずもキーワードがぴったり一致してしまったわね」

タウルス「よし、行くぞっ!」

一同「応よ!」

 

ラスボスの前哨戦:ポマブ戦

ここではポキューリンの手先となって、イーストヘイブンを地獄に落とした現況:道具屋主人のポマブがいます。

ポマブ「あのときの俺とは違うぞ、小僧」

一気に分裂し「どれが本体かわかるかなぁ?」などと挑発しながら逃げ回るポマブ。

そして部屋中にはミラーが複数配置されており、逃げながらライトニングボルトを反射させてまわって、連鎖ダメージを与えていくというトラップ! しかもお供のゴーレム不死身だし!

ギル「影がある奴が本体だ!」

タウルス「影ってミラーで反射して見えねえよ!」

ギル「全員まとめて焼き払え!」

メスロン「こんな狭いところじゃ、僕達含めて全員ですよ!」

ギル「頑張ってなんとかしろ!」

カイ「結局そこになるのね・・・」

敵の方が移動速度が速く、本物を直ぐに見失ってしまいますが、根気良く戦っていけばなんとかなります。エリアが狭いので、キャスターがゴーレム部隊の餌食にならないように適宜撃退しておきましょう。いっそ肉弾戦をキャスターにやらせた方が早いかも?

 

ラスボス:ベルフィット戦

冒頭、ベルフィット(ポキューリン)はローワープレーンへのゲートを開き、悪魔の軍団を呼び込もうとします。そこへ颯爽と飛び込んでくるテンポス寺院の長エヴァラード!彼は自らを封印とし、そのゲートを閉じることに成功します。

エヴァラード「今だ諸君!その悪魔を打ち倒せ!」

彼の心の叫びを感じ、冒険者たちは悪魔に最終決戦を挑むのです!

 

ベルフィット「ほう~れ、ディスペルマジック(イベント仕様)だ!」

メスロン「ひえ~~」

カイ「なんですって~~」

一同「やってられるかぁ!」

・・・ロード中・・・

エヴァラード「今だ諸君!その悪魔を打ち倒せ!」

一同「(今度こそ)応よ!」

開幕ディスペルマジックはイベントなので如何ともし難いです。部屋にはいたるところにディスペルマジックの罠まで仕掛けてある念の入り様。対高レベルパーティの準備は万全と言えよう。部屋の中にはベルフィット以外にもアイアンゴーレムが2体います。

ギル「クラウドキルはどうと言うことは無い!まずはゴーレムを倒そう!」

キャスターを後ろに下げ、前線2枚でゴーレムを削りきります。

その後は適宜、ポーションなどでドーピングして強化してからベルフィットに切りかかりましょう。ベルフィットは呪文も強力ですが、AC-12と凄まじく硬いのでドーピングは不可欠です。

2版時代にHP350で、9レベルメイジスペル、7レベルプリーストスペルを使いこなす豪の者。とても勝てる気がしないのは私だけでしょうか・・・

ヒールなども回復呪文を駆使しながら戦っていけば、いかな強力な悪魔と言えど終りは訪れます。

ベルフィット「人間に・・・この計画を邪魔されようとはな・・・」

ギル「哀れな悪魔よ、このペールジャスティスと私がいる限り、邪悪な野望は費える定めだ」

ベルフィット「ふっふっふっふっふ。はっはっはっはっは」

メスロン「はぁ、エンディングムービーでも牢に繋がれて笑ってますね」

タウルス「100年はああやっているらしいな」

カイ「ベルフィットは多くの人を事件に巻き込み、不幸にしていったわね」

ギル「イーストヘイブンを、クルダハルを復興していくのが次の俺達の仕事だな」

メスロン「僕はシヴィアードハンドの森に行こうと思います。木々への挨拶がまだですし」

タウルス「俺はドーンズディープに行って、居座っている阿呆どもを追い払うとしよう」

彼ら4人の冒険は終わった・・・そして物語はアイスウィンドデイル2へと引き継がれるのであった・・・

TRPG版との相違点

1.攻撃魔法の充実

正直、「よくもまぁ、こんなマイナーな魔法を見つけてきたもんだ」と感じました。

「Player'sHandbook」「Wizard'sHandbook」「Tome of Magic」「Spell&Magic」という一般的な魔法リストの中には入ってませんからね。「Rare」だの「Uncommon」などのレートの魔法です。

マジックミサイルからファイアーボールへのつなぎとなる攻撃魔法が追加されてますから、喜んで自分の呪文書に加えようとするプレイヤーがいることでしょう。

あと、アロー系の魔法が改善されていて、命中判定が必要なくなってます!これで使いづらいことで有名な「Melf's Acid Arrow」も2レベル最強攻撃魔法になりそう。継続酸ダメージを与えてくれるので、スペルキャスター系によく効きます。でも、「Burning Handsパワーアップ版」「IceStormマイナーバージョン」が加わってるので悩みますけどね。

逆に「StoneSkin」はパワーダウンして本人にしか掛からなくなってます。CTも短いのでF/M向きになりましたね。

全般的に見ても「妥当な方向へ改良されている」印象を受けました。もっとも、今後3版で遊ぶ人にはあまり関係ないことかもしれませんが

2.スペシャライズのパワーアップ

パラディン、レンジャー、マルチのファイターも2スロットスペシャライズできるようになってます。(これはBGも同じ)

ところが、専業ファイターは5段階までスペシャライズできます!(+3/+5、攻撃+1)これなら誰だってファイターやるだろ!とか思いました、(その割には私はやってませんが)

スタート段階で2点までしか振れませんし、今後レベルアップ分を全部つぎ込むくらいでいかないと、5点も振れないので、これはこれでけっこうシビアかなぁと思い直しましたけど。

レンジャーは二刀流が強いし、今回パラディンにはホーリーソード(もどき)が用意されてるし。ファイターはこれくらい特権持っててもいいかなぁと思ってしまいました。

3.シーフの地位向上

私の周りだけなのかもしれませんが、シーフは結構下に見られてます。

「扉の鍵をジャムって開かないようにした」

「トラップを調べに行って引っ掛かって死んだ」

「メイジにバックスタッブしたらストーンスキンで弾かれた」

などがTRPG中でよく見受けられる風景です。

今回強化されていることは「ハイドインシャドー=インビジビリティが成り立つこと」につきると思います。このおかげで透明化しつつ敵の目の前を通り過ぎることもできます。優秀な偵察要員の出来上がりです。けっこう楽に100%近くまで持っていけますしね。

もっとも、TRPGでここまで強化するわけにもいきませんけど。ファイター/シーフ、クレリック/シーフ、メイジ/シーフのマルチ集団ではうまくいくとガンガン素通りできて楽かも?


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