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⭐️心の学び:結婚しない人が増えた?

先日、「最近は結婚しない人が増えたわ、結婚はしないとダメだ!」という話を聞いた。テレビでもそういったことをよく耳にする気がする。

「こんな状態は高齢者ばかりになってしまう!」「年金がもらえなくなる!」「高齢者を支える若者がいない!」
結婚しないことはダメなことだという理由は高齢者が困るからだということだ。
しかし、誰が人口が右肩上がりになり年金の支払いが困ることはないと判断したのだろう。その根拠はなんだったのかは誰も問わない。

以前から、文明が発展すると人口は減少するといわれていた。
また、生物学では天敵がいなくなると一夫一婦制で少子化になると言う研究結果もある。
反対に、天敵が増えると一夫多妻制で子だくさんになるともいわれる。

そういった研究からいえるのは、現状は妥当ではないのだろうか。予想されていたことと一致している。

社会保障の話は別の話だ。
そのために子供を産んでくれと言うなら、戦時中に「国家のために子供を産め」「結婚しろ」と言っていたあの時代と何も変わっていないではないか。

昭和17年あたりの話


昭和17年あたりの話

冒頭の話に戻るが、ぼくはこう尋ねた。
「で、結婚のきっかけは?」
と言うと
「見合いだ」
と言う。
「で、誰か一人でもお見合いを勧めた?」
と問うた。
「一度もない」
と言う。
さらに
「もし、今の時代に自由恋愛で結婚できていたと思う?」と問うと
「多分あかんかったと思う」と言う。ぼくは「それが今の時代だ」と答えた。

自分がしてもらった結婚をしてもらうための労力を使ったことがないのに他人様にケチをつけてはならない。

結婚をしない人が増えたのではなく結婚を勧める努力をする人が減ったのだ。

そして、離婚する人は恐ろしく増えたのだ。それが結婚の姿だということに気づき始めた人が増えたともいえる。

「結婚することが人生だ」と思っている人は、是非お見合いの企画をすることをお勧めする。

その際には、体験として自分の結婚生活の良さを十分にアピールしてほしい。

自信をもって語れるなら「結婚したい!なんとしてでもしたい!」と言う人がわんさかいるはずだ。

社会保障の話題は、どうすることも出来ない私たちのせいではない。国が将来像を見誤ったのだ。

そのツケを失敗だと認めずに国民に転嫁してはならない。
国民はそのことを問わずに、何かになったつもりで他の国民を責めてはならない。

離婚率の上昇と結婚の実像は無関係ではないだろう。

ぼくは利己的遺伝子の意図が関与していると考えている。
もしそうなら、人間は退化したかのように言われがちだが、そうではなく生存のために進化しているといってもいいに違いない。


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