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paizaが虎ノ門新オフィスにこめた思い|「異能をのばすオフィス」が成長を加速させる

2024年3月25日に虎ノ門へオフィス移転をした弊社 paiza株式会社ですが、4月17日に普段からお世話になっているお客さま向けの移転記念パーティーを開催しました。なんと、110名もの方がお越しくださいました!

本記事では移転パーティーにあたっての詳細なレポートをお届けします。

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オフィス移転はさらなる成長に向けた門出

paizaが現オフィスに移転したのは2024年3月25日。表参道の旧オフィスからはおよそ倍の面積となり、東京有数のビジネスの中心地・虎ノ門にオフィスを構えることとなりました。

paizaは従業員数が増加するとともに、約70万人の会員数と約4200社のお取引先様(2024年3月現在)を有する、国内最大のITエンジニア向け転職・就職、学習プラットフォームへと成長しました。

今回のパーティーは新たなオフィスをお披露目するのと同時に、日頃ご愛顧、ご支援くださるステークホルダーの皆さまに感謝の意をお伝えしたく、弊社一同でお出迎えしました。

パーティーの司会を務めたのは、声優の上間江望さん。

上間さんはpaizaが提供する学習コンテンツ「paizaラーニング」で、霧島京子のキャラクターボイスを担当しています。paizaラーニングは動画を使ったオンラインのプログラミング入門学習コンテンツです。学習動画は上間さんをはじめ、声優の皆さんの優しく聞き取りやすいナレーションに支えられています。そのような感謝の意味を込めて、今回の司会進行も上間さんにご依頼させていただきました。

上間さんの進行により、パーティーは弊社代表取締役社長/CEO 片山良平の挨拶からスタートしました。

片山はまず、「普段お世話になっている皆さまと素敵な時間を過ごせることを大変光栄に感じております。このように綺麗なオフィスに移転できたことも、普段からpaizaに対する信頼とご支援をいただいた結果だと感じております。改めて厚くお礼申し上げます」と来場いただいた方々への謝辞を述べました。

続いて片山は2012年からスタートアップパートナーズという社名から始まり、社名変更を経て現在はIPOを目指す企業へと成長した現在までの経緯を説明。オフィス移転を機にさらなる成長を目指す弊社のこれからについて以下のように語りました。

「今までさまざまな苦労があり、IPOを目指すこれからはさらに大変なこともあると思いますが、今日はこのように場に皆さまをお迎えできたことを素直に喜びたいと思います。しかし、これに奢ることなく、今後よりいっそう努力をしていきたいと思っております。

私たちはITエンジニアの支援を通して日本の生産性を向上させ、少しでも日本を良くしていきたいと本気で考えております。それによって『日本を復活させる』ことだけを願い、事業を推進しているところです。今後もぜひ皆さまのご協力を賜りながら、この事業を成功させていきたいと思っています」

片山の挨拶の後、弊社の役員一同と弊社創業を支援した株式会社エムアウト取締役会長の田口弘様らによる鏡開きを挙行。上間さんの合図のもと酒樽の蓋が開かれ、新オフィスへの移転というpaizaの新たな門出が祝われました。

乾杯の挨拶には、取締役 営業本部長の山村鉄平が登壇。山村は2年前と比べ従業員数が2倍以上に増員したことに触れ、「皆さまのご支援、ご指導のもと、paizaはこれまで順調に成長し、オフィス移転の運びとなりました。たくさんのお祝いのお言葉を賜ったことを、この場で改めてお礼申し上げたいと思います」と謝意を述べました。

今回のオフィス移転により、お客さまをお迎えするフリースペースも拡大しています。山村は「今後はスペースを活用し、人事同士・企業同士の交流や情報交換ができるイベントも開催し、お客さまがより有益な機会が得られる場づくりでも貢献していくつもりです」と語りました。最後に、山村は今後の抱負を以下のように語り、挨拶を締めくくりました。

「引き続き皆さまのご支援、ご指導のもと、paiza一丸となり会社を成長させていきながら、採用領域で皆さまのお役に立てるよう、よりいっそうの努力を続けてまいります」

経営コンセプトを体現する「異能をのばすオフィス」

乾杯後の歓談中には、paiza新オフィスのこだわりについても紹介。

新オフィスのコンセプトについては、今回のオフィス移転プロジェクトを統括した執行役員/CFO コーポレート本部長の冨松大介から説明しました。冨松はまず、弊社新オフィスのコンセプトについて以下のように紹介しました。

「新オフィスのコンセプトは『異能をのばすオフィス。』と定義しました。これは弊社の経営コンセプト『異能をのばせ。』に由来しています。移転にあたり、新オフィスはそのような経営コンセプトを体現するものでありたいと考えました。具体的にいえば、オフィスに出社した人のコミュニケーションが活性化されて生産性が上がり、クリエイティビティが刺激されるオフィスを志向しています」

レイアウトについても「異能が好む環境」を意識しています。そのため、新オフィスでは過ごし方や空間の移動の仕方に幾重ものあり方が生まれるレイアウトになっています。冨松はレイアウトの意図について「ストレートで明瞭な道筋よりも何通りもの答えが見つかるオフィス空間を志向しました」と説明しました。

「現在ではリモートワークも普及しています。そうなったときに、オフィスワークをどのように考えるかという点も議論されました。どちらもメリットとデメリットがあると思いますが、弊社としてはよりハイブリッドに、両方のメリットを享受できるオフィスの運用をしていきたいと考えています」

具体的なオフィスデザインのこだわりについては、オフィスの設計を担当した株式会社I I L S.の松永航氏にご説明いただきました。松永氏は今回のオフィスデザインの意図について、以下のように語りました。

「私は10年以上にわたりさまざまなオフィスデザインを担当してきましたが、その中でもpaizaのコンセプト『異能をのばすオフィス』は非常にユニークで、デザインにも力が入りました。I I L S.では今回、『異能』に対して3つのアプローチをとっています。1つはさきほどお話に上がったように『異能が好む空間』、2つめは『異能を育む空間』、そして3つめは『異能を感じる空間』です。たとえば、エントランスでもあるオープンスペースの天井は"10print"※をモチーフにした天井模様になっています。

インパクトがあると同時に、一見して『なんだろう?』といった違和感や知的好奇心が誘発される。そういった空間こそ『異能』の印象を感じさせるものになっていると思います」

※"10print"はコモドール64で書かれた1行だけのBASICプログラム。CHR$(205.5+RND(1));:GOTO 10と入力するだけで、迷路のような線形が描き出されます

このように、パーティー前半では新オフィス移転に際しての思いやこだわり、オフィスの意匠を紹介していきました。ご来場いただいた方には歓談中、オープンスペースを実際に見学いただき、『異能をのばすオフィス』のレイアウトや仕掛けの数々を体験いただきました。

日本から「次世代のGAFA」が生み出されるエコシステムを構築

歓談をはさみ、パーティーの後半には弊社代表取締役社長/CEOの片山良平が登壇し、paizaのこれまでの歩みやこれからのビジョンについて説明しました。

paizaは2012年にスタートアップパートナーズとして創業。当時の事業は社名の通り、スタートアップ特化の人材紹介から始まりました。その後事業のピボットを経て、2013年からpaizaの原型となる事業がスタートしました。片山はその後の成長、IPO準備に至る現在までの間の歩みを当時の写真とともに振り返り、改めて謝辞を述べました。その上で、片山は弊社が持ち続ける事業への思いを以下のように語ります。

「paizaは『異能をのばせ。』を経営コンセプトとし、存在理由を『人類の可能性を最大化する』と定義しています。これまで人類はさまざまな技術によって可能性を伸ばしてきました。 たとえば産業革命が起きたことによって、人類の可能性は大きく広がっていきました。現在はITが革命的な技術となっています。そのため、弊社はIT人材を支援することで、『人類の可能性を最大化』していきたいと考えています」

このような思いのもと、paizaはITエンジニアに特化した事業を推進。現在では約70万人の会員数と約4200社のお取引先様(2024年3月現在)を有する、国内最大のITエンジニア向け転職・就職、学習プラットフォームへと成長しました。片山は弊社がこのような事業展開を見せるのは「現在日本が抱える深刻な社会課題が背景にある」と説明します。

「日本では2008年以降、人口減少フェーズに入っています。これを放置していてはやがて日本は立ち行かなくなってしまいます。どうにかしていくためには、一人あたりの生産性を2.5倍にするしかないと試算されています。それを成し遂げるために求められているのは、ITによる自動化です。弊社は日本からより多くの優秀なエンジニアを輩出して社会で活躍させて、生産性を向上することによって日本を復活させていきたいと考えています。

一方で、それを支えるIT人材の数は現在でも不足していて、2030年には最大79万人不足するといわれています。その解決策として、弊社はまず今いるIT人材が輝いていなければ目指す人が増えないと考え、ITエンジニアがより良い待遇で働き、やりたい仕事をして輝いているという状態を作りたいと思ってます。そして、ITエンジニアを志す方々がスムーズになれるようなエコシステムを作りたいと考えています」

そのための取り組みとして、paizaでは現在、ITエンジニアに特化した新卒・転職の就職支援サービスのほか、学習サービスであるpaizaラーニングも提供しています。paizaラーニングは教育機関に対して無償提供paizaラーニング学校フリーパスを行い、エンジニア育成に貢献しています。

このような取り組みを通して、片山は将来のビジョンについて、「paizaはITエンジニアにとっての原風景となるサービスになりたいです。それとともに、paizaから輩出した人材が将来起業家やCTOになり、日本から『次世代のGAFA』が生み出され日本の生産性向上に貢献する。そんな未来を目指していきたいです」と締めくくりました。

「paizaラーニング学校フリーパス」活用学生によるLT

片山が上述したように、paizaでは現在活用するITエンジニアがより輝く社会の構築を目指すと同時に、次世代のITエンジニアの育成にも取り組んでいます。その一環として「paizaラーニング学校フリーパス」を教育機関に提供しています。paizaラーニング学校フリーパスは累計全国570校、約289,200名の学生・生徒が学んでいます。

今回の移転パーティーでは、paizaラーニング学校フリーパスで学ぶ学生を2名招待し、それぞれの取り組みやpaizaラーニングをどのように活用しているかについて、LTをしていただきました。

登壇したのは東京工業大学 デジタル創作同好会 traPの髙貝亮佑さんと慶應義塾大学電子計算機研究会の菱田快成さんです。

髙貝さんが所属する統合技術系サークル「traP」は約500名のメンバーを擁し、東京工業大学で最大規模を誇ります。活動内容は競技プログラミングやセキュリティ、機械学習などのコンテストへの出場・運営を行っているほか、ゲームやウェブサービスの開発運用、さらにはデジタルイラストによる創作活動など、多岐にわたります。

毎年250名ほどの新入生を迎えるtraPでは、新入生が独り立ちし、開発を楽しめるまでの教育システムを組み、ロードマップをガイド付きで提供しているといいます。その教育システムの一環として、traPではpaizaラーニングを活用しています。髙貝さんはtraPでの活用のあり方について以下のように説明しました。

「講習会なども積極的に開催していますが、やはり手間がかかり、学生サークルということもありリソースにも限りがあります。そのため、traPでは外部のお力をお借りすることで解決しています。たとえば他大学のIT系サークルと連携した知見の共有もありますが、個人的な学習の補助にはpaizaラーニングを活用しています。paizaラーニングは個人の自学によるスキルアップだけでなく、講習会の補完にも役立っています


菱田さんが所属する電子計算機研究会は、慶應義塾大学の公認技術サークルであり、設立は1959年と同学の中でも長い歴史を持つサークル。菱田さんはAI班リーダーと日吉キャンパスの代表を務めています。AI班では「Pythonの学習やStable Diffusionの理論と実装に向けた勉強会でpaizaラーニングを活用し、非常に便利だった」と語ります。

菱田さんは活用した感想について「全然プログラミングに触れたことがない方にも、paizaラーニングによって自分で学習・練習して講習会に臨める環境ができたので、かなりスムーズに新入生教育を行えました」と語りました。

IT企業・ITエンジニアがさらに輝く未来に向けて

今回の移転パーティーは、paizaが新たなステージへと歩み出す第一歩をステークホルダーの皆さまと分かち合うと同時に、弊社事業の成り立ちや現在地、未来に向けた思いを共有する場ともなりました。ご支援いただいている皆さまやお取引先の皆さま、そして何よりもpaizaのサービスをご利用いただくユーザーの皆さまがより輝かしい未来を実現できるよう、弊社一同努力してまいります。


パーティーの最後の挨拶は、取締役 経営企画本部長の升水啓太が務めました。升水は弊社創業メンバーの一人であり、現在もpaizaの事業成長や新規事業開発を担う存在です。

升水は表参道にあった前オフィスの移転時のことを振り返りつつ、「当時はMBOをしてエムアウトから独立した時期で、メンバーの人数は現在の3分の1ほどでした。このような綺麗なオフィスに移転できたことも、皆さまのご指導とご鞭撻があってこそのものです。今後も気を引き締め、改めて成長を目指していきたいと思います」と会を締めくくりました。

paizaは今後とも、「paiza新卒」「paiza転職」をはじめとする就職支援サービス、またpaizaラーニングなどの学習コンテンツの提供を通して、IT人材と企業の成長を支援してまいります。

おまけフォト

(取材/文:川島大雅)








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