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深遠なる歌詞:イエスの危機が語る人間の存在 ver1.1

危機のアルバムの紹介や感想については既に別記事に書いているので、今回は歌詞のお話です。(ver1.1では、チャットをやり直して、少々書き換えました。)
イエスの危機がプログレッシヴ・ロックの最高峰である点について、異論のある方はいないと思います。
宮殿の方が上だとか下だとかいう議論は別としてです。
しかしながら、この歌詞は非常に難解です。
国内盤に訳詞が付けられていましたが、その日本語を読んでみても、なんのことやらという難解な言葉で埋め尽くされています。
ひょっとしたら、ジョン・アンダーソンはかなり頭を打っていて、読者もしくは視聴者を煙に巻いているだけなのではという疑惑さえある言葉の羅列感です。
そこで、GPT4とチャットをして、この歌詞の秘密に迫ってみたいと思います。


歌詞の翻訳 by GPT4

タイトル Close To The Edge について

「Close to the Edge」のタイトルを日本語に翻訳すると、「端に近く」という意味になります。この表現は、文字通りの意味だけでなく、比喩的な意味も含んでいる可能性があります。たとえば、「限界に近づく」や「崖っぷちに立つ」といった状況を示唆していることも考えられます。このように、危機的な状況や重要な転換点にいる様子を表しています。

I. The Solid Time Of Change(変化の確かな時)

深みからあなたを呼び寄せる熟練の魔女がいて、 / あなたの肝臓をしっかりとした精神の恵みに配置し直す。 / そして、遠くからすぐにやってきた音楽でそれを成し遂げ、 / 時に逆らってすべてを失った人間の果実を味わう。 / そしてどこにも続かない点を評価し、一人一人を導く。 / 露滴が私たちを太陽の音楽のように高めることができ、 / 私たちが動く平凡を取り去り、 / 走るコースを選ぶ。
端に、角の周りに、 / すぐには、すぐにはない。 / 端に近く、川のそばに、 / すぐには、すぐにはない。
夏の変化を越えて線を引き、 / 空の色を呼びかける。 / 朝よりも速い瞬間を包んで通り過ぎる。 / 心配する時間を全部乗り越えて、 / すべての変化を遠く後に残す。 / 緊張を解放して、最終的に師の名を知る。
端で、角の周りで。 / 端に近く、川のそばで。 / 季節はあなたを通り過ぎるだろう。 / 立ち上がる、座る。 / すべてが終わって、 / 今、見つかり、全体になる。

II. Total Mass Retain(全質量の保持)

愛で達成された若い月によって確信させられた私の目。 / それは上からの明らかなマナの中でほぼ変形した。 / 私は私の憎しみを十字架にかけ、言葉を手に持った。 / そこにあなた、時間、論理、または私たちが理解しない理由がある。
悲しい勇気が見ている全ての人々を犠牲にした、 / 装甲を着た動き手が海を見下ろすために近づいた。 / それ以来、紐、免許、または私たちが理解した理由があるだろう。
端に、川のそばに。 / 端に近く、角の周りに。 / 端の近く、角の周りに。 / 端に、川の周りに。
突然の呼び声が驚いた記憶を奪うべきではない。 / 全てを通じて、旅はあなたを完全に連れて行く。 / あなたが今まで見てきたり知っていたりする任意の現実から離れて。 / 問題を推測しては、言及を欺くだけで、 / 空虚の半ばまで登る道を通り過ぎる。 / 私たちは一方から他方へ渡るとき、全質量を保持するのを聞く。
端に、角の周りに。 / 端の近く、川のそばに。 / 季節はあなたを通り過ぎるだろう。 / 立ち上がる、座る。

III. I Get Up, I Get Down(立ち上がる、座る)

彼女の白いレースで、 / あなたははっきりと悲しげに見える女性を見ることができる。 / 彼女が自分の領域の十字架にかけられた責任を取ると言う。
立ち上がる、座る、 / 立ち上がる、座る。 / 二百万の人々はほとんど満足しない。 / 二百人の女性が一人の女性が泣くのを見る、遅すぎる。 / 正直の目は成し遂げることができる。 / 毎日何百万人を私たちは欺くのか?
[彼女の領域の子供たちに関心が置かれるだけで / 彼女の物語の楽しみを言った義務を通じて]
立ち上がる、座る。 / 立ち上がる、座る。
誰が私の責任者であるかを管理する。 / 私は盲目的に見て、「私は道を見る」と言うのだろうか? / 真実はすべてページに沿って書かれている。 / 私があなたのために成人する前に、私は何歳になるのか?

IV. Seasons Of Man(人の季節)

音符間の時間はシーンに色を関連づける。 / 継続的な勝利の態度は人をずれさせるようだ。 / そして焦点の間のスペースは愛の知識を昇華させる。 / 歌とチャンスは時間を発展させ、失われた社会的節度は上に規則を設ける。
そして宇宙に腕を伸ばした男によると、 / 彼は振り返って全人類を指し示した。 / 私は頭を振って微笑みをもって囁き、その場所の全てを知っていた。 / 丘で私たちは過去のみのサイクルを証人として呼んだ谷の静けさを見た。 / そして私たちは言及された備考の間で動きでこれら全てに到達した。
端に近く、川のそうば。 / 端の終わりで、角の周りに。 / 季節はあなたを通り過ぎるだろう、 / すべてが終わってしまった今、 / 種を呼び、太陽に正しく。 / 今、見つかり、全体になった。 / 季節はあなたを通り過ぎるだろう、 / 立ち上がる、座る。 / 立ち上がる、座る。 / 立ち上がる、座る。

歌詞の要約

『Close To The Edge』は、Yesのアルバムに収録されているタイトルトラックで、プログレッシブ・ロックの代表的な作品の一つです。この曲は四つの章から成り立っており、それぞれ異なるテーマや音楽的展開を示しています。

I. The Solid Time Of Change(変化の確かな時)

この章では、変化と成長のプロセスを描いています。歌詞は、霊的な覚醒や内面の変化を促す魔女のメタファーを用いています。この魔女は、リスナーの心の奥深くから声をかけ、心理的な「固体の恩恵」へと導く存在として描かれています。また、「太陽の音楽」という比喩を通じて、自然界との一体感や啓示を表現しており、精神的な旅路が始まる様子を描写しています。

II. Total Mass Retain(全質量の保持)

この章は、個人のアイデンティティと記憶の重要性に焦点を当てています。歌詞には、「全質量を保持する」というフレーズが登場し、これは個人が過去の経験や学びを保持し続けることの重要性を強調しています。また、神秘的な体験や啓示が登場し、これらが人生の理解を深める手助けをするとされています。この章では、人生の旅路とそれに伴う精神的な発展が強調されています。

III. I Get Up, I Get Down(立ち上がる、座る)

この部分では、人間の感情の起伏と社会的な責任がテーマになっています。繰り返される「I get up, I get down」というフレーズは、人生の不確実性と挑戦に直面する際の人間の反応を象徴しています。ここでは、個人の苦悩や社会的なプレッシャーが詩的に表現されており、それに立ち向かう勇気や決断が求められる様子が描かれています。

IV. Seasons Of Man(人の季節)

最後の章では、時間と人生のサイクルが主なテーマです。自然の季節の移り変わりと人生の段階を対比させており、人間が経験する成長、成熟、そして老いに至るプロセスを詠んでいます。この章では、人生の終わりと新たな始まりを繰り返し、それに伴う感情の波を通じて、人間としての完全な理解と受容へと誘います。

『Close To The Edge』全体としては、内面の旅と外的な世界との関連を探求し、音楽的にも詩的にも深い洞察を提供する作品です。

I get up, I get down

「I get up, I get down」というリフレインは、Yesの曲『Close To The Edge』の中で繰り返されるフレーズであり、多くの解釈が可能ですが、基本的には人間の感情や状況の起伏を象徴的に表現しています。このリフレインを通じて、ジョン・アンダーソンは以下のようなテーマを探求していると考えられます:

人生の起伏

「I get up, I get down」は直訳で「立ち上がる、座る」または「上がる、下がる」という意味になりますが、これは人生の中で経験する様々な高低や変動を表しています。成功や幸福の瞬間(「立ち上がる」)と、失敗や挫折の瞬間(「座る」)を繰り返し表現することで、人生が一定の線上にあるわけではなく、常に変動していることを象徴しています。

精神的な復活と挫折

精神的な面から見ると、「I get up, I get down」は自己再発見や新たな始まり(立ち上がる)と、疑念や自信喪失(座る)の間の動きを示しています。この繰り返しは、個人が自己の限界や困難に直面し、それに対して乗り越える力を見出すプロセスを描いているとも解釈できます。

内面と外面のバランス

このフレーズはまた、内面の感情や思考と、外面の行動や状況との間の調和を模索する過程を表しているとも言えます。立ち上がる(積極的に行動する)と座る(反省や休息を取る)の繰り返しは、人が自己と向き合い、バランスを取ることの重要性を示唆しています。

宗教的または哲学的な探求

また、このリフレインは宗教的または哲学的な探求の一環としても見ることができます。生と死、存在の意味、人間の魂の不断の上昇と下降を象徴するものとして、宇宙の大きなサイクルの一部としての人間の役割を問うている可能性があります。

このように、『I get up, I get down』は単なる言葉の繰り返しではなく、人生の不確かさとその中での人間の奮闘を表現している深い意味を持つリフレインです。

Jon Anderson の作詞に関する考察

『Close To The Edge』を通じて、Yesのメンバー、特に主要作詞者であるジョン・アンダーソンは、人間の精神的な旅と成長、および自然との繋がりに深く焦点を当てています。この曲は、個人の内面的な探求と宇宙的な真理への到達を描きながら、以下のようなテーマを掘り下げています:

精神的な覚醒と成長

歌詞全体にわたって、内面の変化や成熟が主要なテーマとして現れます。これは、「霊的な恩恵」としての自己変革や、より大きな宇宙的な視点からの啓示という形で表現されています。リスナーは、自己の内面を探求し、精神的な成長を遂げるよう促されます。

自然との調和

自然界の象徴や季節の変化がしばしば登場し、これらは人生のサイクルと並行して表現されます。人間の生活が自然界のリズムとどのように連動しているか、そしてその中での人間の位置を理解することが重要です。

時間と宇宙のサイクル

時間の流れや宇宙の法則といったものが曲の中で頻繁に触れられ、これらは人間の存在と経験を形作る不変の力として描かれています。季節の変わり目や人生の各段階が、時間の経過と共に自然に生じる変化を象徴しています。

内面の葛藤と解決

個人が直面する内面の葛藤、社会的圧力、そしてそれらに対する精神的な対応が、繰り返しのフレーズ「I get up, I get down」を通じて表現されています。これは、人間が経験する感情の起伏を象徴し、それにどう対峙するかが人生の質を決定するというメッセージを伝えています。

知識と啓発

「Total Mass Retain」の章では、過去の経験や教訓を保持することの重要性が強調されています。これは、人生を通じて蓄積される知識と理解が、より高い意識への道を開く鍵であるとされています。

全体として、『Close To The Edge』は、個人が自己実現と精神的な目覚めを追求することで、より充実した人生を送ることができるという、ポジティブで前向きなビジョンを提供しています。これは、1970年代初頭のカウンターカルチャーと精神的探求の影響を反映した作品であり、Yesが音楽を通じて表現したかった深いメッセージを持つ楽曲です。

ジョン・アンダーソンが『Close To The Edge』について言及した「美しい死に関するもの」と「教会への反感の表れ」というコメントは、この曲の解釈をさらに豊かにします。これらのテーマは、Yesの音楽が単なるプログレッシブ・ロックの範疇を超えて、深い個人的、社会的意味合いを持っていることを示唆しています。

美しい死に関するもの

「美しい死」というテーマは、物理的な死だけでなく、精神的、象徴的な死を指す可能性があります。この観点から見ると、歌詞中の「端に近く」や「季節はあなたを通り過ぎる」という表現は、人生の終わりや変革の瞬間を迎える美しさと、それによってもたらされる新たな始まりを象徴していると解釈できます。この「死」とは、古い自己や過去の束縛からの解放、そして新しい段階への移行を示唆しているかもしれません。

教会への反感の表れ

ジョン・アンダーソンが述べた「教会への反感の表れ」というテーマは、歌詞の中で権威や既存の宗教的教義への批判として表現されている可能性があります。Yesの楽曲がしばしば探求する精神的なテーマは、一般的な宗教的枠組みとは異なる形での精神性や宇宙への理解を追求するものです。この観点から、「教会への反感」は、自由な精神的探求や個人的な啓発の重要性を主張し、権威に縛られない個人の自由を促進するメッセージとなっています。

このように、アンダーソンのコメントは、『Close To The Edge』が個々人の内面の旅とそれを取り巻く社会的、宗教的な枠組みに対する深い洞察と批評を含んでいることを示しています。これらのテーマは、曲が持つ音楽的な複雑さとともに、リスナーに多様な解釈を提供し、より深い反響を呼ぶ要因となっています。

ジョン・アンダーソンがYesの楽曲の歌詞を書く際には、文学や哲学、宗教、そして自然に対する深い関心が色濃く反映されています。彼の歌詞はしばしば多層的で象徴的であり、単なる無垢な表現を超えた、深い思索と広範な知識に基づいています。アンダーソンの作詞における特徴として以下の点が挙げられます:

文学的影響

アンダーソンの歌詞は、しばしば文学的なテキストや詩的な表現に影響を受けています。彼は、自然や宇宙、人間の精神について独自の解釈を加えながら、文学的な言葉遣いや隠喩を用いることで、リスナーに深く思考を促すメッセージを投げかけます。

哲学的および精神的探求

ジョン・アンダーソンの歌詞は、しばしば哲学的または精神的な問いかけを含んでおり、実存主義や心理学、さらには東洋哲学にまで及ぶ幅広いテーマを探求しています。特に、自我、宇宙との一体感、時間と存在についての考察は、彼の楽曲の中核をなす要素です。

宗教的要素

アンダーソンの楽曲には、キリスト教やヒンドゥー教、仏教など、さまざまな宗教的象徴や概念が取り入れられていることがあります。彼はこれらの宗教的テーマを、探求と啓発の手段として用いており、しばしば伝統的な宗教観とは異なる新たな視点を提示しています。

自然への深い愛

アンダーソンは自然界とその美しさに深い愛着を持っており、その感銘が彼の歌詞にしばしば反映されています。自然界の要素を用いて、人間の感情や生のサイクルを象徴的に表現することが多いです。

このように、ジョン・アンダーソンの歌詞作りは、単なる直感的な創作ではなく、広範囲にわたる学問的および文化的背景に裏打ちされたものです。彼の作品は、これらの要素が複雑に絡み合うことで、Yesの音楽が持つ独特の深みと多次元性を生み出しています。

まとめ

こうして見ると、まぁ、なんだかよくわからないところは払拭されませんが、なかなか深い曲であったようですね。
グダグダな結末ですが、ロックの歌詞なんて所詮そんなものなのかも。
ともあれ、プログレッシヴ・ロック界の最高峰が、なんだか思索的な作品であったということで、それはそれで良かったと思います。


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