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Labyrinth of Madnessキャンペーン(D&D3.5版)プレイレポート

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AD&D2版時代に発表されたMonte Cookの最凶ダンジョンシナリオ「Labyrinth of Madness」。

本稿はこれを3.5版に焼きなおしてプレイしてこうという物好きキャンペーンのレポートである。なお、レポート部分はネタバレ盛りだくさんの内容となっているので、今後プレイすることを考えているプレイヤーはご注意あれ。

DMの思惑・キャンペーンの主旨

AD&D2版時代に発表されたMonte Cookの最凶ダンジョンシナリオ「Labyrinth of Madness」。DMとしてはギミックの中身にはあまり手を触れず、原作のシナリオを最大限に生かしたものにしていくのが基本。2版当時との環境変化を鑑みて、呪文回数などのリソースに起因する部分のペナルティはややきつめに変更した。

セッション中「何じゃこの仕掛けは!ひどいぞDM!」という声が上がるかもしれないが、ひどいのは全てMonte先生。当然「すげえぞ、このシナリオ!」と評価されるのもMonte先生。「功罪全てはMonteにあり」というトータルカバーの状況をゲットし、PLたちが足掻く姿をほくそ笑みながら見守るのが隠れた趣旨と言えよう。

準備・レギュレーション

今回のキャンペーンの趣旨は「Monteのギミックだらけのダンジョンを満喫する」である。一部屋一部屋丹念に回って、その嫌らしい仕掛けやらデッドリーなトラップやらをお腹いっぱい楽しんでもらおう、というもの。

また、オフィシャルだけではなくてd20も活用して「いつもとは一味違う」キャンペーンにしてみよう、と考えた。冊数制限を加えたものの、サードパーティ製品を解禁。「混ぜるな危険」的恐怖を皆で体感できるものとなった。

レギュレーション

使用システム:D&D 3.5版 + d20少々
使用ルール:「D&D」ロゴのついているルールブックであれば使用可とします。今回は3.5版対応のd20系ルールブックも限定的に使用OKです。
・Sword & Sorcery社とMalhavoc Pressの出版物は全てOK。
・Mongoose PublishingのThe QuintessentialsシリーズはOK。
・それ以外のd20については各PL3冊まで導入可能。ただし辞書系の「今まで出たルールのエンサイクロペディア」系は除く。pdf作品は1ファイルで1つとカウント。OGLもファンタジーなものであればOK。当然ファンタジーのみ。DragonstarとかStarWarsとかMechaCrusadeはご勘弁!1度決めたら変更不可能ですので、発売時期を見越して枠を空けておくのもアリ

注意事項
1)冒険の舞台はForgotten Realmsです。他世界の人は頑張ってFRまでやってきて下さい。
2)Rokuganを除けば、Oriental Adventureを使用して構いません。
3)コア3冊以外のルールを使用する際には、必ず原本ないしコピーを持参して下さい。誰も持ってきてなくて、ルールの詳細を確認できない場合は使用不可。電話も駄目。
4)アイテムの作成・売買は自由にできます。
5)PsionicsはSpellと同じ扱いとなります。Player's Guide to Faerun、Expand Psionics Handbookを参照して下さい。
6)3版のルールブックはアップデートパッチが無い限り使用不可。同名のクラス・ルールは基本的に3.5版で上書きされます。
7)レベルアップは安全な町に戻って休んだときに処理します。旅の途中やダンジョン探索中には経験値があってもレベルアップはできません。

PC
レベル:9から始まります。種族には特に制限をつけませんのでご自由に
HPは1レベル目最大,2レベル目以降は2回振って良いほうを選択。3レベル目以降は、各レベル2回ダイスを振って良い方を選んでください。
キャラメイク方法:50pointで作成
所持金:36,000gp
経験値:36,500xp (レベルが下がるような経験値の使用はできません)
NPC:Cohort:LeadershipのFeatにより取得して構いません。冒険に同行した場合のみ、規定のXPを得るものとします。尚、Cohort単独による商売の一切を禁じます。(PCがプレイ中に関わることであれば可)

2版時代で15レベル以上対象の本作であるが・・・シナリオの注釈には「本モジュールをプレイする際は必ず新しいPCを作りなさい」とある。

理由は簡単。すぐ死ぬからである。:DM記

確かにあんな仕掛けで長年使ってきたキャラを殺されたらかなわんなー

d20解禁、3.5版対応で旧版に比べて消費型リソースが充実、極めつけは参加メンツがこんな人たちなことを鑑みてECL9に設定。本当は7でも問題あるまいと思っていたが、それではせっかくd20を加えているのにハイレベル対応の組み方がやりにくいと思ってので9にしてみた。結構良いバランスだったと思っていた。

セッションが始まるまでは・・・:DM記

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キャンペーン導入

PCたちは既にパーティを組んで仕事をしている冒険者集団である。ある日、君たちの元に1通の手紙が届く。「我が主Sorril Venirが冒険に出たまま戻ってこない。彼の行方・安否を調査して欲しい」Sorril Venir(LG Human male Paladin14)とは君たちの共通の友人であり、優秀なパラディンである。彼は後輩の育成に力を入れており、低レベルの冒険者と共に出かけることが多いらしい。君たちはSorril の従者であり、手紙の差出人であるAdderleyに会うため、チュルトの巨大都市メズロへと向った。

第1回レポート(Lapinさんバージョン)

PC/PL一覧

1.ヘイヤ:Tiny Sizeのウサギ(♂)。Psychic使いでTN。いろいろ探索とかができるらしい。Incorporealなお供がいる。

2.ウィンズ:Half-Celestial HumanなMystra Clr(♀)でNG。Celestialキャンペーン用なのでLA+2とのこと。

3.ステラ&メディア:ステラはHumanのChalemeon(♀)でLG。いまのところ前線らしい。メディアはIronbornのWiz/Incantatrix(♀)でLG。

4.ガラーム&クリム:Large SizeのHalf-Mino/RatmanでなぜかFey(♂)、NG。前線/Tripperで、リーチが30ftとか。謎生物の【知】46のクリム(Wiz)もいる。

5.レイブン:Large SizeのRaptoran(♂)でCG。前線でなぎなたをもっている。Enlarge PersonをPermanencyしたとか。エレメンタルのファミリアー付き

6.ナギ&メイ:ナギはHumanのRog/Chameleon(♀)でLG。メイはHumanのWiz/Incantatrix(♀)でLG。一番の特徴は双方ともSizeがFineであること。(Mediumの1/16なので、後で元の身長から計算してみた結果9cmぐらいと判明)実際のPlayでは、ナギはPolymorphでPixieになってお仕事してます。メイはナギのポケットの中。

●事前調査

メズロについて、Adderleyから話を聞くと、Sorrilはジャングルの方に強いevil反応を感知して退治しにいったが、中々戻って来ず、ある晩、1匹のmephitが王錫を持ってきて、「これ以上我らに関わるな。関われば避けようのない破壊と死を目にするであろう」というようなメッセージを残して去っていったと言う。

その王錫の先端にはクリスタルの様な球体があり、そこに小さくなった姿のSorrilが封じ込められていた。Adderleyの依頼は、「主人を解放する為に、Sorrilがimprisonmentをかけられた場所まで行って、そこでfreedomをかけて欲しい」というもの。

そこで、ヘイヤが王錫に対してサイコメトリーを試みたところ、Sorril卿がholy avengerを持って何者かに殴り掛かるが全く効かず、imprisonmentを掛けられる様子が見えた。

いきなりシナリオの根幹モロバレか!とびっくりした。対応策はあるけど確率的には回数こなせばクリアーされちゃうし。ベテランPLからは「サイキックはやばいよ!」とのコメントも。彼でさえ禁止しているほどのルールだとか。さもありなん。:DM記

次いで、王錫を持ったmephitがもやもやした中(はっきりと見えなかった)を通ってダンジョンを出、ジャングルを通ってメズロまでやってくるのが見えた。この時、情報を得る際にd4を振らされる。「もやもやした中」の部分はd4で1が出たときのもの。

次いでremote viewingで、先ほど見えた場所を覗いてみると10フィート四方の部屋とその隅に棺桶が見えた(d4チェックで4)。更に棺桶を観ると、ルーン文字が刻まれているのが見えた。このルーン文字と同じものが王錫にも刻まれており、ルーン文字は20種類あった。意味は不明。更に、部屋の細かい部分を観ようとするが、もやがかかってよく見えない(d4チェックで1)。

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●火口(1 day)

ヘイヤのテレポートでダンジョンの入り口へ。ナギが入り口を「searchで98」と言いながら捜索するが、罠らしきものは無い。入る前にヘイヤが未来予知してみると「もの凄い退屈感」を感じた。ダンジョンに入ると、地下へ1マイルほどぐねぐねした道を下る。

突入前の呪文の持続時間切れを狙う、旧版でよく見られたセコイ常套手段である。:DM記

すると、広大な地下世界(underdark)に出る。道は巨大な鍾乳石のようなものの間を結ぶchain bridge(鎖で出来た橋)へと通じ、橋の先からchain ladder(鎖の梯子)が地底火山の火口のような場所へと下っていた。鎖を通るのは危険そうだった為、全員飛行して火口へと向かう。火口の底にはさらに、地下への入り口があるらしかった。

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このchain ladderをヘイヤがサイコメトリーしてみると、遥か昔にdrowが作成し、その後に、人間達がこれを使って下へ降りていく時代が続き、更にその後に、yuan-tiたちが利用する時代が続いて、それから冒険者達が下へ降りていく歴史が見え(戻る人はいなかった)、最後にSorril卿と仲間達が下っていくのが見えた。

歴史から考えてアドリブで答えたけど、普通こんなこと聞かれても困る。:DM記

ここで、ウィンズとレイヴン(のPL)が、色々と確認してみたいということで、幾つかspellなどの確認を行う。Conjuration (summoning)系は75%で召喚したものがfiendishになって召喚者を襲い、divination系は75%で失敗する事が判る。

 

このとき、spellを使ってもspellcraftのチェックに成功すればスロットを消費しないという不思議な能力が観られた(ステラまたはナギの近くにいた場合?)。 

また、etherealは見えないが、teleport系は大丈夫らしいことも判る。更に、破壊しようとした場合にどうなるかを試してみようと、火口にある入り口近辺の床を殴ってみると、スペクターとレイスが召喚されて攻撃して来た。ターン・アンデッドなどの能力が働く事を確認しつつ撃破する。

入る前に呪文が使えるか色々確認しておく、というのは高レベルでは非常に重要。ダンジョンハックのお手本のような作業。:DM記

●蛇の間(A1)(1 day) 

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火口の底には3フィート直径のハッチがあり、chain ladderはその中へ通じている。ハッチの向こう側は10フィート幅の通路で、100フィート下まで続いている。底には巨大な蛇の頭を模した彫像があり、床一面に無数の蛇が蠢いていた。

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ガロームのlesser wall of forceで象を囲んで蛇を隔離し、ナギが捜索すると、蛇の口の奥にスイッチの用なものが見えた。ヘイヤのテレキネシスでスイッチを押すと、毒針が飛び出て蛇の口が開いた。しかし、蛇の口には特に入り口らしきものはなく、周囲にも変化は無かった。

仕方なく、蛇を範囲攻撃で片づけて掃除すると、床に4つのハッチが見つかった。それぞれ、a, b, c, dと名付ける。
aは10フィート幅の通路が6フィート下で部屋に通じており、そこに螺旋階段らしきものが見えた。
bは10フィート通路が100フィート下へ降りたところで、床になっていた。
cは同じく80フィートで床に着き、そこは部屋になっているらしかった。
dも100フィート下まで続き、そこで部屋に繋がっているようだった。

ここは単純に無数の蛇で床をトータルカバーしていただけ。蛇を排除せずに捜索しても無駄。何のリソースも消費せずに排除されるとは思わなんだが。:DM記

●罠の通路(A1b)(1 day)

罠っぽいと思いつつ、bの通路をレイブンが飛行しながら降りてみると、途中でglyph of warding,greaterが作動し、55ポイントのsonicダメージを受けた。直ぐに傷を治すが、すると、傷の直った部分が蛇の皮として再生した。どうやら、healing系のspellは通常の効果の他に危険な効果もあるらしい。そこで、試しに、healingではないtroll fleshというfast healingを与えるtransmutation系のspellを使ってみたところ、問題なく回復した。

とりあえず、ここで一旦引き上げる事にして、レイヴンの蛇の体を治せないかとリムーヴ・カースやらブレイク・エンチャントメントなどを試すが効果がない。最終的に、リミテッド・ウィッシュで治った。リミテッド・ウィッシュ・クラスが必要ということで、回復は全てtroll fleshに頼る事にする。

●罠の通路(A1b)(2 day)

ナギがbの通路のトラップを解除して下へ向かう。床にもトラップがあり、パワーワード・キル、アニメイト・デッド、レビテートが発動するようになっていた。この高さ100フィートの通路の上空20フィートの部分で、グリフ・オヴ・ワーディング(グレーター)でダメージを受けてhpの下がったものが床に着いたところで、パワーワード・キルが作動し、死んだものをアニメイト・デッドでゾンビにしてから、レビテートで上へ戻すと言う仕掛けらしい。

梯子で降りていって、ダメージ受けてバランス崩してから落ちるというもの。本来は落下ダメージでhpが減ったところでパワーワードキル!・・・まぁ、このレベルだったら捜索役は普通空を飛ぶわな:DM記

●餌場?(A1a)(2 day)

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A1からaのハッチを通って、30フィート立法の部屋から螺旋階段を降りていくと、30フィート立法の部屋についた。この部屋から更に下へ降りる階段があり、この階段には動物の死骸が散らばっていた。動物はさばいてあるようだった。階段を下ると、降りたところでカーテンが遮っていた。カーテンの向こう側には、30フィート立法の部屋があった。ヘイヤのテレキネシスで床を1000lbs. の重さで押してみると、落とし穴が開き、100フィート下に動物達の死体があった。

ゴミ捨て場です。:DM記

●回転扉(A1c)(2 day)

A1からcのハッチを通って、10フィート幅の通路を100フィート降りると、高さ40フィートで20フィート四方の部屋に着いた。部屋の一面は上半分が石壁でした半分が鉄になっていた。鉄の部分はよく見ると下に僅かに隙間があったので、レイヴンとガロームが無理矢理持ち上げると、シャッターの用に上へ上がり、その奥に20フィート四方の空間があった。空間は40フィート下に床があり、天井は20フィート上にある(つまり、60フィートの高さで、上20フィートの位置にシャッターで分けられた部屋の床がある)。ナギがdisable deviceでシャッターが“落ちないように”固定し、向こう側を覗いていると、シャッターがパタンと回転扉のように回転して部屋にいたものを押し出すようにして元の位置へ戻るとarcane rockが掛かった。

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部屋の中にいたものは、シャッターの向こう側へ押し出される形になったが、全員飛んでいるため、落下する事は無かった。床には犠牲者と思しき人達の死体があったので、回収し、テレポートで元の部屋へ戻る。餓死したらしい死体の1つにはルーン文字(#1)が印されていた。

慌てて扉を壊そうとするとパーティ分断の状況でレイス&スペクター登場!少しはびっくりするかと思ったけど・・・こんな回数テレポが飛ぶとはさすがd20:DM記

●トロール(A2)(2 day)

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A1からdの通路を下ると、60×50の部屋に通じており、部屋の中は暗闇で、中にインヴィジビリティ状態のトロールが8体いた。

占術系の効きが悪いので、シーインビジビリティが働かない!それでも普通に見つかってしまうあたりがちと切ない:DM記

ガロームがシリンダー型の範囲呪文をかけて戦闘開始。全員イニシアティブが高く、敵の手番になる前に片づける。“今は”前衛のステラのダイスを振らない攻撃など、変なのが色々。トロールはハーフ・ブラック・ドラゴン/トロールで、持っていた武器はガラス球の中にgrey oozeを詰めたものだった(オリジナルではブラック・プディングが詰まっていたが、ブラック・プディングは重くて持てなかったらしいので変更された)。

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本当はこんなイラストみたいなことをしたかった:DM記

ハーフ・ブラック・ドラゴン/トロール専用かつこのダンジョン内でのみ働くリング・オヴ・インヴィジビリティなどを入手する。また、トロールのリーダーの腕には20種類のルーン文字のうちの1番目と2番目と同じものが印されていた。また、2匹の蛇が互いに尾を加えている形のリングを持っていた。

●トロールの巣(A3)(2 day)

A2の部屋から右側の出口の先にトロールの詰め所があった。ここには特に何もなかった。

●生贄の間?(A5)(2 day)

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通路の更に先は30フィート四方の部屋に通じていた。部屋の中央には穴があったが、その上に色つきのwall of forceが張られている。色つきなので、向こう側は見えない。穴の左右には巨大な手の象が向かい合うように生えていた。また、部屋の隅には蛇の象が飾られていた。穴の縁にはルーン文字が刻まれていて、「聖なる儀式とsacrifice」というイメージがつかみ取れた。ヘイヤのサイコメトリーにより、血に塗れた人間の少女が赤い球体に包まれて穴を通っていくのが見えた。どうも生贄の儀式に使った場所のようなので、ここは後回しにする。

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●巨人の象(A4)(2 day)

A2のもう一方の出口は20×30の部屋で、床は20フィート四方にしか無く、奥の10フィート部分は下の部屋へ通じている。その床の無い部分に壁に扉がある。上の部分には床のある部分の部屋の四隅に1インチ四方のパネルのように奥に2インチ引っ込んでいる部分があった。ナギの捜索により、4つのうちの1つだけ動かす事が出来そうである事が判る。また、下の部屋には、コロッサル・サイズの巨人の象があり、その象が奥の壁を支えるようにして立っていた。

動かせるパネルを取り外すと、奥にレバーがあったので、ヘイヤのテレキネシスで下げる。すると、床の無い部分に光り輝く橋が架かり、扉が開いた。扉の向こうは通路になっていたが、行き止まりであった。この先へ行くまでの”キー“がまだどこかにあるらしい。 

下の部屋の巨人の象の首の後ろにはレバーがあり、そのうち左の方のみ動かせた。左を動かすと、象の左手が横にずれて、隠されていたレバーが見つかった。このレバーと象の右側のレバーとを同時に下げると、右手側の手がずれて隠してあったルーン文字(#1)があらわになった。レイヴンがこれに触れると、レイヴンの腕に同じルーン文字が印された。

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第1回レポート(Kiryuさんバージョン)

手紙を受け取ってメズロへ到着した一行は、Adderleyが宿泊している宿に向かい、彼と会います。そこで、あるセプターを見せてもらいます。そのセプターの先の宝玉みたいなものに小さな人間らしきものが閉じ込められており、よく見るとそれはSorril Venirと判明。

Adderleyから詳細を聞くと、
・Sorril Venirはしばらくの間とあるミッションをこなしていた。
・その間連絡がとれなかったが、いつものことなので静観していたところ、Mephitがこのセプターを持ってきて脅しをかけてきた。「我らに手をだすからこうなるのだ。あとわずかばかり生き延びたければ、手を出さぬのが賢明だぞ。」
・このセプターからSorril Venirを解放するには、ある場所までいって儀式を行わないとならない。
とのこと。わざわざ警告しにくるとは律儀なMephitです。

フリーダムを掛けるにはインプリズメントを掛けられた場所にいる必要がある。そのためわざわざセプターを持って出てきたわけだ。警告はそのついで。:DM記

ヘイヤがPsychometoryでセプターの過去を読み取り、Mephitが向かった場所を探ってみると、ダンジョンの場所と思しきところを突き止めましたので、翌朝そこへヘアーのTeleportで飛ぶことにしました。(本来ならこのあたりの「ダンジョンの入り口を探す」部分もちゃんとシナリオにあるようなのですが、丁度いいのではしょったそうです。)

本当はチュルトの原住民との交渉イベントがあった。「チュルト語話せる?」と聞きたかっただけで、端折っても問題なし。:DM記

 

ダンジョンの入り口から暗闇の中を1時間(!)歩くと、広い場所にでます。

突入前の呪文の持続時間切れを狙うセコイ常套手段である。:DM記

そこには天上から飛び出た柱と柱の間に、鎖で出来た橋が300ft程渡されており、さらに向こう側の柱から下の方へ梯子のようになった鎖が300ft程ぶら下がっています。

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鎖に触れると何かあるのでは、と疑心暗鬼になりつつ、鎖沿いに先へ進みます。鎖の先はまた縦穴らしきところへ吸い込まれていました。この先に進むしかありませんが、いろいろ先に調べておいたほうがいいことをここで試します。前情報で、Etherはダメだとは掴んでいます。

・Divは有効か?
全て3/4で失敗する。つまり、Detect系やTrue Strike、True seeingが使い物にならない。

・Conjure(Summon)は有効か?
3/4でFiendish付きで出現し、召喚者に襲い掛かる。

・Conjure(Teleport)は有効か?
Benign Transpositionは有効だったので、Teleportは可能そう。

・壁をこわすとどうなる?
WraithとSpectreが出現。出現数がMaxだったのは秘密。

レイスd6体、スペクターd4体でした:DM記

前線はGhost touch相当のAbility付きWeaponを持っていて、Turn Undeadも入ったことであっさりと撃退するものの、DMより「Summonだからexp入らないよ」と無常の一言。ショートカットさせない気マンマンです。おのれモンテめ!<-「文句はモンテに」とのとおり、モンテに言ってみました。縦穴を通り過ぎると、最初の部屋らしきところにでます。

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中には大量の蛇が蠢いていて、中央に蛇が鎌首をもたげた部分だけの石像がありました。

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みんな疑心暗鬼なので、「像に触れただけでヤバそう」とか「蛇殺すとマズそう」とかネガティブな意見ばかりでます。

像を調べても見つかるのはMisdirectionの罠だけで、なにもでないので最終手段で蛇を掃討すると、四隅にハッチがあることが判明。四隅から除くと、それぞれ縦穴になっており、以下のようになっていました。

・10ftの穴が6ft続いており、その先は螺旋階段状になっている(穴A)
・100ft先まで縦穴。その先にはなにもなし。(穴B)
・80ft先まで縦穴。穴の先は20ftに広がっている。(穴C)
・100ft先まで縦穴。穴の先は部屋のように広がっている。(穴D)
どれも縦方向に揺さぶりをかけてきます。

Flyの回数に制限があったら、PCのリソースとしてかなりキツイでしょう。

おのれモンテめ。

とりあえず穴Cからいくと、壁の途中までが石で途中から鉄板になっていることが判明。妖しすぎるので後回し。穴Dにいくと、50ftx60ftの部屋にでる。扉が2つ。他の穴も見ておこうということで、ここも後回し。

穴Bでは、レイブンが潜って調べましたが、途中でGlyph of Warding,Greaterの罠が発動し、55点のダメージを受けてしまいます。戻ってきたレイブンに対し、HealをかけるとDMより1d6してくれとのこと。

ECL9のPCが普通にヒール飛ばしてるんだが!?:DM記

5を振ると、レイブンの肌が蛇のように鱗だらけになってしまいました。なんとここではConjure(Healing)が正常に働かないもよう。治療法がわからないまま先に進むのはとても危険なので、一旦戻って、治療に専念します。が、Remove Disease、Break Enchant、Healでも治りませんでしたので、最後の頼みで、Limited Wishでようやく治りました。おのれモンテめ。このままでは大変なので、HP回復手段をいろいろ考えますが、結構あっさり解決しました。Chameleonは駄目なクラスです。

一日目はSpell Slotが減らないのもあって、ガラーム&クリム、ステラ&メディア、ナギ&メイの間でSpellの重複があり、ちょっともったいない状態でしたので、二日目はもう少し分担した状態でSpellの準備を行いました。ウィンズがGreater Statusをレイブン、ヘイヤ、ナギにかけて、状態をモニタしながら探索を継続します。

穴B:

穴Bの下を再度調査します。ナギがGlyphの罠が復活していないかをSearchすると、どうも自動回復する罠のようです。さくっと解除し、Searchしながら下に向かうと「床に罠があるよ」とのこと。

内容は
 ・Power Word, Kill(9LvSpell!)
 ・Animated Dead
 ・Levitate
のセット。どうやら

Glyphでダメージ+落下→HPが減ったところでPower Word,Killで即死→Animated DeadでUndeadとして復活→Levitateでみんなの前に再登場というコンボのようです。さすがモンテ、やることがエグいです。あとでDMから聞いたのですが、シナリオに「この罠は大変危険であるが、犠牲者は一人で済むはずだから大丈夫」の類の言い訳が書いてあるそうです。

対象が1人だし、このレベルなら蘇生方法はあるだろう。しかし、ダンジョンに入っていきなりこのようなトラップがあればきっとプレイヤーたちは驚き恐怖するに違いない!とも書いてある。・・・驚いたけど怖がりはしなかったね:DM記

個人的には、このコンボはスゲェと思いましたヨ。ある種の美しさを感じずにはいられません。

穴A:

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穴Aの螺旋階段を200ft程辿ると、30ft四方の部屋になっていました。部屋の先には、スロープのような通路が20ftほど続いており、その先はカーテンで仕切られています。また、スロープの周りには動物の死骸がいくつもあり、ガラームが死因をSurvivalでチェックすると、「何か刃物で捌いたような感じだ」とのこと。刃物を使う知的生命体が持ち込んだ動物を、食糧として食したのでは、との推測が立ちましたが(こんなダンジョンの奥深くに動物が迷い込むはずはないので、意図してここまで持ち込んだのは明白)それを裏付けるに足る証拠は見つかりませんでした。

カーテンの奥も調べてみようと侵入すると、そこも30ft四方の部屋です。くまなくSearchすると「床に仕掛けがあるよ」とのこと。加重感知系と判断し、ヘイヤのTelekinesisで床に加重をかけてもらうと、床がぱかっと空いて下100ft先まで穴が続いていました。穴の下には同様に動物の死骸を発見。下に行って床をSearchしましたが、ここではこれ以上手がかりを発見できず、引き返します。

ゴミ捨て場です。:DM記

穴C

穴Cにいくと、縦穴が20ftに広くなっており、ある種縦長の部屋のようになっていました。さらに側面の一つが上半分が石、下半分が金属(鉄)の壁になっていました。妖しさ爆発です。金属の壁をSearchすると、「上半分の石の部分よりかすかに前面に張り出している」とのこと。これより、金属部分が蓋あるいは扉のようなものではないか、との推測からいろいろ動かそうと試みてみますが、びくともしません。が、とあるひらめきからシャッターではないか、とあたりをつけると、金属部分の下に隙間があり、手が入りそうだとのこと。Str40のガラームとStr26のレイブンが持ち上げると、ガラガラと上がっていきます。

空けた先には高さ60ft、縦横20ftの部屋があり、シャッターは部屋の床から40ftの位置。「シャッターが落ちてきたらまずい」と思い、ナギがDisable Deviceで「落ちないように」した上で、ヘイヤ、ガラーム、レイブンが部屋を覗こうと先に進むと、なんと「シャッターが回転扉よろしく下部の部分を軸にしてくるっと回転して」きました。

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このため、シャッターの回転の軌道上にいた3人は問答無用で向こう側の部屋まで押し出されます。さらに、ご丁寧にもArcane Lockが掛かりました。…確かに「落ちない」ことには反していませんでした。してやられた感じですが、後味はすっきりです。3人はFlyがあるので落ちませんし、ヘイヤのTeleportで簡単に戻ってきました。

Knockで解除しつつ改めてシャッターの向こう側の部屋を覗くと、床に冒険者の遺体が幾つか転がっており(死因は餓死)、その遺体の一つに(全部で20あるらしい)謎の紋章の一つ目がありました。遺体をダンジョンの外までヘイヤのTeleportで運んで手厚く葬った後、遺品としてItemを回収しました(Chainmail+2があった)。

穴D:

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穴Dにいくと、以前は見当たらなかった何かの生き物が蠢いているのが見えました。ナギがBlindsightでみると、Trollの模様。計8体。ガラームが持続するシリンダ状の炎を出現させて戦闘開始。ステラ&ナギはInitiativeすらd20を振りません。

印象に残ったのをいくつか。
・"今は前線"のステラがd20をまったく振らずにCritで170overのダメージ。
・ナギ&メイのコンボでCLv20でChain - Hammer of Righteousness。
・実はこのTroll達はHalf-Black dragon/Trollで、炎以外nonlethalダメージとなってしまう。

ウーズと一緒に戦うことになるので酸対策で半黒竜にしておいただけ。全然見せ場なかったけどね!:DM記

・また、全員InvisibilityのRingをはめており(しかも、「このダンジョンでのみ働く」とかの限定が沢山ついていて、市価は1/8とのこと)、かつこの部屋にはDiv系がまったく効かないので、See InvisibilityやTrue seeingでは見つけられない。
・Troll達の武器はモールのような形状で先端にはガラス球の中に何かを詰めたもの。->自分はなんのことだか分かりませんでしたが、旧版のシナリオ等をよく知っているPLから悲鳴が上がります。あとでDMからネタバレしてもらいましたが、ようはtouchで当たるとgrey oozeに問答無用でGrappleされる武器らしいです(さらに言えばオリジナルはBlack Puddingでしたが、重すぎるので変更したとのこと)

ブラックプディングは18,000lbでいくらなんでも重すぎ。投げつけた方が強い。期待値で326ダメージでるし。700lbのグレイウーズに変更しておいた。:DM記

わりとあっさり気味に倒します。

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リーダーとおぼしきTrollの腕には、一つ目と二つ目の謎の紋章がありました。また、2匹の蛇が互いの尾を咥えている形のリングも入手します。

謎の紋章は通行証のようなものではないか、という推測が立ちます。さらに、謎の紋章の一つ目はよくみると2匹の蛇が互いの尾を咥えようとしているようにも見えることがわかりました。最初の蛇満載の部屋といい、Healでレイブンの肌が鱗のようになったことといい、このダンジョンは蛇づいています。

右扉-右:

Trollの部屋から右側の扉を進むと、前方と右へのT字路になっておりました。右への通路を行くと、Trollの巣穴らしきところに出ました。Searchしましたが、目ぼしいものはなにもなし。

右扉-前:

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通路の前方には扉があり、慎重にあけると、中は30ft四方の部屋でした。部屋の天上近くの四隅の一つに、蛇の頭の像があり、視線の先は穴の位置を見ています。また、中央には穴のようなものがあり、穴のそばに手首から先だけの、人間ぐらいの大きさの手の像が二つ直立した形であります。

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天上の像が妖しいので、視線を塞ぐように毛布でもかけようか、との案がでましたが、あいにく「手元には」毛布はありませんでした。が、ヘイヤがApportで宿から毛布を取り寄せて解決。

穴のそばまでいくと、穴の縁に文字が刻まれていたので言語を調べるも、Comprehend Languagesが効きづらいこのダンジョンではSkillに頼るしかない状態。なんとか「Undercommon」に似ている、ということを突き止め、「聖なる儀式と生贄」という意味ではないか、と読み取れました。また、穴は色つきのWall of ForceがPermanencyされているらしく、穴の先は見えず。ヘイヤのPsychometoryにより、血に濡れた人間の少女が赤い球体に包まれて穴を通っていくのが見えました。(少女が包まれていた球体はOtiluke's Resilient Sphereか?とも思いましたが、あれは動かせないし)その他情報が得られなかったので、ここを後回しにします。

左扉:

Troll達のいた部屋のもう一つの扉を進むと、今度は縦20ftx横30ftの部屋にでます。また、床は入ったところから20ft分のところまでにしかなく、奥の10ft部分には穴があいています。入って正面右の壁に扉あり。穴を覗くと、下にColossal Sizeの巨人の石像があり、まるで壁を押すように立っていました。

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元の部屋をSearchすると、まず扉は開かないとのこと。なんらかのフラグを立てないと駄目な模様です。あと、部屋の壁中央、天上近くに1inch四方のパネルのようなものがあり、2inchほど奥に引っ込んでいるのを発見。そのうちの一つが、取り外せそうだとのことでナギが引っぺがそうとすると、DMより「Strは?」と聞かれました。ナギはこの時Str21だったのでそう宣言すると、取り外し可能だとのこと。(<-PixieなのにそのStrは変とかのツッコミ禁止)慎重にいくために、レバーはヘイヤのTelekinesisで動かしてもらうと、
扉の前の部分だけに光輝く橋がかかり、扉が開くようになりましたが、その先の通路は行き止まりでした。

巨人の部屋:

下の部屋に行き、巨人の像をSearchすると、首の後ろにレバーが2本あり、そのうち左側を下げると像の左手が左にずれます。そこにはまたもレバーが。ただ、このレバーを「単独で」動かしても何も変化しません。 

次に巨人に対してヘイヤがPsychometoryをかけると、「冒険者がロープで巨人を登ったりしているのが思い浮かんだよ」とのこと。右手部分もSearchすると、「何か動いた跡があるよ」とのことなので、何とか動かし方を考えます。結局、巨人の首の右のレバーと左手で隠れていたレバーを「同時に」下げることにより、右手が動きました。そこには、謎の紋章その一が。レイブンがその紋章に触れると、レイブンの腕にその紋章が浮かび上がりました。

今回はここまで。次回は以下の謎を確認予定です。

DMより、「CRPGのように、何かイベントが発生したら以前詰まった部分も調べるといいよ」との助言をいただいております。
・光の橋の扉の向こうの通路には何が?
・生贄の穴の向こう側に行くには?
・謎の紋章の二つ目はどこに?(Trollの腕にあったのだからこのあたりにあるはず)

第1回終了後のDMの感想

最初に「Monte CookのLabyrinth of Madnessやるよ~」と宣言したのが2004年の11月。実際に第一回が行われたのが2005年の6月。・・・長かった。宣言した途端にえげつないPLばかりが集まったあたり、「さすがMonteの有名シナリオだなぁ~」とつくづく思い知った。

サードパーティのd20作品を解禁して、好きなようにやってもらった結果、手に負えないクリーチャーどもがやってきやがりましたよ!ルール上ECL9での作成だったが、ブースト量から換算するにECL16オーバーとの試算もあり。 

DM「接触で30!当たる?」
PL「あと20足りません」 

DM「罠捜索 難易度40だよ」
PL「捜索98なんで見つけます」 

PL「AC30まであたりますか?」
DM「当たる」
PL「クリティカル効きますか?」
DM「する」
PL「じゃあクリティカルしました」
DM「そう」
PL「では8d4+160で178点ですね」
DM「ダイス振らねぇのかよ!」

こんな9レベルパーティ見たことねぇ!しかし、こんな下品クリーチャーの群れに対しても平然とプレイできてしまう当たりがMonte先生のシナリオの凄いところだ。さすがだ。

第2回レポート(Lapinさんバージョン)

PC/PL一覧

ヘイヤ:超小型サイズの可愛いらしいサイキック兎。

ウィンズ:ハーフセレスティアルのクレリック。今回唯一の中型サイズだった。そういえば、女性でしたっけ。

ガラーム&クリム:Force製の鎧を着た変な生き物とその従者の変な生き物。主人の方にはデロームという兄がいたらしい。ガラームは大型、クリムは超小型。

レイヴン:前回、sigil (#1)を刻み、蛇になりかけた鳥人間。途中参加

ナギ&メイ:遅れて来た呪文スロット回復フィールド発生機。

前回、レイヴンにsigilが刻まれたところで、一旦、メズロに戻ったので、メズロからスタート。今回は呪文の無限スロットの発生源たるお2人が不在(1人は遅刻、もう1人は休み)のため、呪文は使ったら消費される。ついでに、ローグ(パーティの目にして耳)もいない。

●メズロ

レイヴンが、封じられたパラディンのSorrilを解放する為のフリーダムのスクロールを誰も持っていない事に気がつき、彼の従者Adderleyにスクロールを1枚用意してもらう。

また、前回入手した270gpとchainmail+2, LoM内でのみ有効なハーフ・ブラック・ドラゴン/トロール専用のリング・オヴ・インヴィジビリティ8個を売りさばいて、12420gpの資金を手に入れる。そこから、ガラームの買物資金500gpを貸し出す。用意を整えたところで出発する。

今回、まず確認しておきたかった事が以下の3つ。

1)初めの縦穴にあった蛇の頭の象をよく調べる(前回、罠の部分しか調べていなかった)。
2)Sigilの刻まれたレイヴンに、LoM内でdivination系の呪文などを使用してもらう。
3)前回入手した蛇の指輪を調査する。
が、3)については、うっかり忘れたまま、LoMまで行ってしまう。

また、ガラームがextradimensional space系の働きを確認する事を提案した。以上を調べた結果・・・

・蛇の頭の彫像を調べたところ、レイヴンには口の中に下へ続く縦穴が見えた。レイヴンはこの縦穴に入る事が出来たが、他のものは入る事が出来なかった(ヘイヤが目を瞑ってレイヴンの腕にしがみついて、レイヴンが腕を穴に差し入れたが、上は穴に入ってもヘイヤは入らなかった)。

設定ではsigilの無い者にとっては、その穴は「存在しない」のだそうな。隠されているわけではなく。こんな無茶な話で良いのだろうかと思わなくもないが。でも隠してあったらこのレベルだったら絶対見つかるしねぇ。:DM記

・Sigil(#1)を刻んだ状態でも、divination系の呪文は阻害効果を受けた。
・ガラームがbottomless pitを蛇の間の床にかけたところ、呪文は発動したが、またもレイスとスペクターが飛び出して来た。
・ウィンズがmeld into stoneを使ってみたところ、これまたレイスとスペクターが飛び出して来た。ターン・アンデッドは普通に働いた。

以上の結果より、やはり、全員がsigilを集めていく必要がありそうなので、巨人像の部屋(A4)まで行って、sigilを身につける。帰り道に、前回見たときは行き止まりだったA4の扉の奥の通路を覗くが、ここは行き止まりのままであった。全員がsigil #1をつけた状態で、A1の蛇の頭の竪穴を降りるが、途中で床に行き着く。竪穴についている梯子はそのまま床を突き抜けるようにして続いているので、sigilが足りないものと想像される。よって、他のsigilを探すために、残った儀式とsacrificeの間(A5)の探索に向かう。

●儀式の間(A5)

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Sigil持ちでも穴のウォール・オヴ・フォースは抜けられなかった。前回のヴィジョンから、血が関係していると思われるが、血を流してみても反応はない。穴の脇の手をクリムが捜索すると切り傷の様なものが見つかったので、全員離れたところでガラームがリーチを生かして手に刃物で傷をつける。すると、赤い液体が噴出し、暫くすると消えた。もう一方の手も同時に傷つけると、両方から流れた液体が混ざり合って、球状のウォール・オヴ・フォースの様なものが出来上がる。ヘイヤ、ガラーム、クリムが球に触れると中へ吸い込まれ、球体に包まれたまま、穴を塞いでいたウォール・オヴ・フォースを通り抜けて下へと降りていった。

第一回ではこの手だけは捜索していなかったのだ。如何に高い捜索の達成値であっても調べるポイント指定を外すとこんなもんだ。なんと言っても今回のキャンペーンは「アドベンチャーゲーム」だから「カーソルが変わる1ドットを探し出す」とのコメントは全く持ってその通り!:DM記

●クリスタルの像と鏡の間(C1)

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部屋の中央に台座があり、その上に巨大なクリスタルの像が立っている。部屋の四隅にはブレイザー(火鉢)があり、四方の壁の中央には鏡がある。鏡は中央にあるはずのクリスタルの像を写していない。球体に包まれたヘイヤ、ガラーム、クリムが中央の巨人像の手の上に降り立つと同時に球体が消える。ガラームのディテクト・マジックが成功し、西側の壁の鏡の向こうと、四方の鏡全てからマジカルな反応を感知した。西側の鏡を良く調べたところ、鏡を取り外した向こうにsigil(#3)が見つかる。しかし、sigilに触れても反応がない。先に#2のsigilが必要だと思われる。部屋からの脱出法はまだ見つかっていないが、ここに来る必要はありそうなので、上に残った2人も呼んで合流した。

ブレイザーに火を点すと、火の光がブレイザーに設置されたクリスタルに収束し、そこから光が発せられる。光はそれぞれ向き合った壁の鏡へと向かい、鏡に光が当たると、初めて部屋の中央のクリスタルの像の姿が鏡に映る。すると、鏡に映った像が鏡を抜けだして攻撃してきた。相手はincorporealなアンデッドのようだったが、レイヴンへの接触攻撃で2d4のnegative levelを与えてきたので、戦慄が走る。Energy drain(9th spell)なみである。

しかし、ガラームの鎧はforce製という不思議鎧で、しかも、armor bonusではなくdeflection bonusを与えるらしいので、接触攻撃もまず当たらない。そのガラームがなるべく敵をひきつけながら、確実にダメージを与えて撃破した。敵を倒すと、鏡の中の像も消えた。

もう一度、部屋を調べて回ると、北壁の一部がスライドする機構になっており、クリスタル像の右膝の部分にレバーが見つかる。レバーを引くと、北壁の一部がスライドして、奥に通路が現れた。

●メズロ

レイブンの消耗も激しいのと、ナギ&メイのプレイヤーが到着したので、一旦、メズロに帰還する。今回はシナリオの特性上、遅れて来たプレイヤーがセッションに参加するには、一度街まで帰るなりすることになっている。

回復し、準備を整えたところで、再出発する。今度は、呪文回復フィールドがあるので、色々と有用な呪文を用意する。しかし、ウィンズがヘイヤに呪文をかけたところで、回復チェックに失敗してしまう。愛が足りない。

●Door, door and door

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C1の部屋のスライドする壁の向こうは20×10の通路になっており、東壁に青い金属(?)の扉が設置されている。扉には鍵穴のみが有り、ノブがない。極めて怪しい。そこで、ガラームがバックパックから怪しげなシールドを取り出す(ここで効果音)。

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シールドに腕を入れる場所がついているものだ(ああ、こういうの実験室で使った事がある)。しかし、このシールドは中型サイズ。ガラームはおろか、パーティの殆どに合うサイズではない。

操作者がトータルカバー(&DR15/-が付く)扱いで使える優れものだが・・・というか、この日はウィンズしか合うのがいなかった。止むなく、ウィンズがシールドに隠れながら、ドアを調べるが、開かない。

プレイヤーA「このシールド、Mサイズ用ですよ」
他プレイヤー達「Sサイズ」、「タイニー」、「今スモール」、「L寸」、「ファイン」・・・・
プレイヤーA「Mサイズがいねーのかよ!」
結局、クレリックが唯一のMサイズでした。Hセレで羽が生えてるけど。(こんなことなら、標準のSサイズ用を買うんだった・・・<元はノーム用なので)

次に、ガラームが再びバックパックに手を伸ばして、中からオートマティック・シーフ(機械仕掛けの盗賊)を取り出した。自動で動き出した機械が怪しげな扉をハンマーで叩く。すると、プリズマティック・スプレーのトラップが発動し、オートマティック・シーフ(メカ1号)が破損した。

オートマチック・シーフに鍵開けをやらせていて罠が発動し破壊される。
プレイヤーA「ち、1号機破壊か」
全員「まだあるのかよ!」(笑)

また、ノックの呪文も効果がなかった。どうも、この扉は開きそうにないので、通路の他の場所も捜索すると、C1からの隠し扉の向かい側に別の隠し扉が見つかった。

●ドラゴンのトロフィー(C3)

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部屋の大きさは40×30で、天井までは120フィートあるという部屋。北東と南西の位置に扉がある。ここにはブロンズ・ドラゴンの死体が天井から鎖で吊るされていた。死体はすっかり腐敗していた。ヘイヤのpsychometryで見てみると、殺された後にハーフ・ブラック・ドラゴン/トロールが、誰かの命令でここに吊るしたらしい。Goodの振りをしている連中が、死体を下ろして炎系の呪文で埋葬した。

「善のドラゴンの死体をさらし者にはできない。埋葬しようではないか!そうしないとルミナスアーマーかからなくなっちゃうし」という大人ロールプレイが:DM記

西側の扉で、ナギがlistenをすると、かすかな物音がしたので、警戒しつつ扉を開く。しかし、扉の向こうには何も無い。ナギに部屋を捜索してもらうと、扉の向かい側に隠し扉が見つかる。どうやら、ナギのlistenの目が非常に高いため、部屋の向こう側の音まで聞こえたらしい。耳が良過ぎるのも考えもの。また、東側の扉からも、何か小動物の動き回る音が聞こえた。

●死体置き場(C4)

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ここには死体が多数捨てられており、鼠が群れ集っていた。一匹のotyughがここにいて、死体を貪り喰っている。Otyughを倒して、よく調べると、直ぐ傍の壁にレバーがあった。全員離れてヘイヤのtelekinesisでレバーを引くと、床が開いて死体などのゴミを下へと捨てた。また、Otyughとの戦闘で、ここにいたネズミはC3の方へと逃げていった(C5の方へは向かわなかった)。

●プラットフォームと植物(C6)

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部屋の中央に20×10のプラットフォームが有り、そこから5フィート幅の階段が降りている。部屋の壁には蛇に絡まれたエルフの絵が描かれていた。高台の上にはテンドリキュロスがいるが、階段を降りてくる気配はない(というか、降りられなかった)。レイヴンがフライング・チャージ&ブルラッシュでプラットフォームから叩き落とすと、再生を始めたのでガラームが殴り続けて止めを刺した。プラットフォームには土が盛られており、ナギがそれを捜索していると何処かへテレポートしてしまう。

●Sigil #2(C6a)

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ナギのテレポート先は部屋の片側が通路状になっている部屋だった。全員着いていくのも危険なので、ヘイヤのmental contactでナギと接触しながら、様子を伺う。

ナギの高い聞き耳は床の下からぷるるんとした音を聞きつける。通路側を飛んでいくと、ホールド・パーソンのグリフ・オヴ・ワーディングが働き、部屋の中央の床が開いて、床下にゼラチナス・キューブが姿を見せる。どうやら、ホールド・パーソンで麻痺したものをテレポートでゼラチナス・キューブの上へ飛ばすというトラップらしい。部屋の奥には床がもやもやとしていて、テレポーターらしきものがあった。これも怪しい。

部屋の他の場所も余さず捜索してもらうと、テレポーターらしき場所とは反対側に取り外しの出来る石があり、それを外すと奥にバーが置いてあった。ナギがそれを掴むと、sigil(#2)が腕に刻まれた。

突然テレポーターで飛ばしておき、けったいな罠を用意し、ようやく出口が見えた!ってところに大事なsigilを隠しておくという大変意地の悪い仕掛けだと思う。PLの冷静さが問われる仕掛けだ。DM記

Sigilが刻まれると、もやもやしていた床がはっきりと見え、テレポーターが明らかになった。ここで、残りのメンバーも合流して、sigilを刻む。テレポーターはC6へと戻るものだった。

●3つのsigil

一度、C1へ戻り、sigil #3も刻み付ける。その後、A1の蛇の頭の中の縦穴を調べると、50フィート下の床下があった箇所からさらに地下へと続いており、何処かのエリアへと通じている風であった。また、A4の行き止まりの通路を調べると、そこにはこれまで見えなかった階段が確認された。

コンピューターゲームのダンジョンのごとく、何か変化があれば一旦戻って全部調べるのがこのダンジョン突破のポイント:DM記

この階段を下ると、C3とC5の間の部屋へ通じていた。とりあえず、ここまでのsigilが無くても先に進めそうな、C5の階段から先に調べていく事に決める。

●階段とガス(C5)

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階段を15フィート下ったところで、ライトニング・ボルトのトラップが発動する。

階段の最初の5ftは調べていたが、その先を調べていなかった。捜索値が高くても捜索しなければ見つからない。:DM記

さらに、このエリアには不活性ガスが充満しており、ライトニング・ボルトと反応して毒ガスとなった。

この仕掛けの嫌らしさといい、言い訳がましさといい、非常に昔チックな罠だと思う。:DM記

必要なものにディレイ・ポイズンをかけて、トラップを解除して階段を下ると、30×20の部屋に行き着き、奥には螺旋階段が下へと続いていた。

●螺旋階段の間(D1)

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C5の螺旋階段を下るとここに着く。説明するのが面倒なので、DMが貼ってくれるだろう画像データを参照されたし。螺旋階段の降りている床からこの部屋の天井までが15フィート、この床から部屋の床まで15フィートある。目に見える範囲には何もいないので、両開きの扉へ向かう。念のため、ウィンズがdeath wardを掛けて回る。

●空中階段(D3)

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入って来た扉から30フィート下、40フィート向こうに北西の壁に扉があり、その前にはプラットフォームがあって、そこまで、宙に浮いた足場が階段状に続いている。プラットフォームの高さには、ウェブが敷き詰められていて、その下は見えない。ウェブの一部を焼き払うと、その下にオーガー・スケルトンが武器を持って待ち構えていた。破壊しつつ、足場は使わずに、飛行してプラットフォームへ降りる。

3版以降だと皆が空を飛ぶのが定石。怪しいプラットフォームには乗らんわな:DM記

●オレンジの壁の通路(D4)

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D3の扉の奥は10フィート幅の通路になっており、40フィート先に扉が有る。こちらの扉側から、オレンジ色の光の壁が現れて、向こう側の扉へ向かってシフトしていき、壁にぶつかるところで消えると、またこちら側から別の光の壁が現れる。多分、オレンジ色の壁に当たるとダメージを受けるのだろう。ヘイヤ、ガラーム、クリムの3人(?)が、壁の後を着いていき、壁が消えたところで向かいの扉を開けて中へ入った。

●水晶の監獄(D5)

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30×30の部屋で、西側の壁はクリスタルになっている。クリスタルには3人分の人影が見える。

「ああ、やっと生身の体を持つ人が来てくれた」と出迎えられる。

ヘイヤとガラームが話しかけると・・・
「そこで何をしているの?」
「私たちは邪悪なクレリックのイムラビン(邪悪なクレリックにして、今やリッチ)の支配を拒んだため、壁の中に封じられた」
「いつから?」
「800年ほど前? 長い事ここにいるので、あまりはっきりした事は覚えていない」
「貴方達はなにをしていたの?」
「生身の体を持っていた頃のことは、あまり覚えていない。当時の支配者達に反旗を翻して追い出されたもの達が、この地に住むようになった。その中でも、特別な慣習を持つものが地下へ住むようになった」
「特殊な慣習って?」
「蛇神様を崇めていた。その当時のリーダーがイムラビンで、次第にunderdarkの住人達(ドラウやマインド・フレイヤーなど)と反対したら閉じ込められた」
「Sigilについて知らないか?」
「観た事も無い」
等とやり取りをする。その間に、ガラームがディテクト・イーヴルを試み(クリムかも知れない)、相手がイーヴルだったので、マジック・サークル・アゲインスト・イーヴルを詠唱する。

更に、話を聞いていると、彼女達はここから出して欲しいと懇願する。出る方法はと聞くと、会話した相手と入れ替わるか、クリスタルの壁に触れ合う事で中の人と入れ替わる事が出来るらしい。会話したヘイヤとガラームはWill STを要求されるが、成功する(どのみち、マジック・サークル・アゲインスト・イーヴル下では効かなかった)。また、よく見ると、クリスタルの壁の奥に冒険者風の人の姿も見られた。脱出出来なかったので、クリスタルの中の人が汚い言葉で罵るが、ガラームはそんな事は気に求めていないようだった。また、冒険者と入れ替わった連中は、数百年前に出て行ったらしい。入れ替わるとどうなるのか試してみようと、ガラームがバッグ・オヴ・トリックからバットを取り出してクリスタルの壁にぶつけると、囚人の魂(?)がバットと入れ替わったらしく、そのまま外へ出て行こうと飛び立った。すると、クリスタルの壁が10フィート奥へ後退した。

時間が経つと、バッグ・オブ・トリックの効力が消え、囚人がクリスタルの中へ呼び戻された。この壁の向こうに何が有るのか気になったので、「今直ぐとは行かないが、彼女達が外へ出るための新しい体を用意できたら戻ってくるので、協力して欲しい」と交渉する。彼女達は「出来れば人間の体がいい」と望むが、goodの振りをしている連中は「動物じゃ駄目?」とか言っていた。適当なゴブリンに乗り移らせてから、リンカーネイトするという案もあった。結局、「なるべく、期待に答えられるように努力する」とヘイヤが答えて、ひとまず、バッグ・オヴ・トリックを使って呼び出した3匹に乗り移ってもらう。すると、クリスタルの壁が消え失せ、30フィート奥に別の壁が現れた。その壁にはsigil(#20)が刻まれていた。流石に#20では仕様が無いので、一旦、引き上げる事にし、クリスタルの中の囚人にまた戻ると伝えてメズロへ帰還した。

絶対途中で諦めて放置すると思ったのに・・・凄い執念だ。感心。っていうかこんなところに隠すなよ、って本気で思う。:DM記

●メズロ

帰還した後、途中で見つけた文字(memory stoneに記憶していた)を紙に書いてコンプリヘンド・ランゲージで読んでみると、「古のドリスの神 ビブロス」と書かれていた。Serpentine creatureの信仰するマイナーな神らしい。また、トロール達の持っていた、蛇の指輪を調べたところ、マジカルではないが、C1の像と同じ素材で出来ているらしい事が明らかになった。

今回はここまで。次回はDエリアの続き。

現在までの獲得sigil #1, 2, 3
場所が判明しているsigil #20

メモ

・A1の蛇の頭の像から通じているのがBエリアか?
・C1の通路の鍵穴の扉は、どこかで鍵を手に入れる必要あり?
・新しいsigilを手に入れるたびに、怪しいところはチェックした方が良さそう。C6aのテレポーター(sigil #2を取ったらはっきり見えた)も、sigil #3(以降)がある状態では変化が有るのか確認した方が良いかも知れない。A4の階段もか?
・D5の捕われた魂は、フリーダムでも解放出来るかも知れない。試す気はないが。

第2回レポート(Kiryuさんバージョン)

PC/PL一覧

レイヴン:曲者そろいのPartyを纏める、百戦錬磨の強者。Large-Size。前回、蛇になりかけた。今回は…

ガラーム&クリム:Force製の鎧を身にまとった前線構築者。Large-Size。謎の科学力を駆使する。お供のクリムはTiny-Size。

ヘイヤ:ほぼ無限回数のTelepo&シナリオに詰まったときの便利屋さん。Tiny-Size。本人曰く、可愛いらしい。

ウィンズ:Half-Celestial HumanのMystra Clr。Medium-Size。堅実なSpell選びでPartyを支える。

ナギ&メイ:Rogの仕事はきっちりこなす、Partyの支援係。ダンジョン内ではSmall-Size。普段のナギとメイはFine-Size。

※ステラ&メディアはお休み。

・A1(一番最初の蛇満載)の部屋の蛇の像であるが、謎の紋章(Sigil)#1を刻んだものが触ると、口の中に入り口が見えたが、Sigilのないものには何も見えず。その入り口から入っていくと梯子付きの縦穴が続いていたが、途中までで止まっていた。梯子自体はその先まで続いているようなので、まだ何かのフラグが足りないらしい。
->おそらくはSigilが足りないのであろうと推測。

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・A5(手の像と生贄のイメージ)の部屋で、手の平に傷があり、その傷にそって武器でなぞると血のような液体が噴出してきた。両方の手を同時に傷をつけると、それぞれの手から噴出してきた液体がくるむようにあつまり、球体になった。この球体に触れると中に吸い込まれ、足元のWall of Forceに吸い込まれていった。
->これが前回通れなかった足元のWall of Forceを通る道らしい。

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・血につつまれて到着したのは、C1とよばれる部屋。中央に台座の上に立っているクリスタルの像があり、降り立ったのはそのクリスタル像の手の平の上。部屋の四面の中央あたりにそれぞれ鏡があるが、何故かクリスタル像が写らない。鏡を調べるも、Illusionとかではなさそう。Detect Magicに成功すると光ったので、Magicalなものではあるようである。部屋の四隅に火鉢とクリスタルがあり、そこに火をつけるとそれぞれ対角の方向にある鏡に向かって光が発射された。四つ全部に火をつけると、クリスタルの像が鏡に写るようになった。

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で、写った像がそれぞれ鏡から浮き出してきて、襲ってきました。どうやらIncorporealなUndeadらしく、Incorporeal Touch Attackを仕掛けてきます。鎧がForceのガラームは余裕ですが、前回のようなBoostを得ていない他のPCは結構当たりそうな状態です。Initiative Check後、Flat-footedな状態でレイヴンが攻撃を喰らうと、DMから「Negative Levelね」といいながら"2d4"を振り出す。結果は5。この段階でPL一同びっくり。Energy Drain(9thLv Spell)なみですよ!下手をすると、二回、キャラによっては一回攻撃を喰らったら即死です。PL一同に緊張が入りましたが、ガラームが慌てずに戦線を構築し、他の敵の移動に対してはすべてStand Stillで止めてしまいます。Stand Stillは相手がIncorporealであろうともその移動を停止できるのが素晴らしい。その後は特にピンチにもならずに戦闘終了。

「CRは?」と聞くとDMより「CR8だよ。」なんですか、そのCRの低さは?Partyは一旦町に戻り、ナギ&メイが合流。ナギからHealが飛んで、レイヴンのNegative Levelを回復させます。その他、Spell Slotが回復できるのを前提にできるので、Spellの取り直しをするため、1日時間を進めます。朝、前回のように事前掛けを行っていきますが、ウィンズがResist Energy等をみんなに配るとき、何故かヘイヤを一番後回しにします。そして、ヘイヤのところでお約束どおりDice目で4を振ってSlot消費。このDice目は何か仕組まれているような感じがしてたまりません。フィールドのためです。仕方ない。

ナギ&メイにSigil#1を付けるために寄り道をした後、クリスタル像の部屋に向かいます。

クリスタル像の部屋を捜索すると、

・西側の鏡の向こう側にSigil#3を発見ただし、#2がない状態で触っても反応がなかった。
->#2がこの近くにある模様。

・クリスタルの像の右膝のところにレバー発見。引いてみたところ、北側の壁の一部がスライドして通路が現れた。

・台座のところに文字が書かれていた。ただ、誰もその文字の言語がわからず。ヘイヤの写真記憶で「映像として」記録し、あとでComprehend Languageで見てみることに。

通路は10ftx20ftで、東側に伸びていました。その東側の突き当たりに、青い色の金属のような扉が。罠がないかどうか調べますが、鍵穴はあるのですがノブが付いていません。これも何らかのフラグを立てないといけない模様。ここで、ガラームから秘密兵器登場。

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(ネコ型ロボットが何かを出すときのような効果音付きで)が、SizeがMedium用。Partyを見回すと、Mediumが一人しかいないことに気づきます。こんなことならSmall用を買ってくればよかった、とはガラームのPLさん談。現在唯一Mediumのウィンズが使用することになり、彼女を通路に残してPartyはクリスタル像の部屋まで避難します。チキンというなかれ。

が、扉を調べても何も判らず、青い金属部分も触っただけではなんともない様子。そこでガラームから秘密兵器第二段、「オートマチックシーフ」なるものが出ます。なんか、ローグの代わりに鍵空けをやってくれる「機械」だとか。そのオートマチックシーフですが、Line of Sightが通るところからでないと操れないということなので、通路にガラームが残る形でウィンズと入れ替わります。

Use Technology Deviceという謎Skill(しかもKey AbilityはIntなのでナギのAuraのBenefitを受けて)鍵空けを試みると、なんとPrismatic Sprayが!ガラームはSTも高い(どれも素で20以上ある)ので何とか耐えますが、オートマチックシーフは破壊されます。「ちっ。初号機破壊か。」には笑いましたけど。

で、他に行くところがなさそうなので、シークレットドアがないかどうかを捜すと、通路の北側、レバーをあけた位置の正面にありました。

シークレットドアの向こうは、30ftx40ft、天井までは120ftもある部屋(C3)でした。しかも、この部屋には天井からドラゴンの死体(というか骨)が吊り下げられています。

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わかったのは、

・DragonはBronze。
・死体は腐敗しきっていて、肉がこそげ落ちている。
・特に目ぼしい物品は身に付けていない。
・吊るしたのは、Half-dragon Troll。(ヘイヤのPsychometryより)
といったところ。

ここでレイヴンの「『GoodなDragonをこのままにはしておけない。火葬しよう』というロールプレイをします」発言が飛び出します。しかも理由が「Luminous Armorが付けられなくなるのイヤジャン」ときましたよ。

この部屋には東側と西側に扉があり、西側をナギが聞き耳(Listen89)すると、かすかな物音を捉えます。ナギがX-Ray visionでd4のcheckに成功して扉の向こうを透視しますが、部屋以外何も見えず。すわ、透明な何かと戦闘か、と各人準備をした上で扉を開けますが、中には何もなし。Blindsightで見てもなにもありません。仕方なしに部屋を捜索すると、さらに西側にシークレットドアを発見します。そこで扉ごしに聞き耳すると、音がもう少し大きく聞こえます。どうやら、2つ先の部屋の音を捉えていたようです。耳が良すぎるのも考え物かも。

センサーが優秀すぎてあらゆる情報を拾ってしまって、かえって混乱してしまいますな。DM記

さらに扉をあけると、部屋の中央に高台のある部屋(C6)に出ます。

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高台へは5ftの階段がつけられており、左右の壁にはElfに巻きついている蛇の絵が描かれています。また、高台には植物のようなものがおり、植物を傷つけられないガラームが少し顔をしかめます。

「殺れない植物だとヤダなぁ。あ、ちなみに『自分の出身の森にいる植物』でなければOKですから」だそうで。あーやだやだ。

こうやってデメリットを消すのは、何でもありレギュでは常套手段です。DM記

高台にいたのはTendriculosでした。レイヴンとガラームがあっさり倒します。高台を捜索すると、中央5ft四方だけ土になっていました。土の部分が5ft四方でもあればTendriculosを出してよいらしいですよ。さすがモンテです。言い訳はバッチリ。で、この土をナギが掘り返した瞬間、別の場所に強制Teleportされます!ナギ(メイも)は通路が30ftほど先で折れている場所(C6a)に出現させられます。

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ヘイヤのMental Contactは通るので、状況を説明しつつ、打開策を考えます。まず、ヘイヤのApportで呼び寄せようとするも、効果なし。どうやらTeleport自体ができない模様です。

仕方ないのでナギが通路を進むと、20ftx30ftの空間にでます。聞き耳をすると、「床の下からぷるるん♪という音が聞こえた」とのこと。なんですかそれは。さらに20ftx30ftの空間を横切ると、どこからかHold Personが飛んできますが、Freedom of Movementが掛かっている&今PixieにPolymorphしていてTypeがFeyになっているナギには掛からず。さらに奥側の通路を進むと、先にPortalらしきところにでました。が、なにやらもやが掛かっている様子。

そのまま飛び込むのは危険、とPartyからの助言もあり、まだ調べてないところを調べると、Portalのある通路の突き当たりに1ftぐらいの隠し穴があり、奥にバーがありました。そのバーを触ることで、Sigil#2が手に入りました。メイにもSigil#2をつけるため、穴に入らせます。Sigil#2をつけたことでPortalのもやは消え、飛び込むとC6の部屋に戻ってきました。

あとでDMにネタばれしてもらいましたが、

Hold Personで麻痺→Teleportで20ftx30ftの空間の中央まで飛んでくる。→ぱかっと床が空いて、Gelatinous Cubeに取り込まれる。というコンボのようです。「ぷるるん♪」はGelatinous Cubeの動いた音だとのこと。

全員にSigil#2をつけるべく、今度はみんなでさっきの部屋(C6a)に飛びます。経験値稼ぎとして、Gelatinous Cubeを倒しておくのも忘れません。(確か、レイヴンがChargeで150overを出して一撃で倒したはず)一旦クリスタル像の部屋までもどって、Sigil#3を回収しておきます。

ドラゴンの部屋の反対側を進むと、通路の先が二股になっており、一方の通路から動物の声が聞こえてきます。(C4)

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どうやら鼠がちょろちょろしている様子。さらに奥から、「何かを咀嚼する音が聞こえる」とのこと。慎重に、ナギがHide71&MoveSilently71で進むと、Otyughが動物の死体を食べていました。鼠はそのおこぼれを食べていると推測します。一旦戻ってPartyと相談すると、Otyughの向こう側にも空間があるため、まずはOtyughを排除しようとのこと。経験値も入るかもしれないですし。で、あっさり倒します。

Otyughのいたそばにレバーがあったので、例のごとくヘイヤのTelekinesisで倒してもらうと、ぱかっと床が空いて、多数の動物の死体が見えました。死体の中に、冒険者の死体でもあるかもしれないとナギが調べに入りますが、動物の死体だけで、Humanoidの死体とかはなし。どうやら単なるゴミ捨て場のよう。で、DMより「病気になるかもしれないので、FortSTしてね」といわれてしまいました。STを振る前にこのときのナギは病気無効だったのを思い出したのでセーフでしたが。

また、DMより「Otyughとの戦いの際、鼠は逃げていったよ」とのことだったので、「どっちに?」と再度聞くと、どうも通路のもう一方には決して行かず、C3のほうに行ったとのこと。

通路のもう一方に、Unnatural Auraの持ち主でもいるのか、と警戒しつつ進むと、15ft行ったところでLightening Boltの罠が炸裂。しかも、ここには不活性ガスが充満しており、Lightening Boltと反応すると、Conにダメージのいく毒ガスに変わるそうです。どうりで鼠が行かないわけです。これ以降、「通路に対して罠の捜索は5ftずつきっちり行う」ことを心に刻みます。

全員が呼吸を克服していたわけではないので、まずガスを何とかしないといけません。ナギがSpell Slotが減らないのをいいことにGust of Wind連打でガスを先に追いやりますが、ガスが先のほうに追いやられただけで何も解決しませんでした。結局、Delay Poisonが解決に一番早いと判断し、用意するために日を改めます。

Lightening Boltの罠はきっちり解除し、先に進むと螺旋階段になっていました。その螺旋階段をぬけると、新しい部屋(D1)に出ます。

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まずは東側の扉から行くことにしました。入ると、空中にいくつも足場の浮かぶ部屋(D3)に出ました。

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おそらく、いくつかの足場は触れたとたんに落ちる仕掛けなのだろうと推測。この部屋の下部はWebが張られていて、さらにその下はSkelton Ogreが待ち構えていました。(Webの一部を焼いて確認)経験値のために、とりあえず殲滅はしておきます。なお、全員空は飛べるので、足場には触れずに反対側にある扉までさっさと行きます。

扉をあけると、10ft幅の通路が30ftほど続き、突き当たりに扉のある場所(D4)に出ます。ここでは、入ってきたところから正面の方向に向かってオレンジ色の壁が動いており、突き当たりの扉までいくとまた入ってきたところから壁が動き出すようになっていました。当たるとダメージかなぁと思いつつ、当たってみると5d6ぐらい喰らったような気が。(自分ではないのでちょっと記憶なし)奥の扉に進みます。

奥の扉の向こうは30ft四方の部屋(D5)になっていて、西側の壁がクリスタルになっていました。

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そのクリスタルには人の形をした影が3つあり、そばまでいくと話しかけられます。

「ああ、やっと生身の体を持つ人がきてくれた」

妖しさ爆発です。Possesionを警戒しつつ、ヘイヤとガラームは話し掛けます。

まとめると、

・生前のことはよく覚えていないが、我々はChultでは異端である蛇神を奉っていた。
・当時のリーダーであるEvilなClrのイムラビンが我々を率いて、Underdarkであるこの地まで逃げてきた。
・先住者であるDrow達とは取引をすることで、お互い攻撃しあわないようにした。
・だが、イムラビンは暴走したため、我々は彼を追及したが、逆に壁の中に封じられてしまった。
・イムラビンは800年ほど前にLich化したらしい。
・Sigilについては知らない。
といったところ。

どうもイムラビンというLichがラスボスくさくなってまいりました。あと、クリスタルの壁に生き物が触れると、中の人と魂だけ入れ替わるようなので、ガラームがBag of TrickからBatを出してみると、クリスタルの壁が10ft程後退。中の人の一人が「ああ…、自由…」といいながらBatの姿で飛んでいきました。なお、Bag of Trickは10分で消えるので10分後には元通りに戻されてしまいましたが。酷い話です。

ここで、壁の向こうがどうなっているのか確認するため、「今直ぐとは行かないが、外へ出るための新しい体を用意できたら戻ってくるので、協力して欲しい」と交渉してみます。とりあえず、C3に逃げていった鼠あたりでは駄目か、と聞いてみると「人間の体がいい」と贅沢なことをいってきます。あと、ゴブリンとかで出してReincarnateとかの案がでました。ヘイヤが「なるべく期待に応えるように努力する」という政治家答弁で納得させ、ひとまずBag of Trickの動物で出てもらうと、クリスタルの壁が30ft後退し、Sigil#20が出現しました。…いや、今出られても。

ここまでで一旦帰還し、C1の部屋でメモした内容を調べると、「古のドリスの神 ビブロス」と書かれているとのこと。Yu-anti等の蛇型Creatureの信仰するマイナーな神らしいです。 

今回はほとんど謎解きでした。ナギはd4しか振っていません。ロールプレイもほとんどしていないので、次回はその点を改善し、もう少し技を使っていきたいところです。

メモ
・D1の残りの部分の踏破。
・青い金属の扉の開け方は?
・今までのところで、捜していない場所に財宝があるはずだから(DM談)

思いつく所
Gelatinous Cubeがいた穴(C6a)のさらに下
Tendriculosのいた部屋(C6)の壁

第2回終了後のDMの感想

第1回で今回のキャンペーンは戦闘メインではなく、トリッキーなダンジョンアドベンチャーということを深く認識して頂いた様で。今回からはかなり割り切って冒険を進めて頂いた。人間割り切りって大事だね。

今回はセッション開始時にカメレオン&インキャンタトリックスコンビ×2がいない!というなかなかピンチな状況からスタート。いきなりローグのいない状態でこのダンジョンに入らざるを得なくなってしまった。

「聞き耳と捜索高い奴は誰だ!?」
「うぉ!呪文使ったらスロット減るじゃん!」
当たり前だこの野郎!

第2回のセッションで、DMサイドとしてはやはりC1のエンカウンタが愉快だった。普段のメンツが勢ぞろいしていて、準備万端であれば何の問題もない敵だったが、準備しておくレベルを1段階下げていたが故の手痛い一撃だったと思う。卓の空気が一変する瞬間ってのはDMやってて楽しいひと時だ。

第3回以降もこの調子で進んでいくと・・・結構先まで準備しないと駄目だなぁ。心しておこう。

第3回レポート(Lapinさんバージョン)

参加PC

ウィンズ:ハーフ・セレスティアルのクレリック。最近、あれこれD20サプリに手を出している。何処で使われるのでしょう?

ガラーム&クリム:ご存知、D20コレクター。毎回、怪しさが増してくる。

ステラ&メディア:壁役よりも遥かに堅く、クリティカルで前衛よりもダメージを叩き出す怪しい後衛。

ナギ&メイ:鉄の下着を愛用しているらしい小人たち。ステラ&メディアと互いに相乗作用で強化されていく。

レイヴン:空飛ぶ前衛。壁役なのにACがパーティ中で最も低い。それでも40は超している。シルフィというエア・エレメンタルの使い魔がいる。

ヘイヤ:パーティのマスコット的存在。なのに、ウィンズに「キャメロットへお帰り」と言われてしまう。無害なのに。

見て有害とわかるクリーチャーはまだ良心的です。ぱっと見て無害にしか見えないのは大変タチが悪いかと:DM記

●メズロ

まずは、前回お休みだったステラ&メディアにsigilを刻む必要がある。色々と準備をしてから、地下の入り口までテレポートする。今回、新たにpoison armorという怪しいspellが用意された。

●壁を抑える巨人の間(A4)

まずは、sigil #1を刻む。また、この辺りのエリアを見て回るが、変化は見られない。

●Sigil #2(C6a)

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C6のテレポーターを使ってステラ&メディアがsigil #2のあるC6aへ。次いで、パーティの残りもテレポーターを使うと・・・別のエリアへ移動した。どうやら、sigil #3があると別の場所へ行くらしい。別れてしまったステラにヘイヤがmental contactして、状況を説明する。ステラはついでにゼラチナス・キューブ(前回倒したが、またいた)を倒し、sigil #2を手に入れる。尚、この部屋のテレポーターはsigil #2が無い場合、別の場所へ繋がっていそうだったが、試すのは危険と判断してsigilを刻んだ。

●蛇の壁画の間(C7)

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その頃、パーティの他の面子は、壁に壁画の描かれた部屋へ転送された。壁画には人の体の中から蛇が湧き出てくる様子が描かれている。壁画を調べると、うち1つから魔法の反応があり、テレポーターらしいことが判明する。また、その壁画の一部が立体になっていた(テレポーターのトリガーと思われる)。部屋には胸郭(rib cage)そのままといった不気味な形の扉がある。触るのは何か嫌なので、テレキネシスで開ける。

●ナギが鉄の下着を履いていることをカミングアウトする(C8)

C7と同じくらいの広さの部屋。部屋の隅には黒いスケルトンが転がっており、扉の向かい側には5フィート幅の通路が延びていて、その奥には扉が見える。

レイヴンが中に入ると、突如、彼の身につけた服が鋼(steel)に変化する。さらに、その鉄の服にヒート・メタルの呪文が掛かる。しかし、レイヴンは火の副属性(fire subtype)持ちという変な鳥人間なので涼しい顔をしていた。とはいえ、レイヴンが部屋の中にいる間、毎ラウンド、ランダムに身につけた非魔法的な物品がsteel製品に変化していく。それでも気にせず、隅にあった黒いスケルトンを引張ってくるレイヴンだったが、その骨は単に“steel化したスケルトン”に過ぎなかった。おそらく、ここでヒート・メタルによって死亡してしまい、死亡後にsteel化してしまったのだろう。・・・ん? 肉はどうなった? 

レイヴンがC7まで戻って来た後、ナギが奥の扉を調査しにいく。
レイヴン「裸になっていけば問題無い」
ナギ「レディに向かって何を言う!」
というようなやり取りがあったらしい。

変身しているのにね。というか、ナギとレイヴンは種族が違うじゃん。ちなみに、ヘイヤは服を着てます。ベンジャミン・バニーにも負けないほどファッショナブル。結局、ナギの身に着けている服に魔法を掛けて調査に向かわせる。

DM「身につけている魔法の掛かっていない物品は全てsteelになります」
ナギ「魔法を掛けた服は大丈夫ですか?」
DM「服はね。下着は掛けたっけ?」
ナギ「・・・あ」

結局、この部屋には隠し扉の類いも見つからず、しばらくして、ナギが戻って来た。

レイヴン「何かあった?」
ナギ「パンツが鉄になっちゃった」
いや、誰も聞いていないし、言わなきゃ気づかないって。

●蟲の部屋(C9)

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C8の先の扉は壷やら箱やらが置かれている部屋に通じていた。ナギが扉を開け、ヘイヤがテレポートして部屋の中に入ると、インセクト・プレイグ(insect plague)が発動し、ローカスト・スウォーム(locust swarm)が6群体出現する。部屋の中にいるのはヘイヤのみ。ヘイヤ危うしと誰もが思った(に違いない)その時、レイヴンの使い魔のシルフィが駆けつけて、whirlwindに変化(竜巻変化)して蟲を吹き飛ばす。ついでに、ヘイヤまで吹き飛ばす・・・ひどい。さらに、C7から異様なリーチでガラームのエリアアタックが炸裂し、蟲たちはあっさりと全滅する。エア・エレメンタルの使い魔は中々便利ですね。

蟲を追い払った後、ナギに部屋をよく捜索してもらうが、何も見つからない。いかにもこの辺りにsigilがありそうなのに見つからないのは、必要なsigilが不足している為と思われる。また後でここに来る時に、また蟲も復活していそうなので、一応、蟲たちの出て来た壷をC8でsteelにしたり、砕いたり、逆さにしておいたりと色々と試しておく。部屋には他に宝箱が4つあり、そこそこのものがしまってあった。ありがたく頂いて帰る。

●合流

この間に、ステラ&メディアはsigil #3を刻み、パーティと合流する。

●合わせ鏡の間(D2)

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C5の螺旋階段から、D1へと降りる。この2段になっている部屋の橋を渡って、通路を先へと進む。通路は部屋に通じており、向かい側には鉄格子が、左右の壁には鏡があり、合わせ鏡になっている。あからさまに怪しい。

合わせ鏡に写ると何か起きる、鏡から何か出てくる、鏡の中に入れられるなどと銘々が言いあう、サモン・モンスターで合わせ鏡の間に召喚する。が、何も起きない。

ナギが<聞き耳>(listen)で鉄格子の向こうから音を聞きつけたので、再び、サモン・モンスターで犬を鉄格子の向こう側へ呼び出す。すると、フィーンディッシュ(fiendish)化現象がおきず、忠犬が現れる。

このダンジョンでは、summon系の呪文は75%の確率でfiendishになって召喚者を攻撃する:DM記

が、現れたのもつかの間、鉄格子の向こうにいたマンティコアに殺されてしまった・・・。というわけで、戦闘開始。

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ヘイヤがテレポートでガラームらを連れて鉄格子の向こう側へ。敵は両側にマンティコアが3体ずつ、さらにその奥に下半身が蛇のグレーター・メデューサが2体。

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グレーター・メデューサが怪しいので、ガラームが右側のをまず潰す。レイヴンはメデューサを攻撃するにはマンティコアが邪魔だったので、まずは数を減らす。マンティコアの1体はガラームを攻撃し、20を出し、クリティカルはしなかったものの、自動命中する。しかし、ガラームは謎のアミュレットの力で、攻撃をキャンセルする。

ガラーム「じゃ、アミュレットが起動して、その攻撃を無かったことにします。このアミュレットは1日3回使えて、命中した攻撃をキャンセルできます」 

ヘイヤも偶には攻撃してみようということで、家からdragonfire ramを持って来て、左側のメデューサにぶつける。一度、攻城兵器を使ってみたかったんだよね。しかし、メデューサはその一発では沈まず、5フィートステップして合わせ鏡の裏側へ移動すると、鏡を起動(activate)。が、続くラウンドに倒され、残るマンティコアも掃討して戦闘終了。

その後の調査で以下のことが判る。

・鏡は裏からは視線が通り、activateによりLoEも通るようになる。これで鏡の向こうからワンドを振りまくり、格子越しにマンティコアは尻尾のスパイク(ラウンド6射/3d6+15)を飛ばすはずだった。ちなみにマンティコアは不浄なる暗黒の書にあるコラプテッドクリーチャーを適用した強化バージョン(CR7)

・グレーター・メデューサは両腕に10個ずつ、20あるsigilを全て(!)持っていた。また、メデューサの所持品と隠してあった宝箱を手に入れる。

また、この部屋の奥には上り階段があった。

●書斎(D1続き)

D1に戻り、下の段に降りて、扉を開くと小さな部屋になっていて、壁一面に本棚がある。本を調べると、どうやら、対サイオニクスの研究書のようであった。成果は芳しくなかったが、サイオニック研究の書物ということで貴重。書物は全てヘイヤの家に転送して、壁も本棚も調べるが、何も見つからない。

●何も無いT字路で何も起きなかった(D6)

再び、D1へ戻り、下の段から通じる通路を先へ進む。しかし、突き当たりはT字路の突き当たりになっていて、何も見つからない。おそらく、sigilが足りないのだろう。

エリアF

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●チューブのある通路(F1)

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D2の上り階段を上った先は、壁一面に拷問されている人の絵が描かれた通路だった。通路の中央には水道管かなにかのようにチューブが通っている。チューブの中は空洞のようだ。

●鳥籠の間(F2)

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この広い部屋には柱が7つあり、どの柱も一部がくりぬかれて、そこに大きな鳥籠が設置されている。鳥籠の中には鳥の代わりに人間が入っている。

彼らは全員、酷く弱っているようだった。柱とその高さは以下の通り。

柱1 高さ30ft. 鳥籠の中:男性

柱2 高さ40ft. 鳥籠の中:女性

柱3 高さ35ft. 鳥籠の中:男性 柱の前にビホルダー

柱4 高さ25ft. 鳥籠の中:女性

柱5 高さ30ft. 鳥籠の中:男性

柱6 高さ35ft. 鳥籠の中:女性

柱7 高さ40ft. 鳥籠の中:女性 この柱だけ壁に沿って斜めになっている。

柱3の前にはビホルダーが! しかも、伝説のビホルダー・アーマー(beholder armor)を着ている!

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これが噂のビホルダー・アーマーかと感動。しかもこのビホルダー、眼柄(eye stoke)の1本1本が蛇になっており、蛇の口の中に目があるという変種。

部屋の中に入ると、鳥籠の中の1人が「助けてくれ!」と叫ぶ。「目玉のお化けは1体だけじゃない」(柱1の男)との言葉を裏付けるように、疑似視覚(blindsight)では柱1と4の後ろにも隠れているのが判る。ただし、この2体はビホルダー・アーマーは着ていない。

戦闘開始。

先手を取ったナギがビホルダー・アーマーに近づくと、範囲5フィートのホーリー・ワードをキャスト。CL28の前に瞬殺されるビホルダー・・・ええっ、もう終わり? ビホルダー・アーマーの能力は?

続けてガラーム(バックパックにクリムが、方の上にヘイヤが乗っている)が部屋に入って、柱1の後ろにいたビホルダーを攻撃。ビホルダーも目の光線(eye ray)を飛ばして反撃するが、逆にAoOで潰されてしまう。

残った柱4の後ろにいたビホルダーがdisjunction rayでガラームにモルディンカイネンズ・ディスジャンクションを発射! ガラームに掛かっている魔法をはぐことに成功する(アイテムは無事だった)。

Lord of Madness収録のビホルダー用Feat「Disjunction Ray」主眼のアンチマジックレイを一点集中して相手の呪文はおろかアイテムまで壊す特技「Focused Antimagic」という、主眼を90度コーンではなく相手1体に集中させて小眼を使いまくる戦術もアリ。DM記

しかし、ビホルダーの反撃もここまでであった。ちなみに、ビホルダーたちの戦術は、ここでDMがしてくれる予定。

ビホルダーアーマーは主眼でアンチマジック状態をキープしつつ接近戦。小眼の蛇は10回攻撃で、全員即死効果持ち。ビホルダーの初手は「インビジビリティポーションを飲む」・・・まったりだな、おい。適宜人質を盾に取りつつGoodの心に取り入って悩ませるつもりだった。一般人にならレイも当たるしね!DM記

ビホルダーを始末した後、柱を調べると、柱の頭頂部はビホルダーのベッドになっていて、ちょっとした財宝が隠されていた。また、部屋を良く調べると、斜めになっている柱7と壁との間に数インチほどの隙間があり、そこに隠し扉が見つかった。

囚人たちを解放すると、柱7を破壊し、隠し扉を開く。隠し部屋の壁にはsigil #10と#15があった。しかし、部屋に入ろうとすると、見えない壁があるかのように、部屋の中へ入れない。どうやら、sigilが足りないために入れないと判断。

・・・ん、これはちょっと早計ですね。入れなかったからといって、それ以上調べずに、sigilがないと入れないと決めつけてしまっていました。もうちょっと調べてみた方がよさそう。ここで、捕まっていた人達を連れて、一度メズロへと戻る。

彼らに軽い食事(弱っていたため)を振る舞いつつ、話を聞くと・・・
・彼らはチュルト(Chult)の人間で、蛇人間に連れて来られた。
・捕らえられた後は、ここで鳥籠の中に入れられていた。
・偶に、捕われた人が連れて行かれた。
・ビホルダーはチューブの中を通って部屋を出入りしている。
・彼らはここにいた3体のビホルダーしか観ていない。
・蛇人間はここには来ない。
といったことが判った。つまり、通路にあったチューブはビホルダー用の通路だと。

あの中でビホルダーと戦わされそう。また、ヘイヤのpsychometryによると、蛇人間(ユアンティ)たちは毒矢で気絶させて彼らを運んでいったこと、ユアンティ(yuan-ti)たちにはsigilがないことが確認出来た。ちなみに、蛇の眼柄ビホルダーたちにもsigilはなかった。というところで、今回は終了。目出たく全員レベルアップ。

現在までの獲得sigil #1, 2, 3

場所が判明しているsigil #10, 15(F2の隠し部屋), 20(D5)

今後の調査用に、思いついたことなどを備忘録代わりにメモしておく。
・C1の通路の扉の鍵はまだ未発見。(前回のメモより)
・D5の捕われた魂はフリーダムでも解放出来る?(前回のメモから。未検証)
・C9のあたりはsigilが入ったら再調査。
・D6はまず間違いなく必要なsigilがないと先に進めない。
・F2の隠し部屋も再調査の要あり。 Detect magicすらしていなかったような。Spellcraftやdispelあたりも試して観る価値はありそう。
・グレーター・メデューサは全てのsigilを保持。しかし、yuan-tiや蛇の眼柄ビホルダーはsigilなし。蛇たちはsigilなしでも平気なのか? メデューサはsigil持ちだったけれど・・・。
・Sigil #4はどこ? Bエリア(多分、A1の蛇頭の像の口から入っていった先)が怪しそうだけれど。あそこは、sigil #3まで揃って、初めて行けるようになったところなので、順番的にもそこっぽい。

第3回レポート(Kiryuさんバージョン)

PC/PL一覧

レイヴン:PartyのLeaderにして前線。Large-Size。今回はFamiliarであるAir Elementalのシルフィが大活躍。

ガラーム&クリム:おとぎの国からの使者。Large-Size。キーワードはりんごと牛乳風呂(謎)。お供のクリムはTiny-Size。

ヘイヤ:"Mad as March Hare"のとおり、いかれている(かもしれない)兎さん。Tiny-Size。最近の定位置はガラームの肩の上。

ウィンズ:Half-Celestial HumanのMystra Clr。Medium-Size。今日も今日とて渋い(≒妖しい)Spell選択が光る。

ステラ&メディア:Party唯一のまともな外見(Human)。Medium-Size。ただしまともなのは外見だけといううわさ。お供のIronbornのメディアもMedium Size。

ナギ&メイ:爺言葉で喋るが、見かけも心も乙女な仕事人。ダンジョン内ではPixieなのでSmall-Size。今回ナギは自爆体質であることが判明。

今日も今日とて、みんなサプリの研究に余念がありません。

・ガラームのPLさんから、おとぎの国のりんご&牛乳風呂のことを教えてもらう。なんと、どちらもChaが"永続的に"上がるものらしい。りんごは食すと一回目+2、二回目+1、それぞれ"gain"するとのこと。値段2250gp。安っ。牛乳風呂は最大+5 "Inherent" bonusを与えるもの。値段25000gp。やっぱり安っ。Chaが上がると嬉しいナギは密かにおとぎの国に行って茶碗風呂に入りたいなぁと決意します。

・最近ウィンズのPLさんはd20本を買い漁っているとのこと。そんなに大量に買い込んで、一体どこで使う気なのでしょうか?

今回は新呪文「Poison Armor」が飛びます。Descriptorに"[Force,Poison]"とか意味不明な記述が見えるのは気のせい、ということにしておきます。(ちなみに効果は+6 Deflection AC、CLvあたり5点までの毒ダメージを無効化)

ひどいのはガラームの鎧。「Force製でAC bonusがすべてDeflection」というだけでもひどいのに、あまつさえ「他のDeflectionと重なる」とまで書いてあるらしい。

・ナギが「Scrollを買ってSpellbookに書き写したい」ということで三日間時間をもらう。裏でステラのPLさんといろいろ相談した結果、ステラがますます強化されていきます。思うところがあって、Material ComponentのDistilled Joyも5個購入しておきます。

プレイ開始。

前回ステラ&メディアはお休みだったので、まずはSigil#1,#2,#3を刻んでもらおう、というところから始まります。まずは壁に手をついている巨人(A4)の間、右手に隠されている#1から。ここでは特に問題なし。

Tendriculosがいた部屋(C6)から、ぷるるん♪の部屋(C6a)へのTeleportを試みます。ステラ&メディアだけだと、万が一Searchで隠し穴の向こうの#2を見つけられない可能性もあるため、パーティ全員がそばに張り付いた上で土を掘り返してもらって強制Teleportの発生を試みます。で、ステラ&メディアは間違いなくC6aにTeleportしましたが、パーティの他の面子は知らない部屋に移動させられます。どうやら、持っているSigilの数で強制Teleportの先が変化する模様です。ここからはステラ&メディアのソロプレイ。

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ヘイヤのMental Contactで状況を説明し合いつつ、C6aの部屋のことを伝えます。(Hold Personの罠、Gelatinous Cube、隠し穴、もやの掛かったPortal等)Gelatinous Cubeは何故か復活していたので、ステラ&メディアには経験値稼ぎとして倒してもらうことに。ステラは相手がCritしないと普通のダメージしか出ないので多少時間はかかったものの、被害はなしです。

このとき、「#2をつけていない状態でPortal(ようはモヤ)のなかに入ったらどうなるか?」でしばしPL間で相談します。結論としては、PCが飛び込むのは危険すぎなのでコインか何かに目印をつけて放り込み、後にDivのSpellで捜す、ということで一致します。(今思い返せば、Divなんか効きそうにないですね)

そのころのパーティ。飛ばされたのは、30ftx20ftの部屋(C7)。

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壁には一面に「体から蛇が食い破って出てきている人間」の絵がびっしり描かれています。あまり見ていて気持ちのよい絵ではありません。出口は一つ。胸郭のようなものが扉になっていました。壁をSearchすると、一つの絵に魔法が掛かっており、しかもよく見ると立体になっているのがわかりました。おそらく、Teleportの類であると判断。扉はうっかり触れるとヤバそうなので、ヘイヤのTelekinesisで開けてもらいます。

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扉の向こうもやはり30ftx20ftの部屋(C8)で、入って左奥に黒い塊があるのを発見。Spotでみると、鉄製のSkeltonのObject?と判明。また、入ってきたところの反対側は通路が先に続いていて、突き当たりに扉があるのが見えます。透明なものや隠れているものは特に見えませんし、音も聞こえません。

レイヴンが先陣を切ってC8の部屋に踏み込むと、DMより「魔法がかかっていないItemを上から言ってみて」とのこと。「Bandoleer」とレイヴンが答えると、なんとそれがSteelに変化してしまい、かつ、Heat Metalがかかります。この部屋では、1roundごとに魔法の掛かっていないItemがSteelに変化、およびHeat Metalが自動的にかかる仕組みになっているようです。

レイブンはなぜかFire subtype持ちなのでダメージ自体は無いのですが、Potion Belt等が次々とSteelになって使い物にならなくなってしまいました。その間にガラームがリーチを生かして鉄製のSkeltonをC7の部屋まで引っ張りこんで調べますが、特になにも持っていませんでした。どうやら、Heat Metalのダメージで死んだクリーチャーの模様です。(死んだらObject扱い)

結局捜すのはナギの仕事になるわけですが、さてSteel化&Heat Meatlをどうするか思案してると、

レイブン「裸になれば問題ないではないか」
ナギ「(顔を赤くして)な、何を言うのじゃっ!」
と、微エロコメ展開な会話が繰り広げられます。

レイヴンとは種族が違うからとか、どうせPixieに変身しているのだからとかいろいろ言われますが、ナギは拒否。

PL注釈
例え変身していたとしても、人前で裸になるのは恥ずかしい、という微妙な乙女心をロールプレイしてみたつもり。
部屋をSearchしなくともよいと思う理由
・Spotしても妖しいものや隠れているものは見えない
・透明なものはいない
・音も聞こえない
自分の状態/パーティの状態(+で拒む理由あり)
・現在Pixieに変身中(TypeがFey)
・Beauty's Caressが掛かっていてエロエロ(+)
・Human/Elf等のHumanoidの男性PCはいない
・Feyの男性PCは2人いる(+)
と、C8の部屋をSearchするのに脱いでまで行く必要はないものと判断

が、奥の扉のこともあるので、調べないと始まりません。そこで、服等のNon Magical ItemにFaerie FireをかけることでMagical扱いにすれば問題ないだろう、ということで行くことにしました。
何かあるといけないので、ざっとだけ見てまわりますが…
DM「身につけている魔法の掛かっていない通常物品は全てSteelになります」
ナギ「服やベルトには全部Faerie Fireをかけました」
DM「服は大丈夫ですが、下着にまではかけてないよね?」
ナギ「…え?、かけてないですが、Total Coverですよ?」
DM「これはCoverなど関係なくSteelにします」
ナギ「そ、そんなぁ…」
ということでパンツが鉄になりました。

あの部屋(スペース)に存在するもの全てを鉄に変える仕掛けです。マジカルなアイテムと生物はその対象にならないだけ。どんなに着込んで奥にあったとしても!DM記

それ以外は特に得られる情報もなしでした。奥の扉は鍵が掛かっていたので解除して開けておきます。帰ってくると、
ナギ「あ、歩きにくい…」
レイヴン「何かあった?」
ナギ「(ポロッと)パンツが鉄に…」
レイヴン「(ニヤニヤしながら)ほほう?」
ナギ「(ハッと気づいて)な、ち、違うのじゃ!」
ナギ「(真っ赤になって)今のはなし! 忘れろ!」
と、再び微エロコメ展開に。ナギは自爆体質なのが判明します。ちなみに鉄になったパンツへのHeat Metalについては、Total Coverだからということで見逃してもらいました。

C9の部屋へは扉が空いたのでヘイヤがTeleportで入ります。

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中は20ftx30ftで、宝箱や壷などが沢山ありました。ヘイヤが中に入ると、部屋にある壷からLocust Swarmが6体飛び出してきます。Locust Swarmは10ftx10ftのエリアを占めるので、部屋全体にLocust Swarmが存在するわけです。なんてヒドイ。

戦闘開始後、レイヴンはシルフィを向かわせ、ガラームはC7の部屋から(!)Area Attackを仕掛けますが、Locust Swarmを片付けるまでにはいたりません。次のround、ヘイヤはApportでナギを呼び寄せ、シルフィはWhirlwindで竜巻形態になって掃除します。なお、Whirlwindでヘイヤが吹き飛ばされますが誰も心配していないのがなんとも。

Locust Swarmを片付けた後、ナギが部屋や宝箱、壷等をSearchします。宝箱は4つあり、動かしただけでは罠とかが発動するようなことは無さそうなので、ヘイヤにTeleportでC7の部屋まで運んでもらいます。あとは壷ですが、またLocust Swarmが復活するとイヤなので、鉄に換えたり蓋をしたり逆さにしてピトンで打ち付けたりしておきました。宝箱にはそこそこのものが入っていました。ようやくまともな宝箱にめぐりあいましたよ。ここでステラ&メディアが合流します。

C5の螺旋階段からD1の部屋まで下りていき、橋の向こうを目指します。そこは20ftx40ftぐらいの間(D2)で、向かいは鉄格子、左右の壁にはそれぞれ鏡になっていました。

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姿が写ったらまずそうとか、Doppelgangerが出てきそうとか、鏡に閉じ込められそうとか、悲観的な意見しかでません。まずは合わせ鏡の前にSummon Monsterで適当なのを召喚します。例のごとくFiendishが出ますが、鏡については何もおきませんでした。

ナギがListenで鉄格子の向こう側から音を聞きつけたので、鉄格子自体はLine of Sight/Line of Effectを遮らないことから、鉄格子の向こう側にSummonを試みます。今回は珍しくFiendishでないCreatureが呼び出されましたが、鉄格子の向こうにいたCreature、Manticoreに一瞬で殺されました。なんてヒドイ。というわけで戦闘開始です。

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まず、ヘイヤがレイヴンとガラームをTeleportで鉄格子の向こう側まで運びます。すると、中にいたのは

・Manticorex6
・Medusa(下半身が蛇)x2

Manticoreはともかく、Medusaは厄介そうです。

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レイヴンはChargeができない&攻撃が届かないのでそばのManticoreを、ガラームはリーチを生かしてMedusaを攻撃します。

Manticoreはガラームを攻撃し、natural20を出しますが、
ガラーム「命中した攻撃をCancelできるAmuletが起動し、その攻撃を無かったことにします。回数は1日3回まで。ちなみに、ゲイリー・ガイギャックスが書いた本に載ってます」とのこと。なんてヒドイ。

ヘイヤはApportでDragonfire Ramを取り寄せ、Medusaを攻撃します。兎の家には、見ちゃ行けないもの、見せられないものがいっぱいあるそうです。沈まなかったMedusaは鏡のところまでいって、何かを起動します。ナギは手前からSnake's Swiftness,Legionでサポート。他のPCは同じことをしようと思っていたみたいなので、様子見になります。

続くroundでManticore、Medusaともに掃討完了しました。

いろいろ調べた結果
・鏡はマジックミラーのように反対側からは素通しになっており、起動させるとLine of Effectも通るようになる
・Medusaは#1~#20までのSigilを全てつけていた(!)
・宝箱が少々見つかる
でした。

あと、この部屋の奥には登りの螺旋階段が見つかりました。D1に戻って残った扉を開けると、そこは書庫になっていました。内容は「対Psionicsの研究」とのこと。Illithid対策か?とも思われましたが、特にそれを示すものは見つかりませんでした。本は全てヘイヤのApportで宿まで飛ばし(後で調べる)、空になった本棚の裏まで調べますが、これといった情報はでませんでした。D1の下の通路の先はT字路となっていましたが、左右どちらも行き止まりでした。おそらく、Sigilが足りないものと思われます。

D2の部屋の螺旋階段を上ると、別のエリア(F1)にでました。

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そこは、20ft幅の通路で、天井中央は10ft幅の導管がとおしており、壁や導管には拷問される人の絵が描かれていました。

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調べると、壁や導管は触るぐらいでは異常はないこと、導管は空洞になっていることが判明しました。

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通路を右に進むと10ftの扉があり、ナギがListenしてみるとなにやらうめき声が聞こえます。鍵も掛かっていたので解除し、慎重に入ります。そこはかなり広い部屋(F2)で、7つの柱が立っていました。

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7つの柱は中がくりぬかれ、そこに籠のようなものがぶら下がっており、籠の中には人間らしきCreatureがそれぞれ入っていました。先ほどのうめき声は彼らで、どうも非常に弱っている模様です。

柱1 高さ30ft. 男性

柱2 高さ40ft. 女性

柱3 高さ35ft. 男性

柱4 高さ25ft. 女性

柱5 高さ30ft. 男性

柱6 高さ35ft. 女性

柱7 高さ40ft. 女性 この柱だけ壁に沿って斜めになっている。

他に何かいないかDMに聞くと、柱3の前にいそいそとLarge Sizeのチットを配置し、以下の絵を見せられます。

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PL全員騒然とします。有名らしいですが、ナギのPLは名前だけ聞いたことがあるだけで、どんな攻撃をしてくるかまでは知りませんでした。ただ、事前にLoads of Madnessを読んでいたナギのPLは悪い予感をひしひしと感じます。大抵、この手の予感は外れないものです。

しかもこのBeholderは変種らしく、通常のEye rayを撃つ触手部分が蛇になっており、蛇の口の中に本来の目があるというもの。また、BlindsightによってInvisibilityをかけて柱に隠れている、変種(ただしArmorはない)のBeholderがあと2体いるのが判明しました。

で、戦闘開始。悪い予感がしているので、ナギはArmored Beholderに全力で向かいます。いろいろCLvを上昇する技を重ね、CLv28で半径5ftのHoly Word。HitDiceが11らしいArmored Beholderはそれで瞬殺します。

 
ガラームは1体のBeholder Bに近づき、攻撃。Beholder BはEye rayを撃ちますが、ガラームのAoOに阻まれます。そして、Beholder AからDisjunction Ray(!)。やっぱり悪い予感は当たりました。

Lord of Madness収録のビホルダー用Feat「Disjunction Ray」主眼のアンチマジックレイを一点集中して相手の呪文はおろかアイテムまで壊す特技。「Focused Antimagic」という、主眼を90度コーンではなく相手1体に集中させて小眼を使いまくる戦術もアリ。DM記

強化Spellが全部剥げますが、Magic ItemのSTは全部通したようです。さすが。あとは特に苦戦することもなく(PC全員、natural20でないとRayが当たらないACを誇っている)、掃討します。 

掃討後、囚われの人々を解放します。部屋を調べると、
・柱の上はBeholderのベッドになっている模様(藁とかが敷き詰めてある)。財宝が少しあった。
・柱7は壁にほとんどくっついているが、よく見ると1インチもない程度の隙間があり、壁側には扉があった
・扉をあけるために柱7を倒し、中の部屋に入ろうとしたが、入れなかった。
・部屋にはSigil#10,#15が見えた。
と判明しました。

囚われの人々を一旦保護するため、ヘイヤのTeleportでメズロの町に戻ります。途中で宝箱からゲットした1000cpで食事を振舞いつつ、彼らに聞いたりへイヤのPsychometoryで調べたところ、

・彼らはチュルト(Chult)の人間である。
・あるとき、蛇人間に毒矢とかで気絶させられてから連れて来られた。
・気が付いたら、籠の中に入れられていた。
・Beholderは導管の中を通って部屋を出入りしている。
・偶に、捕われた人が導管の向こうへ連れて行かれたり、こちらへ補充されたりしている。
・Beholderは同時には3体までしか見ていないが、個体の識別はできないので、まだいるかどうかは判らない。
・蛇人間は籠の部屋に来たことはない。
・蛇人間にはSigilは刻まれていなかった。
とのこと。

あの導管の中でBeholderにAntimagic状態にさせられた状態で何かと戦わされそうです。ここで今回は終了。経験値が入って全員めでたくLvUp。財宝も手に入ったのでホクホクです。次回、ナギからは6thのDivineとArcaneが飛ぶ予定です。

メモ

現在までの獲得Sigil #1, 2, 3

場所が判明しているSigil #10, 15(F2の隠し部屋), 20(D5)

・Sigilを刻んでいないCreatureが何体かいた(蛇人間、Beholder)蛇が絡むCreatureは影響を受けない、とするとMedusaが矛盾する。

・Medusaは番兵代わりだとすると、この迷宮の秘密の中枢に近いやつらはSigilがなくともよい?秘密の通路で出入りしているのか?

・C1の青い金属の扉はいまだ開いていない。

・Sigil #4が見つかっていない。Sigil #3をつけた状態で最初の蛇の口の向こうをみていない。順番からすれば、こちらか?(Bというエリアに全然行っていない)

個人メモ
・ナギのレイヴンに対する好感度フラグ:-1
・鉄のパンツは履き替えて処分しておく

第3回終了後のDMの感想

相変わらず敵とのエンカウントは瞬殺で終わっている。

マンティコア+メデューサ
まずどうせ20しか当たらないんだからマンティコアはスパイク投げ(ラウンド6射)をメインに。2ラウンド以上は持たないんだから、少しでも嫌がらせをする方向性で。コラプテッドのテンプレートを当てて、特技を組みなおして強化。
メデューサはキャスター設定ではあったが、PCたちにガチで対抗するキャスターにするには大変手厳しい。CRが高くなってもったいない。原作の戦闘データを再現するために潔くソーサラー1を入れて見た。それだけ。あとは手持ちのファイアーボールワンドで嫌がらせをするつもりだったのだ。ほとんど勝負の土俵にすら上がらせてもらえなかったがな! 

ビホルダー3体(うち一体アーマードビホルダー)
小眼から光線撃ってもあのPCたちには20でしか当たらないこと、STも1振らないと効果が出ないこと。それも大抵の攻撃は効かないこと。にも関わらずCRは13もあること。出すだけボーナスなんじゃないかと思いつつも、原作にある以上出さざるを得ない。
入ったら速攻でディスジャンクションレイを3発とも撃てばよかったが、それはビホルダーの戦術としてあまりにもメタ的で嫌だったのだ。それで1ラウンドは原作通りの戦術を適用したのだが・・・甘かったね。迷わず撃つべきだったよ。

まぁ、戦闘はDM側が負けて当然なので(開き直り)ダンジョンの仕掛け自体ではPCを悩ませ続けているようで一安心。やや執着しすぎるきらいがあるが、これだけ苦しめられればそれもそうだろう。防御とフォローには万全を期しているので、ガンガン進んで手がかりを集め、詰まったら改めて考えよう!でも良いような気がしますな。頑張れー!

第4回レポート(Lapinさんバージョン)

参加PC

ウィンズ:10レベル相当:周りが変なのばっかりなので忘れがちだけれど、ハーフ・セレスティアルである。

ガラーム&クリム:10レベル相当(ガラーム)ヘイヤとクリムの乗り物(ガラーム)とガラームの運転手(クリム)。

ステラ&メディア: 10レベル相当(ステラ)実は唯一の“生物学上はまともな人間”のステラと、プレイヤーのメカフェチ成分を満足させるらしいironbornのコンビ。勿論、ステラが駄目な生き物であることは、毎回のように証明している。

ナギ&メイ:10レベル相当(ナギ)最近、レイヴンと漫才を繰り広げている小人コンビ。ナギはミニチュアなので、“まともじゃない”人間である。

レイヴン: 10レベル相当(レイヴン)シルフィというエア・エレメンタルを使い魔にしている魔法戦士。

ヘイヤ(PL: Lapin):ビホルダーの乗り物に乗ってビホルダー・アーマーを装着することを夢見る愛らしい兎。眼に見えない兎たちを仲間に持つ。

Labyrinth of Madness その特徴
・あらゆるdivination系の試みは75%の確率で失敗する。
・あらゆるsummon系の試みは、75%の確率でfiedishなものが召喚され、召喚者を攻撃する。
・Healing系の呪文は、傷を治すと同時に、その分を蛇化する。これを治すにはlimited wish以上が必要。
・壁の破壊やすり抜け、etherealからの侵入を試みると、ランダムな数のレイスとスペクターがその都度召喚されて、攻撃してくる。
・条件を満たすだけのsigilを持たないと、先へ進む道が開かれない。

前回、レベルアップしたこともあって各自それぞれに調整を図る。その後、再び迷宮へと挑む。目標はパラディンを救うこと。

●蛇頭の像(A1)

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前回、蛇目柄のビホルダーやユーアンティがsigilを刻んでいなかったことから、「蛇はフリーパスなのか?」との疑惑を確認する為に、ここにいる蛇を蛇頭の像の入り口へ放り込む。しかし、sigilを刻んだ我々には下へ続く穴が見えるが、蛇はその穴の部分に見えない床があるかのようにのたうっていた。蛇ならフリーパスというわけではないらしい。念のため、レイヴンが蛇を30匹ほど捕まえて持っていく。

●鳥籠の間(F2)

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まずは、判っているところから観ていこうとエリアFの続きを探索する。前回、この部屋の隠し扉の向こう側にsigilを発見したが、入ろうとしたところ見えない壁があるかのように入れなかったため、sigilが足りないのだろうと諦めてしまったが、何も調べずに引き返してしまったので、調べていくことにする。隠し部屋をディテクト・マジックで観ると、illusion(幻術)の反応があったので、ディスペルしたところ、部屋が消えて岩が見えるようになった。どうやら、隠し部屋は岩で埋まっており、この岩にinvisibilityを掛けてあったらしい。・・・って、おい。

ネクロマンサーゲームズのシナリオ「Demons and Devils」最初のシナリオの入り口でも同じような仕掛けがあったりする。DM記

岩を削って部屋の中へ。Sigil#10, 15をむき出しにしておく。他には特に何もなかった。

【Sigil #10, 15を発見(確保)した】

●50の眼、50の視線(F2)

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F2からビホルダー用の通路であるチューブを通って、ヘイヤがその先を偵察する。十字路を左に行くと、壁や天井の至る所に眼のある部屋の手前でチューブが終わっていた。ヘイヤが部屋の中へ入ると、部屋中の眼からeye rays(眼から怪光線)が飛んでくる。が、これはreactive shieldで防ぐ。ヘイヤではsearch能力が低いので、仲間を連れに戻る。ガラームが部屋の外から眼を1つ潰してみるが、潰れた眼の近くに別の眼が出来た。部屋の手前からレイヴンが持って来た蛇を投げ込むと、蛇にはeye raysが飛ばなかった。

そこで、ヘイヤが蛇の指輪(snake ring)をはめて踏み込んでみると、eye raysは飛んで来なかった。

そこで、蛇の指輪をナギに渡して、部屋の中を捜索してもらう。

しかし、何も発見されなかった。

しかし、ナギは蛇の指輪に違和感を感じたのか、長時間付けているのが嫌そうだった。

ひょっとしたら、長時間付けていると蛇になってしまうのかも知れない(単にDMのはったりかも知れないけれど、このラビリンスではありえそうなので用心するに超したことは無い)。結局、この部屋は放って先へ進む。

Dispelで一時的に機能停止するが、物理攻撃では無理。ビホルダーはこの部屋にPCを誘き寄せて戦う戦術だった。DM記

●チューブと穴のある風景(F3)

F2からチューブを真直ぐ進むと、中央に穴の空いた部屋へ出る。穴の真ん中あたりでチューブも下方向へ通じるものと、そのまま部屋に出られるようになっているものとに分かれている。上から物を落としてみても特に反応は無し。

●裏口(F4)

F3から下へ降りるとドーム状の部屋に着く。ナギが調べると隠し扉が2つ見つかる。西側の扉はスライド式になっており、その向こうにsigil#7があった。東側の扉は上へ向かう通路になっており、長い道のりを歩いていくと地上へと抜けた。もう1つの出口があったらしい。Sigilのない連中はこれを利用しているらしい。

●しかし、誰も入れ替わらなかった(B1)

Fエリアを調べ尽くしたので、A1へ戻り、蛇頭の像から下へ。Bエリアへと侵入する。

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部屋に入ったところで、部屋の隅にいた4体のフレッシュ・ゴーレムのお出迎え。

1R

ナギ&メイがヘイストをキャスト。ステラが部屋に降りて、通路の先を確認すると、エティンの姿が見えた。そこで、レイヴンがゴーレムはガラームに任せて、通路の手前でエティンに備えてセット・チャージ。ガラーム&クリムは部屋の奥にいるフレッシュ・ゴーレムの目の前にいたので、その場で戦線を構築。クリムはboiling oilを、ガラームはゴーレム3体を攻撃して、自動的にprone(転倒)させる。フレッシュ・ゴーレムは目の前にいるガラームに反撃するも当たらない。エティンは期待に答えて、レイヴンの生涯初のセット・チャージに突撃して餌食となる。尚、馴れないことをしたレイヴンはPower Attack(強打)を忘れていた。

セット・チャージに慣れているPLさんがいたらお目にかかりたいものだ:DM記

ラウンド終了時、部屋の中にいる者からランダムに2人を選び、片方に謎のwll STを要求される。しかし、成功したため、効果は判らず。

2R

通路の奥からアンバーハルクが登場。しかし、レイヴンのLeap Attackで沈む。レイヴンが通路の奥を観ると、隅に像が1つ設置されていた。このラウンドの最後にも部屋の中にいたものにwill STが要求される。

3R

隅の通路が輝いてナイトメアが召喚される。現れたばかりのナイトメアとゴーレムを撃破する。

4R

今度はゾーンが召喚される。ゾーンを撃破後、像の輝きが消える。

●召喚像(B4)と金の鎖で吊らされた石(B4a)

画像91

モンスターを召喚する像のあるあたりを調べると、隠し扉が見つかった。隠し扉の向こうは20フィート四方の部屋で、天井から金の鎖が吊り下がっており、その先には石がくくりつけてあった。石にはsigil #4が刻まれていた。ヘイヤがテレキネシスで石を動かそうとすると途中で見えない壁にぶつかったかのように止まる。触ろうとすると、石の周りに見えない壁があるように触れなかった。Wall of forceのようなもので覆われているっぽいので、ディスペルして消す。その後、レイヴンが石に触れると、それと同時に落とし穴が開く。当然、飛んでいるので意味はない。念のため、落とし穴のそこも調べるが、特に何も見つからなかった。

【Sigil #4を獲得した】

●裏切りの剣(B5)

20フィート四方の部屋。部屋にはドラウの死体が6個ある。死因は剣の切り傷の様だが、誰1人武器を持っておらず、かわりに部屋の中に剣が飛び散っていた。また、ドラウたちはsigil #3までを刻んでいた。捜索のため、ナギが中へ入ると、ナギの武器(センス)が突然宙に浮き、ナギ自身を襲う。この時、部屋の中には何処から共無く鳴き声のような音が響いた。武器はナギ自身のアタックロールで攻撃して来たが、当たらなかった。10ラウンドほど攻撃を繰り返すと、武器は床に落ちた。この部屋は、キャビネットがあり、壁に固定されていた。キャビネットを無理矢理どかすと、そこにsigil #6が刻まれていた。

【Sigil #6を発見した】

●祭壇と黒き水━意志を持つ道具たち(B2)

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B1の隠し扉の向こうには黒い水が張られたたらいがあり、アルコーブには祭壇があった。壁には人々が互いに傷つけあおうとする絵が掛かっている。明らかにたらいの水が怪しいので、ヘイヤのテレキネシスでたらいを傾けて水を水袋の中へ移すと、水の色は普通の色に戻ってしまう。

そして、何かnegative energyが集まるような感触とともに、たらいに黒い水が張られる。この時、何か生じていたらしいが、ヘイヤには影響が無かった(アライメントが関係していた?)。また、ヘイヤの持っていたマジック・アイテム(potion of cure light wounds)が知性を持ち、CEのアライメントになった。突然、ポーションが話し始めたので、面白くなり、他のポーション(potion of resist fire)やスクロール(clairvoyance, detect magic)でも試すと、どれもCEのintelligent itemに変化した。もっと他のものでも試してみたかったけれど、生憎、ヘイヤはあまりマジック・アイテムを持っていなかった。また、CEになったアイテムたちは、ヘイヤに水を飲むように語りかけて来た。

CE potion「おい、ご主人。あの水を飲むと良いことがあるぜ」「HPが3d6くらい回復するぜ」

また、部屋の絵にpsychometryを試みると・・・ユーアンティの司祭が指示して、半分くらい顔が蛇になった絵師が絵を描いている。ユーアンティの司祭がshrineで儀式をすると、たらいに水が溜まり、司祭が新たな力を得る。偶に、トロールなどの種族が来て、黒い水を浴びていく。といったイメージを得られた。

うーん、このイメージからすると、ポーションの言っていた「HPが3d6くらい回復する」というのは、evilであれば事実なのかも知れない。Evilで無ければ、evilになってしまうようだし。さらに、アルコーブの祭壇を破壊すると、壁面にundercommon(地下共通語)の変異文字が現れる。どうやら、ユーアンティの訛のものらしい。クリムのcomprehend language(コンプリヘンド・ランゲージ)が成功したので、読んでみると、以下のようなことが書かれていた。

“青は入れない部屋の扉を開く”

“赤はeye tyrantへの道を開く”

“鉄は宝箱への道を開く”

“Emeraldは巨大な獣を呼び出す”

どうやら、ヒントらしいのでメモまたはメモリーしておく。エリアBを探索し終えたので、もう一度、エリアAから順番に回っていく・・・

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●聖棺は語る(C9)

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前回、インセクト・プレイグ(insect plague)の発動した蟲と壷と宝箱の部屋(C9)に、それまで無かった扉が出来ていた。扉の奥は20'×10'の部屋になっており、部屋の南側に聖棺が安置されている。そこにはやはりundercommon(地下共通語)の変異文字が刻まれていた。今度はウィンズの呪文が成功したので(divination系は25%の確率でしか働かない)読みあげてもらうと、

“鍵は隠された光を探し出す”

“禁断の恩寵を、まずは探してみよ”

と書かれていた。このヒントはB2の部屋に隠されていた文字を示していると思われる。聖棺を動かしてみると、その裏にsigil #5が刻まれていた。

【Sigil #5を獲得した】

●ゴーレムの部屋の鍵(B1)

Sigil #5を刻んだので、sigil #6を手に入れるため、Bエリアへ向かう。

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その途中、フレッシュ・ゴーレムのいた部屋の壁に鍵が12個掛けられていた。鍵の種類は、bronze key, blue key, red key, bone key, green key, silver key, glass key, iron key, gold key, yellow key, double key, emerald keyの12種。

禁断の恩寵の間(B2)に書かれていた文字がこの鍵の種類に対応するものだろう。Bronze keyをレイヴンが取ると、トラップ(glyph)が発動し、また、double keyを取ると、disintegrateが発動したものの、特に害もなく鍵を全て入手した。

disintegrateの発動で動じないのかよ:DM記

しっかし、折角ローグがいるのに、トラップを解除してから取ろうとしないってのもねー。

●裏切りの剣、再び(B5)

順番に武器を置いて中に入り、sigil #6を刻む。続けて、F4にてsigil #7を刻む。

【Sigil #6, 7を獲得した】

●開かずの扉を超えて(C2)

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Blue keyを手に入れたので、Cエリアに行き、開かなかった青い扉にblue keyを使ってみた。予想通り、扉が開くと、そこはカラフルなパネルの嵌め込まれた廊下に続いていた。パネルは5フィート四方の大きさで、赤、青、黄色の3色からなり、40フィート先まで続いており、その先は普通の床になっており、少し広くなっていた。

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床は2フィート。3版になれてるとこういう引っ掛けガある。原作(2版)ではDex判定、今回は跳躍判定でうっかり隣の床をふむか判定を行うつもりだった:DM記

通路の奥は壁蛇の絵が描かれており、仕切りのような物がある。

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明らかに怪しいので、とりあえず、bag of tricksを使ってみようという話になる。

レイヴン「出て来たのがfiendishであれば心は痛まない」
ウィンズ「そういう問題なのか」
レイヴン「(どちらにしろ)痛むか痛まないかの問題だけだから」
で、出て来たのはウィーゼル(イタチ)。

このイタチが、青のパネルの上に出現し(するとイタチの色も青くなった)、赤のパネルを通って(イタチの色は紫になった)、黄色のパネルを通り(イタチの色は茶色に)・・・というように色のパネルの上を通るとイタチの色も変化し、最終的には黒くなった。そして、カラーパネルの通路を通り抜けたところでテレポートして通路の初めの戻され、power word, stun(パワーワード・スタン)を受けて倒れた。どうやら、この通路を抜けるには、相応しい色である必要がありそうだ。

そこで、レイヴンが持って来た蛇をヘイヤのtelekinesisでカラーパネルの上に乗せて色を変えながら、通路の奥へ放ってみたところ・・・

黄 → 無事に通過した。

青 → 蛇は通過した。入り口(青の扉の位置)にwall of stoneが出現した。

青+黄(青みを帯びた緑) → 通過出来ない。

青+黄+赤(茶) → 見えない壁に当たってノックバックした。

黄+青(黄色を帯びた緑) → 見えない壁があるかのように入れない。

黄+青+赤(茶) → 2つ上と同じ。

赤+青(赤みを帯びた紫) → Slowがかかって入れる。

赤+黄(赤みを帯びた橙) → 弾かれる。

黄+赤(黄色を帯びた橙) → 弾かれて、power word, blind

青+赤(青みを帯びた紫) → 弾かれる。

という結果となった。また、通路を通過した蛇は元の色に戻った。黄色のパネルだけ踏んで、あとは飛んでいけば向こう側に行けそうなので、調査役のナギが黄色くなってから通路の向こう側へ飛ぶと、無事にカラーパネルの通路を通過した。さらに、ナギが奥へと進むと、10フィート進んだところで、ナギの背後にprismatic wall(プリズマティック・ウォール)が展開された。こんなところで、プリズマティック・ウォールが出るんだぁと、皆で感動した。

放っておくわけにも行かないので、ものは試しとばかりに、レイヴンが赤くなった蛇をwallに向けて投げつけてみたが、赤い蛇はカラーパネルの通路を抜けることが出来ずに、スタンして落ちた。次に、黄色の蛇を投げつけたところ、プリズマティック・ウォールに当たって蛇は死んだ。レイヴンは生き物の命を粗末に扱っていた。生命に対する敬意は持たないらしい。

仕方なく、prismatic wallを順番に解除する方法を検討してみるが、流石にgust of windやpasswallは用意していない。

ガラーム「あと、limited wish(リミテッド・ウィッシュ)って手もあるけど」
ステラ「ああ、リミテッド・ウィッシュなら出せます!」
ガラーム「あるんだ! 普通、そっちの方が用意するの難しいと思うけど」
というわけで、足りない分はステラが命を削ってリミテッド・ウィッシュを使って、ウォールを解除し、ナギと合流する。

「なんでディスジャンクションを用意しておかなかったのか!」と悔しそうにしていたPLもいたが、どこがECL10のセッションなんだか:DM記

改めて通路の奥を調べると、奥の壁が十字形の回転扉になっており(壁のついたてはそのためのもの)、左壁に回転扉を回転させる為のレバーがあった。回転扉の向こう側は、回転扉で仕切られた小部屋があり、最初の小部屋にはsigil #9が、2つめの扉にはsigil #12が刻まれていた。

【Sigil #9, 12を発見した】

もう一度、プリズマティック・ウォールを解除して、C2を出る。リミテッド・ウィッシュを使うのはステラの負担が大きいので、次は用意してくる必要がある。

●Sigilを守るもの(D6a)

続いて、エリアDの行き止まりになっていたT字路(D6)へと向かう。すると、行き止まりになっていた西壁の北側に扉が出来ていた。扉を開けると10フィート四方の部屋にアイアン・ゴーレムがこじんまりと立っていた。流石に、狭い通路での戦闘は動き難い。しかし、ガラームがnegate natural attackでゴーレムのslam(叩き付け)が2ラウンド無効化したため、ゴーレムは攻撃する事無く、ヘイヤの取り寄せたadamantine catapult stone, ガラームとレイヴンの攻撃とを受けて沈む。

ゴーレムを倒した後、部屋を捜索しようにも、ゴーレムが邪魔で入れない。ヘイヤがゴーレムを家に転送しようとした時に、「念のため、ゴーレムも調べよう」と言うことになって、ゴーレムを調べてみると・・・ゴーレムの体にsigil #8が刻まれていた。

【Sigil #8を獲得した】

これ、気づかずに転送していたら、シナリオ終了してたかも。

というところで、今回は終了。

次回はプリズマティック・ウォール対策をしてから、sigil #9を取りに行くところから。

★現在までの獲得sigil #1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8

★所在の判明しているsigil #20(D2), 10, 15(F2), 9, 12(C2)

これまでのメモと新しいメモ

1)D5の捕われた魂はフリーダムでも解放出来る?(未検証。今のところ検証予定なし)
2)蛇の指輪を付けているとトラップなどに引っかからない可能性あり(ただし、蛇の指輪そのものが危険の可能性もあり? 指輪自体はnonmagicalだが)。
3)ステラのPL氏はロボフェチらしい?
4)Sigilが入ったら、順番に全てを見て回ろう。

今回手に入れたインテリア
・アイアン・ゴーレム(重さ5000ポンド)

第4回終了後のDMの感想

相変わらず用意したモンスターが瞬殺なんだが。 

フレッシュゴーレム+コーリングモンスター

途中でネタがばれていたけれど。あの部屋にはランダムで選択した2人の精神を入れ替える仕掛けがあったのだ。

これの美味しいところは
マジックジャー扱いなので精神作用ではないこと。(死霊術)
入れ替え先(2番目に決めた対象)がセーヴを振ること。
にある。

どうせPCたちはこんなST落とすわけは無いので、そこへ押し寄せたモンスターたちにSTタコってもらって無理矢理入れ替えてやろうという魂胆。Monteってひどいよねー。押し寄せるや否や片っ端から到着するまでもなく切り倒されてたけどな。しかも沢山の蛇を持っていたレイヴンがそそくさと効果エリアを通り過ぎたのが大変痛かった・・・ちくしょう、通路まで行くなよレイヴン。 

部屋の捜索の仕方がだんだん容赦なくなってきた。家具はどかして裏を調べる。固定されているものは外してみる。フタの裏、天井も全部調べる。倒したゴーレムの体も全部調べる。立派なマルサになれるんじゃないか?

ラストも見えてきた!頑張れー!

第5回レポート(Lapinさんバージョン)

参加PC

ウィンズ:ハーフ・セレスティアルの女性で、ミストラのクレリック。最近、d20成分の増加具合が最も顕著である。

ガラーム&クリム:不思議なリーチを持つ前衛と、触れた物を高品質にしたり、サイズを変えたり出来る従者(cohort)。

ステラ&メディア:一度観た呪文は覚えるキャスターと、その召使ロボット。ステラは、唯一の中型の人型生物でもある。

ナギ&メイ:針の穴も見逃さないサーチャーの小美人コンビ。ナギは普段はピクシーに変身しており、メイはナギのポケットの中に入っている。

レイブン:今回の不幸担当。エンラージ・パーソンをパーマネントしている。

ヘイヤ:ナンセンスとブラック・ユーモアとセンス・オブ・ワンダーで生きている。トラブルメーカー。

平均ECL10とは思えない大人しくないパーティである。

Labyrinth of Madness その特徴
・あらゆるdivination系の試みは75%の確率で失敗する。
・あらゆるsummon系の試みは、75%の確率でfiedishなものが召喚され、召喚者を攻撃する。
・Healing系の呪文は、傷を治すと同時に、その分を蛇化する。これを治すにはlimited wish以上が必要。
・壁の破壊やすり抜け、etherealからの侵入を試みると、ランダムな数のレイスとスペクターがその都度召喚されて、攻撃してくる。
・条件を満たすだけのsigilを持たないと、先へ進む道が開かれない。

Sigil
・獲得済みのSigil # 1-8
・所在の判明しているSigil #9, 10, 12, 15, 20

まずは、事前準備から。

ステラに呪文を覚えてもらう為に、Mordenkainen's Disjunction(モルデンカイネンズ・ディスジャンクション)とFreedom(フリーダム)をNPCに使ってもらい、観察させる。

あとは、準備を整えて出発。ステラからCHA+24のブーストが飛んだり、ナギからWISブーストが飛んだりは、いつものこと。さらに、ウィンズまでLifeboundを使うようになった。だんだん、ウィンズが汚れていく・・・。

●色彩の間(C2)

さくさくと前回sigil #9, 12の発見したC2までやってくる。

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ここでは、色の通路を通った後で、prismatic wall(プリズマティック・ウォール)が張られたところである。今回は、ヘイヤがディスジャンクションを発生させてプリズマティック・ウォールを消したので、問題無く通過。

【Sigil #9を得た】

●鳥籠の間(F2)

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ついでに、前回発見したF2の隠し部屋に行き、Sigil #10を刻む。この隠し部屋はinvisibility(インヴィジビリティ)で透明化した岩で埋められていたので、前回、岩を彫ってsigilをむき出しにした。部屋はそのままで、元に戻ってはいなかった。

【Sigil #10を得た】

●T字路と落とし穴(D6)

Sigil #9, 10を刻んだところで、最も怪しいエリアDの行き止まりのT字路へ。前回は、右端にアイアン・ゴーレムのいた部屋への扉が出来たが、今回は真ん中と左端にも新しく扉が出来ていた。

●蛇と指輪とサークレット(D7)

左端の扉をナギが調べると、扉を開くことで何かが作動するらしい仕掛けがあることが判った。そこで、左端の扉をヘイヤがtelekinesisiで開くと、部屋から杭が飛び出し、扉の前の床に落とし穴が口を開く。扉の向こうは部屋になっていたが、特にめぼしい物は見当たらなかった。

そこで、ナギが落とし穴の口を開いたままで固定するようにした後、ナギとヘイヤとで落とし穴の底を調べにいくと、10'×10'の底に、さらに5'×5'の落とし穴が4つあった。さらに、その落とし穴の底を調べると、4つの穴それぞれにレバーがあった。ヘイヤがtelekinesisでレバーを同時に引くと、落とし穴の口が全て閉じ、それぞれにarcane lock(アーケイン・ロック)がかかった。それと同時に、部屋の方で物音がし、ロッドの突き立てられた台座が現れた。ロッドには宙に浮いた蛇が巻き付くように取り巻いている。

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ウィンズが上から部屋で変化があったことを告げたので、ナギが落とし穴の口を開けられるかどうか調べようとしている隙に、ヘイヤがナギを連れて上へとteleportする。ローグの見せ場が・・・(〈解錠〉では開かなかったみたいですが)。

ギミックを起動させる鍵がトラップの先にあり、起動させると中のPCを閉じこめてしまうという仕掛け。これをあっけなく解除できているあたりが戦闘力以外の部分のたくましさであろう。DM記

部屋の台座を調べるも、特に仕掛けのような物はなく、台座に触れるとロッドを取り巻く蛇が噛み付いてくるのみ。ヘイヤがpsychometryを試みると、ロッドには蛇が無く、壁には蛇神に関する伝承が描かれた部屋で、yuan-ti(ユアンティ)の司祭が祈りを捧げている様子が見えた。どうやら、ロッドの蛇がキーになっているようなので、snake ringをつけて蛇に触れてみようとする・・・が、snake ringはヘイヤには指輪としては大きすぎる。そこで、蛇の指輪の似合う素敵な女性、ステラがsnake ringをはめてロッドに触れる。すると、ロッドの蛇が形を変えてサークレットへと変化し、ステラの頭上に浮かぶ。サークレットはそのままステラの頭に降りて来ようとしたので、ステラは一歩退くが、ヘイヤが後ろからtelekinesisで押したので、またサークレットの下へ。

サークレットがステラの頭に納まると、ステラの目には部屋の壁に蛇神に関する伝承が描かれているのが見え、天井にはsigil #11が現れた。 

ステラがSigilを刻んだ後、指輪をそのままはめられる人は、同様にしてsigilを刻む。ついで、ヘイヤが指輪を腕に通してロッドに触れてみると、同じように蛇がサークレットになり、ヘイヤの頭を通り過ぎて首に引っかかるが、Sigilは確認出来たので、小さい人達も同様にしてSigilを刻む。残る大型のガラームやレイヴンは、polymorph(ポリモーフ)して、指輪をはめられるサイズへ。こうして、全員がSigilを得ることが出来た。しかし、この後、クリムが触れた物品のサイズを変えられることを思い出し、もっと簡単な方法があったことが判明する。ま、どちらにしろ、リソースが減るわけではないけれど。

【Sigil #11を得た】

●色彩の間(C2)

Sigil #11を得たので、再び、C2へ行き、Sigil #12を得る。

【Sigil #12を得た】

●蛇と指輪とサークレット(D7)

再び、D7へ戻ってみると、部屋の四隅に鉄の棒が突き出ていた。ウィンズ、ガラーム、ナギ、ヘイヤが、それぞれ同時に触れてみると、棒から部屋の中央のロッドへ向けて雷が走り、棒に触れた4人の持つ1d6個のnonmagical itemが蛇に変化した。しかし、他にこれといった変化は無い。同時にではなく、順番に触れてみる、コインだけを置いてみる、蛇を棒に引っ掛ける、台座に物を置いてみるなど色々試してみるが、変化は無い。そこで、ヘイヤが蛇のサークレットをまた身につけ、その状態で棒に触れてみると、蛇を生贄にしている情景が浮かぶ。

そこで、蛇になったアイテムを捕まえて台座に乗せ、自分の体程もあるナイフを両手でもって、それらしく儀式の言葉に聞こえるようなことを適当に唱えながら、蛇を生贄にする。すると、死んだ蛇が石版に変化した。

ここのキーは「出てきた蛇を倒す」と石版が出る仕組みだったのだ。元が自分のアイテムだけに壊したくはなかっただろうけど。DM記

石版にはyuan-tiなまりのundercommon(地下共通語)で文字が刻まれており、以下のように書かれていた。

「この迷宮の主は遥か昔に息絶えたものと新しくやって来たものである。ビブロスは偉大な神であったが、今やこの地はlifebaneによって支配され、全てはねじ曲げられた。それは新たな血を求めている」

●苦悶する門(D8)

T字路(D6)の中央の扉を進むと、中央に2柱の黒い柱のある部屋へ通じていた。柱は苦悶する人々の顔がリアルに彫られており、柱の互いに向き合う面のみが綺麗に切断したかのような黒い断面になっていた。

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柱と柱の間はポータルになっているようだった(Sigil #11, 12を得る前に観たときは、もやもやとしたポータルだったが、今でははっきりとしたポータルになっていた)。

●更なる門(D9)

D8のポータルを通ると、40フィート四方の部屋へ出現する。部屋の四隅にはD8にあったのと同じような柱が向かい合うようにして2組存在する。片方は、D8のポータルの出口の用だったが、もう片方は柱の間に変化は無く、ポータルらしきものは観られなかった。

ナギが柱を捜索すると、奥の柱の片方に小さな鍵穴があった。前回、ゴーレムの部屋(B1)で12種類の鍵を手に入れたが、ここで使う鍵のヒントらしきものは無かったので、ものは試しとヘイヤが両手で持って、(ヘイヤに取っては大きい)bone keyを入れてみた。しかし、鍵は回らず、disintegrate rayが発射される。しかし、これはreactive shieldで弾く。次に、red keyを入れてみた。ここで、ヘイヤが鍵をtelekinesisで入れたところ、やはり、鍵は回らず、disintegrate rayが発射されるが、発射先にヘイヤがいなかったため、真直ぐに後ろにいたレイヴンへと光線が向かう。

レイヴンの後ろには、D8に通じるポータルの柱がある。

レイヴン「これ、避けたら柱が壊れるのか」

ということで、避けることもままならず、光線に当たるレイヴン。接触攻撃は甘んじて受けたということ。さらに、セーヴの目が悪く失敗してしまう。この結果、哀れ、レイヴンは塵と化してしまったのだった。

ヘイヤはかつてレイヴンであった塵のもとへ降り立った。
ヘイヤ「可哀想なレイヴン」
涙を流すヘイヤ。その後、直ぐに気を取り直して、鍵穴へ向かう。

ガラームはかつてレイヴンであった塵に近づいた。
ガラーム「仕様がないなぁ、こんなに散らかして」
塵を片づけるガラーム。

その後、ヘイヤが順番にキーを指していくと、green keyが丁度合い、柱の間にポータルが発生した。ポータルをくぐろうとしたとき、ヘイヤのprecognitionが発動して、この先はエリアが変わり、準備して挑む必要がありそうだと予知が見えたので、一旦メズロへと引き返す。

●メズロ

塵になってしまったレイヴンを戻すため、お金をかき集め、マテコンを用意して、true resurrection(トゥルー・リザレクション)をキャストして貰う。この結果、パーティ資金は530gp, 8sp, 60cpとなる。再び準備を整えて、出発する。

●水路のある玉座の間(E1)

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D9のポータルの先。段差になっている広い部屋で、ポータルは部屋の高い方にある。ポータルのある方の両端には別のポータルがあり、そこから水が流れている。水は部屋を河のように流れており、部屋の最下段にあるプールに流れ込んでいる。部屋の奥には玉座がある。

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段差になった部屋の奥には、戦士風のユアンティと術者風のユアンティが2体ずつ、玉座の前にはmarilith(マリリス)が1体、その傍らにはsuccubus(サキュバス)が3体いる。

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サキュバスはただのサキュバスではなく、balor(バロール)を召喚出来るgreater succubusで、3体のうち2体ばバロールの召喚に成功する。

greater succubus:「Book of Erotic Fantasy」に収録されている。中型なのでこっそり紛れ込ませておくと便利:DM記

しかし、バロール2体は追い返し、ウィザード風のユアンティのみ尋問用に残して、3ラウンドで全て撃破する。

 

戦闘シーン・ダイジェスト(うろ覚えなので)

ナギ&メイ:近づいて手前のユアンティをFugue of Tvash-Prull(通常はspellbookに書き込まれることのない、unique spell)で倒す。

「扇子を取り出して舞いを舞います」
「達成値は・・・じゃあ、あなたは死にました」
とさっくり言われた覚えが:DM記

続くラウンドに、召喚されたバロールを扇子で殴って強制送還(武器に殴った相手をディスミサルさせる効果を付与)。相変わらずご無体な方達である。

ガラーム&クリム:1ラウンド目は移動して、長いリーチでユアンティをTA内(機会攻撃範囲内)に抑えて攻撃。その後、ヘイヤに敵全てをTA内に納められる位置へ移動されると、マリリスや召喚されたバロールをAoOで殴る。次のラウンドにはバロールを殴ってdazeさせたり(殴ることでdazeさせるマニューバーらしい)、サキュバスをエリア攻撃したり。相変わらず問答無用である。

マリリス:ガラームにSpring AttackからDual Strikeで攻撃(何処かで観たなぁ)。しかし、ハズレ。逆にAoOで殴られて痛い目に遭う。更に、ステラにも殴られ死亡。

ステラ&メディア:前線に出るキャスターのステラは、何時ものようにサイズで攻撃し、クリティカルでマリリスを倒す(サイズに命中すると自動的にthreatになる呪文がLifeboundで掛けられている)。メディアは、一見すると ファイアーボールに見える、その実、普通のファイアーボールを放つ余裕を見せる。余裕見せ過ぎである。

ウィンズ:確か、ホーリー・スマイトを撃っていたはず(うろ覚えで済みません)。

ヘイヤ:1ラウンド目はガラームとレイヴンをテレポートさせる。続くラウンドで、バロールの残った1体を追い払い、グレーター・サキュバスをpsychic grappleで捕らえる。 

グレーター・サキュバス*3:1ラウンド目はバロールを召喚。2体成功。2ラウンド目にはアンホーリィ・ブライトを発動(?)。ディメンジョナル・アンカーを掛けられたり、psychic grappleされたあと、3ラウンド目には全員倒された。 

バロール*2:1体目はガラームを攻撃して失敗。逆にAoOで殴られる(ガラームへの攻撃がミスするとAoOが発生する)。それを観た2体目はブラスフェミーを発動するが、ガラームのTA内だと知らなかったため、AoOで攻撃され失敗。2ラウンド目には2体ともナギとヘイヤによって強制送還される。

ユアンティ前衛*2:レイヴンに近寄って攻撃。これにより、レイヴンのチャージを妨げる。2ラウンドには2人とも倒されていた。

ユアンティ後衛*2:ユアンティのキャスターが何をしたかは覚えていない。クレリックの方は2ラウンド目に倒され、ウィザードは尋問用に残された。 

レイヴン:ヘイヤのテレポで前線近くまでいくも、ユアンティにチャージのラインを消されてしょんぼり。仕方が無いので、魔法を使って攻撃すると言う魔法戦士のようなことをしていた。

*ひょっとしたら、ナギとステラが最初に倒したのは逆だったかも。

ユアンティにmental contactを取ってみると、完全に狂っていたので、healを掛けて正気に戻す。すると、今度は、自分の姿に気が狂いそうになっていた。忙しい奴である。 

正気に戻った男から話を聞くと、彼らは1年前にやって来た冒険者で、宝を求めてここへやって来たが、この地でキュアを掛けていたら、体が蛇になり初め、ユアンティに変化してしまったらしい。彼らのパーティは、前衛2人、ウィザード1人、クレリック1人、ローグ1人、バード1人の6人パーティだったという。ここに残り3人のユアンティが彼の仲間であったかどうかは、既に変化してしまったので判らない。宝を求めてやって来た彼らは、立派なユアンティになったのだった。ユアンティになってしまった彼の行く末は如何に?

さて。再びE1の部屋へ戻って来た、パーティは、部屋の中を探索する。部屋には3つの隠し扉があった。また、奥にある玉座は触れるとbestow curse(ビストゥ・カース)が掛かるようになっていた(触れたものの腕が蛇になって、持ち主を攻撃する)。が、問題無く解除する。更に玉座を動かすと、玉座の裏にSigil #14が刻まれていた。

【Sigil #14を発見した】

また、水路には魚が泳いでいたので、魚の1匹に接触しremote viewingで観察すると、プールの底にどこかの湖へと通じるポータルがあることが判る。

●隠し部屋1(E1a)

生活空間のような部屋。中にgem(100gp相当)が8個あった。

●隠し部屋2(E1b)

扉には鍵が掛かっている。豪華な部屋で、金のタペストリー(500gp相当)が6枚、ベッド、テーブル、イスは、各々が300gp相当の価値があり、また、50gp相当の銀食器も2つあった。

●隠し部屋3(E1c)

扉を開けるとその向かいにプラチナのプレートがあり、底に鍵穴がついている。Emerald keyを差し込むと、たらいのようなヴィーグルが出てくる。ヘイヤが乗ってみると、mental action(精神で命令すること)で動かすことが出来る(fly, perfect maneuver)。たらいに乗ったまま水路へ入ってみると、たらいの周りにバリアのような力場ができて水路の中を移動出来るようだった。そのまま、たらいに乗ったままガラームの肩に乗ろうとしたら、追い払われた。そうこうしているうちにたらいが赤く点滅し始める。そのまま乗っていると、たらいごと別の部屋へテレポートした。

●赤くなった部屋(E1d)

たらいごとテレポートした先の部屋。E1cにあるのと似たプラチナのプレートがある。ヘイヤが部屋を捜索してみるが、何も見つからない。そうしている間に、まず、ヘイヤの色が赤くなった。喜んだヘイヤは、その感情をE1にいる仲間達にテレパシーで伝える。さらに、faerie fire(フェアリー・ファイヤー)とbull's strength(ブルズ・ストレングス)の呪文が、ヘイヤに掛かる。他に何も見つからなかったので、プレートにemerald keyを差し込むと、E1cへテレポートした。

次に、その部屋を捜索する為に、今度はナギがたらいに乗って部屋へテレポートする。すると、ナギが使った呪文が回復し(もともとスロットを消費していないので意味はない)、片足が腐ってしまう! しかし、片足が腐っても動揺しない鉄の女、ナギは慌てず騒がず部屋を捜索する。しかし、何も見つからなかった。

この部屋は滞在時間毎に様々なイベントが起こる部屋だった。たらいには時間制限があり、それを超えるとこのおしおき部屋に入ることになる。微妙にお助け項目が含まれているけど。DM記

●水路(E1)

ナギが戻って来た後、たらいに乗って水路を捜索することにする。念のため、呼吸が必要な人は、mark of waterとfreedom of movement(フリーダム・オヴ・ムーヴメント)を掛けておく。大型の連中には小さくなってもらい、全員でたらいに乗り込んで水路へ。たらいを全員でコントロールしようとすると変な動きをしかねないので、ヘイヤが代表でコントロールすることになった。喜んだヘイヤは、たらいをくるくる回しながら、水路を流されるように進ませる。

まず、右側の水路から入り、プールの底へと流されながら、プールに脇道がないか確認していくが、何も見つからないまま、プールの底のポータルへ入る。出た先は、どこかの湖だった。折角、外へ出たのだから、片足が腐ったナギにヒールを掛けて元通りに回復させる。三たび、ラビリンスに戻ってくると、今度は左側の水路をたらいに乗って運ばれていく。プールに入ったところで、ナギの鋭い目が横道を発見したので、たらいをそちらへと向かわせる。

●スパイク付き洗濯機(E2)

横道の先は床にパネルのある丸い部屋になっていた。部屋には入って来たものの他にもう1つの通路に繋がっており、通路の先には扉がある。当然、ここも水で一杯になっている。扉はしっかりと密閉されておいるため、向こう側にも水が入っているかは判らない。ナギが捜索すると、レバーが見つかったので、ヘイヤのtelekinesisでそれを引いてみると、床のパネルがぱかっと開いて、水が勢いよく渦を向いて下へと流れていく。更に、部屋の壁からスパイクが飛び出て流されたものを切り裂く! たらいに乗っているものは安全だったが、外に出たものはスパイクの洗礼を受ける、という罠だった。しかし、外に出ていたナギ、レイヴン、ヘイヤとも水流に影響されない為、害はなかった。6ラウンド後に、パネルが閉じ、通路の奥の扉が開いた。

このトラップを回避する方法は、たとえ水中であっても「Vythlousのために!」と唱えながらレバーを引くことであった。誰が分かるんだ。分かってもらうつもりなんぞサラサラ無いとは思うが:DM記

●漂う骸骨(E3)

扉の向こうには、バックパックを背負った骸骨が漂っていた。バックパックはバッグ・オヴ・ホールディングで、中にはbrest plate +2, bastard sword+1, 125gp, 32pp, gem(500gp相当)、potion of cure moderate woundsが入っていた。

●水の中の6つの像(E4)

全員でたらいに乗って、再び、E2のレバーを引き、パネルを開いてその中へ。パネルから続いているシャフトを下っていくと、やがて六角形の部屋に着く。部屋の各角には1つずつ像があり、床の中央に水銀が溜まっている。

像は、以下の通り。
・髪の長い鬚のある男性の像
・ショートヘアのローブを纏った女性の像
・片目にパッチを当てた男性の像
・プレートメイルを着た、ストレートのロング・ヘアの女性の像
・ショートヘアにガウンを纏った女性の像
・チェインメイルとスタッフを持った男性の像
(メモがちょっと正確ではないので、聞き漏らしがあるかも知れません)

像が元人間ではないかとヘイヤがpsychometryで像に最も最近に起きた出来事を調べてみるが、何も見えない。ナギが部屋を捜索してみるも、何も見つからない。レイヴンが袋から蛇を取り出して(前回捕まえた蛇である)、床の水銀へ投げつけるが、何も起きない。しかし、蛇は呼吸が出来なくて苦しみ出す。流石のレイヴンも可哀想になったらしく、蛇を拾ってたらいに乗せた。レイヴンにも良心が残っていることが窺える束の間のシーンであった。

さて、どうするかというところで、いきなりウィンズが服を脱ぎ出し、たらいを降りるとlife shellを唱えて水銀へと近づいていく。

life shell:「Book of Erotic Fantasy」収録のクレリック5レベル呪文
無生物(アイテム、服)などはバリアーの中に入ることができない。キャストに際して、術者は真っ裸になる必要がある。中型ハーフセレスティアルの女キャラなのに、何の躊躇もなくまっぱだよ・・・ってか、このキャラで一切ロールプレイしてないんだが。DM記

そのまま水銀の中へ入ると、ウィンズの姿が何処へとも無く消えてしまう。

●地下の楽園(G1)

ウィンズがテレポートした先は、広大な空間であり、地下であるにもかかわらず、植物が生い茂り、動物が棲息している。天井は非常に高く、魔法の明かりが、部屋を照らしている。

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いくらウィンズといえど、裸で一人きりでは心細かろうと、残りの面々も後を追おうとたらいに乗ったまま水銀へ近づくが、何も起きなかったので、たらいから降りて水銀の中へ。全員で、G1へテレポートすると、ウィンズに呼びかける。しかし、答える声は無かった。果たしてウィンズの運命は・・・

ということにはならず、何処かに隠れていたウィンズが出て来たので、服と装備を渡す。この空間はかなり広く、どうやら、ラビリンスの最深部に近づいたのではないかと思われるので、ここで一度引き上げることにする。

●クリスタルの壁の部屋(D5)

帰る途中で、以前にかつての住人達の魂の捕われたクリスタルの壁の部屋へよる。

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捕われた人達をフリーダムで解放出来ないか試す為である。早速、何故か9レベル呪文を使えるステラが、フリーダムをキャストしてみると、捕われたうちの1人がレイスとして解放される。どうやら、体が無いので、レイスになってしまうらしい。 

「どうする」と尋ねてみると、「このままでも仕様がないので、楽にして欲しい」というので、話し合いの結果、ガラームのcleans(ガラームYarthkinsなので、host abilityでアンデッドや異形をターンできる)で、成仏させる。

残る2人に、どうするか聞いたところ、このまま意識のある状態でここに閉じ込められているのは絶えられないということなので、フリーダムで解放し、成仏してもらった。こうして、クリスタルの壁は消え、奥にあるsigil #20が現わになった。

今回はここで終了。いよいよ、次回かその次で最終回となりそうです。

★現在までの獲得sigil #1-12

★所在の判明しているsigil #14 (E1), 15(F2), 20(D2)

まだ、結構、残っています。

メモ

・E4の像は何も無かったのは、sigilが足りないため? 何らかの仕掛けはありそう。

第5回終了後のDMの感想

相変わらず瞬殺。

マリリス+グレーターサッキュバス+バロール

バロールの自爆が唯一のダメージ源という7パーツのラストバトルと同じ作戦。 

ユアンティファイター

どうせPCたちには20でしか当たらないので、強打全部入れて、特技もなしに大型ウォーメイス二刀流して殴りかかるという心底なげやりな戦術(大得物/Monkey Gripだけは取得した)おかげで9レベルファイターなのに命中判定がマイナスだったりする。 

PCたちも順調にレベルアップし、普通に9レベル呪文が飛ぶようになってきたわけですが!・・・何故飛ぶ?小一時間問い詰めたいような疑問は尽きないが、それを耐え切ってPLをうならせてこそMonteのダンジョンというもの。任せたぜ!Monte先生!

第6回レポート(Lapinさんバージョン)

参加PC

ウィンズ:ハーフ・セレスティアルの女性でミストラのクレリック。初めは汚れのないクレリックであったが、回を追うごとにD20に汚染されていった。次第にD20をサプリを買いあさり、最終回では・・・PLが忙しかったため買えなかったらしい。「ロールプレイって何?」女性なのはただ、その方が有利だから。

ガラーム&クリム:大型サイズの主人と小さな小さなその従者というフェイのコンビ。ぱっと観には派手な能力を使わないため、初めはそれほどインパクトが高くなかったが、回を追うごとにその真価を発揮した。Force(力場)で出来た鎧に、80を超すAC、更には攻撃が当たってもそれをキャンセルした事もあった。60フィートのリーチを持ち、ガラームへの攻撃が外れればAoO、当たってもAoO、更にはリーチ内で敵が他のPCを攻撃してもAoOと問答無用。ダメージは高くないもののコンバット・マニューバーで相手を自動的にトリップさせたり、ディザームしたりはおろか、殴ってデイズさせたりスタンさせたりとやりたい放題である。今回披露したtransmogrificationも結構酷い技である。

ステラ&メディア:蛇の指輪が似合う“普通の人間”のステラと、その従者でメカ人間のメディア。コンビの能力で色々とやりたい放題。更に、ナギ&メイとの連係プレーでもっとやりたい放題。呪文を使ってもスロットを消費しなかったり、観ただけで呪文を覚えたり(ただし、使用するには時間が掛かるらしい)と不思議な存在。キャスターのメディアは第1回から自慢のサイズを振って最前線で戦っていた。最終回では、キャスターらしく呪文(whirling blade)を使ってサイズを飛ばしたり、同時多発的に呪文を唱えたりと大盤振る舞い。でも、スロットは減らない。Lifeboundにより殆どの場合でダイスを振らなくて良い呪文を解呪される事無く永続化している。このため、プレイヤーはセッションにダイスを持って来ない(クリティカル・チェックとダメージダイスは振っていた)。

ナギ&メイ:極小サイズのミニチュアの女性コンビ。ナギが主人で、メイが従者。コンビの能力でやりたい放題。これまた、ステラ&メディアとの連携により、色々とやりたい放題。この辺は上と変わらない。ステラ達と異なり、ナギはローグ役なので、初回から70~100まで到達するlisten, search, spot能力を誇る。あまりに達成値が高過ぎる為、扉の前で聞き耳をしたら、隣の部屋の更に奥の部屋の音まで聞き取ってしまう事もあった。ミニチュアなので範囲呪文の範囲は狭くなってしまうが、CL28のホーリーワードを5フィート範囲に発動して敵のみに影響を与えるなど、それを逆に有効利用する。ナギは普段はピクシーにポリモーフしており、メイはナギのポケットに隠れている。実は人形化の呪いは持続時間が永続の呪文なので、解呪したり抑圧されたりすると元のサイズに戻ってしまい、大変な事になる。

ヘイヤ:最終回はぬいぐるみつきで参加した実に可愛らしい兎。初回はプレコグニションやサイコメトリーでいきなりシナリオの核心に触れかけた迷惑キャラ。しかし、それでも何とかなってしまうのが、このシナリオの恐ろしいところである。前回のディスジャンクションに続き、最終回ではSu(超常能力)でウィッシュを使い放題のうえ、時間を止めたり(タイム・ストップ)していた。ここまで行くと色んなものがどうでも良くなってしまうので、プレイヤーの心にダメージがいく。夢は観ているうちが華と判っていたけれど、あえて使ってみた。 何事もやり過ぎは良くないという見本である。実はwish at willは第1回から可能だったが、あえて最終回用のネタに取っておいたのがプレイヤーの良心。とはいえ、使用D20サプリの数は少ないし、他と比べれば大人しいものである。多分。ちなみに、この体は夢が具現化したもので、本体はアリス(Rememberer)という少女の近くにいる。

レイヴン:Raptoranの魔法戦士。チャージャーというよりもダイバー。使い魔のシルフィ(小型のエア・エレメンタル)を狙った位置に移動させ、場所交換とチャージのコンビネーションを使いこなす。エンラージ・パーソンをパーマネントしており、大型サイズになっている。使ったD20サプリは1冊だけという、ある意味純粋培養に最も近い。

この物語は平均ECL12(有効キャラクターレベル12)の脆弱なパーティが、外道なDMが邪な笑みを浮かべて待ち構えるMonte Cook作の狂気の迷宮に挑む、愛と勇気・・・もとい、パワーとオーバーパワーに満ちた物語である。

Labyrinth of Madness

特徴
・あらゆるdivination系の試みは75%の確率で失敗する。
・あらゆるsummon系の試みは、75%の確率でfiedishなものが召喚され、召喚者を攻撃する。
・Healing系の呪文は、傷を治すと同時に、その分を蛇化する。これを治すにはlimited wish以上が必要。
・壁の破壊やすり抜け、etherealからの侵入を試みると、ランダムな数のレイスとスペクターがその都度召喚されて、攻撃してくる。
・条件を満たすだけのsigilを持たないと、先へ進む道が開かれない。

Sigil
・獲得済みのSigil # 1-12
・所在の判明しているSigil #14, 15, 20

開始前にDMは宣告した。

「今回は1回でやるには長く、2回に分けるには短いので、各部屋のエンカウンターはそのイベント用の必要最小限の数に留め、それ以外の全ての敵はボス部屋に集めました」

わお。

というわけで、事前準備にも抜かりは無い。これまでに手に入れたものを金に換え、各自、装備を整える。

ヘイヤ「前回手に入れた工芸品は家に飾りたいので、買い取ります」
レイヴン「それに見合った代金を払うなら構わんよ」
ヘイヤ「じゃ、払った」
レイヴン「払えんのかよ!?」
お月様にお願いすると、お星様が金貨になって降ってくるんだよ。と、早速、「労せずして願いが叶うという事は空しいこと」と、プレイヤーの心理にダメージを与える。実際、コストなしにウィッシュが飛ぶのは、プレイヤーにとってもげんなりするのでお勧めは出来ない。

と、ここで、遅れて来たナギ&メイのプレイヤーさん登場。

ナギ&メイ「え、ウィッシュ飛ぶの? 能力値上げてよ」
レイヴン「うわ、誰も思っても言わなかった事を言ったよ」
ヘイヤ「では、INTを上げましょう。INTを上げるごとに、頭が縦に伸びていきます」
ナギ&メイ「え!? じゃあ、要りません」

ちなみに、ヘイヤは他者の願いを叶える時に、必ず願い通りにではなく、ナンセンスに歪められた形で叶います。これは単純な性格というわけではなく、ヘイヤのフェイとしての性質によるものなので、治そうとして治せるものではない。

各自、準備を整えてから出発。

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●地下のジャングル(G1)

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まずは前回の続きとばかりに、地下なのに空のあるジャングルへとやってくる。上は300フィートほど言ったところでドーム状になっており、そこが“空”になっている。ここで、ガラームが人形を取り出すと、それがsun angelになる。続けて、ビホルダーまで呼び出す(おそらく、transmogrificationで作ったもの)。

ガラーム:黙って兎(ヘイヤ)のミニチュア(いつもガラームのミニチュアの上に乗っている)をビホルダーのミニチュアの上に移す。

ヘイヤ:ヘイヤのミニチュアをガラームの上に戻す。

ガラーム:ヘイヤのミニチュアをビホルダーの上に移す。

とにかく、広大なので、まずは目についたところから見て回る事に。

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●蛇蠍(G2)

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まずは角にある建物に近づく。入る前にガラーム(かクリム)がX-ray visionで中を覗くと体の一部が蛇になっている巨大サイズ(gargantuan)のスコーピオンが見えたので、戦闘準備をして扉を開ける。大きいだけあってhpが高く、倒すのに2ラウンド掛かった。ここには特にめぼしいものはなく、下へ続く螺旋階段があるのみ。

●落とし穴と部屋(G4)

階段を下りると通路があり、部屋へと続いている。通路に落とし穴があったので、何時ものように落とし穴の底を調べると、sigil #13があった。部屋の方は生活空間のようだったが、住人は留守の模様。ナギが部屋を漁って100gp相当のgem2つと500gp相当のgemを1つ発見するが、他にめぼしいものは無し。Sigilが見つかったので、ここで一度戻って、14, 15のsigilを付けてから出直す。

●またも部屋(G5)

次もまた生活空間らしき部屋。ここも部屋の主はおらず。

●ジャングルの中の塔(G3)

画像115

続いて、ジャングルの中にそびえる塔へ。塔の中には油の入った壷が沢山ある。油を捨てて壷の中を調べたり、ナギが塔の中を調べてみるが、特にめぼしいものは無し。ここは見張り台みたいなところで特に意味はなし。

●泉(G11)

画像116

ジャングルの一角にある泉は、泉というよりも温泉のよう。しかし、どう見ても体に悪そうである。泉の中を調べると、底に赤い宝石があるのが見える。ヘイヤのtelekinesisで取り出すと、この赤い宝石から水(お湯?)が湧いていた。宝石にはsigil #19が刻まれていた。

●暗闇の下の宝箱(G7)

画像117

続いて、地面にぽっかりと空いている穴の元へ。結構広い四角い穴があいており、底の方は暗くなっている。無条件でダークネスなどを打ち消すsun angelが偵察に行くと、暗闇が晴れ、穴の底に宝箱が置いてあるのが見えた。

宝箱には当然、鍵が掛かっている。さて、また鍵を試す時が来ましたよ。


ヘイヤ「Bronze keyを入れてみます。また、disintegrate(ディスインテグレイト)ですか?」
DM「はい、ディスインテグレイトです。キーを回すと、“宝箱に”ディスインテグレイトが掛かって、中身ごと消滅します」

うわ、何てえげつない。

ヘイヤ「おや」
レイヴン「それだけかよ。何か他に言う事があるんじゃないの?」
ウィンズ「今ならまだ間に合うからねぇ」

というわけで、ヘイヤの能力でリセットボタンを押してやり直し。目の前に宝箱がある。今度はprecognitionで全ての鍵を試した場合について、予知してみたところ、いくつかの鍵で予知に成功し、iron keyで開くヴィジョンが見えた。開けてみたところ、中にはlongsword +1, hand axe +2, wooden heavy shield, manual (Dex +1)があった。

●ジャングルの高台(G8)

続いて、ジャングルの最も高くなっている場所へ。ここの地面の上にはカーペットが敷かれている。カーペットをめくっても何も無い。カーペットの下の地面をearth elemental(召喚ではなくtransmogrification)に掘らせてみたところ、cubeが埋もれていた。Cubeにはsigil #16が刻まれており、cubeをよく調べると、1フィートの扉があり、扉を開けるとそこにsigil #18が刻まれている。ネタが尽きて来たなぁ。さらに、地面を掘らせてみるが、それ以上は何も出て来ない。

●サラマンダー風呂(G9)

画像118

次は、ジャングル内にある階段の上の扉へ。勿論、階段は使わず、全員空を飛んで近づく。X-ray visionで覗くと、ノーブル・サラマンダーが浸かっている風呂(?)が5つ見えた。サラマンダーが風呂に入るのか、それとも、風呂を沸かしているのかは不明。扉を開けて戦闘開始。

ヘイヤがサラマンダーのスピアをapportで取り上げ、魔法戦士レイヴンとキャスターという名の前衛であるステラが部屋に飛び込み、部屋の外からガラームとビホルダーが攻撃して終了。短い戦いでした。部屋の中を調べると、プールの1つにsigil #17が見つかる。また、宝箱があり、中にダガー+3、gem(500gp*1、100gp*7)が見つかる。この時点で、全てのsigilの所在が判明したので、戻って1~20までのsigilを全て刻む。

【ついに、sigilが全て揃った】

今、全てのピースが揃った。後半は結構投げやりではあったが、長い様で短い、短い様で長い道のりであった。

Labyrinth of Madness  ━完━

 

 

 

じゃなくって、まだソリル卿を倒さないと行けないんだっけ。・・・違った、助けに行くのでした。

●13番目の鍵(B3)

画像119

Sigil #20を刻んでからGエリアへ戻る前。

ヘイヤ「Sigilが全て揃ったところで、途中で何か変化はありましたか?」
DM「おお、そうすると、前に鍵が沢山あったところに13番目の鍵が掛かっている」
レイヴン「おお! (ヘイヤに向かって)偶にはいい事言うじゃん」

何時もいい事言ってるじゃん!

●プリズナー86(G10)

サラマンダーの部屋から続く部屋へ行くと、そこには囚人が86人。どうやら、サラマンダーの餌だったらしく、かなり長い事ここにいたそうで、子供は外を観た事が無いらしい。

レイヴン「放っとくわけにも行かないから、ウィッシュで外に出してやれ」
ヘイヤ「いいよ」
(ウィッシュ発動)
ヘイヤ「外まで運んで行ったよ」
レイヴン「ちゃんと安全なところへ運んだろうな?」
ヘイヤ「勿論、安全な裏口の通路に置いて来たよ」
(注:E4からジャングルへ通じている迷宮からのもう1つの出口)

その後、「メズロのイルメイターの寺院まで連れて行け」と言われたので、イルメイター寺院の中に86人の元囚人が一気に送りつけられた。既に述べたように、ヘイヤは他者の願いを叶える時に、必ず願い通りにではなく、歪めた形で叶えようとしたり、“言葉通りに”受け止めて叶えようとする性質がある。なので、“言葉通り”に“外に出した”わけです。よくある願い事の逸話と同じです。

●Pressing Wall !(G13)

画像120

続いてG7の穴の底にある通路を先へ進む。階段を上ったところに部屋があり、部屋の壁の1つには壷が並べられている。ナギとsun angelが部屋の中に入ると部屋の入り口に石壁が落ちてきて、更に、壷のある方の壁が動き出して、2人を押しつぶそうとする! が、慌てず騒がず、sun angelがウォール・オヴ・フォース(wall of force)を張って、壁を止め、入り口を閉ざした石壁はビホルダーの光線で破壊する。ナギが壷を調べるが、魔法的なものはない(search DC 60以上)。とりあえず、壁が動く仕掛けを止めて、全員で中へ入る。この壁には扉があり、扉には鍵穴がついている。

ヘイヤ「では、鍵を入れます」
DM「どの鍵を入れますか?」
ヘイヤ(未使用の鍵のリストを見ながら)「じゃ、double keyを」
DM「あ、では、貴方がdouble keyを入れると、それで開きます」

この部屋は壁が押し寄せて潰される前に、扉を開ける鍵を見つけられるかと言うトラップ部屋らしい。しかも、double keyには鍵が2つあって、そのうちの片方が正解なので、50%で外れる可能性があると言う念の入り用。今回はあっさり壁を止めた上に、鍵も一発で正解が出た。尚、壷の中には灰が詰まっていた。実は、この壷こそが、迷宮の壁に封じられているレイスやスペクターたちの源泉である。ここに捕われた魂たちの怨念が怨霊となって、迷宮を守っているらしい。

●Purelight(G14)

続く部屋には1~20までの全てのsigilが刻まれた球体(銅のsphere)が浮いている。ナギが注意深くsigilの1つを押してみると、その部分が凹んだので、全てのsigilを押してみると、球(sphere)の中から1振りのロングソードが出てくる。

Purelight「我が名はPurelight. 我を解き放ちし、気高き魂を持つものに力を貸そう!」
と重々しく登場したのは、LGの+4 defending undead bane intelligent longswordだった。

微妙に「要らねー」という空気が流れる。

ガラーム「あ、sun angelが持てるよ」
他PL「おお、じゃあ、sun angelに持たせよう」
ウィンズ&レイヴン「2ndの時だったら、強かったんだけどねぇ」
こうしてsun angelに、対ボス戦用と思しき素晴らしい武器が預けられたのだった。

●T字路

G14の部屋を抜けるとT字路に出る。片方は突き当たりになっており、もう片方には扉があった。両方を調べた後、扉の方へ。

●棺のある部屋(G15)

画像121

突き当たりと両側の壁には、ぞれぞれにタペストリーが掛けられ、床には棺が8個置いてある。その奥には台座があり、そこに王冠が飾られている。王冠を動かすと、スペクターが8体現れる。・・・が、ウィンズのghost trapで実体化され、ナギの5フィート・ホーリーワードで数を減らす。

ghost trap:非実体の敵を実体化させる呪文:DM記

これ以上は続けても仕方が無いとのことで、倒した事に。棺の中には、それぞれにグレートソードとフルプレートがあり、奥のタペストリーをめくると鍵穴があった。鍵穴にgrass keyを差し込むと、T字路の反対側の突き当たりに扉が出現した。

●謁見の間?(G16)

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黄金製のチェアに豪奢なカーペットなど、極めて贅沢に作られた部屋。しかし、捜索しても何もめぼしいものは見つからなかった。

この豪華な部屋は全て幻影。食事をしたりワインを飲んだりすると素敵なことに!また、時間を掛けるとガーディアンがやってくる仕掛けだったけど省略。DM記

●宝箱(G18)

部屋にぽつんと宝箱が置いてある。実はここに来る前にミミック(mimic)の話題が出ていたので、当然のように全員の頭の中には“それ”が浮かんでいた。

ナギ「一応、近づいて調べます」
DM「すると、宝箱から腕が伸びて来て殴りつけて来た」

お約束ですね。ナギが刀でばしっと殴る(63ダメージ)と、刀がミミックにくっつく。そう言えば、そんな能力もあったなぁとみんなで呟きながら、気にせずに戦闘続行。続いて、レイヴンがチャージするが(153ダメージ)、まだ生きている。しかし、その後のクリムのマジック・ミサイルで落ちるのだった。

●入り口の無い20の扉(G19)

画像123

ホールになっており、壁には20個の扉が並んでいる。先生、我々の入って来た通路がありません!このイラスト、この部屋へ入る通路が描かれていない。何処から入ったのか不思議な部屋である。

天井に目を向けると、およそ20フィートほど先に魔法的な暗闇がある。というわけで、闇を払うsun angelが飛んで行くと、さらに40フィート上にハッチが見つかる。という事は、この扉は全てトラップか。

画像124

レイヴン「まぁ、とりあえず経験値ってことで。(ナギに向かって)全部解除しといて」

20ある扉にはそれぞれに異なるトラップがあり、4番目の扉を開けると、部屋の中央から階段が出てくる。また、15番目の扉を開けると部屋そのものが上昇し、梯子が天井のハッチに届く仕掛けになっていた。無駄に凝った作りである。

●2つの鍵穴(G21)

ハッチを抜けた先の部屋(G20)を更に超え、通路の突き当たりへ。そこには鍵穴のある扉があった。例によって、扉と扉以外の場所を調べてみると、横の壁に別の鍵穴が見つかる。いよいよ迷宮の最深部にやって来たようなので、ここで13番目の鍵を取り出し、横の鍵穴へ。すると、扉についている方の鍵穴に変化が見られたので、今度は、そちらの鍵穴へ鍵を差し込む。そして、ついに、リッチの墓所への扉が開いた。

●リッチの墓所(G22)

そこは、ヘイヤが最初にpsychometryでみた、棺のある部屋であった。この部屋に、今まで名前だけは聞いていたリッチのIm-Ravinがいた。というわけで、戦闘開始。・・・が、ここでは狭いので、もっと広いところで戦いましょう。ということで、場所移動。この時、準備時間として3ラウンド与えられている。しかし、妙に油断しており、本気で対策を講じようとはしていなかった。

◆Final Battle

敵戦力
・スペクター(Spectre)(14HD)*8
・ワイト(Wight)(5HD/Clr1)*20
・エルダー・ファイアー・エレメンタル(Fire elemental, elder)(48HD)*4
・ノーブル・サラマンダー(Salamander, noble)(21HD)*5
・ナイト・ウォーカー(Night walker)(31HD)*5
・12首ヒドラ(12-headed hydra)
・ティターン(titan)(60HD)
・リッチのIm-Ravin(Mnk4/Clr20)

敵の戦列は最後列にティターン、Im-Ravin、ヒドラが並び、その前にナイトウォーカー*5、その前にノーブルサラマンダー*5、その前にファイア・エレメンタル*4、その前にスペクターとワイトの一団が並んでいる。

戦闘開始前の相談

レイヴン「じゃあ、とりあえず、それぞれの獲物を決めるか」
ナギ(Im-Ravinを指差して)「あれ、やりたいなぁ」
レイヴン(titanを観て)「Outsider(来訪者)、しかも、SLA(疑呪)持ち・・・。よし、titanは俺がやる」
ステラ「弱いけれど、メテオ・スウォームを撃ちたいです。どうしても撃ちたいです」(若干脚色あり)
ガラーム「仕様がないなぁ。じゃあ、余ったヒドラでいいや」
こうして迷宮の主の座を巡って、邪悪vs凶悪の戦いの火ぶたが切って落とされた。

○1ラウンド

init 34

◇ファイア・エレメンタル*4:空を飛んでチャージするも、60フィート・リーチのガラームがAoO + Stand Still(足止め)で止める。

Init 30

◇ウィンズ:既にghost trapを発動しているので、ダブル・ムーヴでスペクターの中へ。途中、ファイア・エレメンタルがAoOで攻撃するが、命中値57でも当たらない。

Init 28

◇Sun angel:サン・バースト(sun burst)を発動。ナイト・ウォーカー、ティターン、Im-RavinにはSR(呪文抵抗)で防がれる。ヒドラ、サラマンダー、ファイア・エレメンタルには9ダメージのみ。しかし、スペクターとワイトは全滅。こいつらには一芸が用意されていたらしいが、披露する暇なし。

Init 26

◇ナギ&メイ:メイがナギにヘイストを掛け、ナイトウォーカーとサラマンダーの間にteleportすると、ナイトウォーカー#3にPower Attack + smite evilで攻撃。アタックロール44で命中し、237ダメージを与えて撃破する。

Init 24

◇ヘイヤ:Move actionで、Teleportでレイヴンをティターンの上空へ、ガラームをナイトウォーカーとIm-Ravinの中間あたりへ、ステラ&メディアをノーブルサラマンダーの並ぶ列から少し離れた位置へ、それぞれ移動させる。続くstandard actionで、time stopを発動(4ラウンド)。1ラウンド目にウィッシュでテーブルを作り、2ラウンド目にティーセットを、3ラウンド目にお茶菓子をだして、家からアイアン・ゴーレムの残骸を取り寄せ、4ラウンドでティパーティの準備を完了させる。

◇ステラ:Time bubbleを発動。ステラの周囲だけ時間が10倍に加速される(!)。突如、ステラに10ラウンド分の時間が出来る。Time dilationを彷彿とさせる。続くラウンドで、スクロールからメテオ・スウォームを発動し、ナイト・ウォーカーへ。しかし、全てSRで弾かれてしまう。しょんぼり。続くラウンドに、whirling bladeで手にしたサイズをサラマンダーへ投げつけると、命中したサイズがサラマンダーの首をはねる。加えて、Greater Link Spell(linkした呪文を同時に唱えられるようになる)で、magic missileやらorbやらが同時に発動する。これを4回続けて、4体のサラマンダーの首を飛ばし、同時に飛ぶ呪文は全て残る1体へぶつけて、サラマンダーを全滅させる。それでも、まだ7ラウンド分の行動が残っている。

ステラ「じゃあ、後の7ラウンドはパスします」

ステラも結構やる気が無い。あとでステラのPLさんが気づかれた事ですが、本来はtime bubbelでは射撃系は通らないらしいので、whirling bladeで武器を飛ばす事は出来なかったらしい。ちなみに、time bubbleを使った理由は「どうしてもメテオ・スウォームを使いたかったから」らしいです。どうして、ステラがメテオ・スウォームのスクロールを持っていたのかは秘密。

Init23

◇リトリーヴァー:えー、敵ではありません。最終決戦前にガラームが作り出した(ビホルダーやsun angelと同じ)もので、仲間です。仲間といっても、ビホルダー共々evilである事には変わらない。他のgoodな人達は気にならなかったのだろうか? ま、いいや。目からビームを飛ばして、ナイトウォーカー#2へ23ダメージ、続いて、ファイア・エレメンタル#2にフルアタック。

◇シルフィ:レイヴンの使い魔。ティターンの上空10フィートの位置へ移動。

Init 22

◇ナイトウォーカー:残っている全員がsun angelへquicken unholy blight(Sp)(高速化したアンホーリー・ブライト)を発動。SRを抜き、ダメージを与える。#1はそのままsun angelを攻撃し、これを沈める。Sun angelは人形に戻り、その場にPurelightが落っこちる。#2, 4はナギを攻撃。すると、何故かガラームからAoOで殴られ、trip(転倒)させられる。#5はガラームへ攻撃。しかし、AC80オーバーなだけに当たらない。その上、AoOで殴られる。近接戦では、ガラームのやりたい放題である。

◇メディア:ステラと共にいたので、time bubbleの範囲内にいる為、こちらも10ラウンド分の時間がある。空中にいるので、下まで降りてファイア・エレメンタルへquintelemental blastを18連射。しかし、メディアとファイア・エレメンタルの間にはヘイヤがいる為、エレメンタルを2体巻き込めるように撃つとヘイヤも巻き込んでしまう。

メディア「コーンなので・・・まぁ、こう撃って1体かな」
レイヴン「こう撃てば2体巻き込めるぞ」
メディア「いやいや、それは流石に。・・・あ、でも、ヘイヤ。なら、いいか」
ヘイヤ「何故!?」
結局、quintelemental blast 15発でファイア・エレメンタルは倒される。と、同時に、ヘイヤの用意したお茶会セットは全て破壊される(ヘイヤはreactive shieldで防ぐ)。

Init 21

◇ガラーム:Im-Ravinを攻撃。アタックロール61で際どく命中。53では外れだった。ちなみに、準備段階で既に超大型(huge)サイズになっており、ただでさえ広いリーチが凄い事になっている。

Init 20

◇レイヴン:ティターンの上空からトゥルー・ストライクを発動させつつ、ダイヴ。ティターンがAoOでレイヴンに61ダメージ。すると、何故かガラームからAoOが発生し、ティターンを攻撃。命中したら自動的にdisarm(武装解除)というマニューヴァーで、ティターンのハンマーを落とさせる。ようやく、レイヴンのチャージが決まり、ティターンに209ダメージ。

Init 16

◇ビホルダー:ティターンへ光線発射。ダメージは与えていた。

Init 15

◇Im-Ravin:CL28でquicken widen blasphemyを発動。SRも抜いて、範囲内のレイヴン、シルフィ、ナギ、ガラームが死亡。他に、範囲内にはビホルダーもいたが、evilなので影響なし。Blasphemy(ブラスフェミー)くらいは予測の範囲だったが、全く予防策を講じていなかった。なまじ力を持つと、却っておろそかになってしまうものである。決して、wish at willなんて酷いものを観た為に、色んな意味でプレイヤーの心が折れて、油断していたわけではないだろう。多分。ちなみに、クリムとメイはそれぞれガラームとナギのポケットの中(完全遮蔽)にいたので無事。続けて、wretched blightをウィンズへ。61ダメージを与えて、2ラウンドスタンさせる。

 Init 14

◇クリム:ガラームの中から出て来て、ヒドラへsculptしたbottomless pitを発動。ヒドラがピットの中へ落ちて消える。

 Init 12

◇ティターン:周囲に敵がいなくなったので、安心して立ち上がって武器を拾うと、quicken chain lightningをステラ→メディアへ。ステラのSRをキャスターレベルチェック66で抜く。

○2ラウンド

◇ファイア・エレメンタル:#1はウィンズへGreater Powerfull Reckless Shock trooper Stunning Flying Kick Charge。アタックロールは68。にもかかわらず、スタン中のウィンズに当たらない。#2はリトリーヴァーを攻撃。

◇ウィンズ:スタン中。

◇メイ:ナギのポケットから出て来ると、ナギのduplicateを呼ぶ。ナギの死体はそのままに、もう1人のナギが現れる。

◇ナギ:

ナギ「ソリルを助ける為に、お前には死んでもらう」
Im-Ravin「誰だ、そいつは?」
どうやら、違うらしかった。そういや、Im-Ravinってクレリックだっけ。

ナギ「あれ、違うのか。兎に角、色々と恨みがあるので、やはり死んでもらう」
ヘイヤ「色々って?」
ナギ「片足が腐ったり、レイヴンを殺されたり」
ガラーム「下着を鉄にされたんだっけ」
レイヴン「それか!」
ナギ「違うー!」
と、逆恨みパワー全開で、Power Attack&レイオンハンドでIm-Ravinに1037ダメージ。Im-Ravin、堕つ。恐るべし、逆恨みパワー。

◇ヘイヤ

ヘイヤ「さっき、time bubbleとかいう凄いのを観ちゃったんだよね」
ガラーム「あったねぇ。しかも、6thらしいよ」
ステラ「・・・ああ!」
ヘイヤ「というわけで、time bubble」
Time bubbleの10倍加速からシルフィ、レイヴン、ナギ(本体)、ガラームにrevivifyを掛ける。しかし、ナギはduplicateが出て来た時点で、本体はもう蘇生しないらしく、効果なし。続くラウンドでパーティ全員のダメージを回復させる。追加の7, 8ラウンド目で残っているファイア・エレメンタル2体をbanishmentで送還し、9ラウンド目に落っこちているPurelightをtelekinesisで回収、10ラウンド目にタイム・ストップ(3ラウンド)を発動。タイムストップ中に、ステラに壊されたティーパーティセットを直して、お茶を飲む。

ガラーム「兎さん、当然、ウィンズも治したんだよね?」
ヘイヤ「勿論、スタンしたままだよ。ウィンズを治してたら、ティーパーティの準備が出来なくなっちゃう」
ウィンズ「つまり、私よりもお茶を飲む方が大事なんですね」
嫌だなぁ。そんな事、あるわけないじゃないですか。

DM「ところで、revivifyってhealing?」
ウィンズ「Healingですね」
DM「じゃあ、今生き返った人はyuan-tiになった」
PL「・・・おお!」
DM「Yuan-tiになった人は仲間を攻撃してください」
ナギ「あれ、でも、ウィッシュからのエミュレートだから、universalじゃないですか」
DM「あー、なら、大丈夫です」
ウィンズ「そうか、これは私が頑張らないと行けないのかと思っていたけれど、却って良かったのか」
ガラーム&レイヴン「・・・何だ、残念」

何故か、DMよりも残念そうなのが2人。

◇ステラ:ナイトウォーカーにサイズを投げつけて攻撃。

◇リトリーヴァー:同じくナイトウォーカーを攻撃。

◇メディア:ナイトウォーカーにquintelemental blastを撃つが、SRを抜けず。

◇ガラーム:復活したので、ティターンを攻撃して、転倒させる。さらに、続く攻撃でマニューヴァーにより、スタンさせる。

◇レイヴン:シルフィとの位置交換から、ティターンへダイヴ。ティターンのハンマーを破壊。

◇ビホルダー:ナイトウォーカー#1, 2へディスインテグレイト、フレッシュ・トゥ・ストーン、スローの光線。しかし、STは全て成功される。

◇クリム:ナイトウォーカーの背後へcrushing waveを発動。22ダメージに加え、転倒させる。

◇ティターン:スタン中。

◇ナイトウォーカー:順番を飛ばしてしまったので、ここで行動。倒れたままquicken unholy blightなど。

○3ラウンド

◇ウィンズ:まだスタンしている。

◇ナギ&メイ:メイはナギの元へteleportし、ナギはspell enhancerからdistilled joyを発動して、ナイトウォーカーへholy word(ホーリーワード)を発動。Deafen & blindにする。

◇ヘイヤ:TelekinesisでPurelightを使って、ナイトウォーカー#1を攻撃×20。これを破壊する。

◇ステラ:ナイトウォーカー#2へサイズ投げ(whirling blade)+linked spellで、これを破壊する。

◇リトリーヴァー、シルフィ、メディア:リトリーヴァーとメディアはパス。シルフィは上空へ移動。

◇ガラーム:ティターンを攻撃して、またスタンさせる。続く攻撃で46ダメージ。ダメージ自体は大した事無いが、問答無用でスタンさせたり、デイズさせたり、ディザームやトリップが来る実に嫌らしい攻撃である。

◇レイヴン:残っているティターンへ、再度、シルフィとのコンビネーション・アタック。179ダメージ。しかし、まだ沈まず。

◇ティターンはスタン中。他はパス。

○4ラウンド

◇ナギ:スタン中のティターンへチャージ。415ダメージを与え、ティターンが倒れる。

戦闘終了。

●リッチの墓所(G22)

画像125

戦闘終了後、リッチの墓所を調べる。部屋には綺麗な水の入った盆があるが、魔法の反応は無し。棺の中には、ポータブル・ホールがあり、その中に、10000gp, 1500pp, 500gp相当のgemが100個、book of vile darknessが入っていた。 

棺をどかすと、床に6インチの穴がある。狭い中をヘイヤが入って行くと、100フィート降りたところで小さな空間に繋がっており、そこにフィラクタリーがあった。小さな穴を掘って、上からフィラクタリーを落っことして隠していたらしい。実に渋い隠し方である。

フィラクタリーを回収し、第1回のヘイヤのpsychometryから、この場所がソリルがimprisonmentを掛けられた場所だろうと判断して、ソリルの封じられたセプターを取り出し、freedomを使うと・・・

・ソリル卿が解放された!(ミッションコンプリート)
・これまでに刻んだsigilが全て消えた!

って、ここでsigilが消えると、通常の手段では迷宮から脱出出来ないのですけれど? 最後の最後までトラップだらけの迷宮です。

こうして、ソリル卿を救出した冒険者達は、teleportにて脱出し、ソリル卿から今回の事件の背景を聞くのであった。

簡単に説明すると、
・蛇神を信仰する種族ドリスたちは、yuan-tiに近くなり、攻撃的になってdrowやillithidたちと戦うようになった。
・Im-Ravinがリッチとなり、アンダーダーク種族との戦争に勝利した。
・Im-Ravinは眠りについたが、この地に宿った禍々しい力(Lifebane)は残った。
・悪しき力を感じ取ったティターンがこの地にやって来たとき、Lifebaneに取り込まれ邪悪な存在と成り果てた。
・このティターンは、ソリル卿を封じ(imprisonment)、Im-Ravinの復活を試みていた。
ということらしい。とはいえ、これ以上はどうしようもないので、迷宮の入り口を閉じて、ソリル卿と共にメズロへと帰還するのだった。

◆Ending

ソリル卿を助けた後、彼らの行く末を知るものはいない。一説によると、それぞれが新たなる冒険を求めて旅立って行ったと言う・・・。

レイヴン「やっぱ、フェイは駄目だな。・・・おお、feywardとかいう呪文がある。(ステラに)この呪文をlifboundで掛けてくれ!」
ステラ「はぁ」
ヘイヤ「何でそんな呪文が必要なの?」
ガラーム「有効範囲は・・・? 大丈夫、リーチ内だから(笑)」
ちなみに、ヘイヤには距離はあまり関係なかったりする。

ウィンズ「私もこの辺りで失礼して、もっと穏やかなところへ行くから」

貴方はもう手遅れです。そして、残る面子がどうなったかは知られていない。

ただ、イモータルであるガラーム、クリム、ヘイヤは、この先2万年に渡って冒険の旅を続けたという記録がある。

 

 

 

・・・全員が去った後、主のいなくなった迷宮の最深部。Bottomless pitの持続時間が切れ、12首ヒドラが復帰する。周囲の状況の変化に戸惑うヒドラ。そのヒドラにlifebaneの力が近づく・・・。

 

 

The End

・・・or To Be Continued?

 

**************CAST & CREDIT**************

ウィンズ     as うぃんどろーど

ガラーム&クリム as DM-SKM

ステラ&メディア as KK

ナギ&メイ    as Kiryu

ヘイヤ      as Lapin

レイヴン     as とーちゃん

Soril Venir      囚われのパラディン

Adderley       Sorilの従者

"The Messenger"   Sorilの封じられた王錫を持って来たメフィット

Spectres&Wraiths  迷宮の壁に封じられている怨念

Snakes       入り口で出迎えたのに、レイヴンに虐待された

Troll Guardians    グレイウーズの入りガラス球を先に付けたモールを持った警備兵

Automatic Thief   ビックリドッキリメカ

Otyugh       Labyrinthのゴミ処理係

Tendriculos     テレポーターの上で飼育されていた

Gelatinous Cube   プルルン♪

Trapped Spirits    クリスタルの壁に封じられていたドリスたち

Greater Medusa   全てのsigilを持つ、仕掛け鏡の部屋の主

Manticore      そのペット

Beholders      眼柄が蛇になっている新種

Prisoners      ビホルダーの部屋の鳥籠に囚われていた

Flesh Golems     窮屈そうだった

Intelligent Items   CEの知性を持ったアイテムになったものたち。売れない。

Iron Golem     自らが守る対象だった

Marilith       これも蛇と言えば蛇だけど

Greater Succubus  v3.5でもbalorを呼べる3人姉妹

Yuan-ti Soldiers   Yuan-ti風になってしまった元冒険者。女性だったらしい。

Yuan-ti Casters   同上。こちらはウィザードとクレリック。男性っぽい。

Giant Snacopions   蛇になりかけたサソリ

Noble Salamanders  ノーブルなのに、風呂湧かし係

More Prisoners    サラマンダーの餌

Purelight       封印されていた知性ある剣

Mimic        ミミックである。それ以外の何者でもない。

Wights&Spectres  露と払われた

Elder Fire Elementals 速い!

Night Walkers    でかいわりに何時だって雑魚扱い

12 Headed Hydra  この後、Lifebaneの力を受け・・・?

Aerthun(Titan)  ある意味では今回の黒幕。20レベルウィザード相当の力もある。

Im-Ravin       Labyrinthの主

Lifebane       Labyrinthに宿る禍々しき力(想念?)

Design        Monte Cook

Interior Illustrations  Dan Franzier

Dungeon Master   R2


第6回レポート(Kiryuさんバージョン)

DMからセッションの日より前に、以下のようにぶっちゃけられました。

曰く、
・次のエリアが最終エリアである。
・普通にシナリオを進めると、盛り上がりのないまま最終戦闘に突入してしまう。
・そこで、最小限を残して、ほとんどの敵をラスボス部屋に移動させた。
・なので、最終戦闘はRod of 7 PartsのGiant戦を意識してもらえるとありがたい。 

まあ、最終戦闘ではてんこもりの敵と合戦をする、というのが趣旨だと理解しました。このままだと、最悪、力押しで押し切られる可能性があるため、ナギにDamage Dealが出来るような調整を施すことにしました。あと、今まで迷宮内の陰険な罠で散々な目に会ってきたのもあるので、八つ当たり気味にそれをLichにぶつけようというのもありましたが(笑)

ちなみに、第5回終了時点で全員ECL12になっております。

PC/PL一覧

レイヴン:ECL12で目指す最終形態に到達したPartyのLeader。Large-Size。Luminous Armorの寿命も最終段階との噂。

ガラーム&クリム:いまだ手の内の底が見えません。Large-Size。お供のクリムはついに針の穴とかが通れるようになったとか。

ヘイヤ:おそらく住んでいる世界の位相が異なるのであろうCreature。Tiny-Size。今回はPLの夢を壊しまくり。

ウィンズ:D20侵食度が進むHalf-Celestial HumanのMystra Clr。Medium-Size。前回まっぱになりましたが、まったく気にしてはいない様子。

ステラ&メディア:ECL12に到達し、大きく能力が向上したとのこと。Medium-Size。いままでは沈黙を守っていた状態だそうです。お供のIronbornのメディアもMedium Size。

ナギ&メイ:ダンジョン内ではPixieなのでSmall-Size。元はFineで元の元はMediumのHuman。(ややこしい)何故か世間から誤解される、薄幸の美少女、の役回り。

●セッション開始前の会話その1。

ヘイヤ「WishがSuでAt Willで使えるようになりました。」
他のPL全員「…はぁ?」という顔に。
前回の終了時、Feyは2LvでWishをSpでAt Willにできるとは聞いていましたが、今回はSuですか…。Counterすらできないとは。Wishって安いですね。

ナギ「無料なんだったら、能力値上げとくれ」
ヘイヤ「いいけど、ヘイヤがやると、Intなら頭が縦に、Wisなら横に大きくなるよ?」
ナギ「じゃいらん(即答)」

ヘイヤのWish At Will宣言からわずか10秒足らずの会話でしたが、強さのために人のカタチを簡単に捨てたりはしない、ナギはパワーだけじゃないぞということを示すエピソードでした。まる。ちなみにヘイヤは全能力値を上げていたらしいです。

●セッション開始前の会話その2。

ガラーム「今回、SpellでCreatureを仲間に呼びます。呼ぶのはSun Angelというのっぺらぼうな顔の天使と、Beholderです。」

再び他のPL全員「…はぁ?」という顔に。今だかつてBeholderを仲間にしたことなんてないですし、聞いたこともありません。

ガラームのPLさん曰く、
・SchoolはConj(Summon)ではなくIllusion(Trans?)なので、Fiendishにはならない。
・Illusion(Trans?)だけど、実体はある。
・死んだら消えるだけ。
・能力は全部持っている。具体的には、
Sun Angel:恒常的なDaylight・Turn Undead・その他Spell-like能力
Beholder:Antimagic Ray・Eye rays(Disintegrale等)
とのこと。(後に述べますが、Sun AngelのDaylight能力は今回当たりでした。) 

が、ナギはBeholderと聞いて「…む~。」と渋い顔。みんな最初はきょとんとしていましたが、すぐにとあることに思い至り、顔が納得&にやにやしてました。くっ。

※理由を説明します
前提(1)現在の状況:ナギは現在PolymorphでSmall-SizeであるPixieになっています。
前提(2)MiniaturizeのSpellの効果:メイ、およびPixieにPolymorphする前のナギは、「人形の呪い」であるMiniaturizeのSpellのためにFine-Sizeとなっていますが、このSpellの効果は持続時間がPermanentだったりします。よってAntimagic状態になると、ナギは(メイも)本当の元であるMedium-Sizeの大きさのHumanに戻ります。
前提(3)PolymorphのSpellの効果:最近Dragon誌のOfficial Answerに、このように載りました。
Q.Polymorphして大きさが変化したら、武器、鎧、服やその他の装備品はどうなるの?一緒に大きくなったり小さくなったりするの?
A.魔法の武器や鎧、魔法のItemは大きさが一緒に変化するけど、非魔法のItemは大きさが変わらないよ。「特に服とか。」
結論:BeholderのAntimagic Rayを浴びた瞬間、それまでSmall-SizeだったナギはMedium-Sizeになるわけです。服はSmall-Sizeのものを着ているわけですから、大きさが戻った瞬間服が破れて(以下略)

ナギ「ガラーム、お主絶対に儂をAntimagicの中に入れるでないぞ!」
ガラーム「ぇー。判ったけど、いざとなったら敵ごと巻き込んでやっちゃうよー?」
ナギ「やめんかぁ!」
ナギは何故か(未遂も含めて)この手のイベントが発生しやすい模様です。どうしてこうなるんでしょう?

●その他事前準備

また、前回幾ばくかの収入があったため、全員Item購入等を行います。ステラは、NPCのSpellcastingサービスを利用してSpellの観察。ナギはいくつかのSpellでステラ&メディアと自分達を強化します。

事前強化については、クリムからAtkに+10Luckとか、ウィンズからDeflection AC+6とか、ステラからNaturalAC+10とか、ナギからCha+24とかWis+12とかがいつものように飛びます。

一通り済んだところで本当にセッション開始。

●最終エリア到達

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今までのおさらい

・獲得済みのSigil # 1-12
・所在の判明しているSigil #14, 15, 20
・今までの経緯から、ラスボスはLichのClr「イムラビン」と判明。
・前回の最後に到達したエリアが最終エリアらしい。
最終エリアは熱帯の植物が鬱蒼と生えている、かなり広いエリア(G)でした。

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イベントが発生しそうな場所を事前にチェックしておきます。(構造物と回った順序に自信なし。ツッコミあったらお願いします)

・左上の建物
・左手の塔
・左下の水溜り
・右上の暗闇空間
・中央の広場
・左中央のバルコニー

●建物

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まずは建物の外側から、ガラームがX-Ray Visionで見ます。DivなのでCheckが必要ですが、これを通します。中にはGargantuan-Sizeで、体の一部が蛇になっているScorpionが2体見えたので、戦闘態勢を取ります。ナギが扉を開ける係りとなって、開けて戦闘開始。Heroes' Feastがあるので毒は怖くないため、単にHPが大きいだけの敵です。特に誰もピンチになることもなく戦闘終了。

目立ったポイント
・ガラームが「敵がAttack ActionをとったらAoO」というFeatを使用。
・ナギがSpell HasteでHarmを1roundに2回Cast。

部屋には螺旋階段があり、地下へと続いていました。

●リビング

階段から、地下の通路が続いており、ナギがSearchすると、深さ30ftの落とし穴を見つけました。全員飛んでいるので罠にもなっていないのですが、みんなのマルサとしての勘が働き、落とし穴をさらにSearchすると、Sigil #13を見つけました。(Sigil #13を入手)

#14, 15の位置はわかっていますが、まずは先に進みます。通路の先には、ベッドやら家具やら、生活する部屋のようになっていました。無論家捜ししますが、中身は単なる金貨や細かい宝石とかでSigilはなし。となりの部屋はLivingのような部屋でタペストリなどが飾ってあり、何故か飲みかけの飲み物のようなものもあり、まるでついさっきまで誰かがいたかのような部屋です。ここでは何も発見できなかったので、先に進みます。Gエリアからの帰りで、#14, 15を回収します。(Sigil #14, 15を入手)

●塔

塔は入り口が一つだけ、窓は一つもありません。入り口の扉のSearch、および扉の向こうのListenではなにも情報が得られなかったので、ナギがするりと中に入ります。中は液体が入った瓶が沢山並んでおり、中央には螺旋階段が配置され、上のほうに登っていましたので、まずは瓶のほうを調べます。中の液体はただの油と判明しましたが、瓶からは何も見つかりません。今までのパターンから考え、「瓶の底に何かないか」や「瓶の中に何か沈んでいるか」も調べましたが、何もでませんでした。瓶のほうの調査は打ち切って、螺旋階段を上っていきます。すると、このエリアを見渡せるような場所にでました。

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どうやら、ここは見張り台のようですが、今は番兵がいない模様。おそらく、ラスボス部屋にいるものと判断。これ以上は特になにもないようなので、塔を後にします。

●水溜り

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水から湯気が上がっており、水温が高いことがわかりました。また、時々泡が放出されることから、「お湯が湧き出している」ことも判明しました。ウィンズのArcane Sightが成功したので魔法の反応を探してみると、水(お湯)の中から反応があったのでSearchしてみます。が、この迷宮では触っただけでなにがあるかわかりませんので、ヘイヤのTelekinesisで「反応があったあたりの水を避けて」もらうことに。すると、そこには赤い宝玉がありました。赤い宝玉をTelekinesisで持ち上げてもらうと、時々お湯がピューッと飛び出すので、これが水溜りの原因だと判明します。この宝玉に、Sigil #19がありました。まだSigil #17, 18を入手していませんので、ここに後で取りに来ることにします。

●暗闇空間

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暗闇はDarknessのようでしたが、ここでSun AngelのDaylight能力が発動。DarknessがCounterされ、中があらわになりました。※挿絵を見るとわかりますが、暗闇のままだと心理的に恐怖を感じます。Sun Angelは本当に正解でした。 

中は宝箱がぽつんと一つあり、東側の壁には扉がありました。まずは宝箱を調べます。 

直接触って発動するような罠は見つかりませんでしたが、鍵が掛かっている様子。いままでに12の鍵束を手に入れており、まだ全部を使い切ってはいません。どれかのキーが合いそうなのですが、今までの経験から、間違えるとDisintegrateが飛びそうな予感がひしひしと。まわりに被害が及んでも問題ないことを確認した上で、ヘイヤのTelekinesisでBronzeキーを差し込んで回そうとしますが、合わなかったので当然のごとくDisintegrateが発射されます。

しかも「宝箱の内側に向かって」!

これは誰も予想していなかったので少し慌てます。灰になったものの中に重要なものや、ましてやSigilの付いたものがあったらまずいのでどうにかできないかとみんなで思考しますが、

ヘイヤ「じゃWishでなかったことにします」

…。Wishって安いですねぇ。2度目の巻き戻しはできないため、方策を思案した結果、

・ヘイヤがPrecognitionで全てのキーを試した場合について予知し、成功したVisionのキーで試す。

という手順を踏むことで、Ironキーで開くことが判明しました。宝箱を開いた結果、中はSigilにはなく、+1の武器とかが入っていました。一応、後の合戦の軍資金として徴収しておきます。「まずは見えている範囲を先に」という方針で、扉は後回しにします。

●中央の広場

この広場は植物が生えておらず、人工的に開かれた感じでした。地面にはカーペットが敷かれています。まずはカーペットを調べますが、何も見つかりません。そこで、カーペットをはがして地面をむき出しにし、地面そのものをSearchすることにしました。無論、カーペットをはがす際に何が起こるかわからないので、ヘイヤにTelekinesisではがしてもらいます。「地面を掘り返したあとのある個所」があるので、Earth Elementalを呼び出し(呼び出し方はSun Angelと同様)、掘り返して探すと、1フィート立法のキューブが埋められていたのを発見します。このキューブにSigil #16が付いていました。

(Sigil #16を入手)

さらに念のため、「キューブ自体」をSearchすると、隠し扉のようなものが付いており、隠し扉をあけると、中にSigil #18がありました。まだSigil #17を入手していませんが、とりあえず押さえておきます。

●バルコニー

階段がありますが、全員飛んでいるので誰も使用せず。ガラームがX-Ray Visionでみようとしますが、今度は判定に失敗して効果が発揮されません。ナギが扉越しにListenすると、内部からCreatureがいる気配を聞き取ります。ナギが扉を開ける係りとなって、開けて中を覗くと、Noble Salamanderが5体。何故か全員、ユニットバスのような形の風呂に入っていました。

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ガラーム「(ボソボソ)…ナギって、入浴を覗いたりするのが趣味?…」
ヘイヤ「(ボソボソ)…やっぱり、ナギって…」
レイヴン「(ボソボソ)…ヤレヤレだぜ…」
悲しいかな、このつぶやきを聞き逃すほどナギのListenは低くありません。

ナギ「うがーっ! ちっがーーーーう!」

どうしてこうなるんでしょう?いつだったかも言いましたが、耳が良すぎるのも考えものということでしょうか? 

で、戦闘開始。

目立ったポイント

・Salamanderが風呂から出るのにわざわざ1action使っているところ

深さが5ftもある風呂なんだよ。Lサイズとはいえ、フリーで出るのは辛かろう:DM記

で、特に盛り上がりも無く戦闘終了。風呂をSearchすると、Sigil #17が見つかりました。

(Sigil #17を入手)

本来は真っ赤に焼けたクロスボウボルトを放ち、+1d6の炎ダメージを与えるというちょっぴり3版先取りな戦闘を行う内容だったのだ。・・・クロスボウ撃つくらいだったら、強打全部入れて20が出るのを信じる:DM記 

この部屋は奥に続いており、進むと大勢の人間がいました。どうやら、囚われている人たちのようですが、

ヘイヤ「どうしたの? 僕達が助けてあげるよ?」

とか言っても、怯えて震えるだけです。ま、真っ赤な体毛のウサギに「助けに来た」とか言われても説得力がないですな。周りにはLarge-Sizeな翼人や同じくLarge-SizeのHalf-MinoなRat Manとかいますしね。

なんとか宥めて色々聞き出した情報を整理すると、

・人数は86人。大人から子供、男女問わず。
・「若い者は生まれたときからここで育ったので知らないが、自分達は元はChultの人間である」
・「過去、ユアンティ(と思われる連中)に誘拐された」
・「可能なら外に出して欲しい」
とのこと。 

この人数が元手もなしにいきなり生計を立てるのも難しいと思われるので、(ここで生まれ育ったので、働くことも知らない人もいるだろうし)途中で手に入れた数十gpの宝石をお土産に持たせることにしました。あとは連れ出すだけですが、この人数を一度に運べるかどうかをヘイヤに確認します。

で、Wishで可能とのことなので運んでもらいましたが、念のため運んだ先を確認すると、
ヘイヤ「前にあった、ユアンティが裏口として使っている通路に運んだよ。歩いていけばそのうち『外に出られる』んじゃない?」
…。みんなでボコにしたのは言うまでもありません。

ヘイヤに再度通路→Chultの町の近くまで運んだのち、Illmaterの寺院に避難してもらいました。お目付け役がいないとウサギってダメだ。

●残りと念のため

また、これですべてのSigilの所在が明らかになり、全部を回収しました。

(Sigil #18, 19, 20を入手)

さらに、

ヘイヤ「Sigil #20までを手にいれたので、今までの部分が変化していないかどうかも一応確認してみよう」ということで確認してみると、「12のキーの部屋」に、今までなかった13番目のキーがありました!

(13番目のキーを入手)

これは重要なItemの予感がします。

●暗闇の先の扉

扉をあけると、螺旋階段が40ft程下っていました。下りきったところから通路が伸びており、その先の部屋の、壁をくり貫いた位置に壷が並んでいました。

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まずは壷を調べますが、罠とかは何も見つかりません。次に壷を開けて中を調べますが、何かの白い粉が入っているだけでした。この白い粉も調べますが、魔法の反応もありません。(あとでDMからネタばれがありましたが、この壷は骨壷で、白い粉は骨だそうです。)

そうこうしているうちに、入ってきたところの壁が落ちてみんなと遮断され、向かって右側の壁が迫ってきました。Sun AngelがWall of Forceで壁を止めて、対策を考えてみます。ナギがSearchで捜しても仕掛けが見つからなかったので、壁の反対側に仕掛けがあるものと判断し、くり貫かれた壁の壷を除けて反対側に回り込み、Disable Deviceで止めました。

動く壁の反対側に扉があり、扉に鍵穴があるのでみんなを呼びます。
DM「どの鍵を入れますか?」
ヘイヤ「じゃ、doubleキーを」
DM「どっち側を使います?」
ヘイヤ「じゃあこっちで」
DM「では、貴方がdouble keyを入れると、それで開きます」
ヘイヤ「え、全部当たり?」
DM「そう。ここは本当にdoubleキーで、かつ1/2の確率も引き当てたわけですよ。」
残りのPC「おぉ…。」

偶然こんなこともあるものです。

●球体と対抗武装

ここは、球体のまわりに1~20までのSigilが付いたパネルが浮いていました。

特に罠はないようなので、1から順にパネルを押していくと、1本のLong Swordが出現しました。

このLong SwordはIntelligence Itemのようで、
・名前はPurelight。
・Long Sword, +4 Undead Bane Defender(最低でも72,000gp以上)
・Int 10, Wis 16, Cha 16
・Alignment LG
と判明しました。

が、持てそうなPCを捜すと

・前線に立ちそうなのは、レイヴン、ガラーム、ステラ、頑張ってナギ。
・このうちAlignmentがLGのPCはステラとナギだけ。
・大きさがMedium用なので、普通に持てるのはステラだけ。
・但し、ステラはScytheでないとダメージが出せない(=Long Swordを持つ意味があまりない)
と誰も該当しません。せいぜい、ナギが無理して両手で持てそうかな、ぐらい。なので、ガラームが呼び出したSun Angelに持たせることにしました。…シナリオ的には思いっきり対ラスボス用なんですが、よいのでしょうか?まあ、LichのDRを考えれば「イラネー。むしろ金にしてー。」という思いが各PLから流れてきましたけど。

●タペストリと8つの墓

球体の部屋から先に進むと、T字路になっていました。右手は行き止まりのようだったので、左に進みます。すると、部屋の中央に王冠、王冠を中心に放射状に8つの棺が並んでいる部屋にでました。部屋の奥側の壁には、タペストリが飾られています。

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ここではスペクターが8体出現しますが、

ウィンズ「ではGhost Trapで、IncorporealなCreatureは全部Corporealになります」
DM「じゃ倒した、ということで」
とほとんどイベントシーンで済まされてしまいました。

部屋をSearchで捜すと、棺の中にはGreat SwordとFull-Plateが8組、タペストリの裏側に鍵穴があるのがわかりました。Great SwordとFull-Plateは徴収、鍵穴にGrassキーを差込、回しておきます。

棺には呪いがかかっていて、それに掛かると1日で1年の年を取るようになっていた:DM記

●宝箱

タペストリの裏の鍵穴をクリアしたためか、さきほどのT字路の右手の先が進めるようになっていました。先に進むと、豪華な部屋に出ます。が、ここでのSearchはなにも目ぼしいものはなし。さらに先の部屋に進むと、宝箱がぽつんと一つ置かれています。思いっきり妖しいですが、とりあえずナギが調べにいきます。で、近づいた途端襲ってきました。やっぱりMimicでした。ナギが片付けようとして攻撃しますが、一撃では死なず、武器であるkatanaがMimicの体に張り付いてしまったりしましたが、それ以外は特に目立った事も無く、普通に退治しました。トドメはクリムのMagic Missileだったり。先に進みます。

●扉だらけ

ここは直径30ftほどの円形の形をしており、それぞれ1~20までのSigilが付いた扉が壁一面にありました。

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…あれ、自分達が入ってきたところはどこ? 

天井を見上げるとハッチがあるので、扉は全部罠と見切り、経験値稼ぎに全部外しておき、天井の方に向かいます。

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なお、本来ならこの場所は
・床から20ftの高さまでの位置:Normal Darkness
・20ftから40ftの高さまでの位置:Magical Darkness
なのですが、こちらには常にDaylight状態のSun Angelがいるわけで。ハッチを空けて進みます。

ちなみに4番目の扉を開けると梯子が出現、15番目の扉を開けると部屋の床が上昇して、天井のハッチに届くようになっていました。きちんと、Flyとかがなくても大丈夫なようになっているようです。

●最後の仕掛け

最終フロアへ続く廊下がある場所に出現しました。奥の扉以外には何も見えないので、そちらに向かうと、

DM「次がラスボスだから」とぶっちゃけられました。扉は12のキーのいずれかで開きそうな感じですが、今だ13番目のキーを使っていません。なので、慎重を期して周りをSearchすると、正面の扉の横に隠しの鍵穴を発見。この鍵穴に13番目のキーを差し込んで回し、しかる後に正面の扉の鍵穴にキーを差し込んで回すと回ったので、ようやくボス戦です。

●ラスボス部屋

本来であればここは狭い室内で、Lichのみと対峙することになっていましたが、DMよりここに戦力を結集したとのこと。

あわせて、

DM「戦場がそのままでは狭いので、ご都合主義ですが広い場所に移動します。事前強化は3round分掛けてくれ。」

といわれました。

●敵布陣
・Spectre ×8体
・Wight ×20体
・Fire Elemental,Elder ×4体
・Noble Salamander ×5体
・Nightwalker ×5体
・Twelve-Headed Hydra ×1体
・Titan ×1体
・Lich Clr ×1体
…えー、ELいくつなのでしょうか?

DMの方もやりたい放題ですヨ。

最後列にTitan、Lich Clr、Hydraが並び、その前にNightwalker ×5、その前にNoble Salamander ×5、その前にFire Elemental ×4、その前にSpectreとWightの一団が並んでいます。 

●味方布陣

こちらもいつものメンバーに加え、ガラームが呼び出した
・Sun Angel ×1体
・Beholder ×1体
と、さらに追加で
・Retriever ×1体
が参戦。…って、Retrieverって。 

「誰がどれを殺る?」という相談で、
・レイヴン→Titan(OutsiderでSp持ちだから)
・ガラーム→Hydra(余り物)
・ナギ→Lich Clr(八つ当たり対象)
という風に決まりました。

ガラームはHuge-Sizeになってます。Reachが凄いことに。

●戦闘シーン

全部を正確にメモしているわけではないので、間違っていたらツッコミお願いします。

細かい数値も、自分以外の分はメモがないです。すみません。

○第1R

・Fire ElementalがGreater Powerful Reckless Shock Trooper Stunning Flying Kick Charge(長っ!)してくるものの、ガラームがAoOからのStand Stillで全て足止め。

・ウィンズがGhost Trapを使用。Spectreは事実上これで無力化。

・Sun AngelがSunburst。これでSpectreとWightが全滅します。

・メイがHasteをみんなに。さらにTeleportで自分ごとナギを前線に運びます。

・ナギがkatanaでNightwalkerにCharge。237Dmgを与えて1体撃沈。

・ヘイヤがレイヴンをTitanの上空へ、ガラームをNightwalkerとLich Clrの中間あたり、ステラ&メディアをSalamanderの列の手前ぐらい、Sun AngelをNightwalkerの前にTeleportで移動。

そこからTime Stop(!)。

で、Time Stop中に
1R目、WishでTea PartyのTableを作成。
2R目、WishでTea Setを作成。
3R目、Wishでお茶菓子を作成。さらに倉庫の中の壊れたIron Golemを呼び出し。
4R目、Tea Partyの準備完了。
敵になんら被害を与えることなく行動終了。やりたい放題その1。

・ステラがTime Bubbleで、ステラの周囲を10倍速にする。で、Time Bubble中に

1R目、ScrollからMeteor SwarmをNightwalkerに。が、SRで弾かれる。
2R目、Whirling Bladeで一直線上にいるNoble Salamanderを次々に攻撃。一撃170Dmgぐらい。さらに、Whirling BladeにGreater Link SpellでLinkしておいたOrb系SpellがSalamanderに炸裂。
3R目、もう一度Whirling Blade。これでSalamanderはほぼ壊滅。飽きたので残り7R何もしない、とのこと(笑)

・Retrieverはすることがなくてそのまま行動終了。

・NightwalkerがそれぞれQuicken Spell-like AbilityでUnholy Blight×4。その後、Sun Angelの前にいるNightwalkerがMeleeで攻撃し、Sun Angel死亡。「ヘイヤがTeleportで前線につれてこなければ死ななかったのにー。」とはガラームのPLさん談。他のNightwalkerがナギをMeleeで攻撃しますが、全弾不発。さらにガラームから「Attack Actionを取ったらAoO」というFeatでAoOされ、Tripされます。

・メディアがTime Bubbleで、同様に10倍速で動作可能に。Quintelemental BlastがFire Elementalに17個ぐらい炸裂。ヘイヤを巻き込んだ気がしますが、気のせいでしょう。Tea Partyのセットは壊れましたが。

・ガラームがLich ClrをMeleeで攻撃。AC53で外れたことに、PL一同ちょっとびっくり。AC61では当たった。

・レイヴンがDiveで下に向かってCharge。TitanがAoOを発動。さらにそのAoOに対してガラームがAoOを発動。Titanが持っているHammerをDisarmします。そこからTitanのAoOを処理。レイヴンに命中し、61Dmg。TitanのAtk Bonusが+80ぐらいと判明して、PL一同どよめきます。おそらく、限界までAdvanceされているものと推測。ようやくレイヴンの攻撃で、209Dmg。さらにBull Rush判定を行い、相手を伏せ状態に持っていきます。

・BeholderがTitanにEye raysで攻撃。Finger of DeathやDisintegrate等を飛ばしますが、TitanはST基本値が高いらしく、全部通されます。

・Lich ClrからQuicken Widen Blasphemy。CLvはなんと28(!)ナギにはMantle of Goodがかかっており、Evil Spellに対してSR44を誇っていましたが、SR貫通Checkで19を出され、死亡。レイヴン、ガラームも死亡します。大ピンチ!クリム、およびメイはTotal Coverだったため、助かります。さらに、Wretched Blightをウィンズに放ち、ウィンズはSTを落としてStunします。

・クリムがBottomless PitでHydraを消去。戻ってくるのは10時間後。

・Titanが立ち上がり、武器を拾い、Quicken Chain Lightningをメディアに放つ。

○第2R

・Fire Elementalがウィンズに攻撃、Dice目で19を出し「AC68まで当たり」となるも、外れ。DexなしでAC69あるそうです。

・「こんなこともあろうかと」ということで作成しておいた、ナギのDuplicateが登場。(このDuplicateは本体と同等の能力、およびSpellのBuffを持っていますので、Pixieの姿です。)

ここでちょっとしたMovieシーン
ナギ「お主がこのふざけた迷宮を作ったのか?」
Lich Clr「私がこの迷宮の主である。作ったのは私ではないがな。」
ナギ「ふむ。まあよい。お主を倒し、我らが盟友Sorril Venirを解放させてもらう。」
Lich Clr「? 誰だ、そいつは?」
Lich ClrはSorril Venirのことを知らない…?
ここでみんな、おや?、と気づきます。

Sorril VenirはImprisonmentで捉えられたわけですが、ClrはImprisonmentをCastすることはできない、ということに。

ナギ「八つ当たりとは判っておるが、な。とりあえず、お主を殴らんと気が済まん。Sorril VenirをImprisonmentで封じ込めただけでなく、レイヴンがDisintegrateで灰になったり、儂は片足が腐ったりしたしのう。ヘイヤが赤くなったのはどうでもよいが。本人が喜んでおるし。」

ガラーム「(にやにやしながら)ナギが八つ当たりしたいのは、『宝物庫の手前の部屋のイベント』が原因なんじゃないのー?」

ナギ「(顔を赤くして)っ! ち、ちがっ! 違うーっ!」

顔が赤くなっているのは、あくまでそのときのことを思い出してしまったからであって、図星だからではありません!ホント、世間からの誤解ここに極まれり、です。 (『宝物庫の手前の部屋のイベント』が何なのかについては第3回を参照してお察しください)

Lich ClrではなくDM「レイヴンのDisintegrateはヘイヤのせいじゃなかったっけ?」
ナギではなくPL「そのとおり、分かってます。だから八つ当たり。」

Lich ClrにPower Attack全開+Smite Evil+Divine Mightに加え、Lay on Handsで素手攻撃でCharge。文字通りLichを「ぶん殴り」、1037Dmg(!)。あとでPhylacteryを捜して破壊する必要がありますが、これでLichはとりあえずの死亡。

・ヘイヤがWishからTime BubbleをEmulate。で、Time Bubble中に

・死亡したレイヴン、シルフィ、ガラームをWishからのRevivifyで蘇生ナギの死体はDuplicateが起動した段階で生き返らないのでそのまま。
・Fire ElementalをBanishmentで送還。
・PurelightをTelekinesisで回収。
・Time Stop再びでTea Partyの用意。(直前にメディアに破壊されていた)
  ・1R目、WishでTea PartyのTableを作成。
  ・2R目、WishでTea Setを作成。
  ・3R目、Wishでお茶菓子を作成。さらに倉庫の中の壊れたIron Golemを呼び出し。
  ・4R目、Tea Partyの準備完了。
 で終了。やりたい放題その2。

 このときウィンズがStunしたままでしたが、素で忘れられていた模様。 あとでツッコミが大量に入りました。忘れずに治してあげようよ…。

ここでDMから。
DM「ところで、RevivifyってConj(Healing)?」
ウィンズのPL「Conj(Healing)ですね」
DM「じゃあ、今生き返った人はYuan-tiになった」
PL「・・・おお!」
DM「Yuan-tiになった人は仲間を攻撃してください」
ナギのPL「あれ、WishからのEmulateだから、SchoolはUniversalのままじゃないかと。Prohibitedにもアクセスするし。」
DM「あー、なるほど。であれば大丈夫です。」
ウィンズ「そうか、これは私が頑張らないと行けないのかと思っていたけれど、かえって良かったのか」
ガラーム&レイヴン「・・・何だ、残念。」
このお二方、何故かDMより残念がってますよ? 

・ステラがWhirling BladeでNightwalkerを攻撃。Greater Link Spellも無論飛びます。

・Retrieverはやることなくて行動なし。

・シルフィ(レイヴンのFamiliar)は移動して逃げます。

・ガラームがTitanをTripし、かつStunさせます。

・レイヴンがTitanにChargeでSunder。

・BeholderがEye raysをTitanに撃ちますが、ほとんど効果はなし。

・クリムはNightwalkerに攻撃し、転倒させます。

・Nightwalkerが倒れたままQuicken Unholy Blightを放ってちまっと削ってきます。

○第3R

・ウィンズはStun中。

・ナギはNightwalkerにHoly WordをCLv32で放つも、さほど効果を上げられず、Blindnessのみ。どうも、Size-IncreaseしないギリギリまでAdvanceされている模様。

・ヘイヤがTelekinesisでPurelightを操って、20回Nightwalkerに攻撃し、撃破。さして戦局を左右するものではなかったため、このときのD20はとても目がよかったです。

・ステラがWhirling BladeでNightwalkerとTitanを攻撃。Nightwalkerはこれで片付きます。

・メディアはStay。

・ガラームがTitanを再びStunさせます。

・レイヴンがTitanにCharge。179Dmg。

・クリムはStay。

○第4R

・ウィンズはStun中。

・ナギがTitanに素手でCharge。415Dmg。これでようやくTitanが沈みました。

●事後処理

本来のボス部屋、Lichの墓所に移動します。

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まわりには、洗面器のようなものに水が張られたものと、Sigilが書かれた棺桶があり、以前ヘイヤがPsychometoryで見たものと同様なものがあったので、ここが「Sorril VenirをImprisonmentで封じ込めた」場所だとわかりました。

棺桶の中にはPortable Holeがあり、中には10000gp, 1500pp, 500gp相当のGemが計100個、Book of Vile Darkness(!)が入っていました。

Lichを倒してもPhylacteryを破壊しないと倒したことにはなりませんので、Phylacteryを捜します。すると、棺をどかしたところの床に、6inchの穴が空いており、ずっと下まで続いている模様でした。穴の大きさから、Tiny-SizeがSqueezeしてようやく通れそうと判明。そこでヘイヤに下にいってもらい、途中つっかえたら棒でつつくことに決定しました。お目付け役がいないと不安なので、メイも行きます。

100フィート以上(!)も下にいったところに、ぽっかりと少しだけ広がった空間(直径1フィートぐらい)に、目指すPhylacteryを見つけましたので、破壊します。「穴の大きさが小さすぎて、Line of Sight、Line of Effectが通らない(Detect系に反応しない)」という「D&Dでの物の隠し方はこうだ!」というお手本でした。これはすごい。 

次にステラがFreedomを使用し、Sorril Venirを解放します。

ナギ「囚われの姫様のお目覚め、じゃな」

Paladin in Hellといい、Paladinは捕まるのが宿命のようです。ついでに、Sigilが全部はがれました。Teleportがなかったらどうやって帰れ、と?

解放されたSorril Venirからいろいろ聞き出しますが、彼は迷宮についてはよく知らない模様でした。なんでも、いきなりTitan(!)にImprisonmentされた、とのことなので、Titanがこの迷宮の一番の悪の原因であること、かつImprisonmentをCastしたのが誰か、という謎は解けました。あとはDMがネタばらしをしてくれるでしょう(笑) 

これで、ようやく任務完了です。…あれ、HydraっていつかBottomless pitから復帰して帰ってくるんだよね?

総括

シナリオは大変面白かったです。ギミックにあふれ、思わず「おぉ!」ということが何回もありました。本キャンペーンのDMをしていただいたハイランス卿、ならびにPartyのPL諸氏に感謝です。PC構築については、「混ぜるな危険」は十二分に楽しみました。こんな無茶なPC達でもゲームになってしまうMonte先生のシナリオ、およびそれを回したDMの手腕はすごいと思いますよ。あと、Feyはダメだ。

キャンペーン終了後のDMの感想

あんな無茶苦茶なPCども相手に良く頑張ったなぁ、と褒めてあげたい。あのラストエンカウントの内容、戦術がD&D的にベストだったとは思わない。お手本にすらならないだろう。それでも私らしさは出せたのではないかなぁ、と考えている。

本キャンペーンではPLさんに恵まれたこともあり、各自が好きなルールブックを選んでやりたいことを追求し、互いを「駄目(褒め言葉)」とにこやかに罵り合い、楽しくセッションを行うことができた。期間にして半年、回数にして全6回というショートキャンペーンではあったが、DM/PL皆が満足して終わることができたと信じている。

特にPC作成には多大なコスト(金額も時間も)を掛けて頂いたかと思うが、頑張った分、セッション中も楽しめたのではないだろうか? 

そしてPLの皆さんも、本レポートをご覧になった読者の方も「もうd20なんて使わない!」と心に誓ったのではないだろうか。もしくは「d20が無ければ生きられない!」という駄目モードか? 

確かに他社のルールブックとの併用を前提としてバランスを取っているわけではないから、そんなもんを組み合わせて使えば破綻するに決まっている。でも、その混沌の中から極上のコンボを生み出す作業もまた楽しいものだ。大人の娯楽って領域で遊ぶ分にはね。 とはいえ、この混沌とした遊び方も「Alternative」としては悪くないと思う。

一応、全体のマップを公開してみる。

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各フロアが「Sigilが無いと起動しないテレポーター」で繋がっており、外壁を破壊しようとするとレイスやワイトが増殖するので、外観を示されても・・・というのは良くわかる。ネタバレで歴史についても少し解説しておこう。

800年前にアンダーダークに追われた人間たちがいた。彼らの名前はDyris。他の人間を生贄・拷問に使っていた。 

彼らはローワープレーンからアウトサイダーを呼び、アンダーダークから異形の化け物たちを呼び寄せた。彼らのクレリックはアビスやパンデモニウムへのゲートを開き、混沌と破壊の力を引き出していった。

これらのエネルギーは長い時を経て、Lifebaneと呼ばれるエネルギーになった。時間が経つとDyrisたちはユアンティに近い姿を取る様になった。見かけはアボミネーションに近い。

彼らはマグマを利用する呪文やアイテムを作り出した。ライフベインの狂気の影響か、他の種族を攻撃するようになったが、ドロウやマインドフレイヤーとの戦いは高い代償となり、彼らの種族は衰退を始めた。

強力なクレリックであるIm-Ravinは狂気と儀式を経てリッチとなった。彼は墓を守るため、強力なトラップと護衛を置いた。ここがLoMと呼ばれるダンジョンである。 

やがてリッチはいくつかの勝利を収めた後、長い眠りについた。だが、ライフベインはリッチと一緒に葬られ、影響力が失われることを嫌がった。やがてライフベインはリッチの施した防御策を変更し、外からの侵入者(冒険者)たちを爬虫類風の生物に変更した。

時が流れ、タイタンを神と信仰する冒険者たちがやってきてタイタンを召喚するアーティファクトを使用したところ、呼ばれてきたAethunはライフベインに捕らえられ、発狂してしまった。諸悪の根源はライフベインが乗っ取ったタイタンだったのだ。その元を作ったのはどこぞの冒険者たちだったわけだが。

Sorril VenirというパラディンがLoMから強大な破壊の力を感知し、探索に赴いたが、タイタンに王錫の中のクリスタルスフィアーの中に封印されてしまう。メフィットはその王錫を持って、パラディンの従者の下にやって来た。

「まだ探索を続けるつもりであれば、お前たちは新たな、そして避けられない破壊を目にすることになるだろう。お前たちは地上の主ですらない。手に負えぬことに関わるな。LoMに近づくな、そうすればあと少しだけ長生きすることができるだろう」 

王錫は2フィートくらいで、銀と鉄の合金で出来ている。トップには直径3インチのクリスタルスフィアーが付いていて、中に30代くらいのパラディンが苦しい表情を浮かべている。エンドには鉄の輪が付いており、長い緑色の飾り帯(サッシュ)が結ばれている。サッシュには20種類のシジル(マーク)が描かれている。

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彼は改良されたインプリズメントの呪文で封印されており、解呪することはできない。 

真のボスはリッチ・・・ではなくてライフベインだったのだ。何と言っても数値データが無いので倒しようが無いのだけれど!パラディンを助け出したし、ダンジョンの管理人であるタイタンを倒しので、シナリオとしてはグッドエンドだと思うな。

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