ハードロックの伝説: Deep Purpleと彼らの時代を超えたコンピレーション
Deep Purple / When We Rock, We Rock, and When We Roll, We Roll - アルバム解説
Deep Purpleは、1968年に結成された英国ロック界の伝説的バンドです。彼らの音楽スタイルは、ハードロックからヘヴィメタルまで幅広く、また、バンドの歴史は様々なメンバーチェンジを経ていて、その音楽性も進化し続けています。
とはいうものの、パープルのアルバムが全て良いか、また、マシンヘッドやバーンなどといったキラー・アルバムに収録された曲が全曲、捨て曲なしで素晴らしいかというと、（ごくごく個人的に私にとってはということですが）そうではないんですよ。今になってみると、バーンは聞くけど他の曲は聞かないとか、マシンヘッドとインロックに至っては、ライブ・イン・ジャパンで良くない？と思ってしまいます。
そうした中で、1978年にリリースされたこのコンピレーションアルバムは、1968年から1974年までのDeep Purpleの人気曲を集めたものです。バンドが最初に解散した後の1978年に、Dennis C. Nicklosによって編集されたアルバムには、全盛期のパープルのいい部分だけを見事に切り取られています。
暴言を吐けば、このコンピ盤とライヴ・イン・ジャパンを持ってれば、他のはいらないんじゃないかと思えるくらいに、素晴らしいピック・アップです。
ディープ・パープルの詳細なデータはwikiを見てくださいね！
アルバムは、パープルの第１期〜第３期までの代表曲が収録されています。しかも、Smoke on the WaterとHighway Starは、マシンヘッドではなくライヴ・イン・ジャパンのトラックだというところが、よく分かった選曲ですね。バンドのテンションもソロも、この２曲に関してはライヴの方が圧倒的にいいですからね。
こんなわけで、"When We Rock, We Rock, and When We Roll, We Roll"は、Deep Purpleの伝説的なキャリアの一部を垣間見ることができるというだけではなく、むしろ、これが全てだといってもいいくらい凝縮されたコンピレーションアルバムです。ハードロックの黎明期から最盛期までを築いた彼らの楽曲は今でも多くの人々に愛されています。まだパープルを聞いたことがない人たちには、まず、このアルバムを薦めます！
パープルのいい部分しか入っていませんから！このアルバムを切っ掛けにDeep Purpleの世界に足を踏み入れてみるのがおすすめです。
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