チロル

2024年春から地方国公立理系1年生の息子と、地方自称進学校の高1娘の母です。 私は田…

チロル

2024年春から地方国公立理系1年生の息子と、地方自称進学校の高1娘の母です。 私は田舎の零細企業で働いています。

最近の記事

地方国公立大進学~壺を買う人の気持ちがわかる

深刻な悩みがあるときに、心の弱みにつけこむ商法ってありますよね。 「こんなもので何とかなるんだったら世の中みんな困ってないわ」と思ったものです。 息子が私にとって大切な存在ではありましたが、高校生になってからは悩みの種の一つでした。何かきっかけをつかんで、この低空飛行(成績も、テンションも)が上昇気流に乗ってくれれば!と藁をもすがる思いになっていました。 最初は、1週間近く学校を休んだ時にしょっちゅう「遠いから行きたくない、坂道が多いからしんどい」と言っていたので、電動ア

    • 地方国公立大進学~模試の話

      息子の高校は、進研模試が強制でした。 7月に1回、11月ごろに1回あった記憶があります。 結果はもうそのころにはどうでもよくて、とにかく無事に高校を卒業してくれますように・・という気持ちでいっぱいでした。 模試の結果で一喜一憂しないでとよく聞きますが、それは 毎日子どもが当たり前のように学校に行っているというのが大前提 我が家は有給休暇のように毎月最低1日、行事があったり校外活動があったりした日は寝込んでました。多分、学校に行って、最低限のことをこなすので精一杯だったのでし

      • 地方国公立大学進学〜1ヶ月が経ちました

        息子を置いて、自宅に戻るまでの道中は涙が枯れることなく泣きながら帰りました。翌日も、リビングの定位置に息子はいなくて、当たり前のことなのにまた涙。 1本無い歯ブラシ立て、空っぽのベッド。いつも座って勉強していた場所は、ラグがヘタって少し傷んでいました。 毎日、「ご飯食べたかな」「戸締まり忘れてないか」「朝起きれたかな」と心配は尽きず、そわそわしていました。少しずつ、連絡が来る回数が減り、いつかぱたりと途絶えたら生活が軌道に乗ったということなんだろう。 四月の終わり、GWは

        • 地方国公立大進学~少々脱線

          息子がGWに母の希望により、帰省してくれました! 当日は、どちらが夕ご飯を作り、どちらが迎えに行くか・・みたいな話をして浮かれまくりの夫婦でした。 あっという間の2.5日でしたが、久々に元気な姿も見ることができ、 涙はこぼさずに見送ることができました。 目標や志望校が明確ではない大学受験から、最後に息子が通した「国公立に浪人せずに進学する」という希望。その結果、この春から家を出て一人暮らしをすることになりました。 実は、我が家は夫が2022年1月~5月GW明けまで休職して

        地方国公立大進学~壺を買う人の気持ちがわかる

          地方国公立大進学~娘の学年主任からの電話

          娘はこの春から息子の母校であるA高校に通っています。 数か月前に卒業式が行われた同じ場所で、入学式に参加しました。 入学式が終わり、新任の校長先生が「わが校から数年ぶりに東大合格者が出ました!」とのこと。体育館に集まった保護者から「おぉ~!」とどよめきが。 東大は、ほぼ手が届くことのない、目標とすら口に出すことが憚られるような大学という認識。入学した時からぶっちぎりのトップ街道をひた走る子が京大阪大に行けるレベルなのがA高校。 それは先生の指導がとか、学校の使ってる教材云

          地方国公立大進学~娘の学年主任からの電話

          地方国公立大~高1編、あの頃はK大行けると思ってた~

          京大や阪大は無理でも、K大は頑張ればなんとかなるよねと県内自称含めて進学校に入った子や親はみんなそう思ってるんじゃないかと思う、地元のK大学。 受験が終わって思うのは、難関10大学のうちに入っているのはダテではないということです。 県内のチマチマとわかれたいくつかの学区のトップ高校から2番手、3番手までの自称進学校までに通っている皆さん、「京阪は無理でもK大ならなんとか!」と思っている皆さん、今年度の国公立大学進学実績をよーーーく見てくださいね。 そして、多分中学ではトップ

          地方国公立大~高1編、あの頃はK大行けると思ってた~

          地方国公立大学進学〜家探し、引越し〜

          最後の最後で桜が咲いた我が家。 前期日程合格組が家探しを開始するであろう初めての週末。C判定な上、最悪な精神状態で試験を受けた我が家は、合格前予約というものをしていませんでした。 思うに、1番いい条件の家は推薦組がきっと押さえてしまっているのではないかということ。もう既に前期では築年数新し目なのに家賃控えめな物件は皆無でした。 中学は自転車で5分ちょっと、高校は少し離れて自転車で25分ぐらいでした。高校受験で何処に進学するかとなったときに、地元トップ校に行ってほしかったけ

          地方国公立大学進学〜家探し、引越し〜

          地方国公立大進学~A大学後期日程~

          最終的に息子の受験は3月6日に無事国立D大学に合格して終了しました。 6日は一度不合格を食らったA大学の後期日程の試験がありました。 息子は合格発表を見てすぐに帰宅したので、1科目しか受験せず、 当然ですが不合格になりました。 が、後期日程ではイチかバチかに賭けて共通テスト利用にも2学科出願しました。 合格発表は3月16日。もう確認する必要もなかったのだけど、発表時間より2時間遅れての確認です。 なんと!合格してました。(共通テスト利用)しかも出願した2学科ともに。 A大

          地方国公立大進学~A大学後期日程~

          地方国公立大学進学〜D大学編続き〜

          息子を大学で見送り、雨の中バスに乗って1人でホテルに戻りました。 チェックアウトの時間まではのんびりしようか・・そう考えた途端、お腹が空いてきて、昨日食べられなかったお惣菜の残りのキッシュをペロリと食べてしまいました。 送り出してしまえば、もう私にできることはないと開き直って、せっかくここまで来たんだし・・と劇場版ハイキュー!!を観に行くことにしました。かねてからずっと楽しみにしていたけれど、受験生2人を抱えて、とても映画を見に行く心境にはなれず、受験が終わったら!と心に決

          地方国公立大学進学〜D大学編続き〜

          地方国公立大学進学〜D大学編〜やっと本命

          きっと18年間の短い間で、 49年間のそこそこ長い間で、親子ともにこんなに凹んだ期間はないだろうというくらいメンタルボロボロで挑んだ国公立受験前期日程。 共通テストが想像通りといえば想像通り。 もう少し取れたかもという気がしなくもないが・・何せ英語が壊滅的にできないので仕方ない。 担任の先生が勧めてくれたD大学。 最初はまったく候補にも上がっていなかった大学。 何処かには引っかかるだろうし、その何処かになれば県外に行くことは無いのだからと思っていたから。 出願まで悩みに

          地方国公立大学進学〜D大学編〜やっと本命

          地方国公立大進学~公立C大学編~

          息子の大学進学への希望は以下の通りでした ・家から通える ・都会 ・国公立 進学したD大学は、家からは通えませんでしたが、そこそこのトカイナカ感と、国公立という条件は満たしています。 特に息子が最後まで譲らなかったのが国公立であることでした。 チャンスが広がるならと公立C大学の共テあり学校推薦に出願しました。 早い段階から、学校推薦という選択肢は息子の受験から消えたのですが、 その理由は職員室が嫌い、担任の先生が嫌い、学校とかかわることが嫌いだからでした。学校推薦当たり前で

          地方国公立大進学~公立C大学編~

          地方国公立大学進学~B大学編~

          落ちるとは思ってなかったので、すべり止めは1校しか受けませんでした。 関西には理系の大学が少なすぎると思うのですが・・ 我が家から一番近い(近くない)大学、甲南大学もどちらかといえば理学部寄りという気がします。機電系の少なさ。もう少し国公立理系落ちが行きたいと思う学部用意してほしいです。きっと需要はあるはずです。 さて、すべり止めにしていたA校のほかに、関関同立の一角を成すB大学にも出願しました。B大学、秋の模試の結果からはなんとB判定。 先生も「ぜひ受けてみては」と言われ

          地方国公立大学進学~B大学編~

          地方国公立大学進学~受験本番A大学編~

          もう二度と受験生の親なんてしたくない・・振り返るとこの一言につきます。浪人の可能性が高まってきた時、息子に浪人はできそうにないと思ったと同時に、またもう一度受験生の親をすると思うと大きなため息しか出ませんでした。 最終的に、地方国公立大学に進学したのですが、少なくとも共通テストリサーチが出る1月17日頃までは息子は地元国公立大学か、もしくは私大に通うものだと親子ともに思っていました。 時期を遡って7月の三者面談の頃、きっと先生からは嫌な顔されるだろうなと思ったのですが思い

          地方国公立大学進学~受験本番A大学編~

          地方国公立大学進学にかかった費用~一人暮らし編~

          ここまでにすでに青ざめるほどお金がかかっていますが、まだ続きがあります。地方から地方へ進学するための費用。 その他の内訳ですが、 ★私からのお祝いのモニターアーム ★大学は私服の為、2組程私服を購入 ★引っ越しや家探しのための交通費 ★上記の際に使った飲食費 です。これが飛行機の距離だと、交通費や宿泊費等がかなりかかると思います。我が家はまだ比較的近いほうなので、そのあたりの費用は掛からなかったほうです。 賃貸物件の初期費用ですが、 インターネット初期費用・・・これが胡散

          地方国公立大学進学にかかった費用~一人暮らし編~

          地方国公立大学進学にかかった費用~入学編~

          極寒の冬、毎日真っ暗な日々を乗り越えて、我が家にも桜が咲きました。 この日の為に18年間コツコツとお金をためてきました。 息子が生まれた2005年頃、まだ育児休業休暇を取得して復帰する人も少なく、専業主婦やパートを選ぶ人も少なくなかったです。 細々と仕事を続け、新築の家も、大きな車も、習い事も諦めました。 ひとえに18年後の今日の為だったのです。 息子がこのことをどう思うかはわかりませんが、【私が】そうしたかったことなので悔いはありません。 前置きが長くなりましたが、今回

          地方国公立大学進学にかかった費用~入学編~

          地方国公立大学進学にかかった費用

          つい先日、息子が地方国公立大学進学の為に家を出ていきました。 地方の自称進学校から地方国公立大学進学に進学するまでの紆余曲折を備忘録的にまとめていきます。 それにしても大学受験を終えて、夫とこつこつとこの日の為にと貯めてきたお金が1か月で一気に無くなっていく様はわかっていたとしても、複雑な気持ちになりました。 まず、受験費用です。 息子は私立大学2校、公立大学を1校、国立大学を1校受験し、 公立大学は共テあり学校推薦型選抜を受験しました。 私立大学の入試方式は様々で、まる

          地方国公立大学進学にかかった費用