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#創作

📕小説(ショート)【チェンジ】 785

📕小説(ショート)【チェンジ】 785

 いつの間にかアジサイがこんなに咲いてたんだね。
毎日通っているのに気がつかなかったな。
アジサイの花言葉は確か
「移り気」「浮気」「変節」
青色なら
「冷淡」「無情」か……

 俺が変わったって思ってるんだろうな、きっと。
そう思わせた俺が悪いの?
そんなつもりはなかったんだけどな。
これってさぁ、俺が悪かったって思わなくちゃいけないことなの?
「ごめん」
とかいわなくちゃ駄目なの?
どうして謝

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【詩】価値観の変動期

【詩】価値観の変動期

本気の恋が終わった後
しばらくは一人でいた方がいい

それは価値観の変動期だから
その後の人生の方向を決める
大切な時期

寂しさから誰かと過ごしたりすると
間違った方向へ行ってしまう

©2023-2024 alice hanasaki

※ Yukitaka Sawamatsu さま
画像を使わせていただきました!
ありがとうございます。

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【詩】生きている限り

【詩】生きている限り

仕事中に受けた祖父の訃報
危篤なのかと思ったら過去形だった
指が震える
でも心は冷静だった
どうでもいい仕事だけど
キリのいいところまではやらなければ
そう思ってとりあえず仕上げた

病院に着いた頃にはもう
祖父は霊安室の
大きな冷蔵庫みたいな銀の扉の中にいて
死に顔も見せてもらえないまま
無理やりお線香をあげさせられた
何も言葉が浮かばない
当たり前だ
まだこれは現実的ではない
私は何も見ていな

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「小鳥屋さん」昭和の街角

「小鳥屋さん」昭和の街角

「僕の昭和スケッチ」画238枚目

上の絵は小学校の通学路に昔あった小鳥屋さんの記憶を描いたもの。

子供でも小遣いを数日貯めれば買えるような値段で売られている小鳥達もあり、命の安さに子どもながら驚いた記憶がある。

昭和40年代が最盛期だった小鳥ブーム。

柳ヶ瀬近くの街角にあったこの小鳥屋さんも今はもう無い。

今日はこの絵を見て頂ければ、僕はもうそれで充分。

有料マガジン感謝の想い。心の壁を越えて、noteでつながる世界。

有料マガジン感謝の想い。心の壁を越えて、noteでつながる世界。

先日公開したはじめての有料マガジン

公開した日から
心はドキドキして不安でいっぱいでした。

想像した以上に多くのかたが
手に取ってくださり

その事実にただただ驚き
そして感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にありがとうございます。

購入してくださった方々
コメントやオススメをしてくださった方々

過去記事にこっそりと
愛を込めたコメントをくださった方々

そしてサポート・メッセージを送って

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LINE絵文字新発売のお知らせ

LINE絵文字新発売のお知らせ

ばけボーイの新しいLINE絵文字

「ひやっとスイーツおばけ」の販売が開始しました!これからの暑い季節にピッタリのLINE絵文字になっています!

ぜひ、使ってみてください〜!

No.6 ひやっとスイーツおばけ▼
https://line.me/S/emoji/?id=66459083e6303938f8e549f6

作者URL▶︎https://line.me/S/shop/sticker/

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422.noteという世界⑰人に不快感を与えるコメントは失礼だ。コメントと著作権

422.noteという世界⑰人に不快感を与えるコメントは失礼だ。コメントと著作権

note雑感①人に不快感を与える紹介は失礼。どんな言葉にも著作権があります。
もちろん、Xだって、フェイスブックだってメールやライン、このnoteのコメントにも著作権があります。

最近はこのnoteのクリエイターさんたちは他のクリエイターさんたちの紹介や、「コメント」などを扱うときにかなり配慮がされていてしっかりしている、と思う反面、一部の人たちには配慮のないnoteも見かけるようになりました。

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「クリームソーダを頼めなかった15歳」

「クリームソーダを頼めなかった15歳」

「僕の昭和スケッチ」画237枚目

クリームソーダを男が喫茶店で頼むのはちょっとハードルがある。

馬鹿馬鹿しい話であり、今時こんなことを言うのも憚られるが、「男子たるものクリームソーダなんぞ頼んで良いのか」という躊躇いがある。

特に高校時代に喫茶店に行き始めた頃などは、なかなかクリームソーダは頼めなかった。何となく子供っぽく見られるような気がしたからだ。それに、そんな女子ども(失礼!)の頼むよ

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【詩】キミが私を狂わせ始める

【詩】キミが私を狂わせ始める

この続編です👇

恋をしていない私
とても心地よい
いつも自由でいられる
何にも縛られない
苦しい思いもない
悲しく思うこともない

私はひとり身を謳歌していた
なのに見る夢といえば
恋をしている夢ばかり
…なぜ
私はもう恋愛は卒業したはず
恋はもう懲り懲りなのに

実は恋をしたいの?
懐かしく思っているだけだよね
だってもう恋はしたくないから
ちょっと懐かしい思いがあるだけ
だからだよね
きっ

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[詩]あゝ、またΨ

[詩]あゝ、またΨ

おはよう、おやすみまで言えたならなんてさ
どんなに幸せだろうか
見えない未来を描こうとしてインク切れ
最後にワガママを一つ聞いて欲しい
明日もまたΨ

辛ラーメンのカプサイシンは辛辣な現実
犬に吠えられて鳥に盗まれたソフトクリーム
あゝスクロースのように甘い現実に浸りたい

瞬きは走り出す合図
眠たさを誤魔化すスパイス
泣き出しそうなアヒル

おはよう、おやすみまで言えたならなんてさ
どんなに幸せ

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カリブ海に住む猫は、note港に寄港する

カリブ海に住む猫は、note港に寄港する

――昔、私を見込んで下さった先生が家に来て、私の母に言いました。

「お母さん、琥珀君に書く事をやめさせないで下さい」

やめたことはなかったけれど、私の「書くこと」は進学や就職や仕事に伴い、いつしか途切れ途切れなものになった。
書いたり書かなかったりが当たり前になり、数年間書かないブランク期間すらあった。
本気になっても一瞬で、それはまるでマッチを一本シュッと擦っただけの拙い灯り。
あの時先生の

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