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その㊱Parallel Compression


1.はじめに

 以前に紹介したTips「その㉖How To Subtractively Add Frequencies To Your Mix」の詳細版といったところでしょうか。
 いわゆるニューヨークコンプレッションというヤツですね。強調したい帯域をEQで抜き出してコンプで圧縮する手法ですね。
 前回紹介したものより詳細に解説されています。

2.ネタ元動画の紹介

 非常に分かりやすい説明ですね。たかだか10分弱の動画です。初学者の方にとってもハードルは低いと思われます。
 この動画では、「周波数帯域を4つに分けてパラレルコンプレッションをすると、あなたのミックスが輝きだすよ」みたいな事を言っています。

3.方法

 私は、テンプレートにしておいて使いたいときに使えるようにしています。センドトラックにEQとCompを設定するだけです。(プリセンド)

①NYコンプレッション

 中音域をノッチフィルターで大きくカットして低音域と高音域を強調します。中音域の設定は、曲に応じて調整します。

NY_Compの設定例
ビル先生は、NYCのRatioに関しては、ガッツリ高くしてました。
リリースは長めでしっかりとコンプレッションします。

②Subコンプレッション

Sub_Compの設定例
大体150Hz以下をLowPassします。Ratioは控えめで。リーリス短め。

③Highコンプレッション

High_Compの設定例
Ratioは控えめで。リーリス短め。

④Midコンプレッション

High_Compの設定例
Ratioは控えめで。リーリス短め。

 あとは、センド量を調整したりフェーダーで調整したりして遊んでみてください。

色々調整して遊んでみてくださいな。

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