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Rod of 7 Parts(D&D3.5版)キャンペーンレポート

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このキャンペーンを一言で言えば「ドラゴンボール+真女神転生」である。


イントロダクション

ロッド・オブ・7パーツというアーティファクトがある。

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7つのパーツに分かれており、それぞれがマジックアイテムとして使用可能であり、なおかつ、つなげると更に強大なパワーを発揮するアイテムだ。ただし、間違ってつなげようとするとテレポートが発動して1d10×100マイル跳んで行ってしまう。

・・・まるで神龍に願いをかなえてもらった後のドラゴンボールのように

このキャンペーンモジュールはAD&D2版対応で発売されたものである。このモジュールをD&D3.5版状況で行うことにして、シナリオを大きく変えてプレイした。大筋は使っているが、個々のエンカウントはかなり変更しているし、NPCの考え方・立ち位置も大幅に修正を掛けてドラマチックに演じてみた。

本シナリオでは「善 対 悪」という対立軸ではなく、「秩序 対 混沌」という対立軸がメインに置かれているのが特徴であろう。

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場合によっては悪同士は勿論のこと、善同士でも戦いが起こる場合があるのだ。

このあたりが、私が本作を真女神転生と呼ぶ所以である。

キャンペーンゲームにおけるパーティ内で、悪が排除されるのはよくある風景だが、秩序のみ、混沌のみと偏ることは稀だと思う。ここに対立軸を置き、パーティ内で利害関係が一致しない状況を導入したときに(ちょっぴり)強大な敵を目の前にしてどのように振舞うかを試してみたかったのだ。
・・・結果は「ロールプレイと戦闘は別!」というパワーな答えだったが、それもまた良し。

キャラクター紹介

チキチキ
スリクリーンのDervish
新しいフルアタッカーの姿と、Dervishのウザさを目の当たりにさせて頂きました。

ザッハ
空飛ぶクジラ
お買い得種族+Flight(Ex)の有効性を嫌というほど実感できました。

メディア&リン
メディア:Arcane Caster、リン:アーチャー
急なレベルアップで呪文の選択に一番苦労されたかも。効果的な呪文が多くて良かったと思います。

ミアレンディ
Ghaele。
天使の能力で中盤戦は圧倒的に便利キャラと化してましたね。まさかクラスを持てるところまで行くとは思ってなかったみたいですが

ミシュラ&アゼル
ミシュラ:Mystra Cleric、アゼル:Psion
Mystraクレリックの駄目さ加減は知ってはいたが、そこに新たな実例を加えて頂きました。ガチでは最強と思った。

ネスト&アスリル&ライダー
ネスト:Thrallherd、アスリル:Saint-Healer、ライダー:メデューサパラディン
パーティの守りの要と言って良いポジションでしたね。このヒーラーの回復力はある意味トラウマになりそうです

第1回

この回はPLの顔合わせ&軽い導入部分のつもりだった。プレイヤーたちが初対面(サークルの友人たちと、Webサイトで知り合った友人たち)であるが、戦闘における立ち位置や役割分担がうまくいったのは、PLたちが良いゲーマーであったからだろう。

このキャンペーンでは何故かセッションでは遅い時間まで白熱する回が多く、セッション後に皆で酒を交わして語り合うには、第5回終了後を待たなくてはならなかった。

導入は「君たちがダンジョンを制覇し、入手したお宝の中にたまたまロッドの1部があった」というそんな設定であった。

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ここではPL間連携を確認するための敵として、エティンを登場させた。

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原作では普通のエティンだったのだが、当時ハマっていた自爆技を思いついたので、エティンサイズのフルプレートを着せ、「アンダーダーク」のルールブックで導入されたミネラル・ウォリアーのテンプレートを付け、毎度お馴染み「ファイナルストライク!」で自爆できるようにしておいたのだ。

ミネラルウォリアー:ECL+1なのだが暗視・DR8/アダマンティン・AC+3(natural)が付き、INT/WIS/CHAが低下する代わりにSTR/CONが上がり、地属性が付く。ファイターなら1レベルあきらめる代わりにこのテンプレートをつけるだけで相当硬くなる。

Savage Speciesはモンスターカスタマイズ用ルール集。Final StrikeのFeatは属性を持っていると取得できる特技である。死ぬと自爆してダメージを与える上に属性に応じた追加攻撃が生じる。特に地属性だとダメージを与えた上にアースクエイクが発動して超強力。
これ以外にもマルチヘッドモンスター(首が複数あって複数武器を使いやすくなる)やタウリックモンスター(下半身を優秀な動物にすることで、動物のSTR/DEX/CONを使う)など、超強力で便利なテンプレートが揃っている。

結果、大激戦となり自爆ダメージで甚大な被害を受けながら撃退したものの、アースクエイクのせいでゲットしたお宝は全部地面の下という(ちょっぴり)切ない状況となってしまった。

フィーンディッシュ-マルチヘッド-キャリオンクロウラーも別の部屋に用意してあったのだが、こちらには行かずじまい。愕然とするような頑健STを要求してやるつもりだったのだがな。 

第2回

真女神転生の如くLawとChaosでドツキ合う話なのだが、何故か足並みの乱れないプレイヤーたち。

Lawのアーティファクトを所持した影響で、PCの2人が「とても整理好きになり、散らかった状況を改善できない場合、命中判定とSTに-1」という特典を得ることに!
宿屋に入ると、4つの腕にホウキとハタキを持って掃除を始めるスリクリーン(カマキリ人間)と「埃が残ってるじゃないか!」でっかい指でベッドのシーツの皺を伸ばし、Lサイズの翼付きクジラが「雑に畳むな!」と言いながら毛布を丁寧に畳んでいる。

私が用意した(カスタマイズした)敵を見て、「自爆するから離れて攻撃します」が当然の戦略となっていた。第1回でフルプレート着たミネラル・エティン(AC26、DR8/-)が殴打ダメージを与え(2d6+7)、死んだらファイナルストライクが発動して殴打のダメージをエリアで与え(10d6)、副次効果でアースクエイクが発動して洞窟が崩れて全員に致命傷を与え(8d6)、挙句に敵のCRが低い(7)上に、お宝は全て地面の下に埋もれていったことがトラウマになっていたのかもしれない。

2つめのパーツのありかは「アボレスの住む洞窟」洞窟の中には彼の配下の生物たちが待ち構えているのだ。

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入り口ではアンバーハルクが洞窟の壁越しに不意討ちを狙っていたのだが、

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ガエルのキャラがエーテル化して壁を突っ切ったため、理不尽にも不意討ちがばれたという事件が早速起こる。

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このときに限らないが、本キャンペーンでは「ゲーマーの勘」というものにヤラレタ感が強い。状況をコントロールされて戦闘に持ち込まれた段階でDMの負けは見えているのだ。

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ここで登場させた「ジャイアントコックローチ(巨大ゴキブリ)」が本キャンペーン最強の敵だった、とはPL・DMの共通の見解である。

尚、下半身をジャイアントコックローチ、上半身をドラウエルフという「ドライダー改」もパーティを苦しめた。「アンダーダーク」収録のジャイアントコックローチは下半身としては最強のスペックを誇る。タウリッククリーチャー好きには避けては通れない候補であることよ。

第3・4回

本キャンペーンの方向性を決定付けたセッション。

[キーワード]
Cloud Giant(Air) & Fire Giant(Fire) = Final Strike!

洒落も交えて、登場する敵全員に自爆技を持たせていた結果、セッション内で発動したFinal Strikeの総ダメージが280d6。・・・本当に城が吹き飛びかねない。PCたちは9レベルなのに頑張るなぁと感心しました。

クラウドジャイアントの城

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3番目のロッドのパーツを探しているパーティは、それがクラウドジャイアントの城にあることを知る。そこではクラウドジャイアント(新郎)とファイアージャイアント(新婦)の結婚式が行われようとしていた・・・

ロッドを持っているのは新婦の母(ファイアージャイアント:アデプト7)

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サブクエスト
シルバードラゴンの子供が結婚式のメインディッシュとなるべく捕らえられていた。PCたちは「妹を助けたい!」という兄ドラゴンの依頼を引き受け、ジャイアントの城に乗り込んでいくことに・・・

導入
結婚式の招待状をストーンジャイアントから強奪することに成功し、クラウドジャイアントの城に無事潜入!

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DMの目論見:まず最初に「ガチンコバトルでは勝ち目が無いですよ」ということを知らしめるためにわざと圧倒的な敵勢力を見せ付けてみた。ちなみにこの時点でパーティの平均レベルは9だったりする。

<新郎側>
クラウドジャイアント-クレリック7(CR21) ×1
クラウドジャイアント-ハルキングハーラー3(CR14) ×1
クラウドジャイアント(CR11) ×9
グリフォン(CR4) ×5
ダイアーライオン(CR5) ×8

<新婦側>
ファイアージャイアント-アデプト7(CR16) ×1
ファイアージャイアント(CR10) ×8
ヘルハウンド(CR3) ×30
フィーンディッシュトロール(CR6) ×22
エティン(CR6) ×12
ヤングレッドドラゴン(CR7) ×2
エルフの傭兵(ファイター10/ローグ10:CR20) ×1

ここまで圧倒的な戦力なので、きっと呪文やパワーを駆使して城に潜入し、「目的を達したら一気に脱出を図るだろう」とDMは確信していました。

この時点でエンカウンターレベル24ですよ!

パーティ平均レベル9ですよ!

まさか正面突破してくるなんて思うわけ無いじゃないですか!

実際のプレイでは、妹シルバードラゴンを助け出し、それをホールディングバッグに放り込んで、まずは一旦テレポートで脱出。後日改めてロッド探索に城を訪れようということになりました。

城中探索の結果、地下に怪しい部屋があることに気づき、偵察に行ってみると・・・そこは地下牢になっており、案の定シルバードラゴンが捕らえられていました。ええ、銀のシスタードラゴンが12匹

当時は12人の妹が流行っていたのです。

そしてここで集中力が切れたか「ヤッてやろうじゃないか!」と居直るPCたち。結局地下室を出たところで戦線を構築し、襲い掛かるジャイアントどもを片っ端から切りまくることになりました。

当然、ジャイアントはサブタイプ持ちなのでファイナルストライクを標準装備だったわけで、撃ちも撃ったり、合計ダメージ280d6。途中から前線は敵を全て峰撃ち(非致傷ダメージ)にして、ジャイアントが気絶したところで遠くに投げるという、他の卓では一生取りそうも無い戦術を駆使して戦い始めるし!

敵にトドメをさすのにここまで慎重になるPL達もそうそうおるまい

ジャイアント側にも多くの被害が出て、「これでは結婚式が出来ん」とPCたちに36時間の停戦協約を結ぶことに。この時点でPCたちは新婦母(ファイアージャイアント)がロッドを髪留めとしてつけていることを発見。回復してから両者仕切り直すことになりました。

DMの目論見2:ここで1回セッションが切れています。集中力も持ち直しているだろうし、敵勢力が多いこともわかっているので、今度こそ城に潜入したり、一気にロッドの持ち主だけを倒す作戦に出ると確信していました・・・

実際のプレイでは

DM「決戦は城が良いですか?オープンフィールドでやりますか?」

停戦が切れる前に下調べを行い、切れると同時に潜入するとばかり思っていましたが・・・

PL「オープンフィールドで戦います」

DM「Σ(゚Д゚)ガーン」

かくして、Mサイズ×11、Lサイズ×41、Hサイズ×7の敵をマップに配置し、野原で合戦をすることになりました!!!

合戦をするにも所詮はWillの低いジャイアント、コンフュージョンとサイオニックドミネート片っ端から同士討ちを行いはじめ、寝返ったキャラを効果的に壁とすることで戦線を構築しました。

一番の目玉はクラウドジャイアント-ハルキングハーラー3(CR14)でしたね。

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Hulking hurlerのOverburdened HeaveでMedium Loadまでの岩を投げることができます。彼のSTRは35で、Hサイズなので、12792lbの岩を持てますね。Improvised Weapon扱いで計算すると、400lbで5d6、その後は200lbを超える毎に+1d6ですから
(12792-400)÷200=61.96、よって66d6のダメージが出る岩を投げつけることができるわけです。しかし、ルミナスアーマーかけっ放しのPCにあたりゃしねえ。岩が当たることがないまま、モーニングスターで空飛ぶクジラは気絶させたものの、結局Lサイズの空飛ぶミストラクレリックのスパイクウェポンで殴り殺されてしまいました・・・

実時間で7時間にも及ぶ長期戦の結果、PCは勝利しましたが、この戦闘で得られた経験値が・・・全部で55229点。10レベルパーティがいきなり15レベルまで上昇する大盤振る舞い!今回は複数レベルアップOKでやってます。

キャンペーン後半はファイナルストライクを封印することとしました。

本当は潜入・調査ものにしたかったのだ。シルバードラゴンの妹を出すけだし、親を助っ人として呼べば、こんな感じのイベントが発生することもあったのだが・・・

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第5回

今までとは舞台が一気に代わり、お次は砂漠のアドベンチャーになる。

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ロッドも持ち主がロッドを入れた袋を持ったまま石化しているというオチなんだが、エンカウントがイマイチ地味だった。

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やったことと言えば48HDのファイアーエレメンタルがGreater Powerful Reckless Shock Trooper Stunning Flying Kick Chargeをしたくらいかな?60ダメージくらい与えて初撃でびっくりさせることくらいはできましたね。

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それでもクレリックには17点しかダメージがいかないあたりが悲しいが

ボスその1の45HDサラマンダーはロングソードとライトメイスを構えてHammer's Edgeを使うことだけを目的としてカスタマイズしていたのですが、PCにフルアタックする前に削り殺されてしまいました・・・

46d6ものダメージがスタンダードアクションで飛んでくる戦闘ってあんまりだと思うな

1回フルアタックが始まったら、死ぬまで逃さないつもりでしたが・・・大失敗 ・゚・(つД`)・゚・  

エンカウントその2では、22HDまで増やしたBoneclaw(MM3収録)を7体壁にして、後ろから15レベルキャスターがFell weakenとFell Drainのスペルを撃ちまくるという単純なもの。入り口に張っておいたWall of Dispel magicをTrueseeingで見破られた段階で勝負アリ

思い出したようにTrue seeing使うんだもんなぁ・・・この辺はゲーマーとしてのカンでしょうかね。

QuickenでEmpowered Ray of Enfeeblementなどを放つもPCたちにかすりもしない。ミストラクレリックの一瞬で敵を壊滅させる究極奥義が炸裂する・・・夢を皆で見ました。

敵全員にSTなしの290ダメージ確定!と格好良く宣言するところまでは良かったのですが、スクロールの起動チェックで1を振ってしまい、全ては無かったことになってしまったのです・・・

結局はコホートアーチャーの弓で射殺されてしまいました・・・

15レベルPCがCR15の敵を倒して1188点経験値もらって「え~~~???(たったこれだけ?)」という声が聞えてきました。ここ数回のエンカウントで数万XPがもらえていたことに、すっかり舌が肥えてしまったのでしょう。

<反省>
Dervish Danceは憧れているうちが華!最初の1回は皆が「おお~~」と言って見守ってくれるが、2回目以降はひたすら攻撃を降り続けるだけで処理が重くなってしまいますね。しかも回数が多いだけあって、他のPLが誰も見てくれない!!一撃必殺の方が見ててハラハラできて良いなぁと思いました。確かに文句なしに有効的で強いんですけど・・・正直、飽きた

Libris Mortisは良い本だ!アンデッド本ですが、素敵Featと素敵呪文が多くてとても良いですね。SneakとCriticalで痛い目にあったDMは必ずゴーレムかエレメンタルかアンデッドを使うようになるので、アンデッドはドレイン系以外イマイチ感があったのですが、これでだいぶ強化された気がします。あとBone clawは22HDまで言ってもCR8なので、中堅レベルでオススメ!!Unholy Toughnessを持っていて、ChaボーナスがHPに加えられるので壁として優秀です。こいつこのナリでCha19だし。


第6回(Lapinさんバージョン)

パーティ構成はこんな感じ。
チキチキ(LN)、thri-kreenの前衛。しかし、HPはパーティで下から2番目。ロッド所持係。
ザッハ(LG)、空飛ぶクジラ。パーティリーダー。
メディア(CG)、めっちゃ体格のいいウィザード。
リン(CG)、HP貯蔵庫のアーチャー。メディアのコホート。
ネスト(NG)、psionなのにspellfire持ちという、めちゃくちゃ危険な立場の人。
アスリル(CG)、ネストの僕。脅威の回復力を誇る。通称聖女様。
ライダ(LG)、メデューサのパラディン。・・・だった。
ミシュラ(NG)、ミストラのクレリック。暇つぶしでヒールを使う。
アゼル(NG)、今回から参加のミシュラの妹(コホート)。

前回、砂漠を観光してRod of 7 Partsの5本目を手に入れたパーティはウォーターディープへと帰って来た。宿屋へ泊まると、いつの間にかアゼルが加わっていた。ミシュラの妹らしいけれど、全く紹介されてもらっていないような気がするのはきっと気のせいに違いない。

ちなみに、ミシュラの実家は商人で、家族はミストラ神官で、2人の父親はミストラの敵を倒すことに生涯をかけているらしい。そんな家系のミシュラなのだから、仲間のpsionであるネストとはそりが合わなかったに違いない。2人の間には深い確執があったけれど、7レベル分(スタート時のレベル)の冒険を通じて互いに判り合ったに違いない、多分。

ところが、今回、久しぶりにウォーターディープへ帰って来たら、生き別れになっていた妹と再会する。しかも、妹はいつの間にかpsionになっていた! 父に知られた日にはどうなるか判らない。父自らの手で、自らの娘を断罪するかも知れない。しかし、妹のアゼルもこれまで散々苦労した末、ようやくの思いで兄を頼ってやってきた。ミシュラにはそんな妹を見捨てる事が出来ない。自身の内で葛藤を抱え込むミシュラだが、これは家族の問題なので、パーティの仲間に迷惑をかけるわけにはいかない。自分の手で解決しなければならないのだ。そう決心し、仲間達の前では普段と変わりなく振る舞うミシュラだった。しかし、その胸の内では、妹をミストラの道へと更生するように導いて行こうと固く決心していた。というイベントがきっとあったに違いないのですが、ミシュラが仲間の前では普段と変わらぬ振る舞いをしていたため、プレイヤーは気づきませんでした

ミシュラのPLがレベルアップでLeadershipのFeatを取得してCohortを獲得したのですが、一切の説明も設定もなく「妹です」とパーティに合流していたので。戦闘ユニットの追加みたいな扱いでした:DM記

というわけで、ウォーターディープに帰って来ると、あちこちから覗き見してくる連中が・・・。ひっきりなしに覗いてくる相手がいるので、ライダ以外はマインド・ブランクやら何やらで防御し、ライダには「はずれ」と書いたプラカードを首から下げさせてみる。

そこへ、以前知り合ったパラディンのハイランスが「君たち有名になったねぇ」とやってくる。「ついこの間まで私よりずっとレベルが低かったのに、あっという間に追い抜かれちゃったね」と呆れるハイランス。いや、全くおかしな話である。

何はともかく、5本のロッドを揃えたので、早速組み立てて次のロッドの在処を探ろうとする。そして、ロッドを組み合わせたところ、ロッドの影響を受けていたザッハがLNへと変更する。最近、レッド・ナイト信者になったザッハは、ますますレッド・ナイト信者らしくなったのであった。ちなみに、チキチキは初めからLNでした。そして、ロッドを組み合わせた事で、次のロッドの所在のイメージが得られる。それは寺院のような建物だった。

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土地勘のあるハイランスに聞くと、旧いミアクルの寺院だったところで、いまでは廃墟になっているはずの建物だという。しかし、得られたイメージはとても廃墟には見えない。更に情報を得ようと、ウォーターディープで有名なバード(epic bardだった)を雇ってmultiverseで何か目立った動きはないかと尋ねたところ、混沌側はかなり積極的に動きが見られるが、法側はそれに対してまるで動きを感じられないという事が判る。
まぁ、とりあえず行ってみようということで、各自、お小遣い(前回収入、1人36000gp)で買物してから、現地へメディアのグレーター・テレポートで飛ぶ。

現地につくと、問題の寺院の廃墟の前でヴァンパイア退治の依頼を引き受けた冒険者パーティと出会う。

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交渉能力の欠如したカマキリが冒険者達と微笑ましい会話を交わした後、彼らには昼の間は「縄張り」から出て行って貰って、その間に寺院の調査をすることになる。問題の寺院に近づくと、チキチキの目には廃墟ではない立派な建物が見え、門に触れると中へ入れる。

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しかし、他の仲間たちには寺院は廃墟にしか見えず、チキチキが中へ入るとチキチキが消えてしまったように見える。ロッドの影響を受けているもののロッドを持たないザッハにはチキチキと同じものは見えるが、やはり中に入る事が出来ず、入ろうとすると寺院の廃墟へ入ってしまう。

どうやら、ロッドを持っていないと入れないらしいということで、ロッドを持ったチキチキとライダが手をつないで中へ入ってみようとすると・・・。手をつないだ瞬間、ライダのアライメントがLNに変化してしまう。

こうしてライダはex paladinになったのであった。

これにはみんな嫌がり、既にLNのザッハ(空飛ぶクジラ)とライダ(メデューサ)以外はチキチキ(thri-kreen)から一斉に離れる。しかし、ロッドがなければ中へ入れない。そこで、ロッドが5本揃っている事で、lawの力が強くなっているようなので、ロッドを3つに分割して、分割した2本をザッハとライダに持ってもらい、他の仲間にはザッハに乗って貰って寺院の中へ入る事にする。

DM「じゃあ、ロッドを分解するなら、その数だけd20振って。1が出たら何か出てくるから」
チキチキ「1」
DM「・・・突然、空にゲートが開いた」
ゲートからはデーモンやらスラードやらエルダリンやら混沌の来訪者たちが顔を覗かせて、「お前達はQueenの部下か、それとも公爵の手下か?」と聞いてくる。

まぁ、こんなところで上を見上げながら話すのもなんだからお茶でも飲みながら話しましょうと誘って、今日の買物でティーセットの為に購入したtravel cloakからお茶を用意する。ザッハ、チキチキ、balor、ghaeleが仲良くお茶を飲みながら話し合う。それを離れたところで見守る仲間達。

そして、更に離れたところでその様子をうかがうヴァンパイア退治に来た冒険者達。
チキチキ「時に、貴方達のお名前は?」
DM「きついこと聞きますね」
だって、名前を聞くのは礼儀じゃないですかー。

とりあえず、balorはベンツェル、ghaeleはメルキュースと名乗った。2人の話によると、彼らは法と混沌の争いをこれ以上続けたくないので、ロッドを探さないで欲しいとの事。
どうやら、混沌側はQueen of Chaosとその手下は意欲的にロッドを探し出そうとしているが、それ以外の連中は乗り気ではないものもいるらしい。しかし、Queenに殺されたくないから従わざるを得ない連中や逃げ出す連中もいるだろうとのこと。また、Queen側に雇われた傭兵達もいてロッドを狙っているらしい。そして、彼らは法との戦争に乗り気ではないため、これ以上ロッドを集めて欲しくないらしい。しかし、ロッドを所持しているチキチキはアーティファクトの影響でロッドを完成させたくて仕方がない。
「それじゃあ、とにかくQueenの手に渡らないようにしてね」というbalor & ghaeleの言葉に快く返事して友好的に別れるのであった。

Rod of 7 Partsは法と混沌の戦争の最中にWind Dukeによって作られたアーティファクトで、Queen of Chaosを倒す為に作られた武器。LawとChaosの最終戦争は破れた側が消えてしまう為、goodやevilなどに関係なくLawとChaosの勢力が争っている。Rod of 7 Partsは強力なLawの武器だが、このロッドにはミスカというQueen of Chaosに仕えるチャンピオンが封じられている為、Chaos側も探し求めている。

イベント終了後、改めて寺院の中へ入るとそこはデミプレーンでした。正々堂々、扉から入ろうとザッハが1人で近づくと、扉の前でアンティマジック・フィールドの中へ入り、足下に落とし穴が開く。落とし穴の中には何やらうごめくものがいた(実はadvancedしたarcane oozeでした。剣呑剣呑)。

しかし、普通に空を飛べるザッハは気にしない。扉は中央に両開きのものが1つ、その左右に方開きのものが1つずつあり、何れも同様の罠が仕掛けてある様子。

そこで、扉と扉の間のアンティマジック・フィールドの範囲外の壁を破壊する。中からウォール・オブ・フォースが出てくるので、それをディスインテグレイトで破壊し、残る壁を破壊し、ようやく寺院の中へと入る。

寺院の中にはメッセンジャーのウォーター・エレメンタルがいて、「主人が待っている」と告げてくる。「試練を突破して主人の元へ行くように」とかいっていたので、やはり何かあるらしい。そこで、アスリルがザッハの上に乗ってprotective auraをactiveにして寺院の奥の祭壇まで飛んで行ってもらう。
途中でアンティマジック・フィールドがあると厄介なので、10フィート棒にライトをかけて、それを先にして進む。高レベルになっても役立つ10フィート棒は冒険者に必須の装備です。

さて、ザッハ&アスリルが祭壇へ向かうと、向こう側からファイアーボールがばしばし飛んでくる。しかし、アスリルのprotective auraで全て防ぐ。祭壇まで行くと、そこに文字が刻まれており、「ロッドを掲げよ」と書いてある。文字を確認してザッハ&アスリルが戻ってくる。

アスリル「10フィート棒を床に引きずるようにして戻ります」

DM「・・・すると、10フィート棒の触れた床の両側の壁からマジック・ミサイルがバシュバシュバシュっと飛んで来た」
しかし、それもアスリルのprotective auraで防がれてしまうのでした。

そんなわけで、全員で安全に祭壇の前まで行くと、チキチキがさっとロッドを掲げる。すると、祭壇の手前の通路の両脇にポータルが出現する。
メディアが調べたところ、ロッドを掲げるとポータルが出現するらしい。
チキチキ「これって、ロッドを持っている私が先に入ると、その瞬間にポータルが消えちゃいそうな気がするのですが」
DM「・・・今、かなり上の方から“チッ”って声が聞こえた」

DMが本当に残念そうな顔をされていたのが印象的でした。:PLメモ

チキチキを最後に全員がポータルをくぐると、そこは広い空間で、ハウンド・アルコンが主人の代理として待っていた。そのハウンド・アルコンを通じて姿を見せない「主人」と会話をする。
曰く、このプレーンにある間は、Queenの配下にロッドを奪われる心配がない。そして、ここの主人は6個目のパーツを持っており、ここでロッドを保管しながら、配下のものを使って最後のロッドを集める事が出来る。だから、ロッドを渡すように、とのこと。

チキチキ曰く、ロッドを渡すと貴方が自分で残りのロッドを探し出そうとするかも知れない。そうなっては意味がないので、7個目のパーツの場所が判ったら、ロッドの一部はここにおいて、残りは我々が持って最後のパーツを探しに行くというのはどうか。ニュートラルなミシュラさんはロッドを集めるよりも、ロッドが集まらない状態の方が好ましい。

混沌側はロッドを集めたがらない勢力がいたけれど、法側はどうなのか。ここの主人はロッドを集めるつもりなのか、がとても気になるお年頃。しかし、カオティック側代表のミアレンディ(ghaeleの未成年)がいないので、葛藤に悩むシーンはここまで。

姿の見えない主人「お前達がロッドを所持するに足るか、私が試してやろう」
チキチキ「お前がロッドを託すに足る人物か“我々が”試してやろう」
ということになって、主人のいる場所へ通じるポータルが現れる。

ポータルの向こう側には、
アドヴァンスド・ハウンド・アルコン x6(CR10)
ハウンド・アルコン, 11レベルパラディン x3(CR16)
マインド・フレイヤー x6(CR8)
Advanced Psion Killer(CR19)
アドヴァンスド・マールート、イネヴァタブル(CR23)
そして、主人のウルサット(Ulthut)さんこと、アドヴァンスド・ピット・フィーンド(54HD)(CR38)
が、待ち構えていました。

とりあえず、ウルサットさんはMMに書かれている戦術に従って行動していましたが、高レベルパーティ相手にあの戦術はあり得ないと思います。コンストラクト青(マールート)の特殊能力もなかなか強力でしたが、一番驚いたのは、DMの「パワーアタック40点」の一言でした。

この戦闘に関しては、Kiryuさんが詳しく書いてくれると思いますので省略します。

何はともあれ、ウルサットさんに実力を認めてもらい、ロッドの6個目をゲット。

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そして、最後の1個目の在処が明らかに・・・パンデモニウムらしい。

次回はいよいよ最終回。死にフラグ立ちまくっているチキチキはやはり、火口からロッドごと身を投げて死んでしまうのか?乞うご期待!

ヴァンパイア退治に来ていた冒険者一行というのが実は混沌の女王の配下で、PCたちを待ち構えていたのだ。(自分達で探すつもりだったが、ロッドが無いから真の寺院に入れなかったのだ)しかし、あの激しい罠と戦闘を潜り抜けた後にザコ戦やるのもウザいので、こちらも割愛。

第6回(Kiryuさんバージョン)

0.前提
本来のRaceとSizeを列挙しておきます
・チキチキ:Thri-kreen、Medium
・ザッハ :Winged Anthropomorphic Baleen,Whale、Large
・メディア:Human、Medium
・リン  :Human、Medium
・ネスト :Elan、Medium
・アスリル:Outsider(Augmented Human,Native)、Medium
・ライダー:Medusa、Medium
・ミシュラ:Human、Medium
・アゼル :Human、Medium

1.戦闘前の準備
・メディア:Enlarge + PolymorphでMountain Troll。Size Huge
・リン:変身先はメディアと同じ(Huge)
・ミシュラ:変身先はメディアと同じ(Huge)
・アゼル:MetamorphosisでMontain Trollになった後、ExpansionをAugmentしてSize Colossal(MasterのPL曰く「肉の壁ですから」)

ちなみに大きい順にならべるとアゼル(Colossal)>>メディア=リン=ミシュラ(Huge)>ザッハ(Large)>チキチキ=ネスト=アスリル=ライダー(Medium)
…前線組のほうが小さいんですが。

2.戦場
準備後、戦場へはPortalをとおりましたが、その際Diceを振り、結果の目で出現場所が変わりました。

戦場は

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のように、中央がWall of Forceで区切られた、上からみると「コ」の字を左に90度回転させたような形でした。天井の高さは30ft。
E1:アドヴァンスド・マールート、イネヴァタブル、マインド・フレイヤー x6
E2:Advanced Psion Killer
アドヴァンスド・ハウンド・アルコン x6
ハウンド・アルコン, 11レベルパラディン x3
E3:アドヴァンスド・ピット・フィーンド

P1:チキチキ、ライダー、ミシュラ、アゼル
P2:ザッハ、メディア、リン、ネスト、アスリル
偶然とはいえ、綺麗に分かれたものです。

3.実際の戦闘
印象に残った戦術/シーンを幾つか紹介させていただきます。各Roundで書いてないキャラの分は記憶にないです。

第一Round
ハウンド・アルコンの何体かがアスリルに攻撃するものの、DRでほとんどを防ぐ。貫通しても、Fast Healingで1roundで治ってしまったり。
メディアがReverse Gravity。空を飛べないハウンド・アルコン達は「天井に落下」。
ミシュラがCasterLv25でHolyWord。マインド・フレイヤx6は一撃で全滅。
マインド・フレイヤーがFavored Enemyなザッハは自分で倒せなくてちょっとがっかり。
ネストがTemporal AccelerationからのAstral ConstractでHugeなCreatureを即座に作成。Advanced Psion Killer(のChargeを防ぐ。
ピットフィーンドからQuicken Spell-like AbilityでFire BallやHold Monster, Mass。
ザッハがHold MonsterのSTで1を振って落としますが、事前にFreedom of Movementをかけていたことを思い出し、無かったことに。

第二Round
チキチキが通常Moveで85ft移動でアドヴァンスド・ピット・フィーンドに肉薄。Dervish Danceなのに、Dual StrikeでAttack Rollは何故か一回だけで済ませる。
ハウンド・アルコンは後ろに下がって通常重力のエリアに 脱出。立ち上がるのにさらに追加でMove Actionを消費して行動 終了。
アドヴァンスド・マールート、イネヴァタブルがミシュラ を殴ってくる。DeafenedになったりBlindになったり。ただし、ミシュラはRetributive Amuletを所持しているので、ダメージの半分が跳ね返ってくる
Advanced Psion Killerもネストが出したAstral Constructを殴ってくる。命中AC70とか聞こえてきたんですが。
ピットフィーンドからQuicken Spell-like AbilityでMeteor SwarmとPower word,Stun。
まあ、それだけです。

第三Round
アドヴァンスド・ピット・フィーンドがPower Attack 40点とかいってくる
チキチキはTemporaryHP120点分が1roundで消し飛び、自分のHPも半減。
ザッハはFly ManeuverがPerfectなので、問題なくReverseGravity空間を移動
ハウンド・アルコンをGreat Flyby AttackとAoOでほぼ料理。
ミシュラからDivine Metamagic->Empower Twin Purify Hammer of Rightousness。Supernatural Spellで飛ばすので、SRなしで期待値525点のFort-Halfがピットフィーンドに。

第四Round
メディアは「なんとなくやることがない」でTime Stop。前線三人にStarmantleを配る。なんて贅沢な使い方。
アドヴァンスド・マールート、イネヴァタブルがミシュラを 殴る。殴りすぎでリバウンドのダメージで死亡
アスリルからCure Moderate Wounds, Mass。2d8で3を振っておきながら34点回復。
アゼルがTemporal AccelerationからDimension Doorで、反対側に移動。
Advanced Psion Killerを殴るも、命中させられず。

第五Round
この時点で残っているのはアドヴァンスド・ピット・フィーンドとAdvanced Psion Killerのみ。
チキチキのDual StrikeやザッハのChargeでアドヴァンスド・ピット・フィーンドにダメージを与える。この段階ですでに600点以上与えているはずであるが、いまだ沈む気配なし。
ザッハがアドヴァンスド・ピット・フィーンドにAC40 Overで攻撃される。Starmantle + Evasionで避けてダメージなし。

第六Round
省略。いろいろFull Attack。

第七Round
チキチキのDual Strikeでアドヴァンスド・ピット・フィーンドがようやく沈む。ちなみにHP999点だったらしい。

こうして冷静な目で数字を眺めると、いろいろとアレな気がしますね。メディアの場をコントロールするSpell選択、ネストの戦線構築、ミシュラの爆発的なダメージが場を圧倒しています。前線組は露払いですよ。あと、ACは40程度では紙同然であり、本気で避ける気ならAC60は確保する必要があるなぁと感じました。

第7回(Lapinさんバージョン)

参加PC
・ローフル・サイド
チキチキ、LN、male thri-kreen fencer2/PsyW3/elocater2/dervish10
ザッハ、LN、male anthropomorphic animal(balean),Ftr/Psn/illithid slayer

・ニュートラル・サイド
ミシュラ、NG、male human, cleric of Mystra/wiz/dweomer keeper
アゼル、NG、female human, psion17, ミシュラのcohort
ネスト、NG、male elan, Psn/thrallherd
アスリル、CG、female saint, healer/spellfire channeler, ネストのthrall
ライダー2、NG、medusa Rog1/spellfirechanneler6, ネストのthrallその2

・ケイオティック・サイド
ミアレンディ、CG、ghaele eladrin, Clr1
メディア、CG、male human, Wiz/incantatrix11
リン、CG、female half-elf, paladin of freedom?

これまでのあらすじ
記録物こらなぬほどはるか昔。Multiverse(多元宇宙)を巻き込んでLaw(法)とChaos(混沌)の勢力とが互いの存在をかけて大きな戦争を巻き起こした。互いの存在をかけての戦争ゆえに、そこには善も悪もなく、ただ、法と混沌とがぶつかり合うものだった。戦争に終止符を打つため、法側はWind Duke(風の公爵)がQueen of Chaos(混沌の女王)を滅ぼすためにある武器を作った。それがRod of Seven Partsである。Wind DukeはこのRodを用いて、混沌側の将軍であるMiskaを封じ込めた。しかし、それと共にRodも7つのパーツに別れて多元宇宙に飛び散った。こうして、永きに渡る法と混沌の争いはかりそめの終結を見た。それからはるかな時が流れた。トリルのある場所で、あるあまり平凡ではない冒険者達が、Rod of 7 Partsの最初のパーツを発見した。こうして、彼らのRodを巡る冒険が始まった。

ストーリー
ついに、Rod of 7 Partsの6本目を手に入れたパーティは、Queen of Chaosの手下を薙ぎ払ってWaterdeepまで帰還した。そこで、「自称パラディン」のハイランスと再会する。

ハイランスから「Rodを6本揃えたところで、本人から話があるからちょっと来てくれ」と頼まれ、モルデンカイネンズ・プライベート・サンクタムの張られた場所へ移動する。そこで、ハイランスが袋を取り出して、口を開けると、中から風が吹き出し、中年の男性の姿が現れる。Rod of 7 Partsの作成者、Wind Dukeである。

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風の公爵(Wind Duke)からRod of 7 Partsの最後のパーツを手に入れ、Miskaを倒すようにといわれるチキチキとザッハ。勿論、2人には異論はない。しかし、ミシュラとネストには色々と不安だらけである。

更に、Wind Dukeから話を聞いたところ、以下のような事が判明する。
・MiskaはQueen of Chaosに使える混沌側の将軍で、Rod of 7 Partsによってその力が封じられている。

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・Miskaは不死身で、wishやmiracleを用いても殺す事は出来ない。
・Miskaに止めを刺す方法は、Rod of 7 PartsでHPを0以下にすることのみ。他の方法で0以下にしても、直ぐに完全回復してしまう。
・Miskaは彼の城ごとパンデモニウムにCocoon of Lawによって閉じ込められている。

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・Rod of 7 Partsの最後のパーツもそこにある。
・Cocoon of Lawは弱いものなら通れるが、強力なものほど通る事が出来ず、Miskaの城を完全に封じ込めている。
・Miskaの城(castle of chaos)には、Miskaの他に彼の部下や親衛隊がいる。Miskaはデーモンなので、基本的にはデーモンが主体で、CGのものはいないらしい。

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さらに、Miskaの城迄いく為のアーティファクト、Wind Chariotを貸してもらう。これを使えば、プレーン移動して目的地までいく事ができ、さらにcocoon of lawを消去し、また修復することもできるので、Wind Chariotに乗ってcocoon of lawに穴をあけて中に入り、入ったら穴を閉じる事が出来る。そして、このWind Chariotの御者としてハイランスが同行を申し出る。

また、Wind DukeはMiskaと戦うのに役に立つだろうとバスタード・ソードを貸してくれる。しかし、能力的には別に大した武器ではなかった。

DM「まぁ、今更こんなバスタード・ソードなんて誰も使わないだろうけどね。誰か持ってく?」

チキチキ「一応、受け取ります」

その間、ケイオティック側のPCたちはWind Dukeと顔を合わせると色々と不味いので、外で待っていた。そこで何があったかは、この段階ではローフル側とニュートラル側のPCたちには判らない。それぞれの話が終わり、準備が整った後、Wind Chariotに乗ってMiskaの城へと向かう。Cocoon of lawを抜け、castle of chaosに到着すると、「一番危険なWind Chariotを守る」仕事を買って出たハイランスを置いて、Rodの最後のパーツを探しに行こうとしたところ、パーティの前に1人のサキュバスが現れる。

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パーティの異様さに引きながらも、サキュバスはゴリストロ(Goristro?)という名のデーモンに使えており、パーティの邪魔はしないのでRodを取り戻したらcocoon of lawを取り除いて欲しいと頼んでくる。

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しかし、すっかりローフル成分が高くなっているチキチキはchaosと約束などしようとしない。しかし、サキュバスはあきらめず他のものと会話しようと試みる。サキュバスの話によると、
・ゴリストロは立場的にはMiskaの副官だが、実力ではMiskaにも匹敵する。
・ゴリストロも巻き添えを食う形で、cocoon of lawに封じられた。
・ゴリストロとMiskaは反目し合っているらしい。
という事が判る。

チキチキは、目的を達成する方が重要として、「Cocoon of lawを取り払う気はない。しかし、Miskaに協力せず、邪魔をしないなら、我々がここを出る時にcocoon of lawに穴を開けるから、その時に出て行け」といい、サキュバスもそれを了承する。

その後、Rodの最後のパーツのある場所を確認して、そこへ向かう。

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Rodの安置場所には、3体のナルフェシュニーもいた。しかし、rodはパーツとはいえ、極めて強力なlawのアーティファクトだけに、chaosなデーモンには扱えない。

彼らは「Rodを持ってMiska将軍にやられちゃいな」というが・・・。えー、このデーモンたちをどうしたか、覚えていません。とにかく、Rodの最後のパーツを手に入れた一行は、Miskaがいるという場所へと向かう。しかし、そこには先ほどのサキュバスと巨大なバロール(balor)がいた。サキュバスの話によると、MiskaがQueen of Chaosからの連絡で、Rod of 7 Partsを回収しにくる連中がいると聞いて、そいつらを迎え撃つ為に親衛隊と準備をする為に、地下へ向かったという。そこで、地下へ向かうと・・・そこに彼らはいた。

ファイナル・バトル(Lapinさんバージョン)

・PC側(平均ECL21)
ザッハ、空飛ぶクジラ人間、前衛。制圧戦力。
チキチキ、スリクリーンの多刀流前衛。1H武器の強さを見せる。
ミシュラ、ミストラのクレリック、war trollに変身+giant size
アゼル、ミシュラのcohort、war trollに変身+giant size
ネスト、Elanのpsion
アスリル、ネストのthrall
ライダ-2、ネストのthrall2
メディア、ウィザード/incantatrix、mountain trollに変身
リン、メディアのcohort、mountain trollに変身
ミアレンディ、ghaele

・Enemies(EL?)(奥から順に)
Miska, champion of chaos(データは48HDマリリス)
Caster 2人(20レベルウィザード/force missile mage)
Vrock 30体
Balor 6体(追加で3体召喚)
The Tarrasque
Chaos Beast(24HD) 10体

*区別の為、敵は全てアルファベット表記にしてみました。

1ラウンド
ザッハがGreat Flyby Attackで最前線にいたchaos beast 10体に101点ずつのダメージを与える。
ミシュラがホーリー・ワードを。Chaos beast6体をパラライズさせる。ちなみに、LNのザッハはshackle of silenceで、チキチキはメディアにかけてもらったenergy immunity (sonic)で仲間のホーリー・ワードを防ぐ。また、AoOに備えてwraith strikeをキャスト(低レベルスロットが余っている)。
メディアがquiken wages of sinを敵caster2人、vrock16体にキャスト。さらに標準アクションでもう1発、wages of sinをvrock10体、balor6体、chaos beast4体にキャスト。BalorはSRで防ぎ、vrockは4体がセーヴに成功。あとは全員、“attack nearest evil creature”に。
Balor3体が移動してミシュラに攻撃。移動の際に、AoOで殴り返される。
残り3体はザッハに対してimplosionを使用。
ネストがbalorにpsionic dominationを使用。しかし、mind blankで防がれる。
Chaos beast10体のうち、パラライズしていない2体(wages of sinの影響下にある)が隣にいる2体がパラライズ中の2体にクーデグラ。さらに、その隣にいる2体(同じくwages of sinの影響下にある)が、AoOとフルアタックで、クーデグラした2体を攻撃。残りはパラライズ中。chaos beast残り8体。
チキチキがbalorにチャージ。移動力100フィート、跳躍(ジャンプ)66でLeap Attackしてbalorを撃破。その瞬間、balorが爆発(Death Throes)して100フィート内に100ダメージ(ref半減)。Balor 残り5体。
Caster2人がwages of sinの影響を受けているので、近くの敵(仲間)にモルデンカイネンズ・ディスジャンクションをキャスト。自分たちの装備も全て破壊される。しかし、これでcaster2人と範囲内にいたvrockのwages of sinが打ち消される。
アゼルが移動して、energy missileをthe Tarrasqueに。しかし、反射されて終わり。
リンがミアレンディに呪文を使用(なにをかけたかは忘れた)。
The Tarrasqueがザッハにチャージ。 
Miskaがbalorを1体召喚(残り6体)。
Vrock18体によるラインダンスが開始(dance of ruin)。残り12体(wages of sinの影響下にある)は互いに殴り合い。
アスリルがmass cureで、balorの爆発でダメージを受けた後衛を回復。
ミアレンディがchaos beastにチャージして、これを撃破。
*残り敵戦力:Miska, casterx2, vrock x30, balorx6, the tarrasque, chaos beastx7

2ラウンド目
ザッハがGreat Flyby Attackで残ったchaos beastを全滅させ、Great Cleaveを全てthe Tarrasqueに叩き込む。しかし、沈まず。The Tarrasqueは伊達じゃない!
ミシュラが前のラウンドでダメージを与えたbalorを攻撃して撃破。再び、Death Throesで敵も味方もダメージを受ける。フルアタックの残りを別のbalorに叩き込み、これも撃破。そして、Death Throes発生。これがかなりのダメージ源になっている。残りbalor4体。
メディアが敵casterにtwin extended wages of sinをキャスト。さらに、クイックン・ディレイド・ブラスト・ファイヤーボール(アシッド)を叩き込む。
Balor2体がザッハにimplosionを続行。1体が新たにザッハにimplosionを使用。実はチキチキを狙って欲しかった(spellblade(implosion)を買っていた)。残り1体は攻撃。
ネストがスペルファイアでアゼルを回復(44点)。
ライダー2が移動。
チキチキがbalorにLeap Attackして、これを撃破。おなじみのDeath Throesが発動して、もう1体のbalorも死亡。Death Throesの連鎖爆発。PC側にも敵側にもかなりのダメージ源となっている。残りbalorは2体。
Casterは再び、モルデンカイネンズ・ディスジャンクション。
アゼルは残ったbalorにenergy missileを撃つが、SRを抜けず。
リンがthe Tarrasqueにフルアッタク。しかし、全て外れる。
The Tarrasqueがザッハにフルアタック。パワーアタック20点込みなので、それほど当たらず。しかし、プライマリーがクリティカルして141ダメージ。Retrbutive amuletで半分反射。
Miskaがbalorを召喚して、前へ移動。将軍出撃。
VrockがDance of Ruinを続行。Shall we dance?
アスリルがマス・ヒール。250点くらい回復。しかし、前に出ている前衛には届かない。
ミアレンディがえーと、なにしたっけ?(メモ忘れ)
*残り敵戦力:Miska, casterx2, vrock?(何体か死亡), balorx3, the Tarrasque

3ラウンド
ザッハがGreat Flyby Attackでthe Tarrasqueとbalorx2を攻撃。the Tarrasqueが気絶し、薙ぎ払いでbalor1体を撃破。おなじみDeath Throesで、もう1体のbalorも死亡、連鎖爆発。PC側も結構辛い。
ミシュラがsuper natural miracleでthe Tarrasqueに止めをさす。
メディアがtwin felldrain acid stormで124+ネガティヴ・レベルを敵後方へ。確か、casterは全滅、vrockもかなりの数が減る。
ネストとライダーは特に行動なし。
チキチキは待機。
アゼルは移動してvigorを使用。
リンがMiskaに射撃。相手のACがそれほど高くないことを確認。Divine sacrificeを忘れていたのでダメージは低い。
Miskaがチキチキにチャージ。クリティカルするもダイスは振るわず(6d6で7)。アタックロールは80を超す!ダメージの半分はshare painでネストへ(実はチキチキにstarmantleが掛かっていた事を忘れていたので、そのまま喰らう)。
チキチキがgem of wraith strikeを使って、ついにa thousand cutで踊り出す。かなり長い時間をかけて処理する。29回攻撃で17回命中、うち4回クリティカル。プレイヤーのダイス目がいいので、20が4回、クリティカル・チェックでも1回だしているので、都合33回d20を振って20が5回出ている。このプレイヤーは何時もダイス目がいいのだ。絶対的に。ちなみに、ダメージは合計で21d10+46d6+1254点。しかし、17回の命中のうち、9回目の攻撃でMiskaが倒れる。倒れた瞬間、Miskaは消え、最初の位置に全快して出現する。
チキチキは残りの移動力を使って近づくが、届かない。
Vrock(最後の1体)がチキチキにチャージ。
ミアレンディがMiskaにビームを2発。
アスリルは移動してマス・ヒール。ザッハら前衛を回復。しかし、トップにいるチキチキは含まず。回復してもらえない前衛がここに。
*残り敵戦力:Miska, vrockx1

4ラウンド
ザッハが移動して、Rod of 7 Partsを完成させる。
ミシュラがhammer of righteousnessで最後のvrockを撃破。
ネスト、ライダーは前へ移動。
アゼルは待機。
リンも移動。
Miskaがbalorを召喚。Balorはアスリルにimplosionを使用するが、セーヴは成功。
チキチキがMiskaにLeap Attackで攻撃。Leap Attack + wraith strikeで合計4d10+10d6+1d8+254くらいのダメージはでるので300くらいは普通に出る(クリティカルなし)。
アゼルはミシュラとfusionして、必殺技(exalted fury)に備える。しかし、ミシュラゼル(fusion後の名前。今、命名)のHPが高過ぎるので、調節のため、ダメージを受ける為に、balorを攻撃してDeath Throesを発動させる。
ミアレンディは、まだHPの高すぎるミシュラゼルにチャージ。しかし、ミシュラゼルのretributive amuletで半分反射。ミアレンディ「騙されたー!」
アスリルもミシュラゼルにスペルファイアーで攻撃。
*残り敵戦力:Miska将軍お一人

5ラウンド
ザッハは待機。
メディアはcheer
ネストは作っておいて、今まで何もさせていなかったastral constructをついに動かす。
ミシュラゼルに攻撃。
ライダー2もミシュラゼルにスペルファイアーで攻撃。
リンはcheer
Miskaは、「こいつら、何で急に仲間割れを始めたんだ?」といぶかしりつつもチキチキにフルアタック。Power Attack20点こみでアタックロールが70~80くらい。対してチキチキのACは26なので、全て喰らう。ネストとのshare painで数発は持つが、プライマリー4回+オフハンド5回の前に撃沈。実は、starmantleが掛かっていたのだが、忘れていた。
ミシュラゼルがtemporal accelerationからdimension doorでMiskaとチキチキの近くへ移動、revivefyでチキチキを蘇生させ、通常ラウンドでexalted furyを発動。そして分裂。
ザッハがMiskaにチャージして、ダメージ100点ほど与え、計算通りにMiskaのHPを0以下へ。

戦闘ラウンド終了。

最終的に、Rod of 7 PartsでMiskaに止めを刺す事に成功した。その瞬間、Rodの中に感じられた強い混沌の力(Rodに封じられていたMiskaの力)が無くなった事が感じられる。しかも、Miskaは直ぐに復活こそしなかったものの、dying状態でまだ生きている。そして、それと同時に、cocoon of lawが弾け飛ぶ。さらに、mind blankの解けたチキチキとミシュラの脳裏にWind Dukeからのメッセージが届く。

「よくやった。ミッション・コンプリートだ。直ぐに帰還するがいい」しかし、Miskaはまだ生きている。ニュートラル・サイドは「Wind Dukeが裏切ったのでは?」と言うが、チキチキは“裏切った”とは言えないと言う。裏切ったのならば、帰還させる必要はないため。しかし、Wind Dukeが完全には信用出来ないのも賛成する。

どうしようかと悩んでいると、ミアレンディが「実は、あまり信用出来ない人から聞いた話なんだけど」と前置きして、Miskaに止めを刺す方法がもう1つあることを伝える。どうやら、他の皆がWind Dukeと会話している間、外へ出ていたミアレンディらケイオティック・サイドはハイランスが(目を逸らしながら)紹介した人物と話をしていたらしい。それはエリニュスで、彼女がMiskaに止めを刺す方法を教えてくれたらしい。その方法とは、Wind Dukeから渡されたバスタード・ソードで止めを刺すことだという。

チキチキは「君(ミアレンディ)は混沌だが、これまで一緒に旅をして来た仲間なので信用している」と答えると、バスタード・ソードを取り出してMiskaに止めを刺す。こうして、ついにMiskaは滅んだのであった。

Miskaは滅んだ。しかし、Rod of 7 Partsはその中に封じられていた混沌の力が消えた事で真に完成した状態で存在している。これからどうするかと議論するPCたち。 そこに、今度はハイランスが(同行者からは目を逸らしながら)ゴリストロとその手下のサキュバスと共にやってくる。

とりあえず、ハイランスが「Mind blankプリーズ」というので、mind blankのとけているチキチキ、ミシュラを含めて全員にmind blankをかけると、Rodの処遇について話あう。

チキチキ案
チキチキがRod of 7 Partsの力がないと出入りできないデミプレーン。(第6回でUlthatがいたデミプレーン)にRodを持って中に入り、出て来ない。その中は完全にlawの力の強いプレーンになるので、本人(チキチキ)に取っては幸福な事だし、十数年もすればチキチキは寿命で死ぬので、そうなれば、Rodは永遠に封じられる。しかし、パーティ・リーダーのザッハは仲間1人を犠牲にしたくないと反対。

ザッハ案
Lady of Painに預ける。確かに安全ではあるが、Lady of Painは外部の事には無関心かつ交渉出来る相手でもない。Sigilで暴れればMazeに送られるだろうが、その場合は結局誰かが犠牲になってしまう。

ミアレンディ案
皆で、Outlandの中心、Spireへ行く。そこではあらゆる力が無効化されるため。ロード・オブ・ザ・リング的解決策。

ゴリストロ案
Miskaが倒れ、Rod of 7 Partsが完全体となった状態では、ChaosとLawのバランスが崩れるので、Rodをまたバラバラにしたい。Rodは順番をバラバラにして組み立てるとバラバラになって飛び散る。

ハイランス案
レイヴンロフトに送っちゃえば。

チキチキはもともとLNの上に、Rodの影響を受けているので、Rodを破壊したりバラバラにする案には従えない。多重次元に捨てるのも持っての外。また、他者に委ねるという解決策も放棄に繋がるので消極的。ということで、すっかりローフル成分の高くなったチキチキが最後の障害となっていた。

ここで、ハイランスが提案した。

ハイランス「とりあえず、ここで話すのもなんだからWind Chariotに乗らない?」

チキチキ「Wind Chariotに乗ったらWind Dukeのところへ行っちゃうんじゃない?」

ハイランス「・・・ああ、それはあるかも知れないね!」

最後の罠はハイランスだった。

結局、Rod of 7 Partsを破壊する事が出来ない。Wind Dukeを倒せれば破壊する事が可能になるらしいが、相手はdivine rank持ちらしいので、その時点で倒す事は不可能(divine rank持ちはより高いdivine rankを持つものでないと殺せない)。 また、UlthatのデミプレーンにはRodがなくてもWind Dukeは入れるかも知れないという問題もある。そこで、ミシュラがmiracleを使ってUlthatにセンディングを送る。

ミシュラ「Mystra様、Mystra様、ピット・フィーンドにセンディングを送りたいのですが」

Ulthatと話したところ、如何にWind Dukeと言えど、基本的にはRodなしでは彼の作ったデミプレーンに入る事は出来ない。彼がdvine rankを上げていったら、話は別との答え。しかし、そこまで行ったらRodにこだわる必要もないだろうからとりあえずは大丈夫だろうとの結論を得る。

また、仲間を犠牲にしたくないとの考えから、Ulthatにデミプレーンをtimelessな空間とすることで、チキチキには生きていてもらう事に。

仲間たち「いつか、解決策が出来たら迎えに行くから」

ミアレンディ「私が対になるRod of Chaosを作ってバランスを取りましょう。・・・いつの日か」

こうして、チキチキはRod of 7 Partsを持ってUlthatのデミプレーンに引きこもるのであった。2人で仲良くやって行く事だろう。何時の日か仲間が迎えにくる事を信じて。

一方、チキチキと別れたパーティは、ザッハがRodの支配下から解放された為、アライメントが元のNGへと戻る。この瞬間、パーティにはローフルが1人もいないことに。しかも、ミアレンディはケイオティックである。果たして、約束が果たされる時が来るのか・・・それは誰にも定かではない。

Fin

Credits
○Players
・ローフル・サイド

ザッハ
戦略マップ兵器として活躍。序盤は大型サイズで目立ったが、終盤はむしろ小さい方に。メイド萌えだとか吸血鬼萌えだとか新たに判明したこと多数。

チキチキ
多分、ロールプレイ担当。Devishが如何にうざいかを体験した。 

・ニュートラル・サイド

ミシュラ&アゼル
今回、最もガチだった方かも。終盤はコロッサル・サイズの壁というより山となって戦線を構築。Retributive amuletを観たのは、このキャラが最初。

ネスト、アスリル&ライダー2
支援回復ユニットとしてパーティを支える。全員スペルファイアー持ち。・・・って、今頃気がついたけれど、elanのスペルファイアー持ちってかなりかなり不思議な存在。7姉妹の7番目くらいに。

・ケイオティック・サイド

ミアレンディ
Lawとchaosの戦いにおけるパーティ側のchaosの代表。シチュエーション的には面白い立場。便利キャラとして活躍。プレイヤーが主人公属性を持つため、パーティが窮地に陥ると登場する。

メディア&リン
メディアはincantatrixの能力と呪文選択を効果的に使う頼もしいウィザード。リンは投げやりに弓を撃つ。Cohortへの愛がない?

○NPC
・ローフル・サイド

ハイランス
自称パラディン。初登場時はPCよりも高レベルだったが、凄い勢いで追い抜かれた。パーティをサポートするNPCという立場を見せつつ、実は罠だった。

Ulthat
54HDのピット・フィーンド。Rod of 7 Partsの6番目のパーツを使って特殊なデミプレーンを作り、引きこもっていた。Law側の穏健派で、LawとChaosの戦いについては、これ以上酷くなる事を好んではいなかった。

Wind Duke
Rod of 7 Partsの創造者。LawとChaosの戦争におけるLaw側の代表格。Miskaを開放し、暴れさせることで、再びLawとChaosの戦争を巻き起こそうと画策していた。PCたちを騙してはいたが、彼らを犠牲にしようとしたわけではなく、Wind Chariotに乗ればWind Dukeのプレーンにつき、報酬を得ることが出来たらしい。LawとChaosの全面戦争と引き換えに。

エリニュス
ハイランスと友人らしいデヴィル。Miskaのとどめの指し方を教えてくれた。Ulthatの同士らしい。

・ケイオティック・サイド

Queen of Chaos
混沌側の代表格。Chaosは統制が取れていないものの、Queenの力の前に従わざるを得ない面があるらしい。

Miska, champion of chaos
混沌側の将軍。Queenの僕。かつて行われたLawとChaosの戦いでRod of 7 Partsに力を封じられていた。PCたちが、そのRod of 7 Partsで止めを刺すことにより、Rodに封じられていたMiskaの力が解放されたらしい。しかし、復活する前に止めをさされた。

ベンツェル&メルキュース
Rod of 7 Partsの力を感じ取って現れたバロール(ベンツェル)とghaele(メルキュース)。Chaos側の穏健派でLawとChaosのバランスを崩したくないため、RodがQueenの手に渡らないように忠告してきた。

○Dungeon Master
僅か7回のキャンペーンで7レベル(ECL7)スタートのPCが最終回ではECL21にまで到達するようなセッションを平気で行う。出てくる敵のほぼ全てがfinal strike持ちだったり、最大までアドヴァンスドしたクリーチャーを平気な顔で出す。しかし、派手なエンカウンターに目を奪われがちだが、彼の真骨頂は嫌らしい仕掛けでプレイヤーを誘導しようとするところにある。

今回のバスタード・ソードを提示しておきながら、「こんな武器誰も使わないよね。いらないでしょ?」と思わさせるような発言をしたり、Miskaを倒した後、何気ない顔をしてWind Chariotに乗せようと企んだりするのはその一例と言えよう。第6回のRod of 7 Partsを掲げていると出てくるポータルもかなり危険な罠である。

尚、毎回派手なアクション・シーン(エンカウンター)を用意していたが、実は最も苦戦したのは第2回のジャイアント・コックローチであった。

第7回(Kiryuさんバージョン)

今回はGhaeleのミアレンディが加わってフルメンバーとなります。また、前回AlignmentがLNになってしまったライダーはリクルートされ、ライダー2号がやってきました。メデューサ/Rog/Spellfire Channelerとのことで、最終回にして初のSearch職人/Trap finding持ちのキャラが参入です。「No Rog!」を覆せるか。

まずは前回の報酬を計算し、一人頭35万gp、Item Creationすればさらに実質の金額が2倍の報酬の使い道を相談します。(このとき経験値は2万点ほど余っていました)まあ、Manual類に手を出すと全然足りないのですけどね。

デミプレーンでの戦闘から帰ってきたあと、知り合いのハイランスから声をかけられ、内密な話がある、とのことで一緒に付いて行きます。Private Sanctumをかけた部屋に入ると、ハイランスは懐から小さな袋を取り出します。封をとくとつむじ風が巻き起こり、40を過ぎたぐらいの渋いロマンスグレーなおじ様が登場します。

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自己紹介で、「Wind Duke」であると判明。Law側の代表ですよ。この後、ハイランスからChaoticなPC、つまりメディアとミアレンディには席を外して欲しい、とのことなのでハイランスとともに席を外してもらいます。

このとき、実際にPLさんに席を外していただきました。

席外しの後、Queen of ChaosのChampionであるMiskaについての情報を教えてくれます。

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曰く、
・Miskaは通常の方法ではどうあっても倒せない。それはWish、Miracleを使用しても同様。
・7番目のRodはMiskaのいる居城にある。
・Rod自体にはMiskaのパワーが封じられている
・Miskaに止めを指すには、「7つを結合させて完成形Rodで一撃し、HPを0以下にする」しかない。
・そうでない方法でMiskaのHPを0以下にした場合、HP満タンで自動的、かつ即座に復活する。
・Miskaの居城はパンデモニウムにある。

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・Miskaの居城はCocoon of Lawという繭で覆われている。繭はパンデモニウムの風やAstral経由での次元間移動すら完全に遮断するようになっている。しかも強力なCreatureほど通れない仕組み。
・Miskaには親衛隊がおり、デーモンの上から下まで揃っている。
とのこと。

Wind Dukeは言いたいことだけ言って、去っていきます。後で、このときにSense Motiveしておけばよかったとちょっぴり後悔することに。

メディア、ミアレンディとともに帰ってきたハイランスから、パンデモニウムまでの道中に関する追加情報を得ます。
・パンデモニウムまでは、「Wind Chariot」というArtifactで行ける。小さな銀の馬車の形のミニチュアの形をしています。これが猫バスのように大きくなって乗れるようになります。ちなみに、Wind Duke謹製。
・Wind Chariotで、一時的にCocoonに穴を空けたり修復したりできる。ハイランスから「馬車内で待機しているので、決着がついたら呼んでほしい」とのこと。
・あと、「何かの役にたつかもしれないから」と+5 Basterd Swordを譲り受ける。使える人が誰もいないのですが、とりあえずチキチキが持つことに。

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方針は決まりました。「Wind Chariotでとりあえず乗り込んで、Rodを手に入れ、Miskaを倒す」まあ、いつものように吶喊ですなお、止め係りとしてザッハがRodを所持することになりました。 

内部に侵入すると、デーモンがガタガタブルブル震えながら遠巻きに見にきますが、手を出してはきません。パーティにはFrightful Presenseがあるようです。そのうち、一人のサキュバスが話しかけてきます。

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・Miskaには仲のあまりよくない副官がいて、自分はその副官の部下である。
・Cocoon of Lawを解除してほしい。
・Miskaを倒せば、自動的にCocoonが解除されるはず。
・解除してもらえるなら、部下に手をださせないと約束する。

ここで、Wind Dukeが「Miskaを倒すとCocoonが解除される」ことを言わなかったことについて、おや?との疑問が発生します。Sense Motiveを駆使しましたが、サキュバスは嘘をついてはいない模様。Miskaを倒すこと自体には問題ないので、OKを出して先に進みます。 

Rodがあると思しき地下のほうにいくと、Rodが安置された場所にでます。

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何か罠がないかどうかライダー2号がSearchDC44とかで調べますがなにもでてきません。ただ、True seeingなアスリルとかから、Rodのある台座の裏側にInvisibilityになったCreatureがいるとのこと。話してみると、戦闘にするつもりはないようで、こんなことを言ってきます。
・自分たちはMiska様の部下だ。
・Rodはもっていっていい。
・そのまま上にいって、倒されて来い。
とりあえず、Rodを掴むと、強いLawのPowerのみが伝わってきた今までのRodとは異なり、7番目のRodからは強いLawと同時に強いChaosのPowerが伝わってきました。何か罠があるかもしれず、この段階ではRodを完成させずに持つだけにします。その後、副官の部屋に迷い込んだりもしましたが、最終決戦の扉の前まで到着。

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これが最後と考え付く限りのさまざまな強化を施し、扉をあけると奥から順に

・ミスカ将軍(データは48HDのマリリスmarilith)
・20レベルウィザード(Force Missile Mage込み)2体
・ヴロックVrock30体
・バロールBalor6体(その後Summonで3体ぐらい追加)
・タラスキューThe tarrasque 1体
・24HDケイオスビーストChaos Beast10体
という今までのセッションでもあまり経験ない超豪華キャスト。タラスキューが前座ですよ。

ファイナル・バトル(Kiryuさんバージョン)

戦闘パートの説明です。これが最後とばかり、いろいろとアレな数値が飛び交います。ホントにこれはD&Dだったのでしょうか?

一応書いておきますが、敵は
・ミスカ将軍(データは48HDのマリリスmarilith)
・20レベルウィザード(Force Missile Mage込み)2体
・ヴロックVrock30体
・バロールBalor6体(その後Summonで3体ぐらい追加)
・タラスキューThe tarrasque 1体
・24HDケイオスビーストChaos Beast10体
という超豪華キャスト。

戦闘前準備
変身先は前回と同じなので省略。ただし、ミシュラはMiracle->Giant SizeでColossal Sizeになっています。

各Roundで書いてないキャラの分はわたしのメモ/記憶にないです。申し分けない。数字や行動順、行動したRoundも事実とは異なる可能性がありますがご了承を。

第一Round
ザッハがReach+Spiked ChainでGreat Flyby Attack。ケイオスビースト10体に101点ずつダメージ。
メディアからWages of Sinがケイオスビースト、Quicken Wages of Sinがヴロックと敵ウィザードに。STを落としたケイオスビーストや敵ウィザードは疑心暗鬼にかられる。
バロールx3からザッハに向かってImplosionx3。1以外失敗しないDCでしたが、ちょっと緊張。
ネストが何かをやって、ケイオスビーストの何体かがパラライズ?なにをやったか覚えていないのですが、パラライズしたケイオスビーストが何体かいたのは間違いないです。
別のバロールがミシュラのほうに肉薄。ミシュラがバロールをAoOで攻撃。さすがにColossalのThreatenは広い。ザッハも1体AoOします。
ミシュラがバロールを攻撃。
ケイオスビーストはWages of Sinの記述どおり「一番近い位置にいるEvil Creatureを自分がもっとも効率的と考える攻撃手段で攻撃」することに。なので、パラライズしていないケイオスビーストがパラライズしているやつにCoup de Graceをかまします。さらに、Coup de Graceをしたやつに対し別のケイオスビーストがAoO。これで残り7体にまで減ります。
敵キャスタがお互いにDisjunction。敵キャスタの所持Itemが壊れますが、同時にDisjunctionの範囲内の敵キャスタやヴロックにかかっていたWages of Sinも解除されます。なぜか敵にとって最善手になりました
ミスカがバロールを召喚。さらに数が増えます。
正常なヴロックは踊りだします。
タラスキューはザッハに攻撃しますが外れ。

第二Round。
ザッハはケイオスビーストに対してGreat Flyby Attackで101点ずつダメージ。ケイオスビーストは全部それで倒れ、7回のGreat Cleaveが発動。そのすべてをタラスキューに叩き込む。合計約700点(実際にはDRで引かれて約600点)Wraithstrike使っておけば良かったと後悔。
メディアからTwin Extend Wages of Sinが敵キャスタとヴロックに、Quicken Energy Substitution(acid) Delayed blast Fireballを同じところに。QuickenなのにDelayとはこれ如何に?
バロールx3から引き続きザッハに向かってImplosionx3。ImplosionってDurationがConcentrationなんですよね。
ミシュラがバロールを攻撃。これで1体バロールを屠りますが、無論100点の爆発があります。というかよくよく爆発するCreatureの多いキャンペーンだなぁバロールの連鎖爆発がそこかしこで発生します。タラスキューもバロールの爆発を喰らい、総計ダメージが900点を越えましたがまだ立っています。
敵キャスタは再びお互いにDisjunction。
タラスキューがザッハにPower Attack20点でFull Attack。一発目が20で、Confirmも20。141点くらいます。Retributive Amuletを装備していたので半分の70点で済みました。上記バロールの爆発で一回STで1振っていたのでHP的に際どく、またのこりの攻撃もPower Attack20点にも関わらずAC47とかAC50とかいってきました。ですが、なんとか全てかわしました。(ちなみにAC54でした。上げといてよかった。)
タラスキューに止めをさせるか?ということでリンが攻撃。が、出目が非常にしょぼく全弾不発。
アスリルはMass Heal。一人224点回復ってなんですか。

第三Round
ザッハがタラスキュー、バロールx2に対してGreat Flyby Attack。タラスキューはこれで完全に沈黙。このRoundミシュラからMiracleが飛んで、哀れ塵に帰ります。タラスキューのダメージの3割はバロールの爆発から受けていたというのは秘密です。
バロールもGreat Cleaveとバロール自身の爆発で2体とも消滅。
メディアからTwin Felldrain Acid Storm。これで敵キャスタとヴロックの半分が消滅。
リンがミスカを攻撃。 ACを図ります。
ミスカがチキチキを攻撃。命中AC80とか言ってきましたよ。でも、ダメージダイスで6d6で7とか振っていましたが
チキチキがミスカを攻撃。ついに発動「A Thousands Cuts」。攻撃回数はなんと29回。

DMより「AC35だから処理してて。ジュース買ってくる」とか言われてしまいます。実際、ホントにジュースを買ってきても命中部分しか処理が終わっていませんでした。

ちなみに、17回命中でうち4回Critとのこと。ひとまず、ダメージを並べてみると90,258,47,90,85,93,136,84,84…と宣言した段階で「その段階でミスカは倒れ、即座に元の位置で復活したよ」という状態になる。ミスカが離れてしまったため、チキチキはミスカに再度隣接しようとしますが、移動距離が足りずDervish Dance終了。
ミスカに事前に与えていたダメージから、ミスカのHPが1120~1200ぐらいであると推測します。
ミアレンディからミスカにBeam Attack。Rangeなんと300ft。ちまっとダメージを与えます。
この段階で残っているのは、ヴロック1体とミスカのみ。随分すっきりしたものです。

第四Round
ザッハはRodを取り出して組み立てる。
ミシュラからHammer of Righteousnessが最後のヴロックに飛ぶ。ヴロックはこれで死亡。もとからMountain Trollになっていて、Strが36以上になっているのでいまさらStrに1d3とかいっても、とはミシュラのPLさん談。
ミスカがバロールを召喚。ウザいのが増えました。が、これを逆利用します。
チキチキはミスカにLeap Attack攻撃。Critもあり、ミスカに計300点ほど与えます。
アゼルがミシュラとFusion。ついに必殺技を仕掛けるときがやってきましたが、ちょっと問題が。彼らの必殺技「Exalted Fury」は「現HP+50点のダメージを範囲内のEvil Creature全てに与える」というもので、Fusionすると2人分のHPが合算されるのです。ちなみに、現時点でHPが850点。Divine Metamagic(Twin)で行うとなんとダメージ1800点!。ただ、ミスカのHPが最大1200点、かつ現在のダメージが340点なので、Twinしなかったとしてもミスカは即死してしまいます。(そして即時復活)

そのため、「バロールを倒して爆発の際わざとSTしないでHPを減らす」という暴挙にでます。ミアレンディがHP調整のためミシュラ(アゼル)にチャージ。80点与えますが、ここで重要なことを思い出します。ミシュラはRetributive Amuletをもっているので、ダメージが跳ね返ってくるのです。ミアレンディは受けなくてもいいダメージを40点受けてしまいました。

第五Round
ザッハはミシュラ(アゼル)の行動後に攻撃するため、Delay。
ネストからSpellfireでミシュラ(アゼル)にダメージを与え、HP調整。ミスカからみたら、仲間割れに見えるだろうなぁとはDM談。
ミスカがチキチキにFull Attack。Prix4回攻撃、off-handx1回攻撃が5本腕、計9回攻撃です。Power Attack20点といいながら、AC40とかに当ててきて、一撃70点とか90点とかいってきます。ACを全然上げておらず、HPも多いとはいえないチキチキはこの攻撃でComplete Death。…って、今思い出したけど、チキチキにはStarmantleかかっていた気が。
ミシュラ(アゼル)がExalted Fury。Supernatural SpellにすることでSR無視、もとよりSTがないので、自動的に800点ほどがミスカに。ザッハのChargeで100点ほど。計算どおり、ミスカは倒れます。

総括
まあ、前回と同じく前線組は露払いですよ。

余談
Great Flyby Attak + Great Cleaveで1round内での合計ダメージが最大どの程度になるかどうか考えてみる。
ザッハは
Size Large。
ReachのPowerとSpiked ChainでThreatenは30ft
Flyでの移動力80ft
5ftを1単位とすると、ザッハが空中を80ft移動する間に「一度でもThreatenとなる空間」は、ちょうど薬のカプセルのような形になり、その体積は5ftを1単位とすると7^3*3.14/3 + 7^2*3.14*(16+2) ≒ 3,000となる。
仮にこの空間にみっちりMedium SizeのCreatureが詰まっているとする。ザッハの1撃のダメージは2d6+95なので平均値で計算すると、1round内での合計ダメージは(7+95)*3,000 = 306,000…ってホントか!?ちなみにWraithstrikeのGemをつかえば、3000回の攻撃すべてがTouch扱い。
超級覇王電影弾?

死人が3人(うち2人は予定済み)ほどでましたが、Rivivifyで復活します。ザッハがロッドを使ってMiskaに止めをさし、倒したかに見えました。同時に、Cocoon of Lawが解け、またロッドから例のChaosのPowerが無くなったのを感じました。
が、HP0以下にしたはずのMiskaは何故かまだ生きています。するとMind Blankの解けていたチキチキ、ミシュラ、アゼルにWind Dukeからテレパシーが飛んできて「よくやった。帰還してよいぞ」といってきます。
どうもWind Dukeの言っていることは怪しいです。Miskaを放置していいことは何もないし、例のChaosのPowerは普通に考えればMiskaの中に戻ったと考えるべきです。
どうするか?と思っていると、Chaoticであるメディア、ミアレンディからこんなことを聞きます。「例のBasterd Swordで止めをさせばミスカを倒せるはず」Wind Dukeとの対面のとき席を外していたChaotic側のPCは、そのときなんとエリニュスにあい、Basterd Swordとその話を譲り受けていたとのことでした。同席していたハイランスは目を逸らしていたそうですが無事、Miskaに止めをさすとテレパシーで「チッ」との舌打ちが聞こえてきました。器用です。
推理の結果、Wind Dukeの狙いが「Miskaを完全復活させ、LawとChaosの全面戦争を引き起こしたい。さらに、Miska復活をLaw側の行動の大義名分としたい」のでは?と判明しました。(非常にLawらしい考え方です)
このままWind Dukeの手に乗るのも癪なので、Rodの始末をどうするかを考えつつ、帰還することにします。無論、Wind Duke製のWind Chariotにはどこに連れて行かれるかわからないので乗れません。念のため用意しておいたSlotのPlaneshiftで帰ることにしました。

さて、問題はRodの処分。いくつか案がでます。 

1.物理的に破壊を試みる
Wind Dukeを倒さないと破壊できないとのことなのでボツ。

2.バラバラにする
Rodの中のあるPowerを使うか、出鱈目な順番で組み立てればまたバラバラに飛んでいくとのこと。ただし、根本的な解決になっていないのでこれもボツ。

3.Sigilにいって、Lady of Painに封じてもらう
どうやってLadyとコンタクトをとるかが問題ですが、一番確実な方法です。 

4.第六回にでてきたDemi Planeに封じる
Wind DukeですらRodがないとあのPlaneに入れないので、誰かがRod全部をもって中に篭れば確実です。また、中で寿命等で死ぬと、だれもRodを外に持ち出せなくなります。 

3.はチキチキが「他人の手に委ねるなんて駄目」と駄目だしします。Lawだとそんなものらしいです。

というわけで4.になるわけですが、Rodを持っていくのは別にAstral Constructでも構わないのでは?との意見がでて、ザッハはそれでいいと思いましたが、チキチキは自分が篭ると主張します。(理由は同じ)

ザッハとしては、リーダーとしての立場からPartyに犠牲を払わずに済むなら済む方法を取りたいのですが、チキチキの意志は固く、覆せませんでした。

なんとか犠牲を払わずに済む方法はないか、と知恵を絞った結果、最終案として、「Demi PlaneのPlane Traitをいじり、Timelessにして寿命で死なないようにした上でチキチキが篭る」ことに決定しました。いつかDivine Rankを得たザッハが、チキチキを迎えにくる、と約束して。
あながちありえない話では無いんだな、特に馬小屋ワールドでは(DM談)

ちなみに、チキチキと分かれた後、ザッハはRodの影響から逃れるためにWillSTをします。「Change Fateです。(Diceを振らずに)STに成功しましたから。」

STでd20で20がでたものとして扱ってよい、というPower。ちなみにこのためだけに覚えてた。

こうして、RodはDemi Planeに封じられることとなり、LawとChaosは戦争に突入せずにすみました。

Partyはまた新たな冒険にでかけます。いつか約束を果たすために。

The Rod of Seven Parts  了

追記
Change Fate後、ザッハのAlignmentは元のNGに戻りました。すると、Partyには誰もLawがいなくなるわけです。チキチキとの約束、ホントに守られるのか?

まとめ

・城にいる敵が全員自爆する。(Final Strike)
・Retributive Amuletでダメージ反射
・タラスキューが前座
・バロールは自爆するためだけに配置した爆弾
・1000HPの敵を「HPを測るために試しに殺してみる」
・自分のHPダメージを与える手段があるが、普通に打つとオーバーキルしてしまう。正しい手段以外でオーバーキルすると復活されてしまうので、それは避けたい。そんな打算(HP調整)のために情け容赦なく仲間にも剣を向ける大人PCたち。



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