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「心の力」について書いています。日常、自然、社会、哲学、心理学、神経科学、医学を通して…

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「心の力」について書いています。日常、自然、社会、哲学、心理学、神経科学、医学を通してどう考えて何をするかを考えてみました。 趣味:山野草、自然、痛みの治療研究、本、音楽、陶芸、芸術、デッサン、油絵、食、釣り。カイロプラクター

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考えることがなぜ大切なのか

ぼくは人の健康に携わる仕事の中で、何千人もの人と接してきた。心を制御することが簡単ではないことは承知している。 生きていく中で、負荷(ストレス)を避けることは不…

kyousei
1年前
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⭐️心の学び:泣き言はいわない

「自分はだめだ」「もう無理」「自分なんて」と自分を卑下する言葉を使いたがる人は多い。 それに対して「そんなことないよ」「自分は自分」「あなたはあなたのままでいて…

kyousei
3時間前
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⭐️心の学び:成るものは成る

何かになろうとする野心は生きるうえで大切な時期もある。努力の閾値をあげるためだ。 大したことのないことですぐに「もうダメだ」となるのは心の閾値が低いといわれる。…

kyousei
1日前
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⭐️心の学び:健常であること

ぼくは健康分野の仕事なので「健康」や「健常」「正常」について考えさせられる。 病的な状態から健康な状態へ逆転させるには、どうすればいいかということを常に考えてい…

kyousei
2日前
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⭐️心の学び:ねたみについて

ねたみという心理は平均化しようとする法則に則っているように思う。 抜きん出た者を引きずり下ろし、今ある自分の平均値に持ってこようとする働きだ。 子供の頃に、自分…

kyousei
3日前
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⭐️心の学び:変わりたい人たちへ…

変わりたいと思う人は時折出会うがうまくいく人はそういない。「そう望んだからといってそうはならない」のだ。 体型を例にとるとわかるが、太った体を無理して痩せさせた…

kyousei
4日前
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⭐️心の学び:好きな仕事に出会うには…

世の中で好きな仕事に出会えて、それをやり続けている人はほんのわずかしかいないようだ。 動物園の飼育係を選んだ人は、そのわずか人の中に含まれているといわれる。 「…

kyousei
5日前
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⭐️心の学び:美への憧れが芸術なのか…

日本人は美術館へ行くのが大好きだという話を聞いたことがある。いつも美術館は大流行りだ。 美術や芸術についてよく理解しているからだと思っていたがそうでもないようだ…

kyousei
6日前
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⭐️心の学び:自分ほど偉い者はいない

若い時というのは、自分自身を前面に出したくて仕方がないものだ。 それは性格のせいではなくホルモンのせいだ。自分をアピールしたくて仕方がないのだ。 こういうと「いや…

kyousei
7日前
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⭐️心の学び: 心の力が人生を切り開く

いろんな生き方があり、いろんな理想を抱くものだが、それが現実化することはほとんどない。 変更を余儀なくされて落とし所を見つけて落ち着くというのが現実だ。 ぼくも…

kyousei
8日前
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⭐️心の学び:芸術と生き方

多くの人は芸術について考えることはほとんどないようだ。 わかっているようでわかっていないのが芸術である。 noteへ芸術や絵のことについて投稿すると反応が薄く興味を…

kyousei
9日前
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⭐️心の学び:身体のメンテナンスは必須!

ぼくは健康にたずさわる仕事をしているのにnoteではほとんど健康については書かない。もう結論が出ているからだ。 ぼくは、身体的な健康について徹底的に研究して、社会的…

kyousei
10日前
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⭐️心の学び:自分の考えって?

自分に注目する心の働きは若い頃に特に強い。やがていろんな経験をしながら時間の経過によって自分への注目は薄れていく。 ある程度年齢を重ねた人に「自分の考え方で生き…

kyousei
11日前
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⭐️心の学び: 心の成長とは何だ?

「心の成長」とよく聞く。「成長しないとね」ともよく聞く。 子供の身長が伸びれば「成長した」とも言う。それと同じ使い方ではないはずだ。 とはいっても、成長は永遠に続…

kyousei
12日前
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⭐️心の学び:心の力は宗教とは違う

ぼくは心について考え学び実践することが面白いと思っている。 だからといって他人様に勧めようとは思わないし求めようとも思わない。 「自分が面白いからといって他人も…

kyousei
13日前
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⭐️心の学び:リアリズムと絵を描くこと

リアリズム(写実主義)というのがある。想像力を使わずに平凡であっても身近にあるものをありのままに精密に再現しようとすることだと理解しておけばいい。 絵を描く際に…

kyousei
2週間前
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考えることがなぜ大切なのか

考えることがなぜ大切なのか

ぼくは人の健康に携わる仕事の中で、何千人もの人と接してきた。心を制御することが簡単ではないことは承知している。
生きていく中で、負荷(ストレス)を避けることは不可能だと思う。
ストレスを解消するといっても、それは一時的なものでしかないことは誰でも知っている。

ポジティブシンキングや自己啓発も根本的な解決にはならない。本当の苦悩は、カラ元気や自己暗示ではどうにもならないのだ。

苦悩の原因は、思い

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⭐️心の学び:泣き言はいわない

⭐️心の学び:泣き言はいわない

「自分はだめだ」「もう無理」「自分なんて」と自分を卑下する言葉を使いたがる人は多い。

それに対して「そんなことないよ」「自分は自分」「あなたはあなたのままでいて」という言葉が当然のように返ってくるようだ。
心地いい世界なのかもしれない。

そういった自己憐憫にはまり込むと意外に抜け出せないものだ。

自己愛にまつわる話はわからなくもないが結末はどういったものになるだろうか。

ぼくはそういった幻

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⭐️心の学び:成るものは成る

⭐️心の学び:成るものは成る

何かになろうとする野心は生きるうえで大切な時期もある。努力の閾値をあげるためだ。

大したことのないことですぐに「もうダメだ」となるのは心の閾値が低いといわれる。

若い時期での能力の発達で最も効果を表すのは繁殖相手の獲得だ。
特に女性は、能力の高い人の子孫を残したいと思うのが通常だ。
「大谷みたいな子供が欲しいわぁ」というセリフをよく聞く。大谷さんの能力を見せつけられれば、そう思う女性がいるのは

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⭐️心の学び:健常であること

⭐️心の学び:健常であること

ぼくは健康分野の仕事なので「健康」や「健常」「正常」について考えさせられる。

病的な状態から健康な状態へ逆転させるには、どうすればいいかということを常に考えている。

一つわかっているのは健常とは「普通」のことだ。

風邪を引いたら発熱し、炎症期間を過ぎれば回復する。薬がなくてもだ。
こういったことは皆が「普通」だと感じているだろう。そこに戻すには意外と難しい。

病気のメカニズムである病態生理

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⭐️心の学び:ねたみについて

⭐️心の学び:ねたみについて

ねたみという心理は平均化しようとする法則に則っているように思う。
抜きん出た者を引きずり下ろし、今ある自分の平均値に持ってこようとする働きだ。

子供の頃に、自分が話しかけられない好きな子と気安く平気で話している同性を見ると、いじめたくなる心理にもそれはうかがえる。

それらを乗り越えるには自分が平均以上になることだが、今度は自分が引きずり下ろされる立場になる。

この平均値を維持しようとする働き

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⭐️心の学び:変わりたい人たちへ…

⭐️心の学び:変わりたい人たちへ…

変わりたいと思う人は時折出会うがうまくいく人はそういない。「そう望んだからといってそうはならない」のだ。

体型を例にとるとわかるが、太った体を無理して痩せさせたとしても一時的だ。

一時だけの成果を「変わった」と思う人もいるが三年後でもそう言えるだろうか。ほとんど言えない。

テレビドラマのように、一瞬にして周囲をあっと言わせることは難しい。

病気に陥ってやせ衰えると「あっ」と言ってくれるかも

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⭐️心の学び:好きな仕事に出会うには…

⭐️心の学び:好きな仕事に出会うには…

世の中で好きな仕事に出会えて、それをやり続けている人はほんのわずかしかいないようだ。

動物園の飼育係を選んだ人は、そのわずか人の中に含まれているといわれる。

「好きな仕事をしたい!」という願望はほとんどの人が抱くが、それすらも現実化することが難しい。

ぼくは、たまたま好きな仕事に出会えたから幸福な人間だと思う。
きっかけは、力を持て余していた頃に「あなたの仕事は、今、あなたが人からして欲しい

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⭐️心の学び:美への憧れが芸術なのか…

⭐️心の学び:美への憧れが芸術なのか…

日本人は美術館へ行くのが大好きだという話を聞いたことがある。いつも美術館は大流行りだ。

美術や芸術についてよく理解しているからだと思っていたがそうでもないようだ。「美術館に行った私が好き」と思っている人は多い。

知り合いから
「どやった?」
「うーん良かったよ❤️」
と言いたいのだ。

「何が良かった?」と問われると
「…なんか、こう、すごくて」
「へー」
「ま、パッと見てキレイーと思ったのが

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⭐️心の学び:自分ほど偉い者はいない

⭐️心の学び:自分ほど偉い者はいない

若い時というのは、自分自身を前面に出したくて仕方がないものだ。
それは性格のせいではなくホルモンのせいだ。自分をアピールしたくて仕方がないのだ。
こういうと「いやそんなことはない!」と否定されがちなのだが「自分は他人よりも優れている」と繁殖相手やライバルに言いたいわけだ。

しかし、それを誰もが同じ行動するということがわかっていない。後になって恥ずかしかった思い出となるのは間違いない。ぼくもそれは

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⭐️心の学び:  心の力が人生を切り開く

⭐️心の学び: 心の力が人生を切り開く

いろんな生き方があり、いろんな理想を抱くものだが、それが現実化することはほとんどない。

変更を余儀なくされて落とし所を見つけて落ち着くというのが現実だ。

ぼくもいろいろやってみたが自分の想像以上のことは出来ないと悟っている。
ならばと想像を拡げようとするがその想像の広さがわかっていないことに気づかせられる。

生き方の雛形に頼ってみてもうまくいく確率は高くない。やはり自分を信じて行けるところま

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⭐️心の学び:芸術と生き方

⭐️心の学び:芸術と生き方

多くの人は芸術について考えることはほとんどないようだ。
わかっているようでわかっていないのが芸術である。

noteへ芸術や絵のことについて投稿すると反応が薄く興味をもたれないことでもわかる。

しかし、ぼくは、素朴であろうとも哲学を探究するのと同じように芸術についても探究したいのだ。

芸術は「美」のみを指すのではないとぼくは思っている。
「芸術とは何か」への問いの答えは簡単に表すことはできない

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⭐️心の学び:身体のメンテナンスは必須!

⭐️心の学び:身体のメンテナンスは必須!

ぼくは健康にたずさわる仕事をしているのにnoteではほとんど健康については書かない。もう結論が出ているからだ。

ぼくは、身体的な健康について徹底的に研究して、社会的望ましさのバイアスや権威も取り除き、客観性を求め続けてきた。徹底的にだ。

マーケティングやハッタリは全て排除して研究してきた。

その経験から言えるのは「メンテナンスケアをすること」このことにつきる。
歯のメンテナンスケアとほとんど

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⭐️心の学び:自分の考えって?

⭐️心の学び:自分の考えって?

自分に注目する心の働きは若い頃に特に強い。やがていろんな経験をしながら時間の経過によって自分への注目は薄れていく。

ある程度年齢を重ねた人に「自分の考え方で生きるとは?」と問うてみると明確な答えが返ってくることはほとんどない。

バカだからではなく人生の真実に近づいていくからだとぼくは思う。

自分の意思で世の中を渡っている、または渡っていけるように思いがちなのは、若い頃にある無知な発想から生ま

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⭐️心の学び: 心の成長とは何だ?

⭐️心の学び: 心の成長とは何だ?

「心の成長」とよく聞く。「成長しないとね」ともよく聞く。
子供の身長が伸びれば「成長した」とも言う。それと同じ使い方ではないはずだ。
とはいっても、成長は永遠に続くわけではない。

ぼくは心について関心があるのだが、「心の成長」となるとよくわからない。

発達心理学的な解釈をすれば、成長というよりも成熟したという方が的を得ているように思えるからだ。

心は生存を有利にするために働く。不利だと判断す

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⭐️心の学び:心の力は宗教とは違う

⭐️心の学び:心の力は宗教とは違う

ぼくは心について考え学び実践することが面白いと思っている。
だからといって他人様に勧めようとは思わないし求めようとも思わない。

「自分が面白いからといって他人も面白いとは限らない」というのは真理だ。

ぼくは「真理」という言葉を使うので、たまに「宗教ですか」と訊かれることがある。真理とは普遍的であることや法則、原理のような意味合いで使っている。神様を求めることはしない。

宗教のおっしゃる真理は

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⭐️心の学び:リアリズムと絵を描くこと

⭐️心の学び:リアリズムと絵を描くこと

リアリズム(写実主義)というのがある。想像力を使わずに平凡であっても身近にあるものをありのままに精密に再現しようとすることだと理解しておけばいい。

絵を描く際には写真を見て描くことがよくあるが、写真のように描いてはいけないとか、絵と写真は違うともいう。
しかし、写真を見て描くなら写真のように描かなくてはならない。それが写実ではないだろうか。

実物をありのままに描くなら変化を含めて描かなくてはな

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