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【ギター、ベース】軽音サークル、軽音部で必要な機材の選び方

はじめに

 今年の4月から軽音サークル・軽音部に入ったという方の中には、「何を買ったらいいかわからない」と思ってる方も多いでしょう。普段とは毛並みを買えて今回は初心者、特に大学で軽音デビューする人向けに機材に選び方を紹介していきます。どれもあまり詳細には記してませんので気楽に読んでください。

大前提

 ここでは、そこそこの頻度でライブやスタジオ練習を行う人を対象にしています。宅録やDTMメインという方とは選ぶ基準が異なりますので注意してください。

ギター、ベース本体

 どうしても初心者には楽器の状態の見極めは難しいですから、初心者の場合は詳しい人を連れて行くか、良い店員を見極めることが重要になってきます。また、数万円台の場合はどうしても製品自体にコスト削減の皺寄せを感じますから、辞めないと決めているなら10万円前後を目安に選ぶのが良いと思います。絶対に挫折しないという覚悟を決めるなら20万円以上くらいを選ぶと上達が早くなります(ガチ)。

シールド

 ここでまず最初に伝えなければならないことがあります。それが、
5mを買え!ということです。3mはライブやスタジオでは短すぎます。毎年、3mのシールドでライブに臨み、短さ故に全く身動きが取れない可哀想な子が生成されていますから、前轍を踏まぬよう強調しておきます。また、プラグの形状はストレート-ストレートが無難だと思います。
 具体的にどれがよいかということですが、値段を抑えるならCANAREです。品質も安定しています。

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/23269/

 お金を出せるならProvidenceをお勧めします。単純にケーブルの取り回しが良く、耐久性、安定性にも優れています。

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/342083/

チューナー

 これもまた毎年思うのですがエレキギター、エレキベースをメインで弾くなら、クリップチューナーは要りません。まず、スタジオでは他の楽器の干渉を受けて使い物にならないですし、感度もイマイチです。加えて耐久性も低い物が多いですから値段以外ではお勧めできません。無難にペダルチューナーか、マルチエフェクターのチューナー機能を使うべきです。また、吹奏楽上がりの方ならカード型のチューナーにシールドを挿して使う事もできます。

 おすすめはいくつかありますが、キャリブレーション周波数(チューニングの際に基準となる周波数、一般には440Hz)を調節できるものなら割と何でも大丈夫です。下にいくつか挙げておきます。

練習用アンプ

 ぶっちゃけた話をすると必要ないと思います。練習用アンプを買うくらいならアンプシミュレーターの音が優れたマルチエフェクターを買うのが良いと思います。なぜなら、大抵の場合、サウンドのクオリティもバリエーションも優れてますし、なんなら作った音をライブで使うこともできます。

 できるだけ安く抑えたいのならHOTONEのAMPERO MINI、BOSSのIR-2辺りでしょうか。これらは一応ライブでも使える程度の機能性しか持たない(その分、音が良くて安い)ので、ライブでもハードに使いたいならこれらより高性能、高機能なマルチエフェクターを選んだほうが良いです。

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/329791/

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/341414/

エフェクター

 ここは考え方が十人十色なのであまり深くは言及しません。ですが1つだけ、マルチエフェクターを買うなら安物はやめとけ、とだけ伝えておきます。理由は簡単で、安物は後々にサウンドに対して不満が出たり、拡張性が乏しいせいで不要になります。最初からそれなりのグレードのものを買っておけばサークル、部活の引退どころかセカンドキャリアでも大活躍してくれます。
 BOSSならGT-1000CORE、LINE6ならHX EFFECTSやHX STOMP、HOTONEならAMPERO II STOMP辺りを選べば確実に卒業までは使えます。

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/283458/

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  Helixなどのデカいマルチエフェクターはどうしてもコンパクトエフェクターと併用するのが難しいと思うので、コンパクトエフェクターを一通り買って→デカいボードを組んでみて→運用が面倒になってから買うのが経験的にも良いと思います。

その他おすすめ機材

思いつく範囲で持ってたら便利なものを紹介します。買う必要はあまりないかもしれませんが、必要に応じて。

USBからエフェクターに電源供給できるケーブル

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/339925/

 これは便利です。1,2個しかエフェクターが無いならこれで事足りますし、モバイルバッテリーを使うことができるので色々と便利です。また、ある程度のマルチエフェクターにも電源供給できるので非常用として持っておくのも良いかもしれません。

小さめのドライバー

 移動中や演奏中の振動によってギター、ベース周りの機材のネジはよく緩みます。出先でも気づいた時に締め直せるように簡単なドライバー1本は持っておきましょう。

iPhone - イヤホンジャック変換

 スタジオでスピーカーからスマホの音を出したい時に必要になりますし、意外とスタジオに常設されてなかったり、有料レンタルになっている事が多いのでとりあえず持っておくとよいでしょう。

まとめ

  結構初心者から始めるにはかなりハードルの高い出費だと思います。よくギターやベースに関しては、2本目の20万より1本目の2万のほうが勇気が要るといいます。辞めなければ余裕で元は取れるので、覚悟を決めて楽しい軽音生活に踏み込んでくれればと思います。
 最後まで読んでいただきありがとうございました。


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