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シロちゃん

とある餌場のシロちゃん
11月の頭から急にご飯を食べなくなったとの事。
そのただならぬ様子に、餌あげさんは酷い病気なのではと思ったけれど、TNRでいつも忙しくしている仲間に心配かけまいと、すぐには伝えられなかった。
私たちがその事を知ったのは
シロちゃんが食べなくなってから1週間ほどしてから。

病院へ連れてくと、シロちゃんは顎を何かに噛まれていたらしく
膿を出すと穴が開くほどだった。
抗生剤、点滴で口の異常は腫瘍ではないとわかり
一旦安堵した。
しかし、しばらく経っても全くご飯が食べられない。

もう一度、別の病院へ行き、詳しく調べてもらうと
感染症による黄疸で、肝臓、そして腎臓の数値も悪く、余命宣告をされた。

今、エサやりさんのお宅で
抗生剤入りの点滴をしながら、静かに過ごしている。

余命宣告はされたけど、昨日は調子がすこしよかったのか
寝床から姿を現してこんな風に出てきてくれたらしい。

猫以外の動物に噛まれたのかもしれない。
アライグマ、ハクビシン、私達の身近には
案外色んな動物がいる。

外で生きる猫は
かわいい?癒される?街の風景の一部?
そうかもしれないけど、お外の子は人知れず命を落としていく。
この子は餌あげさんの執念で弱っている所を見つけ出せたけれど
大半の子はある日突然行方不明というお別れだ。

やはり、外で生きる事は過酷なのだ。


#野良猫に不妊去勢手術を
#野良猫
#TNR
#さくらねこ

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