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逆境。

キミがもし
誰かを憎しみのあまり
「殺してやる!」
と思ったり
声に出してしまったのなら

まず落ち着こう
落ち着いてられなくても

怒りにまかせて
行動してしまったら

それは自分を
虐待してるのと
なんら変わらない

誰にもあること
他者をウザったく感じたり

貶めたいと思ったり
イジワルしてやろうとか
仲間外れにしようとか
脅してやろうとか

誰にも一瞬でもある

どんなに温厚温和で
穏やかなヒトにも

抑えられない
怒りもある
ないヒトはいない

「ないよ」
嘯く人もいる

まさしくそれも
こういう話をしてる人
翻弄しようとして
いちいち突っかかりたい
子供じみた言動だ

話したいことは
そこじゃない




ボクは呼吸困難の末
病院へ緊急搬送された

やはり入院か

そこでボクは
ブチ切れた

「死ぬ場所くらい
選択させろ!!」

「家で死にたい
病院なんかいやだ」

大暴れ
まぁ
足バタつかせた程度

大柄な看護師の男性に
両脇を抱えられ

無言で
運ばれてゆく

わんわん泣きながら
キョロキョロ

おばあちゃまが
点滴してる姿が目に入る

「ご家族は高齢者ばかりで
お疲れのようだよ?
それでも家に戻るの?」

「ばああちゃまああ!」
車イスから
転げ落ちるように
這いつくばる

「危ない!ダメですよ!」
看護師さんは
それでも穏やかに
対応して下さって
最後まで
入院するように説得
してくださった

「死にません
あなたのような騒がしい
元気な人はしなないですよ」
隣の患者さんが口を挟む


ボクは
ブルブル震えながら
抵抗する

おじいちゃまが
息をきって駆けてくる

「あ!危ないですよ!
お孫さんに気をとられて
転びますよ」

「気遣いは無用です
孫は連れ帰ります
入院して
会えないことが
わたしら家族は
ストレスです
孫はまだまだ
生きるとわたしらも
信じています
しかし
会えない間
わたしらが
寂しいのです
皆自宅におります
特別じゃない限りは
家でわたしらが
看ます」

大学卒業
決まったばかりの
叔母さま
初心者マーク付けて
車でお迎えにきた

春には東京で就職で
1人暮らしするよって

noteの使い方も
この叔母さまに習った
一緒に書いた事もある

寂しくなる


「運転変わるよ」
おじいちゃまが
声かけて
叔母さまが
ボクの隣に来た

「相変わらず
頑張って叫んでたのね?」

「ごめんなさい
もう病院が
受け入れてくれないかも」

「そうよ?迷惑かけちゃダメよ」

「ん。いつ東京へいくの?」

「3月には向こうかなぁ」

「え?そんな早く?」

「準備あるからねー」

数分して自宅に着いて
部屋で横になるように
連れていかれる

電話が鳴って
叔父さまが
先ほどのおばあちゃまの
点滴が終わったから
迎えに行くという


ボクの看病疲れで
過労だ

ガツン

カバンが頭から降ってくる
親戚の子がボクめがけて
投げてくる

「痛い」

車イスをボクから
遠ざけるように
押し倒す

「やめてよ!」

辺りにある
クッションや
棚の本を投げつけてくる

「痛い」

だんだん近づいて
ボクに羽毛布団を頭から
かぶせ馬乗りになり
踏んだり蹴ったり

「いあーーー」

叫んでも布団の中

ゴツン
酷く痛む

気が付いたら
救急隊員のひとが来てた


「パコちゃん?!
どうしたの?
大丈夫なの?
もう入院しましょう
無理だったのよ
★★ちゃんが
「ぱこちゃんが息苦しそう」って
気づいてくれたのよ」


「違うよ!」

ん?

声が出ない

驚きと焦り
汗が噴き出る

喉をバタバタと叩き
ゼスチャーする

「声でないの?」

救急隊のひとが
病院へ行きますよという

慌てて部屋の中の
書けるものをさがし
見つけ出したマジックで
腕に書いた

★★に殴られた!
それだけだ!

「え?!」

★★が逃げ出す

「待ちなさい!!」

追いかける叔父さま

ともかくどこも
異常がないか
確認しましょう

ボクはまた連れてゆかれる

★★は大好きな
おばあちゃまが過労で
倒れたのがボクのせいだから
ボクが憎いらしい

ボクのせいだ

ただ叔父さまは
それでも
★★を叱った

暴力はダメだ
絶対にダメだ
許さないよ

ひっつかまって
叔父さまにお尻を
ぶたれながら
帰ってきてた

それを横目に
救急車に乗り込む

ボクはたくさん朝学で
学ばせてもらった
だから暴力はふるわない
しかし
大切なひとに何かあったら
やっぱり★★と
同じことしたのかもしれない

そして何よりも
自分のワガママが
親族中に
迷惑をかけてるとこ
確かだ

ボクは★★にあやまった

★★は無視してたが
ボクはそれでもいい

誰にでもある

過去の朝学にて
学んだ

自分の心の中には
10種類の仏様がいて
菩薩様や仏様もいる
命の位置が日々変わるって

地獄
餓鬼
畜生
修羅
人界
天界
声聞
縁覚
菩薩

心がその時々で
上から下まで
ぐるぐる変わり
また
その1つ1つの境涯の中に
さらに仏以外の
9つ具足するって

その時は
へえ面白いなって
それだけだったけど

カッとしたりすると
このことを思い出す

本当はもっと詳しく
学んだけど
どのノートに書いたか
忘れちゃったので
探すの面倒くさい

たしか
天台教学
(『仏祖統紀』巻50)

間違ってたらごめんなさい
おもしろくて
うろ覚えなの

意味も違うのかも

いまさら
虐待もイジメも
何も怖くない

いつも向かい風

この逆境を生きる

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人を恨んだり
羨んだり
憎んだりしたところで

何も自分のためにならない

あるよ
頭にくることも
やり返したい気持ちも

やり返したら
スッとするかって?
しないよ

何も解決もしない

気を付けたいのは
自身を悪の方へと
自ら押しやるとことは
やめるんだ
自分をくい止めろ

憎い奴はいるよ
わかる
ボクも
そういうやついる

けど
そんなやつから
縁を切ろう

もう苦しまなくていいよ

逃げてるわけでもない
自分を止めてるんだ

気づこう
自分を守ろう


それじゃ
またあした必ず


いつも
ありがとう

















読了ありがとうございます 世界の片隅にいるキミに届くよう ボクの想いが次から次へと伝播していくこと願う 昨年のサポートは書籍と寄付に使用しています 心から感謝いたします たくさんのサポートありがとうございました