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⭐️心の学び:健康と幸福は似ている

痛みと苦悩は似ている。
そこから逃れるための行動をするからだ。少し違うのは、痛みには明確な感覚があるが、苦悩には曖昧な感覚しかない。
また、痛みには明確な痛みの軽減を自覚するが、苦悩にはそれがない。しかし、どちらもすぐに忘れる。

同じように幸福感と健康も似ている。

健康には健康だという自覚はない。「普通」だとしか認識していないからだ。
お腹が痛くないのは健康なのだが、それは普通の事だと思っている。

幸福感も何事もないことが幸福なのだが、何かが起こると不幸だと感じるものだ。

幸福とは何事もないことなのだが、それでは面白くないと不満が生じる。

健康なら何でもできるが、病気になると何も出来ない。また、健康なのにやり過ぎることによって体調を崩すことと、幸福なのに「もっと何か」を求め過ぎて不幸になることは似ている。
「足ることを知る」ということはこのことなのだが、心の働きは暴走しがちだ。

幸福や健康は、不幸や病気になるまでその有り難さがわからないのも似ている。

たとえば暴飲暴食と有頂天は似ている。どちらも調子に乗り過ぎて自滅するからだ。

日頃の煩悶や不調は健康や幸福を維持するためにある。心を環境の変化に対応しつつ微調整しながら健常さを保とうとするからだ。

そうしながら落とし所を見つけて、自分のやるべきことが見つかれば、健康も幸福も見つかるんじゃないかとぼくは思っている。


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