構成の決定基準とオススメ構成7選! (パッチ14.6)


1.はじめに 

 こんにちは、じんにくです。いつも多くの方に記事を読んでいただきとても励みになっております。
 私はシーズンが変わるごとに毎回「今SETが一番難しい!」と言っていますが、SET11もその例に漏れず難しいです;;
 ということで、今の環境ではどのような構成をプレイするのが良いのか、記事でまとめていきたいと思います。
 少しでも参考にしていただけたら幸いです。 

2.どのコストをキャリーにするか

 すでにプレイされている方は感じていると思いますが、今パッチは全体的に4コストのパワーが低く、3コストの盤面で進行していった方が圧倒的に安定性が高いです。したがって最終的な着地点としても、そのまま3コストのリロール構成で突っ切るか、5コスト中心の構成に切り替えるかの2択が主流であり、4コストをキャリーにすることはそこまで多くありません。
 

 さて、具体的な構成の形を考える前にまず整理しておく必要があるのは、試合ごとにどのコスト帯で構成を組み立てるか決定するための基準です。

(1)5コスト

 まず、最も注意すべき点として、5コストを目指す基準はお金よりも体力の方が重要であるということです。5コストの盤面をつくるためには9lvにあげてからリロールする必要があるためもちろんお金も重要ですが、そもそも体力を維持できていないと非常に事故率が高くなってしまいます。この点は特にSET10をプレイされていた方にとっては、かなり大きいギャップを感じると思います。

 SET10は4コストのヘッドライナーをメインキャリーにして、そこに5コストを付随させていくイメージでした。8lvのリロールですでにキャリーが完成しており、5コストは☆1でもとりあえず形になるため、たとえ体力が1まで削れても強い形を実現することが可能でした。

 それに対して、SET11は5コストが主役になります。したがって、5コストを重ねなければならないのですが、9lvでも5コストの排出率は10%しかありません。これは、7lvの4コスト排出率と全く同じであり、残念ながら9lvでも5コストはなかなか重なりません。それどころか1枚も引けない可能性もあります。たとえあなたが9lvにして80G回したとしても、フェイもウーコンもアジールも重ならない上にラカンが1枚も引けない・・・みたいな経験を何度もすることになるでしょう。

 さらに、もし目的の5コストを重ねることができたとしても、SET11では
リロール盤面のパワーも高くしばしば5コストに勝つ場合があり、必ず逆転できるとは限りません。ということで、序中盤体力を犠牲にお金を貯めて、終盤全ての力を出し切って最強盤面をつくるぜ!といった立ち回りはものすごくリスクが高いです。いくらスカトルパドルやヘッジファンドがあっても、体力がなければ8位を取る危険が常にあるのです。

 この問題を解消する手段として現在もっとも有力なのが、3コスト☆2をつくって進行し、5コストにつなげるというものです。しかし、これも情報が出回っている時点で同じ立ち回りをしてきたり、それを潰そうとしてくる動きが出てきます。敵もお金を同じタイミングで入れてくるようになり、自分の想定していた立ち回りが実現できない試合も多くなってきます。

 
上位帯の人たちが5コスト構成をプレイする割合が高いのは、簡単にいうとすごく上手いから実現できています。具体的には、盤面の強さを正確に判断し終盤まで体力をどれだけ残せるか判断する力、そして引いた駒で盤面をつくる力が非常に高いです。特定の駒を狙ってリロールしても前述の通りなかなか重ならないので現実的には引いた駒を使うしかなく、高い柔軟性が求められます。

 どのくらい体力を残せば良いのか具体的な判断が難しい場合は、例えば「ステージ3-6までの10ラウンドで最低でも8回勝てたら9lvを候補に入れよう」など、何度かプレイして自分に合った条件を設定しておくと良いです。

(2)3コスト

 特に上振れ要素がない平凡以下の試合展開では3コストのリロール構成を目指すのが安牌になります。上位に入るだけならリロール構成でも十分ですし、完成度や相性次第では5コスト構成にも勝つことがあるので、試合の展開次第では1位も狙えます。

 ただし、競合には十分注意してください。プールの枚数の関係上、同じ3コストを☆3にできるのは1人だけです。敵が使っている駒やアイテムをよく見ておき、どの構成を目指しそうかあらかじめ予想しておきましょう。それでもどうしても競合してしまうケースはあるので、その場合はお金やオーグメントなどを比較する必要があります。例えばリロール特化のオーグメントがある場合は敵より早めに引き切って潰してしまおう、逆に敵の方が駒の集まりが良い場合はレベルを上げて高コストで盤面を強化しよう、といった具合で判断していきます。(もっともこれは全SET共通の内容でしょう)

 なお、4位以上が確定して1位を狙いたい場合、状況次第では盤面を総入れ替えして5コストにアップグレードすることも可能です。

(3)4コスト

 前述の通り4コストは現在主流ではなく、序盤から目指すことはあまりありません。はじめは5コストを目指す予定だったが、敵の盤面が強く想定以上に体力が削られてしまった、お金が貯まらなかったなど、9lvを目指すのは無理だと判断して計画を変更する際の逃げ先として4コストを使うことになります。

   ただし、そもそも8lvで特定の4コストはそう簡単には重なりません。したがって、8lvでリロールするくらいなら7lvで3コストを重ねにいった方が良い、という意見が多くなっているのです。

(4)1,2コスト

 ステージ2の段階で大きく体力が削られてしまい、7lvまで待つ余裕もないときは1,2コストで組み立てることになります。あるいは、ステージ2で欲しい駒を5枚以上引くなど、相当寄りが良い場合は目指しても良いです。
(この動きも全SET共通でしょう)

3.オススメ構成7選

 それでは、具体的な構成の形を見ていきましょう。前項ではそれぞれのコスト帯ごとに目指す基準をまとめましたが、構成ごとの個別の基準も取り上げていきます。この基準は絶対的なものではなく、あくまで目安だと考えてください。

 最近では、基準と一緒に構成を紹介するパターンが増えているので、他の方の意見とも組み合わせて参考にしていただけると良いと思います。

(1)龍王セージ

 今ではすっかりおなじみの龍王セージです。APアイテムが多い場合はアジールとフェイのダブルキャリーに着地することが多いです。IEなどADアイテムを含んで進行した場合はイレリアが受けることになります。

 グインソー, レッドバフ, ジャイスレ, ガンブレなどはアジール, フェイ,
イレリアの誰が持っても良いので非常に優秀なアイテムです。

 <基準の目安>
  ・少なくともステージ3-6まで勝ち進行できている
  ・お金が大量にある
   (大雑把に言えば ”めっちゃ上振れている”)
  

(2)バード&タムケンチリロール

 Bパッチでミシックが多少ナーフされたものの、バード本体には手が加えられていないので依然として強力です。フェイやラカンなど、5コストの伸びしろもあります。完成度によっては5コスト中心の盤面に勝つこともあり、リロール構成の中でも非常にポテンシャルが高く、1位も狙えます。

 ただし注意すべき点として、バードのアイテム要求値が非常に高いです。多くの方がご存じであろうグインソー2本+ガンブレの組み合わせが重要なので、弓やロッドがないときに目指すとそれなりにリスクを背負うことになります。(レッドバフも悪くはありませんが、そもそも弓が必要なことに変わりないので代用アイテムとして議論する意味はないと判断しています)

 ☆3の優先順位はバード=タムケンチ>ソラカ=ゾーイです。バードとタムケンチが☆3になったら、まずはレベルを上げた方が無難だと思います。

 <基準の目安>
  ・ステージ2で弓とロッドが最低1本ずつある
  ・ラッキーな流れ弾など

(3)ヨネ&アルーンリロール

 序中盤の安定性が自慢の構成で、ヨネ☆2でも比較的安全にステージ4まで乗り切れます。ただし、最終的には順調な試合でも2~3位止まりになることが多く、1位を狙うのは結構難しいです。

 必要なコスト帯が高く、特にアンブラル6にするためにはセトが必要なので、7lvではアンブラル4で進行することがほとんどです。ケインも7lvで引けないことがあるので、他のリーパーを抱えておいた方が良いでしょう。

 アルーンの火力も重要なので、ヨネの装備だけでなくショウジンやモレロを用意したいです。逆に言えばアルーンがヨネに使わないロッドの受け先になってくれます。できればアルーンも☆3にしたいですが、余裕がないときはヨネだけ☆3にしてレベルを上げ、セトを引きにいくことになります。

 なお、アンブラルのヘラがある場合セトがいない段階でもアンブラル6が出るようになります。ヘラはケインに装備させるのが主流です。

 <基準の目安>
  ・ステージ2で血剣や巨人の素材がある
  ・壮大なる誓い, 理想主義, アンブラル+1, リーパー+1, 月の怒りなど

(4)ボリベア&トリスリロール

 流行りのフェイやアジールに強いのが自慢で、状況次第では1位も狙えます。イレリア, ウーコン, ラカンなど5コストの伸びしろも豊富にあり、高いポテンシャルを秘めていますが、☆2の時間帯があまり安定しない点に注意しましょう。敵の盤面が強いと想定以上に体力を削られるおそれがあります。ボリベアとトリスが☆3にさえなれば相当強いので、余裕がない場合は早めに☆3を目指しましょう。

 イレリアがいなくてもデュエ6が出るので、7lvではデュエ6+ダイアナの盤面で進行します。

 ☆3の ”優先順位” はありません。ボリべアとトリスを必ず2体とも☆3にしてください。また、両方の装備を充実させなければならないので、BFや弓が大量に必要になります。逆にモブラウンドでロッドやマナが落ちるとかなり厳しいです。マナはハンジャにできるのでまだ何とかなりますが、ロッドは完成先がないので仕方なくモレロにするのが落とし所でしょう。

 <基準の目安>
  ・ステージ2でBFと弓が最低1本ずつある
  ・ロッドがない
  ・壮大なる誓い, 理想主義, デュエ+1, 長期戦デュエルなど

(5)アフェリロール

 アフェを使う構成で最もポテンシャルが高いのはフェイト7の形ですが、セトが必要な上に他のシナジーを出す余裕がなくなるので、7lvの段階ではほとんど実現できません。そのため、フェイト7まで伸ばすのはフェイトヘラがある場合に限定し、それ以外の場合では下の画像の形を目指すのが無難だと思われます。フェイト7では1位も狙えますが、そうでない場合は順調でも3位止まりなことが多いです。

 フェイト7はステージ4までは出すだけでも相当強く、体力を維持するのは容易なので、7lvでアフェの集まりが良くない場合はお金を使いすぎずシナジーのためにいったん8lvに上げてしまうのも手です。

 一方、下の画像は8lvの伸びしろがあまりないので☆3を増やすことでしか盤面を強化できません。そのため、全ての3コストを☆3にするつもりでプレイしましょう。

 アフェの装備は定番のグインソーが必要になります。

<基準の目安>
 ・ステージ2で弓がある
 ・ロングショット(ステージ2-1), フェイト+1など

(6)コグマウ&チョガスリロール

 現環境で1コストを中心に組む場合はこの形になります。フェイの伸びしろがありますが、1位を狙うのは少し難しいです。

 ☆3の優先順位はコグマウ=チョガス>ケイト=マルファイトです。集まりが良くない場合はコグマウとチョガスだけ☆3にしてレベルを上げていきましょう。

 コグマウの装備はブルーバフとナッシャーが重要です。BFが大量に落ちた場合はケイトが受け先になってくれます。

<基準の目安>
 ・ステージ2で涙がある
 ・ステージ2でコグマウとチョガスがともに4体以上いる

(7)シェン&セナリロール

 記事を書いている最中にこの構成が急激に評価を伸ばしました。正直自分で試せていないのですが、統計サイトでは最高ティアなので、ひとまずそれを信じることにします。(プレイできていないので基準は割愛します)

 おそらくですが☆3の優先順位はシェン=セナ>エイトロ=ケイトであると思われるので、基本的にはシェンとセナを☆3にできたらレベルを上げていき、モルガナとケインでゴースト6に伸ばします。また、6lvでリロールする関係上当然ウディアは引けないので、8lvまではジャックスを使っておきましょう。

(8)番外編:ブル4トリックショット4

 8lvでリロールせざるを得ない状況になってしまったらこの形がオススメです。5コストを目指す場合に主流となるストーリーウィーバー進行から自然につながり、構成自体のポテンシャルもそれなりに高いです。

 9lvに上がったらウディアで墨影を出します。なお、ザヤは非常に弱いので入れ替えなくても良いです。

 アイテムはAD系をカイサ、AP系をティーモに持たせます。

<基準の目安>
 ・はじめは5コスト構成を目指す予定だったが、想定より体力やお金を
  キープできなかった




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