⭐️思想:人口減少は悪いことなのか
「人口が減っている!」と声高に叫ぶ人がいる。ぼくの一番の疑問は「じゃあ人口は何人ならいいの?」ということだ。
経済も同じで「右肩上がり」を善とするが、そのゴールは「いくら?」ということだ。
人口減について問題視する人は「経済が!」という。「社会保障が!」ともいう。その問題は人口増加を善とした考え方の失敗に因るものだ。
人口が際限なく増え続けるとどうなるだろうか。そのことはちっとも言わない。
そして、ほとんどの人は社会問題について考えたこともないのに「マスコミが!」と言いながら、よく考えもせず信じてしまう。
世界の問題は「人口爆発」のことだ。早々に「90億人」を超えるだろう。それはとどまることを知らない。
それは問題のように思うが違うのだろうか。
「いや、日本は人口が減っている!」とまた叫ぶ。
「日本はね」という言葉はまったく耳に入らない。
「いや、どんどん人が減っているのに!」と言うばかりだ。
「これまでが多過ぎたのでは?」と言うと、
「いや、子供がいない!」
と言う。多過ぎたから今問題になっているのだ。
「子供を産まないヤツは非国民だ」と言われたあの時代のせいなのだ。マスコミによる兵役のためのすさまじい残酷な同調圧力の時代が事実あったのだ。
そして、現代では「経済が!」と言いながら、その資本を人口減を理由に搾り取られていることは知らないでいる。
問題は目の前にある。
「脱成長」と言われるように、一度、見直さなくてはならないことがあるのではないかと思っている。
地球にとって人間の数はどこまでが有益でどうなると有害なのだろうか。考えたことがあるだろうか。
恐ろしい人の数にビビることもある。
「高齢化社会が!」と危惧するが、社会保障の問題を問いたいのではなく、人口爆発の話を問題にしたいのだ。すりかえてはいけない。
自然を破壊しながら増え続ける人間の環境を構築することが良いことかどうかはわからないが、全く問題がないとはいえないのではないだろうか。
いずれにしろ「これくらいなら大丈夫」といった目安は示してほしいものだ。
少なくとも、何事も増え続けることがいいとは思わない。
労働人口の問題なら心配しなくてもいい。日本人がやりたがらない仕事を外国人を引っ張ってきてやらせている。研修生という移民政策によって。消費税で回収する予定であることがわかる。
「そんなのはダメだ!それは日本人のオレがやる仕事だ!」と叫びつつ転職する人はいない。対岸の火事なのだ。
どうすることも出来ない時代に今あるが、間違いは間違いだ。それを乗り越える社会は必ず訪れる。
それをぼくが観ることはないが、そうなるようにわずかでも抵抗しようと思っている。